今日のおたけび または つぶやき

2011年04月29日(金)  ロイヤルウェディング鑑賞



NHK-BSで生中継しているのを、なんとなく見始めたら最後まで見てしまいまして。

いやー、面白かった。

こういう時に凝縮されてその凄さを発揮するのですよね。文化とか歴史って。



ウェストミンスター寺院はその他の有名な寺院や教会と同じく、

そびえ立つ姿は外から見ても凄まじい威圧感があり、ヨーロッパにおけるキリスト教の圧倒的な権威を

如実に表すものですが、内部の装飾の凄さはそれ以上ですね。



もう何十年も前に一度だけ立ち寄ったことがありますが、内部の装飾の凄さがちょっとコワかったもの。

この寺院だけじゃないけど、壁も天井もびっしりと彫刻や絵画で埋め尽くし、いたるところに彫像があり、

金色に輝く装飾品をこれでもかと並べ、窓もすべてステンドグラスで色の洪水で、

かと思えばあっちにもこっちにも、立っている足の下にも、聖人のお墓があったりするし。



キリスト教の権威、教会の長である王室の権威は、これほどの装飾をもってしても

表現し足りないということなのかもしれないけど、ともかくこれが英国国教会がしっかり守り

受け継いできた歴史と伝統なので、ちょっとコワくはあっても大変興味深く拝見しましてよ。



結婚式では、歌や楽器の演奏がとても多く、最高のコンサートを聴いているようでした。

聖歌隊のボーイソプラノは素晴らしかったー。天使の歌声とはまさにこのことだ。

白いローブをまとった聖歌隊はウエストミンスター寺院付きなのでしょうか。

その聖歌隊と一緒に歌っていた、衣装の違う少年達はどこの所属なのだろう。

白人の少年たちの可愛さは本当にズルいと思います!




関係者すべての正装もそれぞれとても個性的で華やかな色合いで、目を奪われてばかり。

聖職者の荘厳な正装はもちろん、王室をはじめ軍関係者の軍服もすごく明るい色合いでカッコよかったー。



なんたって新郎のウィリアム王子の真紅の軍服ですよ。

日本人の感覚では真紅の衣装の新郎ってそれは芸人さんですか(失礼)みたいに思ってしまうけど。

最初にこの姿で登場なさったとき、式までには別の色に着替えるのかと思ったさ。

でも、見慣れれば大変にお似合い。長身で足も長いしね。



85歳のエリザベス女王もとてもお元気そうでしたが、

90歳のエジンバラ公も、とてもそんなお年とは思えないほどカッコいい軍服姿で、

姿勢も足取りも実にしっかりなさっていたことにビックリ。



制服を正装にできる職業っていいなー。たいていの制服はきちっと着こなせば絶対カッコいいのだ。




そして人間のみならず、近衛騎兵隊が操る馬たちの美しさといったら!

馬車を引く白馬。随行する黒い馬たち。

英国王室には、あんなつやつやと濡れたように美しい黒い毛並みの馬たちが、あんなにいるのですね!

その馬たちが行く寺院からバッキンガム宮殿までの、ロンドンの街並みも美しい。

馬車の御者の制服も、赤やゴールドの縞模様で、とにかくどの制服も華やか。




ケイト妃のウェディングドレスは、すっきりとしたシルエットと純白のレース生地で、

シンプルでしたが、小ぶりの上品なティアラとも良く合っていて本当にキレイでした。

むしろ、まわりがあれだけ色の洪水だったので、シンプルな美しさがかえって魅力的でしたことよ。




和んだー。

目にも耳にも、実に上質な文化を堪能したひとときでした。





2011年04月27日(水)  ハリポタブームがさらに加速



以前、「ハリー・ポッター」シリーズにどっぷりハマって読んでいるとご報告したのがいつでしたかしらん。

実は、小説ではあれからハリポタしか読んでおらんのです。

7巻全部を読み終え、面白くてまた読み返し、を繰り返しているうちに、

各巻ともたぶん3回ずつ以上は読み、さらにそれが継続中。


そうなると今度は、これはオリジナルの英国版ではどういう言い回しになっているのかしらん?

と、さらに興味が湧きましてね。

魔法生物や道具の名前、おいしそうなご馳走やふざけたお菓子の名前、呪文のとなえ方、

ハリー、ロン、ハーマイオニーの、皮肉もたっぷりだけどおしゃれな会話などなど、

原語がわかったらもっと楽しいぞー、ということで、にゃまぞんさんにまとめて注文。



Harry Potter and the Philosopher's Stone 『ハリー・ポッターと賢者の石』

Harry Potter and the Chamber of Secrets 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

Harry Potter and the Goblet of Fire  『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

Harry Potter and the Order of the Phoenix 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

Harry Potter and the Half-Blood Prince 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

Harry Potter and the Deathly Hallows 『ハリー・ポッターと死の秘宝』



この表紙がちょっとステキでしょ。

いかにも外国の漫画風なハリーが描かれているのとか、白地にシンプルなイラストだけとかもあったのだけど、

このadult editionの表紙がとてもカッコよくて、ハリポタの世界観にもぴったりだったので、

揃うまでちょっとお時間はかかりましたが、ようやく入手。


早速第一巻にとりかかり、ダンブルドア先生が好きなマグルの食べ物「レモン・キャンデー」は

「シャーベット・レモン」って言うのねー、パフェの類は「ニッカボッカ・グローリー」って言うのねー、

などと楽しんでおります。(食べ物だけかい)





