Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1現行予選方式の長所と短所
2004年06月30日(水)

(昨日の続き)

 現行の1発勝負の予選方式は昨シーズンから採用されましたが、当然採用されただけあって長所もあるわけです。僕なりに長所を挙げるとすれば、まず全車が1台ずつ順番にアタックするわけですから、2002年までの予選と違い、全てのドライバーが他車のいない完全なクリアトラフィックの中でアタックができます。2002年までは各車が自由にそれぞれのタイミングでコースインしてアタックをしていましたから、遅いマシンに邪魔されてタイムをロスしてしまったりということもありましたが、現行の予選ではそれがありません。

 また1発勝負という点では、どんなに速いマシンやドライバーでもちょっとしたミスでタイムをロスすることもあり、それによって波乱が生まれることもあります。また2回目の予選での出走順は決まっているため、例えば下位のマシンがアタックしているときには晴れていたのに、上位陣がアタックするセッション終盤になって突然雨が降り出したりしたら、当然雨の中でのアタックを強いられる上位陣はまともなタイムを出せなくなりますから、決勝グリッドは予想外のものとなるでしょう。燃料の搭載量も予選タイムに影響するので、現状の予選では極端な話、決勝でのピット戦略を無視して空タンクでアタックすれば、少なくとも今までポールポジションには縁のなかったチームがポールポジションを獲得する可能性すらあります。そういう意外性があるという意味では、長所といえば長所と言えなくもないですね。

 さらに昨日も少し書きましたが、1台ずつの予選では各マシンが均等にテレビに映りますので、普段ほとんどテレビ画面に映ることがない下位チームのマシンもテレビに映る機会が増え、下位チームをサポートしているスポンサー的には大きな利点となるでしょう。そしてテレビ放映に関連したことでは、1台ずつの予選では、セッション中常にマシンが走っているため、予選を放送するにも間延びすることがないのが長所と言えます。

 では、短所はどこか。それはいうまでもなく、1回目の予選、つまり2回目の予選での出走順を決めるためだけの予選が、はっきり言ってまったく不要ですね。当然どのチームも2回目の予選を見据えた最終的な「調整」という意味合いにしか捉えていませんから、1回目の予選ではほとんどのマシンが本気で走らないでしょう。1回目の予選で無理して走ってうっかりマシンを壊してしまい、2回目の予選で走れなくなってしまったら大変ですからね。そして決勝で走る分の燃料を搭載してのアタック、この点に関しても、先程述べたように「意外性」を求めるならば長所とも言えますが、僕的にはやはり予選は「最速決定戦」として決勝とはまた違った醍醐味を楽しんでいましたので、速いマシンが燃料を多く積んでタイムが落ちる、つまり「速いマシンが速くない」という今の方式は反対です。

(さらにつづく)




 F1新予選方式、土壇場で否決
2004年06月29日(火)

 7月9日から開催されるF1第11戦イギリスグランプリから予選方式が変更されることになっていたのですが、その決定が覆り、新しい予選方式の案が否決され、イギリスグランプリ以降も現行のままの予選方式が継続されることになりました。

 現行の予選では土曜日に2階の予選が行われ、1回目の予選は2回目の予選での出走順を決めるためだけの予選、そして2回目の予選のタイムで決勝でのスターティンググリッドが決定します。しかしこの2回の予選はいずれも1台ずつによる1発勝負のアタック。しかも2回目の予選後は決勝スタートまでマシンに触ることができないため、ガソリンも決勝で最初のピットストップまでを走る分を搭載しての予選となり、その搭載量は決勝での戦略によって各チーム様々で、現行の予選は必ずしも速いマシンが上位に来るとは限らないものとなっています。

 一方、今回否決された新しい予選方式は、2回の予選で各マシンが自由にアタックを行い、そのもっとも速いタイムを予選タイムとするものでした。しかも予選終了後も燃料補給が可能なので、各マシンは空に近い燃料タンク、つまりもっとも軽い状態のマシンでアタックすることができるため、以前のように予選セッションも純粋な「最速決定戦」として、決勝レースとはまた違った醍醐味が楽しめるものでした。

 今回の突然不採用となった背景には、現行では1台ずつのアタックであるためテレビ画面に映し出されていた下位チームのマシンが新方式では写らなくなり、スポンサーへの影響が懸念されたと見られています。また新方式で2002年までの107%ルールが復活すれば、異次元的な速さを持つフェラーリのポールタイムに対し、常に最後尾スタートのミナルディがその107%以内のタイムを出すことは困難となり、ミナルディが2台揃って予選落ちとなってしまう可能性も影響したと思われます。現在のF1ではコンコルド協定により、シーズン中の大幅なルール変更は、各チームのチーム代表全ての賛成が得られない限りできないことになっています。以前はイギリスグランプリからの新予選方式導入に全チームが賛成していましたが、土壇場になってジョーダンとミナルディが反対したと言われています。

 また、テレビ局側も新予選方式には反対だったそうです。25分間のセッションが2回行われる新方式では、コース状況が最も良くなるまでほとんどのトップチームがアタックを行わないと予想され、各セッションの終盤に一斉に登場することになります。「相当熟練したテレビプロデューサーでなければ状況を見失ってしまうだろう」と某テレビ関係者は語っています。また、コースが空になる“空白の時間”も心配されています。

(つづく)




 アンケート追加
2004年06月28日(月)

 26日に設置した「QUESTION」のアンケートを追加しました。「M−NEST・好きなコーナーは?」と「F1・琢磨は今季優勝できるか?」です。また、アンケートではありませんが「BarM−NEST・ナイスボケダービー」という企画も追加しました。

 「M−NEST・好きなコーナーは?」は、M−NESTを代表する各コーナーの中で、あなたの好きなコーナーに投票して下さい。このアンケートは複数回答OKです。ただし同一項目に対して複数表投票するのは禁止です。複数票投票できてしまうのですが、禁止です。「F1・琢磨は今季優勝できるか?」は、「できる」と「できない」のどちらかに投票して下さい。新たに項目を追加することはできません。

 そして「BarM−NEST・ナイスボケダービー」ですが、こちらはアンケートとしてはすでに終了していることになっていて投票もできなくなっていますが、これはBarでのカキコに連動した企画でして、Barでのカキコで面白いボケやツッコミを披露した人に、僕が独断で点数を進呈するという企画です。点数の単位は「ボケー」で、点数を獲得した皆さんの総獲得数が「BarM−NEST・ナイスボケダービー」に加算されていくというわけです。是非皆さん、100ボケー目指して面白いボケをかまして下さい。今のところ100ボケーに到達した方への記念品は、特に何も考えておりませんので、あらかじめご了承下さい。




 「シュレック」を観る
2004年06月27日(日)

 現在公開中のドリームワークスのアニメ映画「シュレック2」の1作目「シュレック」をビデオで観ました。元々僕はディズニー映画や宮崎アニメなどは好きで、ディズニー映画では「美女と野獣」「アラジン」「ライオンキング」「トイストーリー」「モンスターズインク」などは映画館に観に行ったりしました。「シュレック」はディズニー映画ではありませんが、系統はそれに近い作品ですし、数々の賞も受賞して結構話題になっている映画ですから、2作目を観る前に1作目を観ておこうと思ったわけです。

 今回はあえて日本語吹替版を借りてきました。オリジナルでは主役のシュレック役を「オースティン・パワーズ」のマイク・マイヤーズ、喋るロバ・ドンキー役をエディ・マーフィー、フィオナ姫をキャメロン・ディアスが演じていますが、日本語吹替版ではシュレック役をダウンタウンの浜ちゃん、フィオナ姫役を藤原紀香が演じています。フィオナ姫に関してはその容姿が僕的にはむしろキャメロン・ディアスよりも藤原紀香に似ていると思っていたのであまり違和感がありませんでしたが、シュレック役の浜ちゃんがピッタリと役にはまっていたのが興味深かったです。しかも吹替版のシュレックは、コテコテの関西弁ですからねえ!関西弁を喋る欧米の怪物なんて聞いたことがないですが、これが意外にもまったく違和感がなかったんですよ。あえて関西弁で喋らせたことで、浜ちゃんのリラックスした感じがシュレックのキャラとうまくマッチして、いい雰囲気を醸し出すことに成功していると思いました。
 ドンキー役の山寺宏一は元々声優さんですし、オリジナルの声を担当しているエディ・マーフィーの声も演じているのでまったく違和感なく、こういったキャラはお手のものといった感じでした。ファークアード卿というキャラはジョン・リスゴーが演じていますが、吹替版ではベテラン俳優の伊武雅刀が担当し、さすがにベテランだけあってジョン・リスゴーも超えるほどの性格俳優ぶりを見事に発揮していました。

 実際映画を観てみると、アニメとは思えないほどのリアルな質感にまず驚かされます。人間、特にフィオナ姫の肌の質感は実際の人間の肌に近い、とても透明感のある、光が凹凸によって乱反射する感じがすごかったですね。またキャラクター達の豊かな表情にも注目です。まるで本当に骨格があり、その骨格の上を肌が覆っていてシワや動きを見せているかのような精密さです。もちろん喋るときの唇の動きも、神経や血が通った、命のあるキャラクターのようでした。

 ストーリーに関しては、「ロード・オブ・ザ・リング」ほどの大スペクタクルな冒険をするわけではありませんが、笑いあり、涙ありと、むしろ心に訴えてくるような、この手のアニメ映画特有の温かさがありました。僕に子供がいたら絶対に見せたい映画ですね。愛に満ちあふれた、それでいて可笑しな21世紀のおとぎ話、皆さんもたまには温かい気持ちになってみませんか?「シュレック2」は是非とも劇場で観たいと思っています




