Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 マツダイラ第4話
2003年04月22日(火)

 マツダイラ第4話をお読みくださった皆様、ありがとうございました。また、今回辛くて読めなかったという方々、申し訳ありませんでした。加藤大治郎選手の訃報が発表日に重なってしまい、タイミングが悪すぎました。この作品は、第1話発表当初から予想以上に皆様からの反響を頂きました。第3話、第4話では94年に起こった事故のエピソードに関して、色々な方から様々なご意見やご感想、あるいはその当時のエピソードなどを頂きました。大変興味深いお話を聞くことができ、参考になり、また反省すべき点も多くあることにも改めて思い知りました。今後とも皆様にいい作品をお送りできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、今回のエピソードでは、サンマリノで起こった事故を受け、マツダイラF1プロジェクトも大きく変わっていくことになります。その過程であるメカニックのミスに対して社長の松平が激怒したシーンは、ある方は「松平の優しさ」と捉え、またある方は「ちょっと神経質になりすぎている」と捉え、読む方によってその捉え方は人それぞれなのだと言うことを再認識しました。ある人のある行動や言動に対して、相手がどのように捉えるのかは、十人十色なんですよね。僕自身は「プロフェッショナルな世界」を強調し、1回のミスでも厳しく処罰するという、「厳しさ」だけであのシーンを描いたのですが、「優しさ」と捉えたご意見を頂いたのは非常に興味深かったです。もちろん本当はどれが正解でどれが間違い、というのはないのです。読んだ方がどう感じたかは、その方の自由ですからね。今後ともご意見、ご感想をお待ちしております。




 M・シューマッハ、悲しみを乗り越えて
2003年04月21日(月)

●「マツダイラ#004」をアップ

 昨日の夜に行われたF1サンマリノグランプリの決勝で、王者シューマッハがようやく今季初優勝を挙げました。しかし、シューマッハの母親が決勝日の朝他界し、悲しみをこらえてのレースでした。
  実は、今年のサンマリノグランプリは、とても心配していました。「マツダイラ」をお読みになった方はおわかりだと思いますが、94年は、それまでのハイテクの塊だったマシンからハイテクを一切取り除き、マシンの性格が激変した年でもありました。そういうときは、大きな事故は必ず起こるものです。ヨッヘン・リントのときもジル・ビルヌーヴの時も、マシンの技術的なレギュレーションが大きく変わった年でした。そして今年も、技術レギュレーションを含め、大会規定が大きく変わりました。しかも94年の時と同じく、F1は世代交代の波が押し寄せていました。こういうときに最も危ないのが、新しい世代の追随をかわし続けるスタードライバーだとも言われています。「世代交代」という大きなプレッシャーに襲われるからです。
 94年も、セナは最強マシンに乗りながら、開幕2戦をノーポイントで終えました。今年のシューマッハは、ノーポイントではなかったですが開幕3戦で表彰台を逃し、タイトル争いから一歩後退していました。そして新鋭ライコネンは開幕3連続表彰台と好調、嫌な予感がしました。そしてさらに追い打ちをかけたのが、シューマッハ兄弟の母親の訃報、精神的には、とてもレースなどできるような状態ではないはずなのに出場という道を選んだシューマッハ兄弟、今回のレースは、前回のブラジルの件もあったので、とにかく全車無事にレースを終えて欲しいと願っていました。

 今回ティフォシの期待に応えて見事に優勝し、ミハエル・シューマッハがようやく長いトンネルを抜け出したのがとても嬉しかったですが、同時に、無事にレースを終えてくれてとにかくホッとしました。まあ、現代のF1マシンでは94年のような事故が起きたとしても、ドライバーが死亡するようなことはないとは思いましたが、とにかく怪我がなくて本当に良かったです。
 シューマッハが独走するシーズンはつまらないが、シューマッハが不調のシーズンはもっとつまらない。99年シーズンは、波乱はたくさんありましたが、あまり興奮したシーズンではなかったですね。とにかく今回は心からシューマッハに、「優勝おめでとう」そして「お疲れ様でした」と祝福したいと思います。「おかえりなさい」でもいいかな?