2011年04月25日(月)  「JIN」第二話/「ヤングブラック・ジャック」



「JIN」第二話

今回、仁先生が治療する有名人は皇女和宮。重要人物が続きますな。

和宮を利用して仁先生を排除しようとする医学館と、仁先生のせいにして和宮を排除しようとする大奥。

それにまんまと嵌められて仁先生も咲ちゃんも投獄なんてことに。


仁先生の鮮やかな治療の様子(今回は奥医師への指示だけだったけど)がいつも最大の見せ場とは言え、

咲ちゃんの、ひたすらまっすぐで健気な仁先生への想いが、仁先生の技術に匹敵するくらい、

このお話の魅力になっています。



健気で献身的で、だけどそれらすべては咲ちゃんの意思による行動だから、

もちろん弱者ぶったり被害者ぶったりもしない。本当に強くて潔くてステキな人です咲ちゃんは。

どんな窮状にあっても笑顔は可愛いし態度も清々しい。



そんな咲ちゃんの無償の愛の真骨頂が、牢で命の危険にさらされている仁先生を思い、必死に祈る姿。


「出来ることならここにいてほしい。もしやこんな私を哀れと思い、この願いをお聞き届け下さったのでは、

とも思いました。なれば、どうかもう一度だけ哀れと思うて願いをお聞き届け下さい。

今すぐに先生を未来にお戻し下さいませ。どうか先生をお助け下さいませ。」


仁先生が大好きだけど、先生の命が助かるならもう永久に会えなくてもかまわない、という覚悟の祈り。

咲ちゃんは本当に無償の愛の人だな。どんだけいい子なんだーー!!



咲ちゃんなくして仁先生の活躍はあり得ないのだが、まー、女心には本当に鈍感だし、

お金のこともあんまり得意じゃないし、要するに医術ばかでいらっしゃるので、

仁先生が咲ちゃんの日々の努力や想いに全く気づかず、あっけらかーんといらんおしゃべりしてしまう様子が、

咲ちゃん目線ではなんともせつなく、でもそんな男の単純さというかアホかわいさもどうにも憎めなかったり。




それにしても。




脱がされた仁先生ったら大変イイお身体していらっしゃいましたー。(仁先生最大の危機になんてことを。)

どう観ても医者さんとしてああいう日常を送られている人のお身体ではないように思いますが。(だからなんだ。)




そんなヘンタイ目線はさておき、今回は、

故郷はあってももう戻ることはできない和宮、自分の故郷そのものを知らない野風、

故郷から時空を超えて引き離された仁先生がそんな彼女らに共感し力を貸したいと思う姿に、

「帰る場所がない」「帰りたい場所があるのに帰れない」哀しさに強く想いをはせた回でした。


今、とりあえず生きていられる場所はあっても、ことあるごとにそう感じざるを得ない状況というのは

どんなに心細いことでありましょう。帰れる場所というのはもちろん、会いたい人、待っていてくれる人、

がいる場所ということでもあるしね。




それはともかく。

予告を見た限りでは次回の展開がまったくわかりませぬ。

いつも仁先生を助けてくれていた咲ちゃんはどうなるのか! 

いち早く動いた野風姐さんが何をしてくれるのか!

今回は出番がちょっとだった龍馬さんも気になる!