 M-NESTから皆様へのアンケートコーナー
2004年06月26日(土)

●BarM−NESTに「QUESTION」開設

 皆様に様々なアンケートのお答えいただくために、またBarでの話題のネタにできるように(Voiceのネタにもできるように)、「QUESTION」というアンケートコーナーを開設いたしました。このコーナーは各種アンケートで皆様にどれかひとつの項目に投票していただくという形式でして、正確なデータを取りたいので、基本的には同一人物による重複投稿は禁止です(一部重複OKのものもあり)。またアンケートによっては、自分が投票したい項目がない場合、新たに任意の投票対象となる項目を作成することもできます。例えば現在「F1フランス・琢磨の決勝順位は?」と「マツダイラ・もっとも好きなキャラは?」という2つのアンケートをおこなっていますが、前者では初期の項目にない11位以降の順位、後者では初期の項目にはない、例えばちょこっとだけ登場したキャラとかを追加したりできるというわけです。また、同一人物が重複して投票することはできなくても、「以前はこの項目に投票したけどやっぱりこの項目に変えたい」というときは、新たに別の項目に投票して下されば、自動的に以前に投票した項目から1票減算されます。

 今後はアンケートをどんどん増やしていきますので、Barでの話題のネタとして皆様に活用していただければと考えています。基本的に閲覧者はもちろん、管理人である僕も「誰がどれに投票したか」というのはわからないようになっていますので、ROMを専門にしていらっしゃる方も安心してお気軽にご投票下さい。




 「ミニミニ大作戦」を観る
2004年06月25日(金)

 これも少し前の話になりますが、昨年公開された「ミニミニ大作戦」という映画をビデオで観ました。世界中で人気を誇る赤、青、白の最新型ミニクーパーがハリウッドの名所、ウォーク・オブ・フェイムを疾走します。さらに地下鉄のホームや線路、トンネルの中など、普通では考えられない場所を、ミニしか通ることのできない逃走路を駆使したカーチェイスが繰り広げられます。総制作費130億円という巨額を投じてベニス、アルプス、フィラデルフィア、ロサンゼルスの市街地で大規模な撮影を敢行し、そのあまりの規模の撮影とド派手なアクションシーンによって、今後ベニスでの映画撮影が一切禁止となってしまう事態になり、そのスケールは公開前から世界中で話題となっていたそうです。CGに頼らない、生身の持つ力を最大限活かしたスリリングなアクションがふんだんに盛り込まれています。

 キャストはあの「PLANET OF THE APES/猿の惑星」で主演を演じたマーク・ウォールバーグ、「サイダーハウスルール」や日本ではホンダ・ライフのCMでも知られるシャーリーズ・セロン、「ファイトクラブ」のエドワード・ノートン、「オースティン・パワーズ」シリーズでドクター・イービルの息子役を演じたセス・グリーン、「トランスポーター」で主演を演じたジェイソン・ステイサム、そしてハリウッドのベテラン俳優、「スペースカウボーイ」などのドナルド・サザーランド(キーファ・サザーランドのお父さん)とまさに豪華メンバー!

 こんな豪華な顔ぶれが揃い、しかもチューンナップされた最新型ミニクーパーを駆って華麗な金塊強奪に挑むなんて、何て僕の興味をそそる映画でしょうか。数々のカーアクションを観てきましたが、小振りで小回りの利くミニが様々な場所で暴れまくり、考えられないような意外な場所を逃走路に選び疾走していく様は、観ていてとても爽快でした。ミニクーパーがそれまでのモデルから大きくモデルチェンジした当初は、現代的なフォルムと顔になってしまい、正直大きくイメージが変わってしまってかなり違和感がありました。しかし最近は色々な場所で走っている姿を目にすることが多くなったので慣れてきたのか、「新型もなかなかいいやん!」とまったくこだわりを感じられない印象を持ってしまいました。やっぱり例え現代的に生まれ変わっても、ミニはミニ、可愛くておしゃれで華麗というイメージは、全然損なわれていないんですよね。




 「デイ・アフター・トゥモロー」を観る
2004年06月24日(木)

 少し前の話になりますが、現在公開中の映画「デイ・アフター・トゥモロー」を観てきました。監督は「インディペンデンスデイ」のローランド・エメリッヒ監督。地球温暖化で近い将来現実となりうる地球規模の大災害、そして氷河期を、誰も体験したことのない驚異の映像で描いているこの作品、「インディペンデンスデイ」では異星人による攻撃で地球が破壊されましたが、今度はさらに強力な破壊力を持った「自然」が襲いかかります。今までのパニック映画では、外的驚異を阻止するドラマが展開されてきましたが、この映画では阻止することのできない驚異(大・自然災害)が襲いかかり、それを受けた後の衝撃の世界「氷河期」が描かれます。

 昔、ジャズシンガーの阿川康子が、水没した都会の風景の中で立ちつくし、「コピーは三田」というナレーションで有名になった「三田」(現・京セラミタ)というOA機器のCM、覚えていますか?たぶん20年ぐらい前に流れていたと思うのですが。僕は子供ながらにあのCMを観て、「世界の終わり」とか「文明の終焉」といった終末的な映像に何となく惹かれてしまったんですよね。

 現実にはまだ遠い先の世界なのかもしれませんが、おそらく僕たちはその光景を、実際に目の当たりにすることができませんし、そんな日のことなど考えることもほとんどありませんよね。しかし、映画の世界は年々SFXやCGが進化し、今ではいともたやすく、それも非常にリアルにその光景を再現することができます。映画ではビルが破壊されたり、船が沈没したり、飛行機が落ちたりといった危機的状況が多く登場しますが、世界そのものが破壊され無惨な姿になると言うのは、その中でも最大規模のものと言っていいでしょう。今回この映画を観たのは、そういった現実にはかなり未来の、大都会の代名詞ともいえるニューヨークの終末の光景というものを体験したかったというのが一番の理由でした。どこか別の星の近未来的な都市ではなく、僕たちがニュースや写真、それに映画などで見慣れている実在の風景が氷河期に覆われてしまうと言うのは、やはりかなり印象的でした。

 「猿の惑星」(オリジナル)を初めて観たときに、そのラストで自由の女神が砂に埋もれていたシーンが未だに印象深いですが、今回観た「デイ・アフター・トゥモロー」もそれに近い印象がありますね。今回は自由の女神が砂ではなく雪に覆われてしまいます。アメリカの反映の象徴とも言える自由の女神が、胸の辺りまで雪に埋もれてひっそりと佇んでいるという光景は、衝撃を通り越し、文明の儚さ、そして古代遺跡を訪れたときに似た、ある種の安らぎのような感覚すら覚えました。もちろん「デイ・アフター・トゥモロー」はパニック映画ですから、普段と変わらないニューヨークの街並みが、大規模な自然災害によって氷河期へと変貌していく様はまさに悪夢のような無惨な光景ではありますが、僕はやはり、その激しいシーンよりも嵐が過ぎ去った後の光景の方が印象深かったです。

 ところで、よくビデオレンタル屋に行くといつも目に留まって気になっている映画があります。それは「エンド・オブ・ザ・ワールド」(シュワちゃん主演の「エンド・オブ・デイズ」ではない)という映画で、パッケージにはやはり自由の女神が、しかしそれは砂でも雪でもなく、深い森の木々に覆われてしまっているものです。ネヴィル・シュート『渚にて』が原作で、ストーリーを読むと、台湾をめぐって米国と中国が核戦争を起こして北半球は死滅してしまい、オーストラリアへも徐々に放射能雲が南下してきている。そこに生き残った米原子力潜水艦がやってきて、オーストラリア海軍の指揮下に入るというもの。科学者から放射能は南半球には至らないという説と、北半球の北部はもう安全だという説が出る。そこにアンカレッジから毎日、決まった時刻にメールが送られてくる。文字化けで文面は読めない。そこで艦長にアンカレッジまで行って調査するよう命令が下るというちょっとミステリアスな部分も含んでいそうな内容です。まだこの映画を観てはいないのですが、誰かもう観られた方はいらっしゃいますか?



「デイ・アフター・トゥモロー」




 佐藤琢磨登場!
2004年06月23日(水)

●「グランプリの肖像」最新作、佐藤琢磨をアップ

 さあ!Barでも予告しましたが、久しぶりに「グランプリの肖像」を更新いたしました!今回の作品は先週末におこなわれたF1第9戦アメリカグランプリで見事3位表彰台を獲得した佐藤琢磨です!これでようやく6枚の作品が並ぶことになりましたね。リクエストを受けているものは、あと9枚ですか……うーむ、先はまだまだ長いですねえ。

 それにしても、こうやってできあがった6枚を並べてみてみると、シューマッハ以外見事に右向きの表情ですねえ……。やっぱり利き腕と同じ右向きの顔の方が描きやすいんですよね。マンガを描くときでも、同じキャラクターでも右向きと左向きで全く別人になってしまって苦労したことがあります。自分の利き腕と逆向きの顔って、どうもデッサンが狂ってしまうんですよ。しかしまあ、そんなこと言って左向きの顔から逃げていたらいつまで経っても絵は上達しませんので、これからのラインナップはなるべく左向きの写真を探してチャレンジしてみたいと思います。

 今回の作品「#007佐藤琢磨」に対するご意見ご感想を、Barおよびメールにてお待ちしております。ぜひ皆様の率直なご感想をお寄せ下さい。次のジャック・ビルヌーヴは……なるべく間を空けずにアップしたいと思っておりますので、気長に待っていてくださいね。




 1戦遅れのレポート更新
2004年06月22日(火)