 それにしても、いくらなんでもエンディングでシューマッハの亡くなった母親の映像流すか?普通……。あのあたりにフジテレビのダサさを感じずにはいられません。シューマッハのお母さんをエンディングで見せられても困るっつーの!レースにまったく関係ないじゃん……。あれは視聴者の感情をあおりすぎですね、びっくりしました。シューマッハのお母さん、あんな風に使われて可愛そうに……。だいたい他の選手のお母さんが亡くなっても、絶対流すことはないだろうに……。




 加藤大治郎、逝く
2003年04月20日(日)

 今日は小雨の降る中、昼過ぎから夕方までテニスに行ってきて、雨の中試合をしたのですが、一時急激に振ってきたのでレストハウスに避難し、そのときにケータイでBarの書き込みをチェックしていたら、キャスバル兄さんのカキコを読んで、モトGPレーサー加藤大治郎の訃報を知りました。

 加藤大治郎は250ccクラスで世界チャンピオンに輝き、今年は最高クラスの500ccクラス(通称モトGP)にステップアップしていました。しかしその今月6日の開幕戦・鈴鹿で、トップ走行中にシケインで事故を起こし、意識不明の重体が続いていました。それでも病状は少しずつ回復し、意識は戻らないまでも、血圧や心拍数も安定していたので、なんとかこのまま危篤状態を脱しtくれればと思っていました。
 加藤大治郎選手は、世界に通用する、モトGPで世界チャンピオンになれる唯一の人材といっても過言ではないでしょう。本当に残念です。26歳、これからもっともっと伸びていったであろう優れた才能が散ってしまいました。




 F1サンマリノグランプリ予選
2003年04月19日(土)

 F1はいよいよヨーロッパグランプリに突入しました。その初戦はイタリアのサンマリノ。ティフォシと呼ばれるフェラーリの熱狂的なファンの声援を受けながら、今シーズンまだ1回も表彰台に登っていないミハエル・シューマッハが、みごとポールポジションを獲得しました。ちなみに2番手にはラルフ・シューマッハが入り、7回目の兄弟フロントロー対決となりました。もう一台のフェラーリであるバリチェロも3番手に入り、さすがはフェラーリ、地元ではきっちりと結果を出してくれました。

 明日の決勝は雨になるかもしれないとのことでしたが、ブラジルグランプリのようなことにならないように、できることならドライコンディションの中で、白熱したバトルを展開してもらいたいものですね。
 マクラーレン勢では、ライコネンが6番手、そしてクルサードは……12番手!!おいおいどうしたんだクルサード!何だかハッキネンが抜けてせいせいとエースドライバーになると思っていたら、若手のライコネンに負けっ放しじゃないか!大丈夫なのかこのベテランは……。
 我がホンダ勢はビルヌーヴが7番手、パニスが10番手、何とかこの位置から、ニュースペックのエンジンで表彰台を狙って欲しいものです。




 i-Mac復活計画
2003年04月18日(金)

 昨年の暮れに、当時仕事以外のプライベートでは主力機だったボンダイブルーの初代i−Macが壊れてしまったため、その後はノート型のi−Bookを主力機にしていたのですが、i−Bookは容量も処理速度も断然上なのですが、やはり画面が小さくてテンキーがないというのがネックになってしまい、HP更新が結構やりにくい状態でした。インターネットもi−Macの半分ぐらいしかウィンドウが表示されないので2窓3窓ができず、仕事で使おうと思ったら、ソフトのパレットだけで画面の半分以上を占めてしまうので、家では仕事は全然できませんでした。