ということで、本当に内容が濃くて面白くて、50分がいつもあっという間なのでした。 




「ヤングブラック・ジャック」

キレイなお顔立ちの岡田将生くんがブラック・ジャック、しかも生い立ちがメインというので

楽しみに拝見。


医療モノで色々見慣れているせいか「その手術には、血液を心臓の代わりに循環させておくあの機械が

絶対に必要だろー!?」(←「医龍」仕込みの知識)などと、いらんツッコミもしてしまいつつも、

ブラックジャックの本名や生い立ち、ライバル出現の理由、ああいうお顔や髪になったわけ、などがわかり、

大変面白かったです。でもブラックジャックより仲里依紗ちゃん観てる時間がほとんどだった気がするが。



ブラックジャックが「情熱で人は救えない。 技術がすべてだ」 「空回りする情熱は凶器でしかない」と、

言い切るのが大変カッコよかった。

高度な技術を習得するには、それを成し遂げようとする情熱があったからだとは思いますが、

人の心や身体を救うのはもちろん、感動や喜びを与えたりすることだって、

すべて「卓越した技術」あってのことだと確かに思いますもん。


お医者さんにかかるなら、技術の確かなお医者さんにかかりたい。

舞台を観に行くなら、ちゃんと楽しませ感動させてくれる技術をもった役者さんのいる舞台を観たい。

どんな分野だって、技術の優れたものを選びたいよね。



このまま連続ドラマになってくれてもよかったなー、と、ちょっと思ったドラマでした。





2011年04月23日(土)  滝沢歌舞伎2011



20日(水)に拝見したのですが、その翌日から急にお腹の風邪にやられ、

吐き気と頭痛で全く動けず、水を飲んでも吐きそうだったのでほぼ何も口にせず、

でも体重はさほど落ちもせず(無念)、今日あたりからぼちぼち固形物(うどんとか)を食べて

めきめき回復しつつあるわたくしです。


真冬のような寒さの中、うっかり薄着でウォーキングしてちょー冷え冷えになってしまったり、

かと思えばぽかぽか陽気に大汗かいてみたりと、気温変化にうまくついて行けてなかったようです。



いやー、元気って大切。

具合が悪いときに大きめの余震とか来ると、もう何も太刀打ちできない気分になってしまいますから。

元気があれば何でもできる! は、本当ですな。




さて、今年も拝見しましたよ。「滝沢歌舞伎2011」。

「歌舞伎」だけあって、当然ですが舞台上は男ばかり。

滝座長に舞台で鍛えられてきた皆さんは、踊りはもちろん動きの一つ一つからセリフのひと言にいたるまで

清々しい緊張感と力強さがみなぎっています。圧倒的に体育会系な歌舞伎です。




滝沢さんは、「この子の持ち味をどう生かすか」ということをひとりひとりについて

とてもよく見極めて配役してくれる演出家であるだけでなく、

本番の舞台の上では誰より一番危険も多く体力も消耗する激務にありながら、

きっちり全員を引っ張ってゆく座長。

滝沢演舞場の頃からずっと拝見していますが、その姿は何度見ても本当に頼もしいです。



ちったいお子ちゃまJrから、滝沢さんとはもう何年も一緒の舞台に立っているキスマイや

4U(MADがいつの間にか改名してましたよ。4人ともゆーちゃんだから納得だけど。)まで

あれだけ多くの出演者全員にちゃんと見所があるし。笑いどころもあるしね。



一幕では、滝沢さんによる十役早変わりがとても面白かった。

歴史上の有名な人物に次々と変わってゆくのだけど、今、牛若だったのに次の瞬間には目の前にいた

弁慶になっていたり、が、十人分素晴らしい速さで続いてゆき、

そのひとりひとりがちゃんと麗しくてね。ドタバタ感もないし。



二幕の将門は、殺陣がものすごく多くて、もちろんヤラさん(久しぶりだー!)との空中4D殺陣も

去年に引き続き披露。いつもながら、後半になってもあれほど体力や集中力を必要とする

危険な演目を大迫力で見せてくれる心意気が素敵です。



「SHOCK」に続き、4Uの皆さんの活躍も拝見できてうれしいこと。

福ちゃんとタツミの狂言回しはやっぱり面白いし、松崎くんはひとりでも面白いし、こっしーも

落ち着いたお芝居を見せてくれるし。


将門の影武者として大活躍の捨十役は、今年はキスマイの二階堂くん。(見てるときは誰かわからず、後でパンフで確認。)

去年、ABCの河合くんが演じた捨十も最高に当たり役でしたが、今回もお見事でした。



そしてやはり、日生劇場は舞台が近くに感じられて本当にステキな劇場です。





2011年04月18日(月)  「JIN ー仁ー」



待ってたよー。待ち焦がれていたよー。

最初のシーン、最初のひと言から集中しまくりですよー。

たまたまなのでしょうが、ナレーションやセリフ、シーンの多くが今の日本の状況に

ものすごく重なります。見た目の状況も、人々の抱える気持ちなども。



 僕たちはあたりまえだと思っている


 思いたてば地球の裏側に行けることを

 いつでも想いを伝えることができることを

 平凡だが満ち足りた日々が続くであろうことを

 昼も夜も忘れてしまったような世界を


 けれど それはすべて与えられたものだ


 誰もが歴史の中で戦い もがき苦しみ

 命を落とし 生き抜き 勝ち取ってきた結晶だ


 だから僕たちは さらなる光を与えなくてはならない

 僕たちのこの手で




最初から、JINのすべてを語りつくすかのようなナレーション。仁先生のステキな声でね。



あれから2年後ですか。

変わらずに活気あふれる市井、でも大きく変わろうとしている江戸という時代。



仁先生も2年前と変わらず「自分は何のためにこの時代に送られたのだろう」、

「自分がその命を助けることで歴史を変えてしまってよいのか」と、自問自答を続けながらも、

医者として必死に日々を送っておられます。

医術以外では不器用で間が悪かったり、刀に対して全く非力だったり、な、仁先生らしい

ちょっと弱っちいところもあるらぶりーさもステキ。




咲ちゃんや山田先生はじめ、仁友堂の皆さんもめきめきと腕を上げ成長されているのがわかります。

前回も龍馬さんや勝先生、緒方洪庵、長州の久坂玄瑞、など多くの歴史上の有名人が登場しつつも、

エピソードの中心はほぼ江戸のふつうの人々でしたが、

今回の初回を観た限りでは、今後は歴史的な大事件や重要人物の生死の方に多く関わってゆきそうですね。




重要人物なだけに「この命に関わることで未来の歴史を変えてしまってよいのか」と、

迷い悩むことばかりになるわけですが、もはやそんな迷いを最初にバッサリ断ち切ってくれたのが

仁とは反対に未来に行って戻ってきた佐久間象山との出会い。



「私ごときが歴史にかかわってしまうなんて」といつまでも逡巡する仁に、

「それこそが神の意思だとは思わんのか。歴史を変えるために自分が送り込まれたのだとは。

おまえは歴史を変えてしまうことを恐れている。裏を返せばそれは、

自分が歴史を変えてしまえるかもしれない、と思っているからだろう。相当な自信家だ。

つべこべ言わずに救え。もしオマエのやったことが意に沿わぬことであったら、

神は容赦なくおまえのやったことを取り消す。神はそれほど甘くはない。ならば救え! 