●F1第8戦カナダグランプリレポートをアップ

 このところF1レポートを毎回1戦遅れでアップしているような気がします。気がしているというか実際1戦遅いんですよね……。ほんとすみません、本来は皆さんまずレースを見て、そのレースに関する色々な意見をその週のうちにネットで回って読み比べていくものですからねえ。僕がレポートをアップする頃には、すでに次のグランプリが終わっていることが多いので、皆さんの頭の中も一番新しいグランプリに切り替わってしまっているんですよね。まあほんと、琢磨の初表彰台で沸く今頃になってカナダのレポートをアップするというのも恐縮ですが、一応アップしましたので興味のある方は一読なさって下さい。アメリカグランプリン関しましては、何と言っても琢磨初表彰台のレースですから、なるべく早く書き上げたいと思ってはいますが、例によって予定は未定でございます。

 一応今回アップしたカナダグランプリのレポートの要点を解説いたしますと、ミハエル・シューマッハがなぜ予選で6位に沈んだのか、そしてウィリアムズとトヨタの2チームの車両違反は本当に意図的ではないのかという点に焦点を当ててみました。

 次のグランプリは来週末の第10戦フランスグランプリ、そしてまたもや2週連続開催ですぐ次の週に第11戦イギリスグランプリが控えているんですよね。今シーズンは年18戦もグランプリがあるとはいえ、ダブルヘッダーが3回も!F1が好きな僕としては連続開催は嬉しいですが、レポートを書くことを考えると、非常に辛いものがありますね……。




 琢磨!日本人2人目のF1表彰台!
2004年06月21日(月)

 やりました佐藤琢磨!日本人として1992年日本グランプリでの鈴木亜久里以来史上2人目!F1アメリカグランプリ決勝で、見事3位表彰台に登りました!いやいや!待ち望んでいた瞬間がやっと訪れた瞬間ですね!本当はさらに上を目指して欲しいですが、まずは表彰台に登ることが目標でしたからね!F1参戦24戦目にして早くも表彰台に登ることができました!

 92年の鈴木亜久里の場合は、どちらかというと上位陣が脱落したことによるタナボタ的なイメージが強いですが、今回の琢磨はレース中驚異的な速さで走り続け、一時はピット作戦のミスで後退していますが、その後も果敢に攻め続けて次々にライバルをオーバーテイクし、3位まで登り詰めてくれました!しかも日本ではなく、遠いアメリカでの快挙ですからね!今回のレースで最も光っていたドライバーでしたね!ワンツーフィニッシュを決めたフェラーリがかすんで見えてしまうほどです!

 それにしても、「オーバーテイクがほとんど見られなくなった」と言われるようになって久しい現在のF1で、今日の琢磨は本当にたくさんのオーバーテイクシーンを見せてくれましたね!やっぱりF1はこうでなくちゃね!レースなんですから!今回の琢磨には、僕は100点満点をあげたいですね!

 さあ、あとは2位、そして優勝だけですが……フェラーリがねえ、大きな壁として立ちふさがっているんですよねえ。しかも近年のフェラーリはまず壊れませんからねえ。まずは何とかバリチェロを攻略して、2位を目指して欲しいものですね。ものには順序というものがありますから。そして最後の砦ミハエル・シューマッハは……レース前に一服盛るしかなさそうですな。何はともあれ佐藤琢磨、そして琢磨ファンの皆さん!おめでと〜ッ!どうもありがと〜ッ!




 久しぶりにテニス
2004年06月20日(日)

 今日は久しぶりにテニスに行ってきたのですが、台風接近中ということで小雨は降っていたのですが、何とか試合をするには問題ない程度だったので、雨男と言われはしましたが、特にテニスに支障はありませんでした。梅雨時だからしゃーないやろ!それに今日は最初から雨の予報やで!

 で、今日は元々11時から13時まで、15時から17時までと、途中インターバルを挟んでいたのですが、13時から15時までの、しかも僕たちが使っていたコートの予約がキャンセルされ、何と6時間ぶっ通しでテニスをすることになりました。僕はテニスをするのが好きなので、6時間テニスをするのは全然OKなのですが、さすがに久しぶりと言うこともあって、初めのうちはすぐに息が切れてしまいました。

 しかし、今日は10時半頃にコンビニで買った「牛カルビパスタ」というお弁当を食べてエネルギーと炭水化物を補給していたので、それらが中盤あたりから出始め、その後はスタミナが出てきて後半は連続で試合に臨んでも大丈夫なまでになりました。しかし戦績は……9試合やって4勝4敗1分けと微妙な結果でした。やっぱり続けないとダメですねえ。久しぶりに行って勘を取り戻したらまたしばらく行けず、次に行くときにまたリセットされていることが多いですからねえ。この次は再来週なので、連続で参加したいなあと思っています。

 F1アメリカグランプリの予選、佐藤琢磨がフェラーリの2台に次ぐ3番グリッドを獲得したようですね。ポールはバリチェロ、2番手はミハエル。アメリカグランプリの舞台インディアナポリスは、スタートから1コーナーまでの直線が長く、グリップの良い奇数グリッドからスタートする琢磨にも有利、スタートに定評のある琢磨が1コーナーまでに何とかトップに出て欲しいと思っています。間違っても1コーナーでがっちゃんしてしまわないことを祈ります。そしてエンジンが壊れないこともね。




 F1アメリカグランプリ(フリー走行)
2004年06月19日(土)

 前戦カナダもそうだったのですが、アメリカ大陸でのグランプリは日本時間の深夜から始まるので、昨夜未明に行われた金曜フリー走行の模様から。

 午前のセッションでは、バリチェロトップ、ミハエル2番手と続き、3番手には金曜日のヒーロー、アンソニー・デビッドソン(BAR・ホンダ/テストドライバー)が付けました。バトンは7位、琢磨は15番手とちょっとで遅れています。午後のセッションではバリチェロがまたもやトップ、そしてデビッドソンが2番手に浮上し、BAR・ホンダの好調ぶりをアピールしてくれました。ところが、琢磨はわずか3周走っただけでセッションを終え、タイムは午前中から上がっているものの順位は14番手。実は琢磨、ザウバーのフェリペ・マッサと接触した模様です。

 状況は、セッション開始後12分、アタックラップに入った佐藤のマシンが1コーナーのブレーキングで、先行するザウバーのフェリペ・マッサに行く手を阻まれ、接触してしまう。明らかにBAR・ホンダのペースが速く、青旗も出ていたにもかかわらずマッサはラインを譲ることなくターンイン。2台のマシンは絡んでコースアウト。マッサはコースに復帰したものの、佐藤のマシンは左フロントにダメージを受けてストップ。約10分の赤旗中断となったというもの。

 これに関してマッサは「あまりにも楽観的だし、そしてキミはどこかおかしいよと彼に言ってやったんだだ。スチュワードにも今回のアクシデントについて説明した。彼らは何らかの対処をすべきだよ。彼をストレートで見たけど、遙か彼方にいたんだ。僕はターンの準備を始めた時にも彼は横にいなかった。ターンした時にミラーを見ると彼がいて、そして僕の後部に激突したんだからね。」とコメント。
 一方の琢磨は「僕と彼のスピード差はかなりのものだった。だから彼にバンクエリアで急速に接近してしまった。2回も青旗が振られているのを見たから当然の成り行きとして、ターン1でオーバーテイクになるものだと思ったんだ。だけども残念ながら接触してしまった。僕からしてみたら、彼は信じられないよ。僕はオーバーテイクしようとしてはいなかった。彼があまりにもスローに走行していたから追いついてしまっただけなんだ。彼に追いついたためにラインを変えなければならなかった。彼も遅かったことを認めている。だけどもラインを変更しなかったんだ。今回はレースではないだけに、そんなことは全く不要だったよ。」と反論しているようです。

 こればっかりは実際に映像を見ていないから何とも言えませんが、いずれにしてもレースではなくフリー走行ですから、全く意味のないクラッシュと言っていいでしょうね。マッサも琢磨も共にテストドライバーの期間を挟んでのレギュラー2年目、まだまだ経験が浅く、キャリアが同じ者同士と言うことで多少ライバル視している部分もあったのか、いずれにしても、ケンカ両成敗といった感じでしょうかね。映像が見られないから僕的には何も言えませんね。

 しかし、琢磨は毎回毎回、何かが起こってしまいますね。接触したりスピンしたりオーバーランしたりエンジンブローになったり……応援している身としては何とも胃が痛いですな。




 M-NEST開設記念日
2004年06月18日(金)

 今日6月18日で、M−NESTホームページは開設4周年を迎えました。ちなみにBarM−NESTの開店記念日は11月です。えーと、毎年この日はどんなことを書いていたんだったかな?(と、アーカイブを開いてみる)……なになに?2003年6月18日は「どうなる?マクラーレン新型車」……ああ、当時マクラーレンが開発していた、現在のMP4/19のお母さんにあたる当時の新型車、MP4/18の実戦投入がトラブル続きで遅れていて、いつになったら出てくるんだとやきもきしていた頃ですね。今にして思えば、投入してなくて正解だったかもしれませんね。投入していたらライコネンは最終戦までシューマッハとタイトル争いはしていなかったでしょうねえ。

 では、その前の年はと……2002年6月18日、この頃はまだタイトルがなかった頃ですね。何々?……おお!この日は!ちょうどサッカー日韓ワールドカップが開催されている頃で、この日はちょうど日本が初めてのワールドカップ決勝トーナメントで試合を行い、トルコに破れて1回戦敗退を喫してしまった、歴史的な日だったのか!なるほど〜!読んでみるとまるでサッカーに詳しいかのようなもっともらしいことを書いてはいますが、実は僕、いわゆる日韓ワールドカップの時だけ盛り上がったなんちゃってサッカーファンなんですよね。今は日本代表の何人かは覚えましたが、ベッカム、カーン、ロナウドといったメジャーな選手も、日韓ワールドカップが始まるまで全く知りませんでしたからねえ。初めてベッカムを見たとき、「何やこのモヒカンヤローは!」と思ったりしましたが、顔を見たら結構男前で、こりゃ人気あるのもわかるなあと納得してしまったのを覚えています。

