アイゾウ

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2015年03月31日(火)
催眠術3回戦。7



程なく施術師の動きが
止まり、私の真横に
寝転がってきた。


「もう終わりですか?」
「イカなくていいんですか?」


と私は聞いた。


「うん、もう時間がね、、」


との回答。
あと1時間で時間切れ。
残念に思ったが、体力的にも
精神的にもついていけない
私もいた。
施術師の胸に顔をうずめ、
少しだけ密着させてもらう。
わきのあたりからする汗の
においを嗅ぎながら、
クラクラする頭を落ち着かせ
ようとじっとしていた。


施術師は後片付けを始める。
バイブを洗い、身支度を
整える。のろのろと起きた
私は、さっきまで着ていた
黒いキャミをだけをつけて
イスに座り水を飲んだ。
足を閉じたくても、膝が
笑ってしまいできない。
そう断ってから、足を
組んで施術師と対座する。
バブリーな話に、えー!
すごーい!と派手に反応し
その度頭がクラクラし、
まだまだ酸素が足りて
いない気がした。


施術師が部屋を出たのは
チェックアウトの15分前
だった。なんだかんだ話を
してしまい、私はシャワーを
浴びることもできず、
急いで服を着て部屋を出た。


後から届いたメールには、
“前より感じる身体になって
きていますね”とあった。
少しでも前進できていれば
それでいい。
ただ、いつまでも
こうしていられるほど、
私には時間がない。
宿題をこなし来るべき日が
来るのに備えるだけだ。
自分にできることを
するだけだ、と再確認した。





2015年03月30日(月)
催眠術3回戦。6



バイブとピストンの合わせ
技に、早々にクラッシュ
させられた私は、
自分でも意外に思う程
施術師を抱きしめ声を上げ、
スゴイ、ヤバイ、コワイ、
キモチイイキモチイイ、
と叫び続けた。
かわいらしさなんて
何もなくて、ただただ
予想以上の快感に恐怖や
焦りが吹き出していた。
おかしくなりそうで、
戻れなくなりそうで、
イヤイヤを繰り返し
頭がボーッとする。
身体は跳ね、のた打ち回り
両手が施術師を叩く。


久しぶりの圧倒的快感。
ただ、やさしさなのか、
私から逃れるためか、この
時間は長くは続かなかった。
バイブが抜かれ、ペニス
だけが挿入されたままで
クリトリスをいじるよう
指示される。


「イキそうになったら、手を
 離すんだよ」
「最後までシテはダメだよ」


そこで思考がもとに戻る。
私は、何かを挿入したままで
オナニーをするのが苦手だ。
集中できず、イクまでに
時間がかかるのだ。
でもそれは言えず、言わずに
しばしトライする。
結果は予想通り。
あきらめ手を離した私を
確認して、施術師は
ピストンを再開する。
余韻なのかなんなのか、
以前よりはそれでもとても
気持ち良かった。





2015年03月29日(日)
催眠術3回戦。5



「じゃあ、お返しね」


と言われ、私がクンニされる
番に。身体を二つ折りに
されてアソコが天井を向く。
ベロベロとなぞる舌の動きが
力強くて声が出る。
指より弱いけれど、指より
もっと気持ちが昂る。


施術師からアナルに
入れてみようかと言われる。
今日は掃除してきてないから
嫌です、と即答し後悔。
準備をすればオーケーだと
勘違いされては困るから。
どこまで本気で冗談なのか
さじ加減が難しい、私が
思う私たちのこの関係。
今は楽しめ、そう切り替え
ゴムを着ける施術師を待つ。


正常位の体勢。
片手にペニス。
片手にオモチャ。


デザイン性の高いそれは
ウィー バイブ。
充電式で生活防水仕様。
アルファベットのUの
形をしたそれの片側を
膣に入れ、もう片側は
クリトリスにあてる。
さほど太くも厚くもない
形状は、同時にペニスも
挿入することができる。
以前に見せてもらった
ことがあったそれを、
今回は入れてくれるそう。


初体験に緊張する間も
できないほどスムーズに
それは私の体内に入る。
既にリモコンにて起動され
震え続ける紫色のバイブ。
私もこれが欲しくなった。





2015年03月28日(土)
催眠術3回戦。4



一糸まとわぬ私の身体。
アソコをなぞられ、指を
入れられ悲鳴が出た。


「これ、気持ちいいよね」


そう言われても返せない。
さっきまでボディソープの
香りがしていたはずの指先が、
再度私の目の前に現れた。
細長い指たちは愛液に濡れ
光り、私のにおいがしていた。