その心のままに。救え!」



仁と同じようなタイムトラベルをしてしまった人がもうひとり登場、となると、さらにSF度が増しますね。

でも、それくらい大胆なことでもないと、仁の迷いやこだわりは断ち切れないということでもあり。

仁にとっては歴史として尊重しなければならないものでも、今の江戸の人にとっては全く未知の未来。

未来を良くしようとする努力を、遠慮しなくてはならない理由なんてないのだから。



「再び京の町に出ると、世界は変わっていた。世界は変わっていたんだ。」

燃えさかる町、逃げ惑う人々、傷ついて倒れた人々。

このシーンのあたりから、被災地や被災者の方々を思いおこさずにはいられません。


傷ついて運び込まれた者としては同じでも、火を放ってしまった長州藩士への風当たりの強さには、

原発関係者の姿がよぎったりもする。



命を差別する者にはなりたくない仁先生は、誰に対しても最善を尽しているのに、

万遍なく救うなんてことはできない。

西郷の手術をしている最中に、その西郷を斬りに刺客が来る。その刺客が返り討ちにあって切り捨てられる。

命を救おうとする端から失われてゆく命。どの命も差別はしていないのにそれが現実。

急ごしらえの診療所に戻ってみれば大やけどの少女はすでに亡くなり、長州藩士の姿も消えていた。

こちらで使うはずだったペニシリンも西郷に使ってしまってもう無い。



「それから数日間、俺は患者を見送り続けた。俺は無力だった。神の定めた歴史の前に。

俺は何のために来たのだろう。何をするためにここへ。この時代へ。」



江戸の町にタイムスリップしなくても、今この時にそれを感じている人はいっぱいいるのですよね。



「死んでいった者らに報いる方法は一つしかないと思わんかえ。

もいっぺん生まれてきたい。そう思える国にすることじゃき。そう思わんかい。」


龍馬さーん!

豪快で人懐っこい内野龍馬さんとも、久々にお目にかかれてうれしいわー。

福山龍馬さんも大好きでしたが、仁先生と一緒にいてぴったりなのはやはり内野龍馬さんですね。



そして最後にきいちがちょーGJでした。

もう生きていても仕方がない、と嘆く栄に、


「おいらもそうでした。おっかさんが死んだとき、おいらもコロリから助からなきゃよかった、って思いました。

 だけどおいら、あれからいいこと、いっぱいありました。変わったことだっていっぱいあります。

 ペニシリンができて今度は脚気に効くお菓子ができて、南方先生が来て江戸はすごく変わりました。

 だからこれからもきっと変わります。奥方さまが笑える日はきっと来ます。でも死んだらダメなんです。

 生きてなきゃ笑えないんです。」


子役なんて2年も経てば別人のようにデカくなって変わってしまうのに、きいちあんまり変わってないわー、

と思っていたのですが、中身は立派に成長していたよ。いやマジすまんかったきいち。




そしてそんなきいちに救われた栄さまの本領発揮。


「負けは許しませんよ、咲。オマエは戦のような人生を歩むのでしょう。でも選んだのはおまえです。

ならば勝ちなさい。同じような道を歩む世の女子たちのためにも、道を開きなさい。

くじけることは許しませんよ。楽しみにしています。咲。」


栄さまはやっぱりこのくらい強くて迫力がなきゃね。




「神の許した行為、神の許さなかった行為。その違いがどこにあるのか俺にはわからない。

だけどひとつだけ確かなことがある。この手を止めてしまっては何も変わらないということだ。」


そう。わからないことばかりだけど、仁先生はひたすら誠実に医療を続けるだけ。



そしてその努力や成果を妬み、足をすくおうと悪意を向けてくる者も必ずいる。

はあー。次回も濃そうですなあ。そして楽しみですなあ。





2011年04月16日(土)  大学一年生


震災の影響でどうなるかと思いましたが、息子の大学も予定通りに新学期が始まり、

二週間が過ぎました。

大学によっては、まだこれから入学式、というところもあるようですね。



自分も大学の入学式には30年以上前に出席したはずなのだが、さっぱり覚えていないのは

どーいうわけだ。大して印象的な入学式ではなかったということかな。(記憶力の衰えを棚に上げて失礼千万)



息子の通う大学は理学療法、整復医療、看護、の各学科を中心としたこじんまりした大学で、

新設校(開校してまだ5年)なので、近場から通ってくる学生さんばかりなのかなー、と思って

いたのですが、意外にもそうではなかったそうで。



新入生代表で挨拶したのは福島県出身者で、息子が最初に話したのは青森の八戸出身者だったとか。

どちらの学生さんもこの震災で少なからず被災したそうで、はるばる千葉の大学に来てみれば

その近辺も液状化でひどいことになっているとは、なんとも心落ち着かないことでありましょう。




というか、息子にいたっては、柔道整復師→柔道部出身者が多いに違いない→イカツくて荒いの

ばかりで学内は相撲部屋か「クローズ・ゼロ」もどきの様相を呈しているのではないか、

という予想だったようなのですが、全然そんなことはなく、ちゃんと勉強できそうだ、とのこと。(とことん失礼)



考えてみれば、入ってしまえばあとは卒業すればどうにか箔がつく、というような大学ではなく

(これも失礼)、卒業までに国家試験に通らなきゃいけないのだから、それなりに

ちゃんと勉強するつもりの学生しかいないわけですね。



むしろイカツくてやたら強そうなのは、生徒より先生方だそうですよ。

この人たちの前でうかつな態度はとれない、と、息子は思ったそうな。(弱えー)

柔道五段とかがふつーにおられるのはもちろん、柔道に限らず

色々なスポーツ分野の日本代表チームのコーチやトレーナーもなさっている

文武両道な先生方があたりまえにいらっしゃるので、そちらの方に少々ビビッているようです。



いやいや、いくらイカツくても強そうでも、勉強しない学生をシメて無理やり勉強させるほど

親切なことは大学ではしてくれませんて。自分でやらなきゃ落第するだけ。

早速「解剖学」のぶ厚い教科書など広げてため息ついたりしてます。ま、がんばれ。







2011年04月14日(木)  まだタイトルのない歌



録音したましゃの24時間ラジオをぼちぼち聞いているのですが、

ましゃが尊敬してやまないSIONさんの曲が素晴らしかったのでちょっとご紹介。



SIONさんは、震災直後に必要なものは歌じゃないだろ、水だろ食糧だろミルクだろ、と、

歌を作って歌うのを仕事とする者としての無力感を激しく感じたそうです。

ですが、震災で奥さんを亡くされて瓦礫の中で途方にくれているひとりの男性の姿をTVで見て、

その、自分よりちょっと年上くらいの男性の姿が頭から離れないので、

自分の勝手な思い込みだけどこの歌を書いたということです。(このTVはたまたまわたしも観た。やりきれなかった。)