 ……って、開設記念日のことに全く触れてないやんオレ!自分で忘れてたのか?カウンターの上にいつも開設日が記されているというのに……。やれやれ、この頃からいい加減だったんですねえ。まあ、今日開設記念日に触れてみたのも、書くネタがなかったからなんですけどね……。




 「S2000ニュース」更新!
2004年06月17日(木)

●「S2000ニュース」を更新

 毎度おなじみ愛車自慢の自己満足コーナー「S2000ニュース」を更新いたしました。今回は今年1月〜3月までの5件分を更新しました。今年3月上旬に約1年ぶりの更新をおこなった「S2000ニュース」ですが、それから早くも3ヶ月という月日が流れてしまいましたね。今後はもうちょっとコンスタントに更新していく予定ですが、予定は未定です。えー毎回言っていることですが、このコーナーは単なる愛車自慢をニュース形式で紹介しているだけのまさに自己満足の世界なので、一体どれだけの方がこのページを楽しみに待っていたのかは定かではありませんが、一応僕としては「S2000日記」的なスタンスで、S2000に関するエピソードを自分が覚えておくためにネット上に書き記しているという感覚なので、まあ興味のない方はスルーしてください。

 しかしまあなんですなあ、ホームページの更新ちゅうもんは、色々と企画を立ち上げてコンテンツを充実させてしまうと、すべてがおろそかになってしまいますな。「S2000ニュース」も久々の更新ですが、「マツダイラ」や「それマコ」もアップが遅れているし、「PRIVATE」なんて放置プレイ状態ですからねえ。

 ちなみに「マツダイラ」は第9話の執筆に取りかかる前段階の状態で、話の大筋を元に、細かい部分などを資料などで調べて事実関係を整理中です。「それマコ」はまだ連載していた頃の分が残っているのですが、イラストの構想ができあがっていません。「グランプリの肖像」はちょっとお休みしています。

「PRIVATE」内の「南河内伝説」が準備段階に入っています。F1レポートは、何とかアメリカグランプリ決勝前にカナダグランプリ分をアップしたいと思っているのですが、久しぶりにテニスにも行きたいので、テニスに行ったらその日の夜はおねむモードになりそうなので予定は未定です。こんなとろですかね。




 老人会の井戸端会議
2004年06月16日(水)

 このところ毒吐き・長文が続いていたので、今日は趣向を変えて、僕が町で見かけた心温まるエピソードを、顔文字を交えてご紹介したいと思います。

 僕の家の近くに、小さな神社があります。その神社の脇には小さな公民館があり、時々老人会の集会が行われています。ある日僕が公民館の前を通りかかると、数人のかなり高齢のおばあちゃんたちが、公民館の前で井戸端会議を楽しんでいました。

「今日は『鬼平犯科帳』の日なんだけども、孫が帰ってくるから見られなくてねえ。」
「あれあれそうかね、でも孫が帰ってくるんなら、ハルさんも嬉しいでしょう。」
「そりゃ嬉しいよ、久しぶりだからねえ。」
「それなら、『鬼平犯科帳』が見られなくてもいいじゃないの。」

  (⌒_⌒)

「大丈夫、『鬼平犯科帳』は後で見られるように、ビデオに録画するからねえ。」
「おやおやハルさん、『ビデオ』なんて難しい言葉、よく知ってるねえ。」
「そんなの簡単だよ、『ヒデオに点々』って覚えればいいんだよ。」

!Σ( ̄□ ̄;)

そこへ、1人のおじいさんが会話に加わってきます。
「ヒデオって誰だい?ハルさんのいい人かえ?ひゃっひゃっひゃっひゃ!」

!Σ( ̄□ ̄;)

「ひゃっひゃっひゃっひゃ!やだよぉタケさんったら!」
「ハルさんは『ビデオ』のことを、『ヒデオに点々』って覚えてるんだってさあ。」
「おお、そうかねそうかね、『ヒデオに点々』かね。それで、ヒデオって誰だい?」


!Σ( ̄□ ̄;)


公民館の入口にある黒板をよく見ると、その老人会の名前が書かれていました。
その老人会の名は…………「枯れ葉の会」。


!Σ( ̄□ ̄;)


……自ら「枯れ葉」て……寂し〜ッ!




 Mako Hakkinenn、菜食主義宣言
2004年06月15日(火)

 僕もおかげさまで来年、めでたく生誕30周年記念を迎えることになります。その節目を前に、そろそろ健康にも気を使おうかなと思い始めています。
 元々甘いものはほとんど食べないし間食はしないし、お酒も普段は1滴も飲まないのであまり太る要素はないのですが、さすがにこのところ週1のテニスもコンスタントに行けなくて、余計な贅肉が付き始めているような気がします。2年ほど前までは体脂肪率9%(オムロン調べ/上半身のみ測定)を保っていたのですが、運動不足が祟ってか、身長172cmに対して体重60kgだったのが65kgになり、体脂肪率も12%に上昇していました。
 極貧だった学生時代は体重57kgとさすがに痩せすぎだったのですが、せめて60kgは維持したいなあと思っています。ウエストは73とわりと細めなのですが、ご飯を食べると胃が膨らんでウエストの上の部分がぽっこりと膨らんでしまうんですよね〜。こりゃ腹筋を絞らないとあかんわ。

 そこで、できることなら大関・千代大海や巨人の清原選手のトレーナーとして知られるケビン山崎氏の指導を仰ぎたいところですが、そんなことは到底不可能なので、まずは食生活を変えてみることにしました。ま、簡単に言えば野菜中心の食生活に切り替えると言うことですね。
 僕は元々野菜は大好きで、生野菜や温野菜が出てくればウサギのようにむしゃむしゃと食べてはいるのですが、同じぐらいこってりしたものも好きで、焼肉やトンカツ、唐揚げが天ぷらなどの脂っこいものもライオンのようにガツガツと食べています。しかしこれからは、脂っこいものは極力避けてサラダをメインとした食生活にしていこうと思います。レタスやきゅうり、ブロッコリーにポテトサラダ……マヨネーズもあまりかけすぎないようにして、できればノンオイルドレッシングなどを使ってなるべくカロリーを抑えたいと思っています。

 ただ、僕は豆腐、納豆、味噌汁などの大豆類も好きで、さらにオクラ、わらびなどのネバネバ系のものも好きですから、きっと血液はサラサラだと思います。「ジャンクSPORTS」の「血液サラサラ選手権」に出たら、現役のアスリートには勝てないと思いますが、元近鉄バッファローズの金村や元小結・舞の海とはいい勝負になりそうな気がします。

 ……あとは、運動かなあ。一応街へ出かけるときは歩いて出かけるようにしているのでしょっちゅう歩いてはいるのですが、日曜日に仕事が入るとテニスに行けなくなってしまうので、普段からできる運動を考えなくてはいけません。昔はまってやっていたプレステの「ダンスダンスレボリューション」を、また引っ張り出そうかな……。




 F1カナダグランプリ(決勝)
2004年06月14日(月)

 なんだかなあ〜……。今日未明に行われたF1第8戦カナダグランプリは、何だかとってもガッカリなレースでしたよ。佐藤琢磨(BAR・ホンダ)は予選からスピンをして17番手スタート、レースでも何だかしっちゃかめっちゃかで、一応10位まで順位を上げましたが結局最後はまたもやエンジンブローで完走ならず。今回の琢磨は全然いいところがなかったですね。モナコ、ヨーロッパとレポートで褒めすぎたのがいけなかったんでしょうかねえ。これで琢磨を目の敵にしているごく一部(唯一1人ともいう)の「病的な」フェラーリファンは大喜びだったことでしょうね。
 2位に入ったラルフ・シューマッハ(ウィリアムズ・BMW)を含むウィリアムズとトヨタの計4台が車輌違反で失格となり、3位だったバリチェロが2位に繰り上がってまたもやワンツーフィニッシュですからねえ。フェラーリファンは笑いが止まらないでしょうね。
 でも間違いなくフェラーリのマシンが同じ車輌違反を犯していたとしても、おとがめはなかったでしょうね。フェラーリとはそう言うチームなんですよ皆さん。

 で、そのごく一部(唯一1人ともいう)の「病的な」フェラーリファンの発言はカナダグランプリ終了後は見ていませんが、きっと見るとまたムカついてくるので見ないことにします。やはり有害なものは見ないに限りますね。まあそいつの発言は誰の目から見ても馬鹿げているのは明らかですからね、そんなものに振り回されるのもアホらしいですから、放っておくことにしましょう。……ただそいつ、別の場所にも出没し始めて汚染しようとしているんですよねえ……。頼むから、誰かあいつを止めてくれ!




 久々!Mako GET CD CHECK!
2004年06月13日(日)

 丸井へ行ったのは別にサングラスを買いたかったわけではなく、本当は丸井に入っているヴァージン・レコードへ行ってChicagoのCDを探したかったのですが、ありましたよChicago!

 Chicagoはスカパーを導入してデジタルラジオを聴けるようになったので、やす吉さんお薦めの「70年代ロック&ポップス」というチャンネルを聴いていたらたまたま流れていて、初めて聴いてはまってしまったグループです。で、とりあえずChicagoビギナーと言うことでのりPさんお薦めの(のりPさん、見てますか〜?)ベスト盤を買おうと思っていたのですが、よく見るとそれとは別にもう一つ2枚組のベスト盤があり、のりPさんお薦めのものと収録曲を比べてみたらその2枚組の方に同じ曲がほとんど入っていたので、2枚組の方を買ってしまいました。(のりPさんごめんね〜!)