 今年に入ってビデオ編集ソフトの最高峰「ファイナルカット」を使うようになったのですが、このソフトは機能が優れている分パレットもやたら多く、もはやi−Bookでは作業ができない状態になってしまいました。かといって新しいデスクトップ型のMacを買おうにも、その前にカーナビを買う予定なのでお金もなく、仕方がないので昨年壊れたボンダイブルーの初代i−Macを、もう一度蘇生させてみようと試みてみました。

  とりあえずキャノピーを開け、ハードディスクを取り出して軽く振ってみる。中ではちゃんとディスクがまわっているようだ。各部分をもう一度よく調べてホコリなどを綺麗に取り除き、再びディスクを戻してキャノピーを取り付け、一旦ハードを初期化してOSをインストール。その後念のためNORTONをかけてみると、ディスクに重大なエラーを発見、しかし、全てを解決したという表示が出たので、その言葉を信じ、早速再インストールしたハードから立ち上げてみました。
 うーん、何の問題もなく立ち上がった……。立ち上がったけど、またすぐに壊れてしまうのでしょうかねえ。何せこのボンダイブルーの初代i−Mac、発売されたのは1997年で、それを2000年に中古屋で5万円で買ったものですからねえ。やっぱりどうあがいても、すぐに壊れてしまうのでしょうか?一応、今のところ順調に動いているみたいなのですが。




 富士にF1?
2003年04月17日(木)

 今日のニフティニュースによると、御殿場市にあるトヨタが所有するサーキット「富士スピードウェイ」が大規模な改修工事が行われるらしいですね。富士スピードウェイは僕も何度か走行したことがあるのですが、現在の昔ながらのレイアウトは今年限りで消滅して、2005年春には超近代的なサーキットとなり、何と2007年からはF1グランプリ開催も視野に入れているのだとか。

 それにしても、富士スピードウェイに行くまでのアクセスが悪すぎる!イベントのない日はともかく、イベントのある日は、ニスモの感謝祭ですら鬼のような渋滞で列が全然動かなくなります。これでF1なんか来たら、御殿場インターから車が渋滞し、現地に着く頃には決勝レースが終わってしまうんじゃないだろうか。国内レースと違い、F1は外国からも続々と観客が集まるはずだし。富士スピードウェイに行く道が片側1車線の」1本道というのはどうにかして欲しい……。




 スケバン刑事の謎
2003年04月16日(水)

 今日、友達と何気なしに話題に登ったのですが、あの「スケバン刑事2」のアサミヤサキは、幼い頃に鉄仮面をつけられ、17歳までまったく外されることがなかったらしいが、ということはつまり、その間洗顔も洗髪も、はたまた歯磨きすらしていなかったということになる。しかも12年以上もの間……。そしていよいよお面が外れ、どんなに吹き出物やニキビだらけで、髪の毛にもフケが溜まった女の顔が出てくるのかと思ったら、何と中から出てきたのは綺麗な顔をしたデビュー当時の南野陽子!なぜだあ!なぜなんだあ〜!

 さらに2代目アサミヤサキとなった南野陽子は、何と少女時代に被らされて、そのおかげで17歳までずっといじめられ続けた壮絶な思い出しかない鉄仮面を、何と自分の部屋にインテリアとして飾っているではないか!しかもなぜかたまに目の部分が赤く光るのも不思議だ!なぜわざわざ鉄仮面をインテリアにしているのだろうか?「なかなかカッコイイぜよ」などと思っているのだろうか……。




 不思議なラーメン屋
2003年04月15日(火)

 うちの家のすぐ近所に、とある普通のラーメン屋があるのですが、そのラーメン屋、一見さほど広くもない通りに面した、ごく一般的なお店なのですが、僕が深夜2時とか3時に帰る頃、平日だというのにまだ電気や看板がついており、しかも何とのれんまで出ているのです。……これって、まだ営業中なんだろうなあ。一体このラーメン屋は何時まで営業しているのだろうか……もしかしてこの辺りは小さな居酒屋も多いので「酒を飲んだ後はラーメンが食いたくなる」という酔っぱらいの客を狙って真夜中まで営業しているのだろうか。でも、平日から?