まだタイトルも決めておらず、レコーディング自体もキッチン・レコーディングということで、

バックにはギター一本の音色しかありませんが、素晴らしかった。

本来は歌詞をまるごと載せてはいけないのだが、どうしてもご紹介したく。




 それでも それでも

 ずっと待ちわびた 陽だまりに 手をかざして

 閉じたまぶたで つかの間の 春をさわる



 あの日さえ なくなるのなら もう

 何だってやるのに 何だって


 ほとんど もう ほとんど 全部 

 かっさらっていってまった



 待ちわびた 陽だまりに 手をかざして

 閉じたまぶたは おまえの 顔をさがす



 悪夢の 次の 絶望は

 もう 希望の光さえ はぎとった



 それでも また 生きるのは

 正直 わからなくなった でも



 おまえに おまえに 見せなきゃな

 立ち上がる このオレを 見せなきゃな



 おまえが愛した男は 強いんだと

 おまえが愛した男は つぶれないんだと



 おまえが愛した男は この瓦礫にきっと

 また必ず 必ず あかりを灯すんだと


 
 あの日さえ、は もうやめにする だから

 そばで見ててくれ いいよな




メロディもとても穏やかで優しく、歌い方もとても淡々としているのだけど、

強く激しい願いや祈りが、心の底からほとばしっているような歌でした。


何かコトが起きた時、精神的に折れやすいのはやはり男の方ですからね。

がんばれおとこーーー! ふんばれおとこーーー!

女は強いのよ。大丈夫なのよ。



こんな激しくも優しい歌を歌われるSIONさん、正直ビジュアルはわたくしちょっと苦手で、

声もハスキーすぎて何言ってるのかよく聞き取れないことも多かったりして、

しかも龍馬さんを切ったひとりだし(それは役柄)、っつーかましゃがラジオにゲストに呼ばなければ

まったく存知あげなかった方ではあるのですが、この歌には本当に泣かされてしまいました。



ましゃが「SIONさんは自己満足的な歌を作る人ではないので」と言っていたとおり、

すばらしい応援歌でした。




こんなステキな歌も披露しつつ、トークとなったら、


SION「『福山オマエ明日まで一睡もせんのか』と聞いたら、

   『僕は一晩ぐらい寝なくても大丈夫です。家に帰ればベッドもあるしシャワーもあるし。』って言うんだよ。

   福山かっこいいな。ちゅーしてやろうか? ちゅー。」

福山「いやいやいや。そんなこと言ってSIONさんいっつもしてくれませんから。」

荘口「なんか話がおかしな方に行ってますよ!」



いい歌作るのに、見事にヘンなおじさんたちで、なんてラブリーなんでしょ。





2011年04月11日(月)  3月11日から4月11日へ



ちょうど1ヶ月前の揺れを思い出させるような長い揺れでしたな。

夕食の料理中だったのですぐ火を止め、揺れるTVを押さえる。

速報が出る前だったけど、福島や宮城はもっとずっと激しく揺れているに違いないと思うと、

もういい加減、やめてあげてはくれまいか、と、弱気にも涙が出てきてしまいましたよ。



いやいや、震度4ごときの千葉県民が弱気になっとる場合ではない。

被災地の方はこの1ヶ月間を乗り越えてこられて、ずっと強くなられたのだろうから。

それでも、ふくしま負けないでー、心折れないでー、と祈るばかりです。



YAHOOの地震情報を見ると、17時16分の6弱以降、福島はずっと揺れっぱなしではないですか。(20時現在)

というか、それ以前も茨城、長野、新潟あたりが入れ替わり立ち代わり揺れ続けてるし。

まだ揺れ足りないのだろうか。




夕方のニュースではキャスターのどなたかが

「ちょうど1ヶ月目を迎え、我々は一区切りと思っていたけれど、自然にはそんな区切りはなかった」

と言っておられて、その通りだと思いました。

人間は次に進むのに何かと区切りをつけたがるけど、自然は人間の都合にはなかなか合わせてくれませんね。



持久戦か。

長期戦だとは思ってはいたけれど、予想以上の持久戦なのか。

ちょうど1ヵ月後のこの揺れに、あらためてそのことを確認させられた気がします。




揺れた時、ましゃの24時間ラジオの録音を聞きながら料理していたのですが、

「今、元気な自分たちがやるべきこと。それは、今までやってきたことを、

今まで以上に元気でやりつづけること。」

と、冒頭で語られていました。そうだな。それしかないな。






2011年04月10日(日)  アンプラグド・ライブ素敵すぎ



千鳥ケ淵の桜はキレイでした。






土曜日は夫とお花見。ちょっと曇りでしたが雨は降らず。

九段下で下車ー北の丸公園ー千鳥ケ淵ー皇居のまわりをぐるり、

ー有楽町のニッポン放送前を通り(スタジオ内の様子が外にモニターで映し出されていてましゃのお姿も拝見できた。)

