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■ サッカー日本代表、奇跡の逆転勝利!
2004年07月31日(土)
中国で行われているサッカーのアジアカップは今日、準々決勝2試合を行い、日本は1―1からPK戦の末ヨルダンを下し、準決勝進出を決めました。日本は前半11分、左サイドを破られて先制点を許しましたが、14分に中村のFKを相手GKがはじいたところに鈴木が詰めてゴールに押し込み同点としました。その後、双方とも決め手に欠き、延長戦となりましたが、それでも決着がつかずPK戦に。日本は1人目の中村と2人目の三都主が続けて外しましたが、ヨルダンは3人目まで成功。敗色濃厚となりました。しかし、ヨルダン4人目のシュートをGK川口のスーパーセーブでしのぎ、5人目で振り出しに戻し、結局、7人目の宮本が落ち着いて決めると、ヨルダン7人目が失敗し、劇的な勝利を収めました。
重慶の熱帯夜にサッカー史上に残る奇跡が起こりましたね。アジア杯4強を決める120分の激闘の末に迎えたPK戦。俊輔、三都主がシュートミスを犯す0―2の圧倒的劣勢で、川口のスーパーセーブが光りました。反日感情の高まりからブーイングが鳴りやまない戦場で、川口は日本代表史上初のPKキッカー4人連続阻止の偉業を達成しました。それは運命の4本目からでした。MFシュブールの右足がボールを捕らえた瞬間、左に大きく跳び、伸ばした左手で必死にはじいたボールはバーを叩き外れました。5本目は相手のミスを誘いサドンデスに持ち込みます。しかし中沢が外し再び嫌なムードが流れます。そんな窮地にも6本目は4本目の神業を再現する横っ跳び。右手で捕らえた球体はバーを直撃。そして7本目、相手のシュートは右ポストを直撃。この瞬間に日本の劇的な勝利が決定しました。
前代未聞の事件もありました。PK戦途中にエンド変更、主審の指示したゴール側はPKスポット付近の芝が半径1メートル範囲で足場がずれるほど荒れていたため、俊輔と三都主の名手が相次いでシュートを外してしまいました。その後主将のDF宮本のPK戦開始前からの抗議が通りサイドがチェンジされることになったわけですが、ここで明らかな不公平が起きましたねえ。後攻のヨルダン2人目のキッカーは状態良好なエンドで蹴ることになりましたからね。あれにはさすがに驚きました。両軍スタッフがベンチを飛び出す騒動に発展しましたが、守護神川口が見事にゴールを守り、奇跡を生みました。日本が再びアジアの盟主の座をつかむにはあと2つ勝たなければなりませんが、今日は本当に素晴らしい試合でした。
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