 しかも、さらに驚いたことに!その店の看板には普通に「ぎょうざ」という大きな筆文字が書かれているのですが、何とその横に「昔の味」という文字が書かれているではないか!「昔の味」ってなんだ〜!?「昔ながらの味」ならわかるが、「昔の味」って何なんだ〜!味が古いって言うことなのか?




 感情の開放
2003年04月14日(月)

 僕は自他共に認める温厚派で、まずキレることはありません。しかし、理不尽な目に遭ったりすると、心の奥底では腸が煮えくり返っていることもあります。人に八つ当たりすることはないのですが、自分一人になったときに、大声でわめいたりしてストレスを発散することもよくあります。

 現在執筆中の「マツダイラ#004」には、これまでとは全く変わった一面を持っています。おそらくこれまでの3話の中では最もシリアスな内容と言ってもいいでしょう。荒れ狂うほどの怒りと情熱をキャラクターたちに託して、自分自身の内なる感情を解き放っています。理不尽な思いをしているのに、世間体を気にして「馬鹿野郎!」という怒りを胸の奥底にしまってしまいがちな現代社会に、一石を投じたいと思っています。「マツダイラ#004」は今週末に完成します。




 久しぶりのテニス
2003年04月13日(日)

 今日は朝の11時から午後3時までテニスです。寝坊してしまい、朝ご飯を食べる時間がなかったので、本当は炭水化物を摂ってからテニスに臨みたかったのですが、仕方がないので途中のコンビニでカロリーメイトを買うことにしました。ところがそのコンビニにはカロリーメイトが売っておらず、代わりにウィダーインゼリーを買って初めて食べてみたのですが、これがまた恐ろしくまずかったです。背に腹は変えられないので運転しながら10秒チャージを済ませてテニスコートに到着。

 十分準備体操をしてから、軽くラリー(打ち合い)をして、その後は時間まで延々試合が続きます。ラリーは昨日オートテニスで練習しただけあってかなりいい感じだったのですが、いざ試合が始まると、ダブルスでの動きがまったくわからなくなってしまっていたことに気付きました。後衛に立ったときに前衛の動きにあわせてフォローするのを忘れて間を抜かれてしまったり、逆に前衛に立ったときに逆をつかれてしまったりと、まあ何とも情けないミスを連発し、終わってみれば8試合で勝ったのはわずか2試合だけ、散々な結果に終わってしまいました。

 それにしても他のみんなは、僕が休んでいる間にどんどん上手くなっているように思いました。自分と実力が拮抗していてライバルだと思っていた人にもかなわなくなっていて、やっぱりブランクは1夜では取り戻せないなあと実感しました。
 それでも後半は動きの感覚をだいぶ掴んだので、これからしばらく、真面目にテニスに参加しようと思っています。




 ブランクの穴埋め
2003年04月12日(土)

 今年に入ってまだ一度もテニスに行っていなかったのですが、4月に入り休みが取れるようになってきたので、運動不足になっているということもあり、明日の日曜日を皮切りに、またコンスタンスにテニスに行くことにしました。そこで今日は長い間行っていなかったブランクを少しでもなくそうと、オートテニス場で練習をしてきました。

 オートテニスというのはバッティングセンターのようなもので、半分だけのテニスコートのネットの向こうからボールがでてきてそれを打ち返すというものなのですが、当然機械がボールを出しているので来る場所はいつも安定しており、実際はあまり練習にはなりません。それでもボールを打ち返す際のストロークの感覚を取り戻すという意味では役に立つので、フォア・バックの交互にボールを出すように設定し、50本×3セットで練習しました。

