私の音楽日記

2009年07月28日(火) CDS『winter fall』l    L'Arc〜en〜Ciel  1998.1.28



ラルクの「winter fall」を急に弾きたくなって、スコアを見たら難しすぎてかなり厳しい。でも、なんとかこの曲は弾いてみたい。
この曲は冬の名曲だ。
メロディー、詞、hydeの声が素晴らしく奇跡的なバランスを保っている。
ドラマティックなメロディーと声、そしてホーンセクションの疾走感。
叙情ロックの名曲だと思う。
詞はもちろんのことメロディーと声にも叙情を感じる。
叙情なんて言うとhydeとkenは怒るかもしれないけど、叙情を馬鹿にしちゃいけない。叙情は人間に必要だ。
私は日本語の歌に英語が使われているのはあまり好まないが、この曲に限っては違う。
この曲の中の唯一の英語のフレーズ「peaces of you lie in me inches deep」の部分はこの曲の大きいポイントだ。
このフレーズがなかったら、この曲の疾走感とドラマティック度は半減してたかもしれない。
ラルクは今休止しているけど、一度でいいからこの曲ライブで聴いてみたい。



2009年07月27日(月) CDS『嘘』  シド  2009.4.29




シドは最近「二℃目の彼女」をいう曲で知った。
その曲は(変わったタイトル?)と思っただけだったけど、この「嘘」という曲はメロディーがキャッチーで声も好きだ。
サビから始まってボーカルの声が前に出ていてとっても良い。
ただ、シドのファンは若い女性が多いと思うけど、この曲で満足なのだろうか。
彼らは自分でビジュアル系と言っているけど、なんというか今時ビジュアル系っていわれても複雑な気持ちになる。
外見はGLAYっぽくて「嘘」を聴く限り、曲はジャンヌ・ダルクに似ているように感じるのは私だけだろうか。
「嘘」はいい曲だと思う。
でも、微妙な立場のバンドだなあと思ってしまいます。



2009年07月26日(日) CDS『Party People』  スガシカオ  2009.7.15



最近のシカオちゃんの夏の曲は同じような曲が多くて、今年の「Party People」を聴いたときも(ああ、また同じようなパターン)と思ってしまったけど、はまらずにはいられなかった。
3回聴いたらはまってしまった。
「命の形がぼやけていないか」というフレーズに。
他にもやっぱり忘れられないフレーズがいっぱいある。
シカオちゃんはやっぱり他の人には書けないものが書ける。
わかりやすいのに独特だ。
今回の歌もわずらわしいこと考えるより楽しもうというコンセプトだと思う。
それにサングラスの色が前よりも益々薄くなっているところが個人的にうれしい。
もう、ファン辞めようかと思っていたけど、辞めるどころかやみつきだ。
オリコン初動7位ということで、もうちょっとと思うけど、アルバム待っているファンが多いんだろうな。私も待ってます。



2009年07月24日(金) CD『URMX』  ユニコーン  2009.7.22  




ユニコーンのリミックスCD。
これは私の好みではなかった。
がっかり。TMネットワークみたいなのやYMOみたいなのがあって、なんで???って思った。
でも、これはたぶん家で聴いているから変な感じがするのだろうとも思う。
車で聴くとか外で聴くとノリノリな気分になれるのだろうと思う。

1. 服部 (Oddity Remix)
2. 大迷惑 (Readymade 大mix)
3. すばらしい日々 (SONNY J Toichi Toichi Remix)
4. WAO! (Tahiti 80 Remix)
5. 働く男 (FPM Everlust Mix)
6. 自転車泥棒 (Shugo Tokumaru Remix)
7. ボサノバ父さん (applebonker Remix)
8. Maybe Blue (N2O ’94 Hardcore Maybe Blue Remix)
9. ヒゲとボイン (The SHOES (that Jessie wore on the day of the great banquet) Remix)
10. ペケペケ (TAKAGIKAN Remix)
11. キミトデカケタ (The Remix Ride)
12. PTA~光のネットワーク~ (TOM TOM CLUB Remix)
13. 鼻から牛乳 (N8LOC Hana Kara Tequila Vamos Remix)