見せつけられたそれを、私は
焦ってバスタオルで拭く。


「やだ!やだ!やだ!」


と連呼しつつも半笑いだった。
そう、私は照れていた。
施術師は私の手を払い、わざと
指を舐めた。恥ずかしいこと
この上ない。でも不思議と嫌な
気持ちはなく、むしろ楽しかった。
そうか、恋人同士「風」なら
私からもアクションしても
いいのだろうか。そう思い立ち
施術師を仰向けになるように押し
倒し、耳から下へ舐めだした。


首、胸、わき、太もも、睾丸、
足の付け根を舐めていた時、
額にペニスが当たってきた。


「頭、はたかれました」


と報告した私は笑顔だった。
ペニスの先から透明の液体が
垂れていて、それを見たら
もう焦らせなくなった。
口はそれをしっかり咥え、
唾液がよく出るよう、なぜか
レモンを想像しながら
フェラをした。時折むせつつ
私はこの時間を満喫していた。




2015年03月27日(金)
催眠術3回戦。3



服を脱いで、持ってきた
下着をつける。
セクシーな下着だ、と褒めて
もらえこれにしてよかったと
思った。


2人でベッドに入り、背中側
から抱え込まれるようにして
抱きしめられる。
施術師の左腕を枕にして、
先に伸びる左手を握った。
右耳を舐められ、声が上がる。
ビクリとしながら私は言った。


「あの、私、耳、弱いん、です」


だから、声が大きくなって
しまうんです。
でももっと舐めて欲しいんです。


それらは言えなかったけれど、
湿った舌がなぞった後は、
快感と気化熱でゾクゾクし、
震える身体も溢れる声も
止められなかった。


キャミソールの上から胸を
揉まれて肩がすくむ。
その肩にある紐を引っ張り
下ろされ、上半身が露わになる。
そのまま四つんばいの姿勢に
移り、キャミソールは腰を
なぞりヒップをなぞりながら
脱がされていった。


ショーツに手がかかる。
黒い生地に白い愛液はよく見える。
多分濡れてしまっているであろう
クロッチを見られるのは羞恥。
想像だけで息が上がる。
イイもイヤも言わず、ただ
されるがままで私はいた。




2015年03月26日(木)
催眠術3回戦。2



シャワーを浴びて、着てきた
服をまた着なおす。
催眠術のやり方は、初回に
かけられたのと似ていた。


誤ってショーツまではいて
しまっていた私は、部屋を
出る直前までそれに気づかず
施術師の前で脱ぐことになって
しまった。スカートをはいた
ままストッキングを下ろし、
ショーツを脱ぎベッドに
置いた。
今日、ストッキングをはいて
こなかったら、スカート一枚
だったのかと思うと震える。
カーディガン、インナー、
スカート、タイツだけをつけて
外出する。


途中、ホテルのスタッフや
他のお客とすれ違う。
コンビニ店員とマニュアル
通りの会話を交わし、部屋へ
戻った。
鍵は持っていたので、自分で
ドアを開けて入る。
シャワーの音が聞こえて、
施術師が入っていることが
分かった。


あ、そうか、これから
エッチをするのか。


と思うととても興奮した。
わざと大きい音を立てて
ドアを閉め、「戻りました」
と声をかけた。
ベッドの上に、先程脱いだ
ショーツが丁寧に畳まれて
あった。一気に羞恥心が出て、
バスタオル一枚の施術師に
この恥ずかしい気持ちを
申告した。


「わざとですよ」


と言われまた恥ずかしくなり
たまらなかった。
今日これまでに、心の底に
溜めこんできた羞恥心が
爆発する。


「今日は恋人同士のような
 エッチをしましょう」


とさわやかな笑顔で
言われてしまったから。





2015年03月25日(水)
催眠術3回戦。1



前回から学んだこと。
シングルベッドは狭い。
ブラジャーの痕がひどい。
だから対策。
ダブルベッドの部屋を予約。
移動中にブラをはずす。
それだけ。
でも少しずつ私なりに
余裕が出てきたのは確か。
サンドイッチは美味しく
食べられた。
まっすぐ見て話せた。
聞きたいことが聞けた。
言いたいことが言えた。
リラックス、ができてきた。