 1セット目は若干感覚がつかめずミスが多かったですが、2セット目はほとんどミスなく打ち返すことができ、3セット目にはだいたいストロークの感覚を取り戻すことができました。こぼれ球を使ってサーブの練習もしましたが、サーブは問題ないようです。これで明日は久しぶりだけど、何とかまともに試合ができそうです。
 毎回久しぶりに行った日は、勘を取り戻した頃に終わってしまいますからねえ。明日は最初から飛ばして、白星を増やしたいです。




 書くことの苦しみ
2003年04月11日(金)

 昨日は「物語を書くことは面白い」という話をしましたが、「文章を書くこと」の全てが面白いというわけではない。実は僕は昔から「読書感想文」というものが大嫌いでした。読書感想文に限らず、何かに対しての感想を書かされるのはとても苦手なのです。あと、エッセイも嫌いです。ですからこのVoiceやF1レポートは、「文章を書く」という作業の中では、どちらかというと苦手な部類に入ります。
 もちろん感想文にしてもエッセイにしても、自分が書きたいことがあって書く場合は当然自然に筆が進むわけで全然苦にならないのですが、何もないところから無理矢理絞り出そうと思うと、なかなか出てこないので苦しいです。

 仕事柄雑誌のコラムなどで原稿の依頼をたまに受けることがあるのですが、ある一つのテーマに沿って限られた文章量の中で何かを書かなくてはならないというのは、まあ興味のあることに対しての文章ならともかく、まったく興味のないことに対しても感想やエッセイは、本当に毎回頭を悩ませながら書いています。なので物語を書くのと比べると、同じ文章量でも書くスピードは格段に下がってしまいます。
 それにしても最近は「原稿用紙を買う」ということが全くなくなってしまいました。昔は400字詰め原稿用紙を買ってきて万年筆でサラサラと原稿を書き、できあがったらその分厚い原稿を綴じて郵送していたのですが、そのうちワードプロセッサーを使うようになると、万年筆を使うことがなくなり、キーボードで文章を打ち、できあがった原稿をプリントアウトして郵送するようになりました。その後Macに切り替わりインターネットが普及すると、原稿ができあがったらプリントアウトスラせずに、そのままEメールに添付して転送するようになったため、紙を使うことがなくなりました。

 ワープロやパソコンでの執筆作業の利点は、何と言っても推敲が格段に楽になったことですね。誤字の修正などは、昔はホワイト修正液で消して乾くのを待ってから書き直したり、一文を削除したり挿入したりする場合などは、その部分をもう一度書き直したりしていましたからねえ。今では誤字の部分だけを選択して打ち直し、文章の挿入もコピー&ペーストでカンタンにできるようになりました。便利な世の中になったものです。
 ただし、手軽に修正ができて、それを手軽に送ることができるようになると、その分修正の量が増えてしまうのが難点ですね。すぐに直せるからぎりぎりになって細かい直しは入るし、メールで送れるから「1時間ぐらいで送って下さい」とタイトなスケジュールを組まれるし……。原稿用紙で書いていた頃は、時間はかかったけど、その分色々と考えを巡らせながら、気持ちにゆとりを持っ文章を書いていたような気がします。




 書くことの喜び
2003年04月10日(木)

 僕も「マツダイラ」や「それマコ」をHPで書いていますが、物語を書くというのは、実に楽しいものです。アイディアが浮かんでくれば文章は流れるように出てくるし、書きながらさらに想像力を膨らませ、自分の世界を作り出していくことができます。「マツダイラ」では、キャラクターにこんなシブイセリフを言わせてみたい、こんなシュチュエーションにキャラクターを置いてみたい、はたまた絶対に自分では実現しないようなことをやらせてみたい、などと自分のしたいことをキャラクターたちに自由にさせることができるし、何といっても読者に少しずつ伏線を与えていって、そのタネを少しずつ明かしていくという醍醐味もあり、物語を書く者は、その物語の世界では「神」になることができるのです。
 ただし、そこで作者がキャラクターたちを何にも考えずに好き勝手させるのではなく、いかにそれぞれのキャラクターにそれぞれの性格や人格を与え、作者の性格や人格ではなく、あくまでそのキャラクターの性格や人格という、いわば「ルール」に乗っ取ってキャラクターを描き、物語を形成していくかで物語のリアリティや質は格段に変わっていくと思います。つまり物語を書く上で、あらかじめ自分で設定した各キャラクターの性格、人格に基づき「こいつならこうするだろうな」という推測を基にキャラクターを行動させるのが、また物語を書く醍醐味でもあるわけですね。