 家に帰って早速聴いてみたのですが、スカパーで聴いて惚れ込んでしまった「I’m a Man」ももちろん良かったのですが、CMで聴いたことがある曲も入っていて、「これもChicagoだったのか〜!」と感激してしまいました。なんだ、結構聴いたことのある曲あるんだな。2枚を一通り通して聴いてみましたが、初期の作品の方がファンキーで好きですね。

 しかし、のりPさんがおっしゃっていたように、バラードはかなりシブくて良かったです。早速これをMP3に変換してS2000のハードディスクナビにインストールし、ゴキゲンなドライブを楽しみたいと思います。(「ゴキゲン」って今時言わんか。僕も今世紀に入って初めて使いました。自分で使ってみてちょっと恥ずかしいです。)




 タケオ・キクチのサングラス
2004年06月12日(土)

 丸井に行ったら、タケオ・キクチ(菊池武生)のカッコイイサングラスを発見してしまいました!僕はサングラスコレクターでもあるのですが、自分で似合うと思うサングラスは結構限られているんですよね。学生時代から卒業後数年までは、いわゆる「ウルトラマン型」の細めのタイプが好みだったのですが、3年ほど前に同じく丸井でグレーのゴーグル型を見つけてからは、その手のタイプが好きになりました。ちなみにそのゴーグル型のサングラスを掛けている写真は「S2000ニュース」に載っていますので、見たい方は探してみてください。特に見たくもないという方は探さなくて結構です。

 ゴーグルタイプにも形が色々とありまして、上下がかなり広いものから比較的狭いものまであり、バイザー部分の色は全てグレーに透けていて、広めのもの、狭めのもの、そしてその中間のものと3つほど持っています。しかし、色が薄いので目が透けて見え、僕自身気がゆるんでニタ〜ッと笑うとかなり目つきがいやらしくなるので(実際いやらしいんですけどね)、最近飽き始めてきたところなんですよ。

 そこへ今回見つけたタケオ・キクチ。本来タケオ・キクチというブランドは、特に最近ではカジュアルな中に浮世絵チックな和風のテイストを盛り込んでいるのが特徴で、それ自体はあまり僕の趣味ではないのですが、今回見つけたサングラスに限っては大きめの丸みを帯びたタイプで、色もダークブラウンとシックでかなり気に入りました。手にとって装着してみると、高いだけあってよく似合っており(だいたい値段の張るものは誰がつけても似合うようにできているのだ)、今まで僕が買ったどのサングラスよりも自分にフィットしていました。これは運命的な出会いかと思い、思わずカードで3回の分割払いで買ってしまいました。

 いやいや、まいったなあ〜!これからの季節、このサングラスを掛けて街を歩いたらまたモテてしまう。僕のサングラス姿に騙された女性は数知れず……すいません、わたくし今、嘘をついてしまいました。




 物議を呼んだグランプリ
2004年06月11日(金)

●F1第7戦ヨーロッパグランプリレポートをアップ

 ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)と佐藤琢磨(BAR・ホンダ)の接触で物議を醸しだしたF1第7戦ヨーロッパグランプリのレポートをアップしました。とりあえず今週末に行われるカナダグランプリの前にアップできてホッとしています。今週、来週はカナダ、アメリカと2週連続でF1グランプリが開催されますからね。

 さて、バリチェロと琢磨の接触に関してはBarでも触れましたが、否があるのはレース後の記者会見で「琢磨はアマチュアだ」と言い放ったバリチェロの方です。Barではかなり過激な書き方をしましたので一部のフェラーリファンの反感を買いそうですが、そんなものは気にしません。僕の考えは「正当」ですから。まあレポートではもう少しやんわりと書いていますけどね。

 それから、このグランプリでもミハエル・シューマッハが優勝しバリチェロも2位に入りフェラーリがワンツーフィニッシュを決めましたが、特にミハエルの優勝に関しては触れていません。書かんでもいいでしょう。今シーズンは雑誌「F1速報」でも優勝したミハエルを差し置いて佐藤琢磨を表紙に載せているらしく、ごくごく一部の(唯一1人、ともいう)「病的な」ミハエルファンはかなりご立腹のようですが、愉快な話ですね。はっきり言って今年のF1を本当に楽しんでいるのはフェラーリファンだけでしょうからねえ。僕なんか琢磨が活躍していなかったら、フェラーリがFIAと連んでチャンピオンシップをぶち壊している今年のF1なんか見ていませんよ。

 「F1速報」の表紙でミハエルではなく琢磨を載せたりしているあたり、「F1速報」は読者の気持ちをよく理解していると思います。毎回毎回シューマッハばかりの赤い表紙じゃ面白くも何ともないし、いつのグランプリ号かわからないですからねえ。買う人に「あれ?まだシューマッハが表紙の号が置いてある」などと古い号だと思われたら売り上げにも影響しますし。記事を書いている人も大変だと思いますよ。ミハエルが毎回勝ってしまって、書くことも同じになってしまいますからね。だから表紙も記事も、ミハエル以外のことに触れないと書くことがなくなってしまうんですよね。いっそのことミハエルに関しては「今回も強かった」の一言で十分だと思うのですが。

 フェラーリファンの方々も、毎回毎回フェラーリばかりで飽きませんか?僕なんか表彰式でフェラーリを讃えるイタリア国歌、はっきり言って聴いててムカつきます。イタリア人が優勝した場合に最初に流れるイタリア国歌はもう少し厳かで気にならないのですが、フェラーリを讃えるために演奏されるイタリア国歌はくだらない茶番にしか聞こえませんね。

 え?僕が言っているのは単なる負け惜しみに過ぎないって?と〜んでもない!フェラーリが強いのは、FIAと癒着してライバルチームにイチャモン付けて何かと禁止させて戦力を削ぎ、自分たちはFIAの恩恵を受けて「容量可変燃料タンク」や「重量の軽い燃料」の使用をまかり通らせてアドバンテージを受けているわけですからねえ。「5mmは許容範囲」(99年マレーシアGP)ってどういうことやねん!いい加減にさらせよフェラーリ!

 誤解されたくないのですが、ミハエルは強いドライバーですし、実力も文句なしのナンバー1ですから別に嫌いではないですよ。とにかく僕は、フェラーリが嫌いなんですよ。今のフェラーリの汚いやり方がね。バリチェロはもうすっかりフェラーリに洗脳されてしまったようですねえ。バリチェロがチャンピオンになることはもうないでしょうね。実力があったドライバーなのに、最近ではすっかりやる気を無くしてしまっているし……(合掌)。




 ウィリアムズの来季は誰に?
2004年06月10日(木)

 F1チーム、ウィリアムズの来季ドライバーラインナップに注目が集まっています。今季はラルフ・シューマッハとファン・パブロ・モントーヤというラインナップですが、モントーヤはすでに来シーズンマクラーレンへの移籍が決まっており、ラルフはチームへの残留を希望しています。
 ウィリアムズといえばフェラーリ、BARに次ぐトップチームとして多くのドライバーがそのシート獲得を狙っていますが、ウィリアムズは「チームが強いのはドライバーではなくマシンのおかげ」という考え方なので、チームオーナーのサー・フランク・ウィリアムズさんはドライバーがサラリーのアップを要求するのを嫌い、実際サラリーアップを要求したドライバーがチームを放出された例も過去にありました。モントーヤはラルフよりもキャリアが短いながら、デビューシーズンの2000年からエースドライバーであるラルフよりも活躍し、それなのにサラリーがラルフの3分の1であることが不満でチームを離れたのではないかと言われています。

 ウィリアムズの来季のラインアップを巡っては、様々な憶測が飛び交っています。現役ドライバーではジェンソン・バトン(BAR)、マーク・ウェバー(ジャガー)などの名前が挙がっており、テストドライバーではアンソニー・デビッドソン(BAR)、アントニオ・ピッツォニア(ウィリアムズ)などが有力視されています。その他、97年にウィリアムズ・ルノーでタイトルを獲得し、99年から昨年までBARに在籍していたジャック・ビルヌーヴや、はたまた2001年に引退したミカ・ハッキネンの復帰説までまことしやかに囁かれており、その注目度の高さを物語っています。

 僕なりに消去法でウィリアムズの来季ラインナップを予想してみますと、まずジェンソン・バトンは元々2000年にウィリアムズからデビューしたドライバーで、2001年にベネトン・ルノー(現ルノー)にレンタルされた立場なので一応古巣はウィリアムズということになるのですが、今シーズンはウィリアムズよりも現在彼が在籍しているBARの方が強くなってきているため、バトンがそのBARを離れてウィリアムズに戻るというのは考えにくいでしょう。
 現在ウィリアムズのテストドライバーであるピッツォニアは、昨年ジャガーからデビューしましたが活躍できず、シーズン途中でミナルディのジャスティン・ウィルソンにシートを奪われてしまったという経緯があります。その後はウィリアムズのテストドライバーに抜擢され、テストではなかなかの速さを見せています。しかし彼の場合、テストではそれなりのポテンシャルを発揮してはいるものの、現在のラルフ、モントーヤと比べてどうかといえばその実力はまゆつばもので、ジャガーでのレースを見てもレギュラーとして使うのはかなり不安が残るため、レギュラーへの昇格はないと思われます。