2009年07月23日(木) CD『三文ゴシップ』  椎名林檎  2009.6.24




椎名林檎の歌は難解だ。わからない歌がほとんどだけど、共感できるところもたくさんある。
先日、NHK「SONGS」で2週連続椎名林檎が出ていて、「大人計画」の松尾スズキさんと対談していた。
松尾さんが歌を作るときはどうやって作るのか、誰かに歌ってもらうことを想定して作るのかとか訊いたら、椎名さんは「私は女だから、女はみな似たようなことを考えている。その中の一部を写して歌にしているだけで、なんの工夫もしていない。」と言っていた。
それを聞いて私は(この人は天才だと思っていたけど、そうじゃなくてありあまる才能がありすぎる人なんだ)と思った。
「ありあまる富」もあるけど、ありあまる才能もある人だ。
本能のままになんでも手に入れるんだろう。
今回のアルバムはバラエティに富んでいて、ラップあり、ハードなポップスあり、パンクっぽいのもあり、ジャズあり、アイドル風あり、ロックあり、昭和初期風あり、声が加工してあるのあり、で全く飽きずに最後まで聴ける。
ジャケットから裏ジャケ、帯び、帯の裏まできれいな肌色だらけ。
ただ、この人のアルバムはいつも歌詞カードが見づらい。
シンメトリーでそれはそれなりにこだわりがあって凝っているのだけど、詩を読みたいのに読みにくい。
「カリソメ乙女」「旬」「尖った手口」「色恋沙汰」「凡才肌」「余興」が特に良くて、そしてそして「丸の内サディスティック」のEXPO.Verがメチャ良かった。
これは「SONGS」でも歌っていたけど、歌詞が英語に代えてあって、途中から日本語になるのだけど、英語の歌詞を歌っているときの口と日本語で歌うときの口が全然違って、うわ、かっこいいなあと思った。
それに改めて思ったけど、むちゃくちゃ美人だ。あこがれる。

ただ、林檎さんは女はみな同じようなことを考えているというけど、私はそうは思わない。しょっちゅう話していても全く平行線で何を思っているのかさっぱりわからない人に時々遭遇する。
昨日もずっと話していて、お互いに言っている内容はしっかりとわかっているのに、全く話しがかみ合わなくなって、最後には自然解散してしまった。
なんで同じ女なのにこのあたしの女の気持ちをわかってくれないんだとむなしくなった。
頭ではわかるけど、心情とか体ではわからないんだろうな。いくら話しても無駄だ。
頭でわかってても体ではわかってない。女はみな同じようなことを考えているとは私は到底思えない。
林檎さんはどういうことからそう思うのだろうか。

「旬」という歌の中で「生きているうちはずっと旬だと 裏付けて」というくだりがある。なんということだ。

1. 流行
2. 労働者
3. 密偵物語
4. 0地点から
5. カリソメ乙女
6. 都合のいい身体
7. 旬
8. 二人ぼっち時間
9. マヤカシ優男
10. 尖った手口
11. 色恋沙汰
12. 凡才肌
13. 余興
14. 丸の内サディスティック (EXPO Ver.)



2009年07月21日(火) CD『The Most Beloved』 アンドレ・ギャニオン



アンドレ・ギャニオンの2枚組ベスト・アルバム。私はCD1よりもCD2の方が好きだ。特に8曲目の「Body and Soul」のストリングスのバランスの良さが気に入った。
1曲1曲はとてもいい曲だけど、全部聴いているとなんだか落ち込んでしまう。
何回も聴いていたら、なぜだか(ああ、もうあんな楽しかった日々は二度と戻ってこない)と思えてきて泣けてきた。
それにはきちんとした理由があって、先月、リアルな友人同士の間で、人間関係が妙に歪んだというか壊れてショックを受けたからだ。私も堪えたが私の友人は顔面蒼白になってしまっていた。
その友人は私よりずっと若いので、傷つき方も相当だった。私は人はこうやって傷ついて成長するのかなと淋しく思った。
このアルバムを聴いていたら、そのことを急に思い出して哀しくなった。
もう、アンドレ・ギャニオンは聴かないだろう。



2009年07月20日(月) CDS『ホタルノヒカリ』  いきものがかり  2009.7.15



今年のいきものがかりの夏ソングも煌かんばかりの青春ソングだ。
去年の「ブルーバード」は最高だった。
私は今ごろこの「ブルーバード」をカラオケで歌っている。歌いやすくて気持ちいい。
「ホタルノヒカリ」も覚えやすい歌でメリハリがありポップだ。
ホタルノヒカリは燃え尽き消えていくけど、夢の光は消えないという直球の歌だ。
私は結局こういったポピュラリティーのある覚えやすい歌が一番好きだ。
「いきものがかり」というグループに出会えて本当に良かったと思う。
この曲を書いた水野良樹さんの「和のテイストを持つポップスを書く才能」は今では貴重な才能だと思う。
そしてもう一人のソングライターの山下穂尊さんも同じような作風でありながら、個性的である。
二人のソングライターが吉岡さんというポピュラリティー抜群のボーカリストに曲を競って書く。
最高のバランスだ。
特に今年は新曲をどんどん発売してくれてうれしいけど、のどと体を大事にして活動を続けてほしい。