 「それマコ」は、そう言う意味では物語のリアリティや質は全くないと言ってもいいですが、あれはあれで、本来ならボケとツッコミが揃わなければできない漫才や、何人かいて、しかもそれなりのシュチュエーションや舞台がなければ成り立たないコントを、キャラクターたちを使ってやらせているのです。つまり作者である僕は、差詰め「それマコ」というお笑いバラエティ番組のプロデューサーということになるわけですね。僕は「それマコ」で、ふと思いついたコントやギャグを披露しているというわけです。「マツダイラ」と「それマコ」はまったく異なるものですが、キャラクターを自由に操って何かを表現するという意味では、やっていることは同じことなのです。

 よねさんのHPで公開された「子供たちは夜の住人」も、作者自身が実に物語を作ること、そしてキャラクターを自由に動かしていくことを楽しみながら、伸び伸びと書いているなあと思いました。まず自分自身が楽しまなければ、読む人を楽しませられないですからね。読んでいて驚いたのですが、おおよそよねさんのイメージとはかけ離れた、独特の世界観がそこにはありました。おそらくそれは、僕たちが掲示板などで知っているよねさんとはまた別の、内なるよねさんの世界観なのだと思います。よねさんという「神様」が、よねさんの作り出した世界をどのように作り出していくのかがとても楽しみです。自分の今の日常が真実だと思いこんでいるあなた、実はそれは作られた現実で、実際は全く違った、あなたの知らない本当の現実が隠されているかも知れませんよ。よねさんの物語は、そんなミステリアスな物語です。ぜひ読んでみてください。




 カーナビが見えてきた
2003年04月09日(水)

 「S2000ニュース」でずいぶん前に書きましたが、ようやくカーナビを今月買えることになりました。うちの車にはポータブルのカーナビしかつけられないのですが、ポータブルを侮る事なかれ、これがまたすごい機種なんですよ。使用メディアはCD−RでもDVDでもなくハードディスク。ハードディスクだから速いし、書き換えも可能なのです。ま、詳しいことはよくわかりませんけど、グラフィックもきれいだし、テレビもDVDも見られるし、今から楽しみです。カーナビ買ったら、行きたいところがたくさんあります。知らない街でも迷うことがないので、S2000で日本の色々なところを旅したいと思っています。まずは手始めに、長野あたりに行ってみようかな。



 F1予想グランプリ速報
2003年04月08日(火)

●F1ブラジルGPレポートをアップ

 先ほどゆうきちさんサイトのF1予想グランプリのブラジル終了時点までの結果が発表され、何とこちらでもポイントリーダーに躍り出てしまいました!はっはっはっはっは!いや〜まいったな〜!女帝ONIちゃんとの差は2ポイント差、まだまだ全然余裕ないですが、昨年圧倒的な強さを誇ったONIちゃんの上に立つと、やっぱり嬉しいです。形格さんのところでもマレーシア終了時点で単独トップ、こりゃあ、いよいよダブルタイトルが現実味を帯びてきたかあ?