 ジャック・ビルヌーヴはウィリアムズへの復帰、そしてF1への復帰を強く希望しており、日夜体力トレーニングを欠かさず続けており、最近ヘルメットを新調し、いつ声を掛けられてもいいように準備は万全らしいです。しかしいくら元チャンピオンとはいえ、1年のブランクがあるドライバーをレギュラードライバーとして迎え入れるのは、かなりのギャンブルであると言えるでしょう。ウィリアムズは過去に一旦F1を離れたナイジェル・マンセルを呼び戻してシーズン後半からレギュラードライバーに起用したことがありますが、ビルヌーヴもその時のマンセル同様、起用するのであれば事前にテストをする必要があるでしょう。

 同様の理由でハッキネンのF1復帰も考えにくい話ですね。特にハッキネンの場合、彼自身にF1復帰の意志がなく、またその身柄は未だにマクラーレン・メルセデスの管理下にあるともいわれています。仮にモントーヤ移籍の見返りとして、ハッキネンをトレードさせるという内約がウィリアムズとマクラーレンとの間で交わされていたとすれば、正式発表まで復帰の意志がないとハッキネンがしらばっくれている可能性も考えられますが、その可能性は極めて低いでしょう。

 そうなると、残るはマーク・ウェバーとアンソニー・デビッドソンということになります。仮にラルフ・シューマッハがウィリアムズから放出されたとしたら、来季はウェバーとデビッドソンというラインナップになるのではないかと思っています。ウェバーは、僕の中ではポスト・ミハエルとしてかなり評価しています。現在はジャガーで埋もれていますが、そのジャガーのマシンで最大限の結果をもたらしており、特に予選では時にトップチームをも脅かす存在です。彼がトップチームに移籍したら、ミハエル・シューマッハに匹敵する才能を発揮するのは間違いないでしょう。現役ドライバーでは、ドライバーとしての実力はミハエルに次いでナンバー2でしょう。

 しかし、ラルフ・シューマッハが来季もウィリアムズに残留するとしたら、ラルフのチームメイトはデビッドソンになるのではないでしょうか。なぜならラルフのサラリーはすでにかなりの高額になっており、お金に細かいサー・フランク・ウィリアムズさんはラルフのサラリー分を、安いデビッドソンで浮かそうと考えていそうだからです。特にマーク・ウェバーのマネージャーはあの!現ルノー代表のフラビオ・ブリアトーレですからねえ。高いサラリーを要求されるのはまず間違いないでしょう。

 僕個人としては、ビルヌーヴ+ハッキネンのラインナップが見てみたいですけどね。ダブルチャンピオン経験者で皇帝ミハエル打倒に燃える、うーん、魅力的な構図じゃないですか!




 真夜中の「西部警察」(後編)
2004年06月09日(水)

(前回のあらすじ……前回をお読み下さい)

 そしてクライマックス!組織にさらわれた恋人を救うべく、罠と知りながら単身組織のクルーザーに乗り込むジョー!そしてそれを知った大門刑事は、大門の足「MACHINE X」で出動!大門がクルーザーに到着するのとほぼ同時に他の大門軍団も合流!うーん!計ったように正確なタイミング!そしてクルーザーに乗り込む大門軍団!……犯人たちはなぜクルーザーを接岸したままだったのだ?クルーザーで沖まで出てしまえば邪魔されることもなかったのに、接岸していたら警察に簡単に乗り込まれてしまうから、クルーザーを使う意味がないような気がするのだが……。この組織、頭がよくないのだろうか……。

 人質を楯にジョーが犯人に撃たれようとしたその時!大門のトレードマークであるショットガンが火を噴く!このショットガンは、大門が出動に当たって(特に話の最後の方では)、散弾銃を携えて特車に乗り込むのが常なのです。ロス市警も びっくりです。彼の散弾銃はライアットショットガンのレミントンM31で、威力は抜群ですが、かなりの至近距離から撃った場合もあるので、相手の具合が心配でした。今回も何発も犯人めがけてショットガンをぶっ放し、それじゃあ犯人が死んじゃうじゃないかと心配していたら、何のことはない、犯人は意外と軽傷で、連行されるときも平然と自分の足でふてぶてしく歩いていました。……ひょっとして大門のショットガンは威嚇のための空砲で、他の団員が撃った拳銃が犯人に当たったのか!?ちなみにこの大門のショットガン、PART2の第9話から発砲音が変わります。

 そして人質の安全も考えずにドンパチを始めたばっかりに、犯人の凶弾がマストに縛られたジョーの恋人の肩口に命中!全てが片付いた後にジョーが恋人の元に駆け寄るが、なぜか恋人の表情がアップになった途端青白くなっている!まさか!まさか!今にも死にそうな分かりやすい顔色!恋人は最後に「ジョー、ごめんね……」(最後まで棒読み)と言い残して絶命!肩を撃たれただけだと思っていたのに、致命傷だったのかああああッ!あっけない!あまりにもあっけなさ過ぎる!設定上もはや登場させられないから降板させられたのか!ジョーは逆上し、連行される犯人のボスに殴りかかります。あのー……一応ショットガンで撃たれているんでケガしているんですけど……。そしてジョーは大門に「警察なんて辞めてやる!もう絶対警察になんか戻るもんか!」と言い放ち、手錠と警察手帳を投げ捨てて走り去ってしまいます。

 翌日、西部署では大門軍団が「ジョーは本当に戻ってこないのか」という話題で持ちきり、誰かが「あいつはきっと戻ってくるさ」と言います。そして何気なく窓を見ていた二宮係長(庄司永建:ポリデントのCMをしていた人)が、「おやおや、噂をすれば……」とにこやかな笑顔を見せます。窓の外では、何とジョーが照れくさそうに外に停まっているパトカーの陰に隠れて、中の様子をうかがっているではありませんか!そんなジョーをからかおうと、パトカーを洗車するついでに外に出てくる大門軍団の面々、そしてジョーもばつの悪そうな顔をしながら洗車を手伝おうとして和気相合の雰囲気!……ジョー!あのタンカ切った勢いはどこへ行ったんだ!?プライドというものがないのか!それから……恋人を殺されてしまった悲しみは、一晩で癒えたのか? 最後はその様子を木暮(石原裕次郎)がブラインドの隙間を指でカチッと押し下げて温かい目で見守るというお約束の仕草でエンディング。

 それにしても、渡徹也、峰竜太、三浦友和と大門軍団の面々がみんな若いのに対し、なぜか舘ひろしだけはあまり変わっていない!サングラスをかけているからなのか!?それともこの頃から老け顔だったからなのか!?ちなみに舘ひろしはPART1の第109話から鳩村英次刑事として登場していますが、実はPART1の第1話から30話まで暴走族出身の巽総太郎刑事として登場しており、巽刑事は第30話で通園バスに仕掛けられた爆弾を外して広場で放り投げた際にまともに爆圧を受け殉職し、西部警察における殉職第1号となりました。設定では巽刑事も鳩村刑事も、血縁関係は全くないそうです。誰も鳩村を見て「死んだ巽と瓜二つ!」と思わなかったのだろうか……。




 真夜中の「西部警察」(前編)
2004年06月08日(火)

 夜中に何気なくスカパーをつけたら、何と「西部警察」が再放送されていました!シリーズPART2の第6話「あいつは予言者」、テーマ音楽が変わったシリーズですが、大門刑事(渡徹也)が乗る改造車(?)はまだ黒色地に金色の線の塗装で知られるスカイラインでした。
 この黒いスカイラインは「MACHINE X」と呼ばれ、PART1の第45話で大門軍団が強盗団の高性能車メルシークーガーに手を焼いていた時、既にこの車を制作させていた木暮捜査課長(石原裕次郎)が完成を急がせて大門に贈った、軍団初の特殊車輌です。2ドアハードトップを基に警視庁科学技術研究所が技術の粋を結集して制作した車で、様々な機能を有しており、以後金色の「SUPER Z」が登場するまで活躍しました。

 この「西部警察」の特殊車両については色々書きたいことがあるのですが、それはまたいずれ書くとして、久々に見た「西部警察」は、今回見た1話だけを取っても、とてもツッコミどころ満載でした!

 僕が見たのは途中からだったのですが、まずは若き北条刑事(ジョー)が公園で恋人と何やら口論となっているシーン、何とこの2人のやりとりを、シブいサングラスをかけた木暮捜査課長(石原裕次郎)が滑り台の影から見守っていたのです!部下であるジョーのことを心配してのこととはいえ、わざわざ捜査課長が直々に公園に出向くか?普通……。その後ジョーは一言二言言ってその場を立ち去りますが、木暮はその恋人とすれ違う際に「お嬢さん」とシブく声をかけ、裕ちゃん独特の眩しそうに目を細める表情でさらにシブく決め、「さっきの男は顔見知りなんだが……」と言ったあと、何と人差し指を振って「チッチッチッ」という仕草をしながら、「女性に冷たい男は、どうかと思うよ?」と言ったのです!キザすぎる!そして意味が分からねえ〜!是非ともその発言の真意を、文書でいいので説明して欲しいものです。しかも木暮はそのジョーの恋人に「怪しいおじさん」と思われたのか、冷たく「失礼します」とあしらわれてしまいました。このシーン必要あるのか?しかもその恋人役の女優……もろ棒読み!中学校演劇でももっとマシな演技をするぞ!

