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■ インディ500
2004年05月31日(月)
昨日はF1第7戦ヨーロッパグランプリの他に、モナコグランプリ、ル・マン24時間耐久レースと並んで世界三大レースのひとつであるインディカー・シリーズ第4戦「第88回インディ500マイル・レース」が米国・インディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で決勝レース(200周)が行われ、インディカー・シリーズ(IRL)参戦3年目でポールシッターのバディ・ライス(レイホール・ホンダ)がシリーズ初優勝をビッグタイトルで飾りました。ポール・トゥ・ウィンは史上17人目。2位はトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン)、3位はダン・ウエルドン(アンドレッティ・グリーン)、4位はブライアン・ハータ(アンドレッティ・グリーン)と、アンドレッティ・グリーンが2〜4位を占めました。またホンダ・エンジンはインディ500を初制覇、トップ7を独占したそうです。
5位以下は、ブルーノ・ジュンケイラ(ニューマンハース)、ビトール・メイラ(レイホール)、エイドリアン・フェルナンデス(フェルナンデス)、スコット・ディクソン(チップガナッシ)、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)の順。日本勢はロジャー・安川(レイホール)の10位が最高位で、松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス)はルーキー最上位の11位、高木虎之介(モーナン)は1周遅れの19位に終わりました。
この日は不安定な天候に振り回されたそうで、朝方降った雨の影響で、午前11時予定のスタートが2時間遅れ。そして22周目で雨が降り出してイエローコーション、再開後の27周目に雨足が強まり赤旗中断。長い中断の後、30周目でリスタートが切られ、やっとレースになったそうです。首位が17回入れ替わる激戦の中、ポールシッターのライスは冷静にレースを運び、172周目から5度目のトップに立ちました。そして夕暮れ迫る6時すぎの174周目、雨と1コーナーに霧が立ちこめてコーション。回復が見込めないため、イエローのまま180周でレースは打ち切りとなった模様。
現在インディカーシリーズはシボレー、ホンダ、トヨタの3つのエンジンで争われていますが、F1を制したホンダがこのビッグレースでトップ7を独占したのは、ホンダユーザーとしても非常に嬉しいですね。日本人ドライバーでは松浦孝亮がフリー走行でトップタイムを記録していたので期待していたのですが、決勝では11位と、さすがに優勝までの壁は厚いですね。しかしルーキーでは最上位となり、今後の活躍が期待できます。僕が注目しているドライバー、日本人としてはそろそろインディではベテランになりつつある高木虎之介はマシンバランスの調整に苦しみ、不満の残る仕上がりでレースに臨むことになったわけですが、最終成績は19位、やはり1台体制のモーナンでは最良のセッティングを見いだすのも難しいのが伺い知れます。しかしポイントランキングでは現在8位、開幕からここまで徐々に獲得しているポイントが減ってきていますが、次戦から再び盛り返して欲しいと思います。
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