−−−−−


いつものホテルを
いつもの時間に予約。


今までと違ったのは、前日に
施術師からメールが届いたこと。
そこには、


・スカートを着用
・セクシーな下着を持参
・できればキャミソールも持参


というリクエストがあった。
慌てて下着を探す。
セールで買った黒い総レースの
下着と、黒いサテンのキャミを
用意した。買ってからまだ
一度も使っていないそれらを
まさか今回使うことになるとは。
何に使うのかは分からないけど
私が着けるのには違いない。


当日。
フレアースカートをはいて、
下着が入ったカバンを持って、
ノーブラの私は時間通りに
チェックインをする。
部屋番号を連絡し施術師を待つ。
ポットの水を沸かしながら、
テーブルの上のパンフレットを
片づける。スリッパを出して、
コートをクローゼットにしまう。


インターフォンが鳴った。
ドアを開けて、施術師を招き
入れる。
いつもの雑談から今日の予定を
言われた。


最初にシャワーを浴び、
そのあとにまた服を着る。
ただし下着はつけないこと。
一旦催眠術を施してから、
それを解除する。
そのまま外のコンビニへ
行って、部屋へ戻ってくる。


というものだった。





2015年03月24日(火)
料亭?旅館?



若い人(とか書いちゃうw)は
知らないかもしれない。
ドラマとかであった、男女が
料亭の個室で食事をしてて、
あらかた食べ終わると始まる
シーン。


男性がおもむろに立ち上がって、
個室のふすまをスパーン!!


ふすまの向こうは寝室!!


寝室には2組の布団!!


そうです、これからするんです(笑)
大概女性はびっくりしてて、
いやいやヤラれるって感じ。
こんなのあったよねー?
でも実際問題、こんな店あるの?


世の中は知らないことばかり。
もしかしたらあるのかもしれない。


さえ的には渋谷の幸和がそんな感じ。
あそこはお料理出てこないけど、
代わりにセブンでソバとか
買えばよし(笑)
あー、久しく行ってないなー。
通ってた時は、部屋の予約ができて。
クリスマスに予約して、近所の
コンビニでケーキも予約しておいて。
2人きりでメリクリですよ。
和風のラブホで(笑)


懐かし。もう10年くらい前の話。
広い部屋予約しといて、ふすまを
スパーンてやっときゃよかった(笑)




2015年03月23日(月)
流行りの珈琲。


青いビンのコーヒー屋さんに
行ってきたよ。


感想。
別にスタバでも良かったかも(笑)


ドリップコーヒーと店舗限定ベニエ。
コーヒーなんか味薄くて、ベニエ
あんまり甘くなくて。
並んだ時間は20分程度だったけど、
2回目はないかな。


意外と家族連れとかおばさまの
集団とかもいて、賑わってて。
のんびりできなかったのもあるか。
ハンドドリップを目の前で見れた
のは楽しかったよ(^o^)




2015年03月13日(金)
女子会デートン。



金曜夜の渋谷。
最高に楽しかった(笑)


リベンジに行ったお気に入りの
(だった)居酒屋は、前回より
かなりサービスが良かった。
頼んだのドンドン出てきたしー。



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と言われてしまい苦笑い(^_^;)
まぁ、予約の名前同じだしね。


お連れしたお相手も、お店を
気に入ってくれたみたいで、
嬉しかったし、良かった。
飲み放題して、ヘルシーめの
料理を食べて、お料理の話
とかしちゃって女子モード。
もちろん エロ話とかもしてさ。


駅で別れるとき、少し酔った
お相手がマジラブリーで。


「おうち着いたらメールするー」


って言われてキュンキュン
してしまった(*^_^*)
で、ホントに後でメールきて
またキュン(笑)
酔ってたからちゃんと帰れたか
気になってたので安心もした。
あー、なんか男心が少し
分かった気がした(笑)


女の人が集まると、必ず話す。
どっか旅に行きたいねーって。
美味しいもの食べたいーって。
温泉入ってお刺身食べて的な。
いつか行けたらいいな(^_^)




2015年03月09日(月)
催眠術2回戦。9



シングルベットは狭い。
もしも次があったら、
ダブルにしよう、
そう思いながら、私は
横になったままで、
施術師は身支度を進め
ながらで世間話をした。


私の髪を何度もすく
施術師の手が、首に触れ
ビクリとする。


「こういうのも
 気持ちいいよね」


と言われ、素直に同意。
眠ってしまうほどでは
ないけれど、それなりの
疲労感。ぼーっとした
ままの私を気にしてか、
もう着替えを済ませた
施術師が濡れたタオルを
持ってきてくれた。