 さらにそのジョーの恋人が、実は麻薬の密売組織のスパイだったことがわかるのですが、実は彼女の父親が人質になっており、仕方なく恋人のジョーから聞いた捜査情報を組織に流していたのです。ジョー!捜査情報を外部の者に喋るなよ……。守秘義務ってもんがあるだろう守秘義務ってもんが……。そして怒ったジョーが恋人を激しく責め(自業自得でしょう)、組織のボスの所へ案内させるのですが、そのボスのいるビルからかなり離れた場所に車を停めて身を潜めていたのですが、ビルの1階、2階、3階にいた見張りに同時にいとも簡単に発見され、いきなり銃撃を受けます!ジョー!簡単に見つかりすぎ!そして見張り!いくら何でもビルの窓から人目もはばからず撃つか?距離も離れているし、当たるわけないだろ……。一般市民に通報されて別件逮捕確実やん……。

(予想以上に長くなってしまったので明日に続く)




 梅雨入り
2004年06月07日(月)

 今年も梅雨の季節がやってきましたね。僕は毎年梅雨入り前になると、S2000のソフトトップをきれいに手入れして収納し、その上からハードトップを装着して、オープンカーのオフシーズンである夏の間はハードトップを付けたままで過ごしています。ところが今年はこのところ仕事が忙しくて時間がなかったのと手伝ってくれる人がいなかったのとで、梅雨入り前にハードトップを装着するのが間に合いませんでした。

 ソフトトップのままで梅雨時と真夏を過ごすとどういうことになるのかといいますと、当然ソフトトップはビニール製の「幌」なので、雨の日は雨がソフトトップを打ち付ける音がうるさくてカーステレオが聞こえません。また僕のS2000のソフトトップは黒なので、日差しの強い夏は熱が車内にこもり、クーラーを付けても結構暑かったりします。特に天気がいいときに長時間太陽の下で車を駐車しておくと、帰ってきたときは蒸し風呂状態になっています。それ自体は一度オープンにすればいいんですけど、ソフトトップも長い間太陽を浴びているので熱を持っており、クーラーの効き目も悪いです。だったら開けっ放しにして走ればいいじゃないかと思われがちですがとんでもない!真夏に街中でオープンにして走っている人はいません。日に焼けるわ、オープンでも風は入ってこないから暑いわで、カーエアコンの存在理由がありません。だから夏はオフシーズンで、春・秋・冬がインシーズンなんです。特に真冬はトップシーズンですね。

 とはいえ、すべてのS2000ユーザーがオプションで30万円もするハードトップを持っているわけではないですし、僕のように屋根付きのガレージではないユーザーもいるわけで、贅沢といえば贅沢なのですが、やはり夏はボディと同じアルミ合金のハードトップをしっかりと装着して、快適な(というか普通車として当たり前の)カーライフを過ごしたいものです。梅雨が明けたら、誰か男の方1人、僕と一緒にハードトップ(約20kg・滑り止め付き軍手支給)の装着を手伝ってください。

 しかし、盆休みなどに涼しい山奥の避暑地などに行ったりしたときは、ハードトップだとオープンにできないのでちょっと残念に思うことがたまにあります。ハードトップの脱着が1人でできれば、夏の間でも涼しいところに行くときだけハードトップを外したりできるんですけどねえ……。




 全Voice一挙公開
2004年06月06日(日)

●「Mako Hakkinenn's Voiceアーカイブ」を公開

 このVoiceを書くようになってから早くも2年半になりますが、この度「PRIVATE」のページに「Mako Hakkinenn’s Voiceアーカイブ」を設置いたしました。「アーカイブ」とは「保存」とか「倉庫」などといった意味があるそうですが、その名の通り過去の全てのVoiceを保管してある場所です。文中に貼り付けてある画像は見ることができませんが、2001年の11月から開始したVoiceで、僕がこの2年半の間にどんなことを書いてきたのかというのを全て知ることができます。

 僕自身もこのコーナーをアップしてから改めて自分の過去のVoiceを読み返してみたのですが、こうやって読み返してみると、その時何があって、自分がどんなことを考えていたのかと言うことがよくわかりますね。書くことがなくてだらだらととりとめのないことを書きつづったり、興味深いことがあって堰を切ったように書き連ねたり、時には納得できないことややり場のない怒りのはけ口として自分の主張を書き殴ったり、その日その時によって書く内容が違えば語彙も違ったりと、なかなか面白い読み物になっているなあと自分で感心してしまいました。

 このVoiceを読んで下さっている方から、たまにBarやメールで感想などを頂いたりしますが、僕の書いたことに賛同してくれる方がほとんどで、反論を書いて下さる方があまりいないというのが意外だったりします。この間のF1ヨーロッパグランプリでの一件に関してや世の中の出来事に関して、結構過激な内容を書いていることも多いと思うのですが、「私はそうは思わない」という意見はほとんどないですね。僕としては自分の主張を書くことで、僕と違う考え方や捉え方をしている方が反論してくれるかなと期待して、時にはわざときっぱりと言い切るような語尾で挑発したりしているのですが、やはり気まずい雰囲気になったり険悪なムードになってしまうのを恐れて、なかなか反論してくれないということなのでしょうか。

 もちろん僕は自分の考えに自信を持っているし、自信を持っているからネット上で堂々と書いているわけですから、反対意見が出てくることももちろん予測していますし、その意見に対してさらに反論する自信はあります。しかし、他の人の意見や考えを知ることによって、自分の考えが正しくない、あるいは間違っていると納得できた場合は、それを受け入れられる柔軟な考え方を持っているつもりです。皆さん、もし僕のVoiceの中で自分の考え方と違うと感じることがありましたら、遠慮なく反論をお寄せ下さい。




 100円ショップで英会話
2004年06月05日(土)

 以前はよく海外に行っていたので、片言ながら何とか独りで外国人の方と英語でコミュニケーションができていたのですが、ここ数年は海外へ行くことが少なくなり、自分の中の片言英語が危うくなりつつあります。一方、数年前から海外旅行に行くようになって英語マニアになりつつあるうちの母が、100円ショップのダイソーでポケットサイズの英会話の本とCDのセットを買ってきて、趣味で英会話の勉強をしています。うちの母は昔から記憶力がよく、特に語学に関する記憶能力が発達しているのか、今では簡単な会話なら平気でできてしまうようになりました。

 このダイソーのポケットサイズ英会話本は、様々なジャンル別に分かれているのですが、当然100円ショップで売っているので価格はたったの1冊100円、各本に対応したCDも1枚100円です。しかしこの本とCD、100円のわりになかなか要点をついた作りになっていて、読んでみると140ページ以上となかなか充実しており、かなり実用的で使えます。しかもポケットサイズなので携帯に便利、巻末には日常よく使う単語がリストアップされており、CDと連動しているのでネイティブな発音も学ぶことができ、安く合理的に英語を覚えたい人には最適な教材になっています。

 僕はこのシリーズの中から「トラベル英会話(ツアー編)」「トラベル英会話(個人旅行編)」「グルメの英会話」「ショッピングの英会話」「困ったときの英会話」「日常英会話」「通じる!かんたん英会話」「そのまま使える英会話」の8シリーズの本とCDを買い、これだけ買ってもたったの1600円というのが驚きでした。

 人間が一度に見ることのできる最適な大きさって知っていますか?B6の大きさ、つまりB5版大学ノートの半分の大きさなのだそうです。だから本当は普通のノートを使って受験勉強をするよりも、B6の大きさにまとめていき、それをもう一度見返していく方が頭に入りやすいのだそうです。今回買った英会話本もB6の大きさなので、1ページ単位で勉強していくとスムーズに頭に入っていくのだと思います。なかなかよくできた商品です。

 本当に気軽に英語を覚えようと思ったら、これぐらいのもので十分なんですよね。これなら時間のあるときに手軽に勉強できるし、万が一飽きてしまったとしても1冊100円ですからねえ。よく英会話の教材がテキストとCDがセットで数万円で売られたりしていますが、何だか高いお金を出して勉強するのが馬鹿らしくなってしまいますね。




 文明の中で病んでいく子供たち
2004年06月04日(金)

 長崎県佐世保市の小学校で6年生の少女が首を切られ死亡した事件で、加害女児(11)は被害者によるインターネット掲示板の書き込みに、口頭ではなく掲示板上で「やめて」と求めていたことが警察の調べで分かったそうです。長崎県警佐世保署は、顔の見えないネット上でのやりとりが感情のもつれを増幅させたとみて、掲示板でのやりとりを詳しく調べている模様。同署の事情聴取に女児は、事件の数日前に複数回、被害者による書き込みがあり、これが事件の引き金になったと話をしているそうです。書き込みは女児の容姿についてや「自分の全体的な雰囲気、イメージを表すものだった」と述べました。女児は聴取に「(被害者に)ネット上でやめてほしいと求めたが、聞き入れてもらえなかった」と話していたようです。

 子供って、結構残酷な生き物なんですよね。幼さからか、相手の気持ちを考える、相手の立場になって考えるということが欠如しているため、それほど罪悪感もなく陰険ないじめを平気でしてしまうものなんです。子供のいじめは、ある意味大人よりも残酷なことが多いですからね。みんなで無視したり、寄ってたかって暴力を振るったり、机を隠したり、上履きを隠したり……。大人の世界でも考えられないようなことが、子供の世界では平気で行われてしまっているのが現状なんですよ。

 いじめた側はそのことをすぐに忘れてしまいがちですが、いじめられた側はいじめられたことをなかなか忘れることはできないでしょう。それが深い悲しみとなって自殺に発展するか、憎しみとなって復讐に転ずるかという両極端の最悪の事態に発展するケースも少なくはありません。そして後者の場合、その復讐方法は昔と比べると、年々残虐さがエスカレートしているというのも否めません。

 なぜ殺人などの凶悪犯罪が低年齢化しているのか、現代の子供たちに何が起こっているのか。それは、インターネットや携帯メール、テレビゲームなどが急速に発達したことが大きな要因だと思っています。今の子供たちは昔のように外で遊ぶことが少なくなったと言われています。そしてゲームの中でバーチャルで敵を倒し、インターネットや携帯メールで、お互い顔を合わせることなくコミュニケーションを図ったりと、現実と非現実の判別ができにくくなっているのが大きな要因だと言えます。だから顔の見えない相手との文章だけのやりとりで誤解やすれ違いが生じ、テレビゲームの感覚で自分自身にとっての「敵」を簡単に殺してしまうという発想が生まれてしまうのです。また、現実と非現実の判別ができないからドラマや映画の影響を受けて、それを現実に実行しようという発想が生まれてしまうのです。