 さて、うちのF1レポートもようやくブラジルグランプリまで間に合わせることができました。Winで見るとリザルト表とその下の注釈の文字が小さすぎるようですが、なにぶん確認できないもので、ご迷惑をおかけします。さて、あとはシーズンプレビューか……。もうプレビューじゃないやん……。




 指輪物語る
2003年04月07日(月)

●F1マレーシアGPレポートをアップ

 実は昨日、ようやく「ロード・オブ・ザ・リング〜2つの塔〜」を観てきました。原作の小説でも読むのが大変で難所だった第2部でしたが、映画でもかなり難所でした。長いッ!それにしてももの凄い数の人間、化け物、そして木々が暴れ回った映画でしたね。主人公のフロドは今回全然活躍していなかったので、あの人間の剣士が主人公のように思えてしまいました。あと、あの木たちが暴れる暴れる!蹴るわ殴るわ、ダムは壊すわの大暴れですわ!暴れはっちゃくもびっくりですわ!いや〜、気を怒らせると怖いですねえ、「気を付けよう、甘い言葉と歩く木々」。……はあ、リブ・タイラーは美しい。とてもエアロスミスの娘とは思えない……。




 ブラジルはもうハチャメチャ
2003年04月06日(日)

●F1オーストラリアGPレポートをアップ

 えー……F1グランプリは早くも第3戦ブラジルグランプリを終えたわけですが、今さら開幕戦オーストラリアグランプリのレポートをアップいたしました。今年から装いも新たに、さらにわかりやすいレポートを目指しました。内容もレース外のことまで掘り下げていくのではなく、純粋にコース上で起こったことを見た私の感想を書いています。興味のある方はどうぞご覧下さい。

 さて、今回のブラジルグランプリは歴史に残るもの凄い展開となりましたねえ。まだ見ていない方もいらっしゃるので結果にはまだ触れないでおきますが、まさかこれほどまでに荒れたレースになるとは……。今シーズンはこの先いったいどうなってしまうのでしょうか、まったく予想ができません。




 今日も雨
2003年04月05日(土)

 今日は朝から雨が降り続いています。午前中にお客さんのところへ納品に行って来て、午後はほとんど仕事らしい仕事はないので、久しぶりにゆっくりとしています。明日は久しぶりに休めそうですが、雨だろうから、家でゆっくりとHPでも作っていようかなと思っています。「マツダイラ」に「それマコ」に「F1レポート」、やりたいことはたくさんありますからねえ。音楽も作りたいですが、そこまではできないでしょう。しかし最近忙しくて、ほとんど返って寝るだけの生活だったので、まずは部屋の掃除からしなくては。あーだいぶ本が溜まったなあ……でっかい本棚が欲しい。



 サクラ
2003年04月04日(金)

 最近仕事でよく自転車で街中に行くのですが、街の中にある公園にも、櫻が満開です。この時期になると近所の神社やマンションの植え込みにも櫻が咲いており、「おお!この木も櫻だったのか!」と改めて思い出すことが多いです。今日はあいにくの雨ですが、それほど強い雨ではないので花びらが散ってしまうことはなさそうです。

 それにしても、櫻はあまり好きではありません。櫻を見ると高校時代の嫌な思い出を思い出すし、何だか切ない気分にもなります。カメラサークルやお得意先のお花見会に誘われて行くのは楽しいですが、今年はどこにも誘われていないし、一緒に見る人もいないし、一人で見る櫻ほど空しいものはないですね。あー、早く夏が来ないかな〜。




 スペイン料理
2003年04月03日(木)

 今日は僕のお気に入りのスペイン料理屋さんに行って来ました。このお店はテレビや雑誌でも紹介されている、とても美味しいお店で、マスターと奥さんは大のサッカーファン、ワールドカップでも日本そっちのけでスペインを応援していました。このお店には本当によく来るので、マスターとも奥様とも顔なじみなのですが、奥様は未だに僕のことを「マコネン」と呼んでいます。略すな〜!わざと間違えてないか???