冷たいタオルを目元に
当ててくれ、私を覚醒
させようとする。
とっさにマスカラや
アイライン、眉が
落ちるんじゃないかと
気づいた私は、


「色々都合があるのに!」


と叫び見事正気に戻った。


今回も私は施術師を見送る。
共にフロントまで行って
チェックアウトを済ませる
わけにはいかないのだ。
まだ着替えが済んでいない
私は、名残惜しい気持ちで
一杯になり、思い切って
施術師に言った。


「抱きしめてください」


ハグと励ましの言葉、
軽いキスをもらって
笑顔で彼を見送れた。
でも心の中には申し訳ない
思いが充満していた。
なんともまぁ、ふんわりと
した結果しか出せないのが
申し訳なかったのだ。
ただ、前回よりも進歩は
したと思う。
後日、ひとりでバイブを
入れた時、今までにない
快感を得ることができた
から。





2015年03月08日(日)
催眠術2回戦。8



前回同様、時折私の
身体はビクビクと波打つ。


「またイッたよ」


その度そう言われる。
だらしない表情のまま、
あぁ、そうなんだ、と
思うしかできない私は、
自分の身体に起っている
ことを脳が処理できて
いないようだった。


「自分で“イク”って
 言わないね?」


挿れられたまま、質問
される。


「ちゃんと言わないと
 ダメだよ」


それが来るのが分かって
いれば、私だってきっと
言ってるはずだ。中イキと
いう目的を達成するために、
協力してくれている人への
報告を怠るはずがない
だろう、と少しいらつく。
なんで分からないんだろう、
なんで感じ取れないんだろう、
身体ばかりが先行して、
それでも、ほらまたイッた、
と自分以外に判断されている
のはなかなか辛いものだった。
確かな確証は得られぬまま。
なぜなら、時折寄せるあの
感覚は、今までのセックス
でも体感した覚えがあったから。


イクということに期待しすぎ
なのだろうか?
中でイッたら、もっと失神
するような衝撃がくるはずでは
ないのだろうか?
正解はこの程度なのか?


想像と期待と結果が合わない。
だから混乱している。


言葉にすることで、認める、
認められる、ことになるの
だろうか。
だから私は言った。
最後に「イク」と連呼した。
同時に施術師もイッていた。
彼はイクとは言わなかったけど。





2015年03月07日(土)
催眠術2回戦。7



奥まで突かれ、このまま
脳まで貫かれてしまいそう。
それもいいな、と自分で
太ももを抱え、出来るだけ
奥まで挿入されるよう
努める私は、はしたなくて
正直だった。


途中、目を開けた。
探さずともスッと視線が
ぶつかったその時、
私を見下ろすその表情は
まるで私を「観察」して
いるようだった。
恥ずかしくなって横を
向いた。



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甘い言葉。
その言葉を、言い訳を、
良いように解釈して
その通りにした。


また目を閉じて、息を整え
ゆっくり目を開けた。
キスをしてきそうな表情が
見えて、唇を開き待った。
私の口の中に入ってきた
のは、舌ではなくて水。
驚きながらも、一口分の
水を受け取り流し込む。
次は大量だった。
受け取りきれず右の口角
からどんどん溢れる水は
枕を濡らす。
溺れそうになって声になら
ない悲鳴を上げる。


「飲んだ?
 媚薬入りの水だよ」
「飲んじゃったから、
 もっと良くなるね」


私は酔う。
彼の言葉と行動に。
だって仕方ないじゃない、
そう言い訳できる今を
用意してくれる彼に。
だから気持ち良くなって
しまうのも、仕方がない
ことなのよ、と。





2015年03月06日(金)
催眠術2回戦。6



バイブを入れられ声が
上がる。気持ちいい
ところを何度も突かれて
腰が勝手に動く。


右手を取られ、バイブを
握らされた。


「気持ちいいところを
 覚えるんだよ」


そう言われて、私は、
一心不乱にソレを動かした。
自ら出し入れを繰り返す
私の右手は、今までに
したことがないくらい
激しく前後していた。
手が疲れて動きを止めた時、
バイブは抜かれ、どっと
全身に疲労が襲ってきた。