 我々大人は、言うまでもなくテレビゲームと現実世界の区別はしっかりとつけることができますし、インターネットや携帯メールでの文字によるコミュニケーションでも、意味を判断し汲み取ることができます。しかし、現代の子供たちは、物心がついたときからそういった環境が揃っており、感受性の強い幼少期から現実と非現実の狭間で生活をしているのです。
 時代とともに技術が進化していくことで、テレビゲームのクオリティも年々リアルになっていき、現実と非現実との違いが少なくなってきています。インターネットの世界も年々高速化し、様々な情報が世界中から簡単に入手でき閲覧できてしまうようになりました。そういった文明の進歩が、現代の子供たちに深刻な影響を及ぼしているのです。我々にとって、今やインターネットや携帯電話は生活の必需品としてなくてはならない存在になっていますが、今の子供たちのことを考えると、複雑な気持ちです。




 F1レポート暫定アップ
2004年06月03日(木)

●F1第5戦スペイングランプリレポートをアップ
●F1第6戦 モナコグランプリレポートをアップ

 先週末にF1第7戦ヨーロッパグランプリがすでに終了していますが、溜まっていた第5戦スペイングランプリと第6戦モナコグランプリのレポートをようやくアップすることができました。佐藤琢磨が日本人最高位(スペイングランプリ終了時点)の予選3番手を獲得したスペイングランプリ、そして大波乱となったモナコグランプリ、ちょっと遅い更新ではありますが、レースを振り返る意味でご参考になれば幸いです。第7戦ヨーロッパグランプリのレポートは追ってアップいたしますのでもうしばらくお待ち下さい。

 予選3番手を獲得しながらピット作業ののろさとタイヤのミスマッチによって5位に甘んじたスペインといい、7番手スタートから1コーナーまでに一気に4位に浮上する素晴らしいロケットスタートを見せながらわずか3周でエンジンブローに終わったモナコといい、佐藤琢磨の表彰台への壁は厚いですね。ヨーロッパグランプリでは表彰台確実だと思われましたが、バリチェロとのアクシデントとその後のエンジンブローでリタイヤに終わっています。あと一歩のところまで来ているんですけどねえ。そこからがなかなかうまくいかないのが辛いところですね。何とか今シーズンのうちには、琢磨には表彰台に登って欲しいものですね。できれば中央に立って、F1では史上初めての表彰台での「君が代」を聴きたいものです。




 佐藤琢磨をなめるな!
2004年06月02日(水)

 F1第7戦ヨーロッパグランプリでのルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)と佐藤琢磨(BAR・ホンダ)の接触に関して、佐藤琢磨は特にフェラーリファンの間で批判の的となっている。しかも明らかに間違った認識で。よく知りもしないくせにあそこまで「でたらめ」を堂々と書き立てられて、黙っていられるわけがない。ここでもう一度はっきりとさせておこう、あの接触、悪いのはバリチェロの方だ。

 「F1は結果が全て、あそこで無理に仕掛けた佐藤はそのことによって自ら表彰台を棒に振った」という意見もある。しかし、佐藤はあそこで仕掛けるべきだった。あそこでしか仕掛けるチャンスはなかっただろう。「無理に2位を狙わずに3位を守るべきだった」という意見もある。F1はいつからそんなに上品になったんだ?F1は仲良しクラブか?レースとは常に上位を目指すものだろう!チャンスがあるのに仕掛けないなんて腰抜けの考えだ。しかも、あの時バリチェロがインに入られた佐藤に気付いてしっかりとイン側と開けていれば、接触することはなかった。バリチェロがバックミラーを見ないでぶつけてきたから悪いんじゃないか。

 「佐藤琢磨は危険なドライバー」と批判する輩、お前らの目は節穴か?地上波放送の解説がどうコメントしようがバリチェロや佐藤がどうコメントしようが関係ない。自分の目でちゃんと映像を見て正しい認識で判断しろ!自分の贔屓にしているドライバーの危険行為を棚に上げて、他のドライバーの批判をするのはやめろ!盲目的で正しい認識ができないやつに他のドライバーを批判する資格などない!非難するなら正しい認識を持って、自分の贔屓にするドライバーの否も認めろ!自分の贔屓にするドライバーの否を認めないのなら、他のドライバーに対して知ったかぶりしてえらそうにゴタクを並べるんじゃねえ!心の中で思っても、黙ってろ!佐藤が危険というなら、かつて故意にライバルにぶつけてきたシューマッハは「当たり屋」だろうが!もっとタチ悪い!だいたい佐藤は危険と言っている輩はまず間違いなく勘違いしていると思うが、昨年の最終戦日本グランプリで佐藤とシューマッハが接触したのだって、悪いのはシューマッハの方だぜ?シューマッハはレース後に「あそこでインを開けていると言うことは、前を譲ることを意味している」と言っていたが、だれがそんなこと決めたんだ?勝手にルールを作っているだけじゃないか!そもそも譲ってもらえるという考えが間違っている。

 佐藤琢磨は未だに「壊し屋」というレッテルを貼られている。いつの話だ?2年も前のことだろう!確かに2002年シーズンは佐藤もデビューシーズンで、しょっちゅう空回りしてスピンはするわ、チームメイトに追突するわ、見ていられないほどの「壊し屋」だったことは認めよう。だが、今シーズンの走りを見ろ!そんなに佐藤はマシンを壊したか?バーレーングランプリでは確かに縁石に乗り上げて自らのミスでフロントウィングを壊した。しかし、他のマシン破損は全てレースアクシデントか他者の非によるものかエンジンブロー、佐藤のせいではない。確かに今でも見ていて危なっかしいのは認める。しかし、佐藤は2年間でしっかりと学習して確実に成長しているのだ。そういった部分もしっかりと理解した上で判断するべきだ。

 「自分が応援しているドライバーの順位が上がるために佐藤にリタイヤして欲しい」、あるいは「佐藤琢磨が嫌い」というのなら話はわかる。誰かがリタイヤして応援しているドライバーがタナボタで順位を上げるのを願う気持ちは当然のことだし、ドライバーの好き嫌いはそれぞれの自由だ。しかし、自分の応援するドライバーの非を認めずに他のドライバーに非をなすりつけて批判するのはやめろ!




 マクラーレン、ニュースペックをテスト
2004年06月01日(火)

 昨年キミ・ライコネンがチャンピオンのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)にわずか2ポイント差のランキング2位に輝きながら、今年はマシンのパフォーマンス不足と深刻なエンジンの信頼性不足にあえぎ低迷しているマクラーレン・メルセデス。第7戦終了時点でクルサードは4ポイント、ライコネンに至ってはわずか1ポイントと長いトンネルを抜け出せないでいるマクラーレンは今日、起死回生を狙って現行マシンの改良型「MP4/19B」のテストをシルバーストーンで開始していまする。テストはライコネンが担当し、残念ながらウェット・コンディションの中のシェイクダウンとなっています。このシャシーのモノコックはMP4/19から変更されているが、既にFIAのクラッシュテストも通過しているようで、外見上の大きな変更点は、フェラーリのF2004にも似たリア周りと、ルノーのR24にも似たエンジン・カバーになっているそうです。もちろんこれから続くアメリカ大陸での連戦には間に合わないですが、マクラーレンにとっては大忙しの期間が続きそうです。

 「これはアップデートされた車だ。実質的にほとんどすべての部品は同じものだ。しかし、ボディーワークは大きく改良されている」とマクラーレンのチーフ・デザイナー、エイドリアン・ニューウェイ氏は語っています。注目のシルバーストーンでのテストでは、朝方は雨でウェットコンディションだったため、慎重に数ラップをしただけのキミ・ライコネンですが、午後路面が乾くとさらに順調に周回を重ね、この日トータル46ラップを周回。ベストタイムも1分22秒110とトップのルノーに僅差の2番手として続き、トラブルらしいトラブルもなく好走しました。

 しかしこのMP4/19B、積んでいるエンジンは現行のMP4/19とまったく同じエンジンなんですよね。メルセデスエンジンの信頼性不足は98年後半から深刻化して年々悪化の一途を辿っていますが、今シーズンは特にひどく、第7戦ヨーロッパグランプリ終了時点で積み上げてきた2台合計の8つのリタイヤのうち、7つがエンジンブローによるリタイヤという再起不能の状況に陥っています。いくらマシンを改良して速さとバランスが改善されたとしても、肝心のエンジンが1レース持たないんじゃ、まったくもって意味がないと思います。マシンを改良するよりもエンジン開発に資金を回して、少しでも信頼性を回復させることを優先するべきだと思うのですが……。

 この際ですからマクラーレンは、思い切って95年から続いているメルセデスとの蜜月関係に終止符を打ち、別のエンジンメーカーとのパートナーシップを模索した方が賢明だと思います。できればホンダと契約を結んでマクラーレン・ホンダを復活させてもらいたいですね。初めのうちはエンジンとシャシーのマッチングが合わないかもしれませんが、長い目で見ればこのままメルセデスエンジンを使っているよりもよっぽど未来は明るいと思います。昨年はメルセデスエンジンのおかげでキミ・ライコネンのタイトル獲得が失われてしまいましたからね。もし昨年のドイツグランプリでライコネンのエンジンがブローしていなかったら、昨年のチャンピオンはライコネンでした。


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