ー東京駅のオアゾで本屋をぐるぐるして帰って来ました。




9日(土)午後1時から10日(日)午後1時までの

「ニッポン放送 ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP

 福山雅治 I'm with U  キミと、24時間ラジオ」。



無事に完走されましたねー。

全部ではないのですが、かなりの部分を録音してあるので、あとでじっくり聞かせていただきます。

いつもの「たまラジ」の時間帯のアンプラグド・ライブと、

ところどころのおしゃべりだけちょっと聞いたのですが、ゲストも多くて賑やかで、

でも軸はしっかり被災者の方に向いていて気持ちのよい番組でした。


24時間テレビだと観ていてこっぱずかしくなる、煽りすぎな画面とかがどーしてもありますでしょ。

音声だけというのはそういうのがなくていいわ。

ましゃとリスナーの会話も、いつも通りナチュラルですし。



相手が芸能人でも先輩でも後輩でも、一般人のお嬢さんでも昔お嬢さんだった人でも、

地方局のアナウンサーさんでも、いい意味で変わらない、気持ちのよい会話ができる人ですな。

気のいいあんちゃん全開で、だけどきっちりしてて、聞いてて肩凝らない。




「ラジオが好きというだけで24時間乗り切れるのか! という、

 自分に対してちょっと試すようなことをしているのですが、ラジオが好きなので全然苦じゃないです。

 9日10日は本来は宮城の仙台市でライブをやる予定でした。

 この日に24時間ラジオをやろうと思ったのは、

 ライブに来てくれるはずだった東北の方々と、ラジオを通じてなら

 何か届け繋がることができるのでは、と思ったからです。

 東北放送や福島放送なども協力してくださって長時間のオンエアをしてくださっています。


 あくまでも個人的な思いから始めた今回のこのラジオですが、個人的で一方通行にならないよう、

 なるべくお互いの気持ちや思いを交換しながらの時間にしていければと思っています。」



スタジオを移動してのアンプラグド・ライブは本当に素晴らしかった。

 
 「イマジンスタジオ、目の前にお客さんはゼロです。

 でもラジオの前には仙台のライブに来てくれるはずだったキミが、そして全国のキミがいる。

 目を閉じれば僕のイメージする観客席にはお客さんが無限大。そういう気持ちです。

 東北放送で聞いているキミ! 行きますよ! ラジオ福島、茨城放送、岩手放送、

 そして全国のラジオの前のキミ! 行きますよ!!」(ライブではお決まりの呼びかけ口調)



演奏はいつものライブと同じ最強バンドメンバーを揃え、

ギター×2、サクソフォン、フルート、ベース、パーカッション、ピアノの、

電気を通さなくても本当に厚みのあるカッコいい音。

AMラジオなのにこんなステキに聞こえるなんて、というかAMなのにこんなに惜しげもなく

最高の音を届けてくるとは、その心意気がもうステキすぎです。


HELLO 幸福論 蛍 群青 少年 明日のSHOW 心color アンモナイトの夢(インスト)



リスナーの正直な感想がまた面白くて。


「思った以上に本格的ですね。」「いつものライブだー。」

「ヤパイです! ラジオでのライブ、馬鹿にできない。」 

「ラジオってこんなに臨場感があるとは思いませんでした。ライブ最高!」などの感想に、


福山「ははは! 思った以上に本格的だそうですよ! 誉められた! 誉められたよ!

   みんなきっと、そうでもないだろうと思ってたんだね。でもやりますよ! 