 で、僕がここで必ず注文するのは、まず「チョリソとカルバンゾ豆のオリーブオイル煮込み」。チョリソとはスペインのソーセージで、やわらかくなったカルバンゾ豆と一緒に口に入れると、口の中でその2つの異なる食感が混じり、ニンニクが効いたピリッと辛い味が抜群の逸品です。
 そして「イカのスミ煮」、これはイカスミとトマトのソースで輪切りにしたイカの胴体を煮込んだもので、こちらもイカスミソースがとてもまろやかでコクがあり、イカを食べ終わった後、パンにイカスミを付けて食べても美味しい料理です。
 そして最後はこのお店の特製パエリヤ。パエリヤはできあがるまでに時間がかかるので、一番最初に注文しておくのですが、お店の名前が「パエリ屋」というだけあって、パエリヤはこのお店のメイン料理でしょう。パエジェーラと呼ばれる平べったいパエリヤ専用の鍋にベーコンの微塵切り、ナッツ類、塩、胡椒、パプリカ、バター、ニンニク油、スープ、白ワイン、白醤油、トマトソース等を入れて沸騰させ、沸騰したら生米を入れてそのまま25分ほど煮込んで作るのがパエリヤですが、ここの特製パエリヤは海老、イカ、ソーセージ、ムール貝と、とにかくいろんな具が入っているのが魅力です。パエリヤには「サングリア」という甘いワインが良く合います。




 才能のある人が……
2003年04月02日(水)

 昨日、香港の名優レスリー・チャンが自殺しました。ついこの間は日本でも個性派俳優の古尾谷雅人が自殺したばかり。どちらも才能溢れた役者なのに、なぜ死ななければならないのでしょうか。僕らにはわからない、何か大きな問題が本人にはあったのだと思いますが、死ななければならないようなことだったのでしょうか。

 レスリー・チャンはウォン・カーウァイの映画「欲望の翼」と「ブエノスアイレス」で好きになり、日本でも知名度のある、これからさらに磨きがかかるであろう俳優でした。彼の2作を見て、香港映画の素晴らしさを知り、そして香港という独特の雰囲気を持つ舞台の魅力を再確認しました。
 古尾谷雅人は、その容姿からクセのあるシリアスな役が多かったですが、物静かでありながら存在感を放ち、この先高倉建のような、日本を代表する俳優の一人になっていくと信じていました。松田優作が好きだった僕は、彼の死後、古尾谷雅人を「ポスト松田優作」と勝手に位置づけていたのですが、彼もまた死に急いでしまいました。

 残念というよりも、悔しいですね。ファンの期待を裏切って、自ら死んでしまうなんて。この悔しさを味わったのは伊丹十三が自殺したとき以来です。世の中には生きたくても生きられない人々が多くいるというのに、家族や友人たちに悲しい思いをさせ、自分だけ先に逝ってしまう、自殺というものは最も愚かな行為だと思います。




 出会いの季節
2003年04月01日(火)

 「出会いの季節」4月がやってきました。うちでレコーディングをしていたストリートミュージシャン「モノクロ」の片割れイソもめでたくうちのお得意様の会社に就職し、他にも新人社員が入ってきてさっそく新しい出会いがありました。新しい環境に入学、就職された方々、おめでとうございます。

 さて、僕の身の回りでは、もうひとつとても大きな出会いがありました。そう、今日から静岡市と清水市が合併し、新「静岡市」と して新たなスタートを切ったのです。つまり2つの市が出会い、1つになったということです。これで静岡市は日本一の面積を誇る市となりました。ちなみに今までの清水市の住所は「清水市○□△町」だったのが、今日からは「静岡市清水○□△町」となるようです。そして今日からは、清水エスパルスが僕にとって正真正銘のホームチームとなったわけです。日本一広い市のサッカーチームとして、今年は清水エスパルスにも日本一になって欲しいです。

 ところで先月のVoiceが現在途中で終わっていますが、順次書いていきますのでご了承ください。


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加