ベッドの縁に座った施術師は
私の右手を取ってペニスを
握らせた。私の手ごと握り
上下にしごく。
皮膚の下に、ゴリゴリと
堅い感触。2、3往復して
私の右手は解放された。
親指と人差し指に、べとべと
とした感触。あぁ、濡れて
るんだ、と興奮した。


ゴムをつけて、ベッドへ
上がった施術師は、私の
両足を開いて正常位の姿勢。
挿れてもらえる、と期待し
胸が高鳴る。
浅く、入り口を前後する
だけの挿入。もっと奥まで
入れてほしい。きっと
わざとそうしているんだ。
もどかしくてたまらない。


だから言った。


「奥まで挿れて」
「もっと奥まで挿れて」


哀願は届いた。
私の両足をぐっと上に
あげての深い挿入。
この体位がものすごく
気持ちいい。





2015年03月05日(木)
催眠術2回戦。5



いわゆる愛撫とは違う、
もっともどかしい責めが
来る。
キスをして、首すじを舐め、
胸を揉んで、下へと進む。
そういう愛撫はしてこない。
代わりに、ほんの少しの
接触と、大量の言葉。
それらはすべて私を認めて
なんでも受け入れてくれる
気分にさせてくれた。


息を吹きかけられ、声が
出る。髪を触られビクリと
動く。自分を解放するよう
言われ、そう努めた。


一瞬、正気に戻りそうな
質問が来た。


「どこを触ってほしい?」


言えなかった。
くやしくて、言えなかった。
意地を張って言えない自分の
小さいプライドが辛くて
みじめで涙が出た。
言えないです、としか答え
られなかった。今回もまた
はっきりとした正解を
得られぬまま終わるのか、
と不安になり落胆し、
そのまま涙は流れていた。


施術師はそんな私を責める
でもなく擁護するでもなく
じっと待っていた。
気持ち良くなりたい、そう
思うだけに集中し、言えない
代わりに行動にした。
私は施術師の手を取って、
自分の股間へと導いた。
触ってほしかった場所へ
彼の指先を持っていき当てる。
そうしたら、言えた。


「クリトリス、触ってほしい」


どうしてほしい、とか
どこがいいんだ、とか
そういうことは聞かれるのも
答えるのも苦手だった。
なぜなのかを今考えても、
きっと言えない自分にブルーに
なるだけだ。そう思ったら、
今は考える時ではない、と
判断でき、行動に移せた。


なかばやけくそに連呼し
施術師はそれに応えてくれた。
もう十分潤っていたアソコは
良く滑り、気持ち良かった。





2015年03月04日(水)
催眠術2回戦。4



「それじゃ、シャワーを
 浴びてきてください」


先にバスルームに入り、
バスタオルを1枚だけ
手にした施術師が言った。


私は、手荷物をカバンに
入れバスルームに入る。
シャワーを浴びながら
さっきまでの会話を
思い出す。
前回のような、いわゆる
催眠術はしていない。
ペンライトも無し。
ただ1つ、ゲームのような
ことをした。連想ゲーム
のようなそれが予備催眠
だったのだろうか。
連想ゲームの終盤、身体の
一部を押された私。その
瞬間に、私の意志とは関係
無く唾液が口の中いっぱいに
ふきだしてきたのだ。
その状況を施術師は先に
予言していた。
うわぁ、と驚き、思わず
「怖い」と言ってしまった。
怖いじゃなくて、おもしろいと
思わない?そう聞かれたけれど
まだ催眠術を楽しめるまでは
至ってない自分を感じた。


バスルームから出ると、部屋には
クラッシックが流れていて、
照明は落とされていた。
バスタオル一枚の施術師より、
ベッドに入るよう促された。
それだけで息が上がる。
予備催眠どうこうより、もう、
この人とこの先にすることが
見えていて興奮していた。


前回と同じ呼吸法でリラックス
するように努める。
耳元で途切れることなく続く
施術師の言葉たちが聞こえる。
ゆっくり仰向けになり、
バスタオルをはがされる。
裸になると、もっと気持ち
良くなるよ、と言われ、
恥ずかしくなんてない、
気持ち良くなりたいよね、
と何度も言われ刷り込まれる。