   ツアーメンバー来てくれてるんだから。」



演奏も素晴らしかったが福山の歌もライブのままの力強さでした。

午後1時からずっとしゃべりっぱなしで深夜を迎えたのに、これほど歌えるということに驚愕しましたよ。

もっと驚愕したのは、24時間しゃべりつづけた本当のラストのラストに、アコギ1本の弾き語りで

「桜坂」を声を枯らすことなくしっとりと歌いきってくれたというのがね。

超人ミュージシャンだったのだわこの人。



音楽ってすてきだー。





2011年04月08日(金)  何度でも、と言われたってなあ



本震後1ヶ月はデカい余震に注意、とは聞いていましたが、

もう何回も震度5レベルはあったし1ヶ月近くたってるし、

そもそも気象庁の予想だってデカいのがくる確率は10%以下とか言ってたのにね。



やっと片付けの成果も見えてきて、さて次は!という矢先にまたやりなおしというのは、

身体の疲労もさることながら、それ以上に心の疲労感がハンパないですよね。

でも放っておいたって勝手に元通りにはなってくれないし。




数日前の「めざまし」でしたか、亀裂や段差が入ってめちゃくちゃになった道路を、

6日で元通りに復旧させた日本の技術に海外が驚愕、といった特集をやっておりました。

道路のみならず、落ちた橋を自衛隊の人海戦術で8時間で通したり、自衛隊が所有する浮橋が

水の中に投入されると自動的に開いて、それを次々に繋いでゆくことによりあっという間に海の中に

長い橋ができあがったりとか。


しかも8時間で仮復旧の橋でも重機や輸送用の大型車両が充分通れるし、浮橋も戦車だって

通れるという堅固な出来上がり。




日本のこういう技術は本当に凄いらしいのだが、そういうものだと思ってしまっているせいか

外から「それって凄いんだよ」と言われないと「凄いことだったんだー」と気づかないものです。

というか、実際に作業を目の当たりにすることなんてないしね。

またたく間に堅固なモノが美しく出来上がってゆく様子は、本当に面白くて感動的でした。



一部しか復旧していない東北新幹線にしたって、

ぐしゃぐしゃになった仙台駅舎とか、立ち並ぶ電柱がずーっと斜めになってしまっている様子とか見たら、

復旧するのにいったい何年かかるのだろう・・なんて思ったりしたのですよ。

にもかかわらず「4月末までには全面復旧」。これも本当はとてつもなく驚愕すべきことでしょうが、

できるというならできるのだろうなー、と、わりとあっさり納得してしまったりして。



いやマジでニッポン凄いらしいですよ奥さん。

自分は枕木一本、鉄板1枚運んでないのでその凄さを1ミリも担っておりませんが。




で、なぜそんなに凄いかといえば、

「台風とか地震とか頻繁にある災害大国で、対応に馴れているから。つまりは経験が豊富だから。」

おお。しごくまっとう。

災害の経験にはいつだって多くの悲しい犠牲がつきものだから、できれば経験しないで済む方が

絶対にありがたい。でも経験してしまったら、それを余すところなく今後のために生かすしかないですね。




しかし。

作業に対して超本意気で、超統制のとれた最大級の人数を配置して、最先端の技術を駆使してるから、

とはいえ、あーいうことができてしまうことがわかってしまうと、

いつになっても何年たってもずーっと進展がない(ように見える)うちの近所の道路工事とか、

いったいなんなんでしょうね? ま、それはそれでそういうやり方に意義があるのでしょうね。(そ、が多すぎ)





2011年04月06日(水)  『心を整える。』長谷部誠






敬服。

心から敬服。

見た目もカッコいいのに中身のカッコよさといったらそれをはるかに凌ぎます。



言わずと知れた、サッカー日本代表チームでゲームキャプテンを務めた長谷部選手の著書です。

サッカーに特に興味があるわけでもなく、サッカー選手としての長谷部がどれくらい凄いかも、

実はまったくわかっていないわたしです。が、それでも読んでみたいと思ったのは、



見た目は絵に描いたような爽やかなオトコマエで、っつーかむしろ「やさおとこ」なビジュアルで、

正直、そんな目立つプレーとかで印象に残っているわけでもないけど、

でも百戦錬磨の猛者が揃う日本代表チームをまとめあげるキャプテンで、

しかも愛読書がニーチェとか、いったいどーいう人なわけ!? というみーはーな理由からでした。



どんな環境でも一定以上のレベルのプレーを続けるには「つねに安定した心」が必要である、

というのが長谷部の持論で、そのための「心を整える」方法が、とても具体的に書かれています。

かと言ってただの精神論ではなく、ただのハウツーものでもないのです。

体調管理、身のまわりの環境づくり、ものごとの考え方、取り組み方、

選手や監督をはじめあらゆる人間関係から学ぶこと、心がけていること、などとにかく多岐にわたり、

それはつまり長谷部誠という人の「生き方」そのもののご紹介になっているわけで。



「これといった長所もなく、華麗な経歴もない僕がここまで生き残ってこられたスキルと概念です。」



と、まえがきに書かれていますが、いやいやいやいや。

27歳という若さでありながら、なんと素晴らしくバランスのとれた一流の人間に、

自分自身を鍛え上げてこられたことか。



どのエピソードもとても興味深いのですが、長谷部とはこういう人だったのだ、というのが一番よくわかるのが、

ドイツでの所属チームの契約延長を決める時のお話。

チームの上層部と長谷部の代理人との間にこのようなやりとりがあったそうなのです。



「実はハセベのプレーがあまり印象に残っていない。彼の良さはどこにあるんだい?」

「確かに彼のプレーは目立たないかもしれない。でも90分間、彼のポジショニングを観続けてくれ。

 彼がどれほどチームに貢献しているかわかるはずだ。」

そして後日、

「きみの言っていたことがわかったよ。彼は組織に生まれた穴を常に埋められる選手だ。

 とても考えてプレーしているし、リーグ全体を見渡しても彼のような選手は貴重だ。」




こういう姿勢がサッカーだけでなく自分の生きるフィールド全体に生かされているからこそ、

人間関係や時流をも鋭く見極め柔軟に対応できる、頼れるキャプテンでいらっしゃったのでしょう。



アジアカップの時の裏話も色々あって本当に面白いですー。

あの時にそんなことが起きていたのね!と。選手の顔もいっぱい浮かんでくるし。



座右の書の一冊に加えさせていただきますよ。

印税は全額、震災への寄付金になるそうです。





2011年04月04日(月)  街を歩けば募金箱に当たる



当然ですが。

どのお店にも置いてあるし、

繁華街を歩けばいったいいくつの団体さんの募金箱の前を通るのかしらん。



募金先を絞って郵便局から直接振り込むことに決めたわが家は、

他の団体さんの前はどれも申し訳なく思いつつも通り過ぎるばかりですが、

通り過ぎるけど募金してないわけじゃないのです、と弁明するわけにもいかず。



小銭をあまり持ち歩きたくない夫は、小銭でよければいつでも入れさせてもらいたいらしいのだが、

例によって超シャイなおじさんなので、募金箱を持った方々にとても大きな声で「ありがとうございます!!」

と言われるのが恥ずかしい、という小心者にもほどがあるという理由で、

誰も持ってない募金箱にしか入れられない、ということになっております。

たしかに、小銭ばかりなのにそんな盛大にお礼を言われてもね。



庶民の庶民らしい金額の支援も積もり積もればちゃんと力になると思いますが、

なんとも効率よく超高額をポンと寄付してくださる著名人の皆さんもいて。

スポーツ選手や芸能人の「1億円」だってものすごいと思ったのに、孫社長100億円て!