2009年07月13日(月) CDS『心のアンテナ』  中川翔子  2009.7.15



ミュージック・フェアでこの曲聴きました!
一度聴いただけで、とりこになりました。
幻想的でポップでかわいらしくて、ファルセットもきれいでメルヘンティックで。
なんて、さわやかなきれいな曲なんでしょう。
アレンジも時折不思議な音が混ざっていて、誰の曲かと思えば細野晴臣氏。
どおりで時折テクノっぽい響きが聞こえるのですね。
「草原を渡る船に乗ろうか」なんて誰が書くのだろうと思えば松本隆氏。
松本さんは前々作「綺麗ア・ラ・モード」でもかわいらしいきらきら感いっぱいの歌詞を提供しておられた。
「薬指の長い手が好き」なんてどうやったら男の人がこんな言葉書けるんだろう?って涙ぐんだりしてました。
ギザかわいいしょこたんがこんなきれいな歌を歌っているんなんて、ほんと天使を見ているみたいです。
松本さん、しょこたんにいい仕事をしているなあとつくづく思う。
松本さん全作詞でアルバム作ってほしいなあ。しょこたん。



2009年07月10日(金) CD『Blue Splash』 TUBE 2009.7.8


夏の代名詞TUBEもsummerなんとかというタイトルから夏なんとかにタイトルを代えたり、花火とか蛍など夏の風物詩を歌ったりと工夫しながら24年間走ってきた。途中、何度かメンバーが体調不良になるのも見てきた。
去年の「Paradiso」はすごかった。(あんなに激しく歌って大丈夫かなあ?)と心配していたらとたんに前田さんは声が出なくなり、ライブをキャンセルして休養した。
しかし、見事に声は蘇り今回の新作。シングルとなった「Summer greeting」はなんともほのぼのとした夏のお便り?夏のカード?が昔の友達から来た、生きていればまた逢えるさというあったかい歌だ。
ふーん、こういう夏の歌い方もあるんだと思った。メールじゃ伝わらない、夏のカード1枚で伝わってきた気持ちがうれしいと歌っている。
大いなるワンパターンでありながら、新しい。さすがTUBE。

1. Blue Splash
2. 真夏のカイト
3. Summer Greeting
4. 風のブログ
5. 瞳は知っている
6. 青い悲しみの向こうに
7. Peaceful Day
8. 夏へDive
9. My Hero
10. You’re my world



2009年07月02日(木) CD『Rainbow Cafe』   忌野清志郎  2006.1.25


清志郎の2006年初頭のこのアルバム。
最初の曲が衝撃的だ。
「世の中が悪くなっていく」
世の中が悪くなっていく、もう誰も止められないのか?
ナイフなんて持たなくったって強くなれるさ

こうしたら良くなるさと断言的なことは歌っていない。
かすかな希望が見えてくるだけだ。

対照的に2曲目の「サンシャイン・ラブ」は単純に明るい曲だ。

でも、全体的に重苦しいアルバムだ。
ただ、清志郎の歌声が明るいから救われる感じ。

私はとにかく1曲目の「世の中が悪くなっていく」に衝撃を受けた。
そして清志郎の歌は言葉はなんて新鮮なんだろう。今更ながらだけど。

1. 世の中が悪くなっていく
2. サンシャイン・ラブ
3. キューピッド
4. 鶏肌(チキンスキン)
5. ギビツミ
6. 弱い僕だから
7. エンジン・トラブル・ブギ
8. ひどい雨
9. イロイロ
10. Make Up My Mind
11. イキなリズム
12. 溶けるように
13. 危ないふたり





2009年07月01日(水) 本『ザ・ベストテン』  山田修爾





私は高校生の頃、木曜9時の「ザ・ベストテン」が大好きだった。
秋の高校の文化祭のゲストが庄野真代さんだった。「乾杯モンテカルロ」を歌ってヒットさせていたころで、しかも木曜日だった。ベストテンは歌手がいるところへ追っかけ撮影しにきていたので、もしかしたら、学校祭にベストテンが撮影に来るかも?!とみんなで大騒ぎしていた。
残念ながらそのときは10位圏外だったので、そういうことはなかった。
庄野真代さん、キラキラのラメの衣装ですてきでした。歌も良かった。
毎週、誰が1位になるかを友達と賭けて、負けたら50円の自販機のココアをおごりあいっこしていた。
キャンディーズとピンク・レディーが華やかに活躍していた頃がベストテンの全盛期だったと思う。黒柳さんの時折すっとんきょうな話振りも好感が持てた。久米さんも若くて輝いていた。
この本は裏話、苦労話と全てのデーターが載っていて興味深い。


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