ふっと触られ身体が跳ねた。
その時分かった。
私は濡れていた。





2015年03月03日(火)
催眠術2回戦。3



今回の部屋はツイン。
シングルベット2つ。
ドレッサーと小さい
テーブル、それと
イスが2脚。


挨拶を済ませてイスに
座る。断ってから
私は食事を続けた。
前回と同じ、世間話と
カウンセリングが
始まった。


施術師からの質問。
イクのが怖いと言ってた
けれど、なにが怖いのか
は分かりますか?と。


私が思うに、怖い理由は
3つ。順番に、正直に、
説明した。その中で
3つ目の理由が何より
重要だった。
それは、イカせてくれた
人に執着してしまうの
ではないだろうか、と
いうこと。
この人とならイケる、
そう思って、またしたくて
追いかけてしまうのでは
ないかという不安。
そして、その人とできず
また悶々とする不安。
もう2度と体験できなく
なってしまうことへの絶望。
それが怖かった。イク事を
知らなければそんな想いを
することもないという
考えもあった。


結局施術師は、3つの
理由全てを論破した。
驚くべきは、私の核心、
3つ目の理由から論破
したことだった。
大事なことは最後に、
というセオリーなのかも
しれないけれど、何より
一番の不安を解消して
くれたことに感謝した。


「大丈夫です、



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愛だの恋だのが加われば
より美しいのだろうけど、
まずは物理的に解消する。
ひとりでもイケるように
なるはず。
力強くそう言う施術師は
残り2つの理由について
説明することも忘れて
いなかった。


3つ全ての不安が解決し、
私は前回よりも清々しい
気持ちになれた。
他の雑談も含めここまで
1時間程度。
最後に衝撃的な発言。


もう、催眠術はかけ始め
ているから。


一体いつの間に。この
時間こそICレコーダに
記録しておくべき時
だったのかもしれない。





2015年03月02日(月)
催眠術2回戦。2



一か月前、初めて施術
してもらった後に、
お礼のメールを送った。
返事は1日も経たずに
届いたけれど、内容は
そっけないものだった。


身体はほぼ出来上がって
いるから、、、
もし次回があれば、、、
ご自身でも頑張って、、、


なんともあっけなく、
もう会うこともないの
だろうと思った。
ところが数日後、施術師
からメールが届いた。
営業メールと思い、
あまり期待しないで
返事を返す。


数度のやりとりの中、
施術師からのメールが
たて続いて届いた。
あ、会えるかも。
そう思ってしまった。


日程を調整し、場所を
確保。ホテルからの
予約完了メールを
転送して準備する。


当日。
少々の不安と、期待。
今回は終始2人きりだ。
何度か来たことのある
シティホテルの部屋に
入室し、部屋番号を
メールする。
またもや味の分からない
サンドイッチを食べ、
ペットボトルの水を飲み
ながら待つ。


インターフォンが鳴った。
小走りでドアへ向かう。


前回よりも荷物の少ない
施術師がそこにいた。





2015年03月01日(日)
催眠術2回戦。1



ドアの前でバスタオル
一枚の私は、施術師を
見上げながら最後に
お願いをした。


「抱きしめて下さい」


甘え過ぎかな、と思い
言うのをためらってた
希望は、すぐに叶えて
もらえ、おまけにキス
までついてきた。


またね、と笑顔で手を振り
部屋を出ていく施術師を
見送った後、私はカバンに
入れておいたICレコーダ
を取り出し、停止ボタンを
押した。
護身用といっては頼りない
けれど、小さなこの機械は、
私の唯一のお守りだった。


ICレコーダをベットに
置いて、ごみ箱をあさる。
我ながらみっともない行動
だと思いながら、中から
ティッシュの包みを
探し出した。そっと開いて
薄い紫色のそれを取り出す。
しばらく見つめて、また
包んで捨てた。


シャワーを浴びて、化粧を
直す。洗面台のわきにIC
レコーダを置いて再生する。
録音していたのは2時間。
ベッドに入ってから、先程
ハグをしてもらったまで。
私ってこういう声なんだ、
と思いながら眉を書き、
ファンデーションを塗り、
口紅を塗った。
服を着ながら、髪を整え
ながら、聞きたいところ
だけを20分程度聞いて、
音声データを削除した。


チェックアウトまでは
まだ時間があったけれど、
ひとりきりでいるのは
さびしすぎた。カフェで
お茶して帰ろう、と思い
部屋を後にし、わざと
混んでるカフェに入った。


ヒザが笑ってる。
疲労感は前回以上。
さっきまでの事を思い
だしながら、コーヒーを
飲んだ。



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