総資産はとんでもない額なのだから、100億出したって痛くも痒くもないだろうに、とも聞きますが、

とんでもない総資産を持つ人誰もが100億円を出してくれるわけじゃないしね。




100億かぁ・・・1万円札が何枚になるのだ?(答え:100万枚←結局これでもよくわからない庶民)




孫社長は無類の龍馬さんフリークとして、たまラジにゲストでいらしたことがありました。

その時にいろいろ語られていたのですが、自分で起業するにあたり、

「自分が創業者で50年ぐらい直接陣頭指揮してやったとしても、次の人またその次の人とバトンを渡し続け、

300年ぐらい成長し続け繁栄し続け、世のため人のためになるでっかい起業をしなくては」

という志を持って会社を興したと語られていました。



ご自身も若い頃、国籍のことで悩まれたりお父上が倒れてお家が経済的にどん底になったりしたので、

弥太郎(@龍馬伝)的にただひたすら自分がのし上がるのだ、誰よりも金持ちになるのだ、という

動機だけになってもおかしくない方でいらっしゃいます。




でもそこは龍馬さんの生き方に感化された方らしく、

「みんなぁが働く場を得て幸せになる」ために、どういう企業を作らねばならないか、を、

ひたすら考え続けてきたというのが、こういう非常事態における行動にも現れるのかな、などと思いました。




日本赤十字に集まった寄付がかつてないほどの高額なので、

その分配にお国が関与するようなことを聞きましたが、

とにかく迅速に、最大限に有効に活用できるよう、しっかり考えていただきたいです。



まさかとは思うが、国が本来出すべきものに、よもやこの寄付をちょこっとでも充ててしまおうか、なんてことに

絶対なりませぬよう。ほんとにもう、よろしくお願いいたしますよ。




そうそう、話は変わりますが麿も北の大地に帰ってしまわれたのですね。

NHK札幌放送局アナウンサー・キャスター・ブログ

助っ人お疲れさまでございました。

非常事態でなくても、たまに関東にもお顔を見せていただけると嬉しいです。





2011年04月01日(金)  「SP 革命篇」



エイプリルフールだというのに、今年もまた気の利いたウソのひとつもつけずに終わってしまう・・・



今日、久々にスリーサイズを測ったら90−60−90だったよ!



・・・超不可能願望まるだしで哀しすぎる。



どこかにウソのお手本でもないかしらんと思って、googleのトップに行ってみたら(お手本の求め方としていかがなものか)

トップのステキなロゴが今日に限り、たくさん見れました。

タイトルは「私の好きな日本」で、小中学生が描いた30作品だそうです。

まとめて見られるページもあるし、トップページを更新するだけでもその度にロゴが変わって楽しいです。



いつも渾身のエイプリルフール祭りを開催してくれていた円谷プロも、今年はやってませんし。

こういう馬鹿馬鹿しくも最高に楽しいお祭り騒ぎ、来年もし開催される時には、

ずっと明るい気持ちで楽しめるようになっていますように。



さてさて、4月に入ったことですし、

エンターテインメントを楽しむことも徐々に通常に戻していかねば、ということで、

本日は「SP 革命篇」をようやく鑑賞。



面白かったー。

SPの皆さんやっぱりすごーくカッコよくて。


「野望篇」は息もつかせぬアクションの連続で、見てると緊張して身体が凝ってしまうほどだったのですが、

今回はアクションとそれ以外のお話の展開のバランスがとても良くて。

アクションは団体戦も個人戦もやはりすごい迫力で、なんというか、スピードだけじゃなく

重さが感じられるのですよね、SPのアクションには。

人と人とがぶつかるリアルな重さや痛さがすごく伝わってくる感じです。



井上(岡田)、笹本(真木)、山本(松尾・めがねの太めの人)、石田(神尾・冷静な上司)のいつもの4人が、

SPとして潜入したテロリスト達と死闘をくりひろげるシーンはステキ。

一度に全員が闘っているので、それぞれの戦いをがっつりしっかり視界に入れられないのが残念です。

で、やっつけた後に山本が「SP(相手のこと)つえー」とつぶやいていたところをはじめ、

ちょこちょこ笑えるシーンもあったりして(特に笹本×山本)、いい感じに緊張感をやわらげてくれました。



最後に議事堂内に4人が突入する場面も、ちょーカッコよくて。

護衛のための最高の技術を駆使し、誠実に職務を全うする、誇り高きSPです。

ヒーローってこういう人たちを言うのよね、ってくらいカッコいい4人です。体型もビジュアルもバラバラなのに。



黒スーツがまたよいですね。他は何の衣装も必要ないですね。というかそれしか着てないけど。

ビシっとしたスーツ姿のまま、ハンパなく格闘するし拳銃も構えて撃ちまくるのに、

スーツ全然ヨレヨレになりません。もちろん破けたりもしてません。


岡田くんとか真木よう子ちゃんとか、むしろ上半身脱いじゃったりやぶけちゃったりしてくれても

絶対眼福に違いないのですが、そんなやっすーい見せ方はしませんよ。

SPも最強だが、カッコいいスーツの生地と縫製もがんばってる。




尾形(堤真一)はせつなかったな。彼の、まさか!そんな! な、人間関係も明らかになるし。

というか、TV放映された「革命前日」を見てるのが前提のようなお話の進行具合です。



結局、SP側も、テロリスト側の上層部も実行犯も、重要人物は死なずに残っているし、

謎の多くもまだそのままなので、当然続編を期待します。

いや、今回のテロについては一応の決着をみたので、納得の終わり方ではありますが、

岡田くんはじめ、SPメンバーの活躍はもっと見たいし、

ぞくぞくするあのテーマ曲も大好きなので、また何度でも聴きたいです。





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