私の音楽日記

2007年09月30日(日) 「LOVE&TRUTH」  YUI  2007.9.29

大好きなYUIの新曲は映画「クローズド・ノート」の主題歌。
映画の予告編を見たところではかなり辛そうな内容に感じた。

わたしは辛い映画は見られない。

でも、このYUIの曲は妙に心に残る。

出会ってしまったからもう忘れられない、他に誰かがいるとわかっていてももう戻れないと歌うYUIの声はいつもよりいっそうマイナーに響き渡る。
「LOVE&TRUTH」LOVEはよくわかるけど、TRUTHって一体何?
信じていても、信じることほどもろいものはない。



2007年09月23日(日) 【アンダーグラフ live tour'07 Vol.1】  エレクトリック・レディ・ランド  2007.9.23

開演前、メンバー自身による開演にあたっての注意事項のアナウンス。
冗談も交えての大阪弁でのしゃべりでユニーク。

01.パーソナルワールド
02.枯れたサイレン
03.ユメノセカイ
 MC
04.白い雨
05.言葉
06.君の声
07.遠き日
08.アンブレラ
09.イーゼル
10.ユビサキから世界を
 MC 次はふるさとを思って作った曲です。
11.また帰るから
12.五色の虹
13.アカルキミライ
 MC 次はまだ誰も聴いたことがない新曲です。
14.新曲(タイトル不明)

 MC 次の曲は行き詰まったときに書いた曲です。みんなも学校や会社、家族で悩んだりするだろうけど、俺は解らないけど、この曲ですこしでも前へ1歩踏み出すことができたらと思います。

15.セカンド・ファンタジー(新曲)
16.ピース・アンテナ
17.パラダイム

アンコール

 MC 名古屋は最高。まるで他人じゃないみたい。自分の家で演奏しているみたいでした。

01.フリージア(新曲)
 MC きょうは新曲を何曲か演奏したけれど、まだどれをシングル・カットするかは決まっていません。みなさんの反応を見てシングルを決めたいです。

02.ツバサ
03.忘却の末、海へ帰る

行って来ました!アンダーグラフ・ライブハウス・ツアー!
ライブ・ハウスでオールスタンディングだったので、見づらい時もあったけど、真戸原さんのとにかく声に参りました。
開演前の注意事項の話が、メンバー自身の声!で、最後に「コンサートグッズはここでも買えるけれど、○○さんのお店でも買えます。それは、嘘です。」とか言っていた。
私は詳しく知らないけれど、メンバーの実家がお店をやっているのだろう。

1曲目が「パーソナルワールド」。
「40を過ぎても僕らは歌って踊って何かを探してるのかな」という歌詞から始まるこの曲は私にとってものすごくインパクトが有った。
なぜなら私自身が40を過ぎてもこうやってロックにしびれて聴きに行き、歌って踊っているからだ。
たぶん若い頃にこのライブを見て、この曲を聴いても普通に好きな1曲だっただろう。40過ぎてこの曲に出会いしびれることができて良かった。

名古屋のお客さんはノリが悪いと私は思うけど、真戸原さんは「名古屋最高。名古屋は難しいとロック仲間は言うけれど、僕らはそんなこと一回も思ったことない。いつも暖かく迎えてくれて名古屋最高!!」と言った。
でも、私は正直なところファンはおとなしかったと思う。

真戸原さんは名古屋ネタも色々話してくれて、「たとえフェラーリを買っても、尾張小牧ナンバーだと寂しいらしい」とか「大須の米兵で買い物をしたけれど、駐車場に『10万円お買い上げで30分無料』って書いてあった。10万円も買うわけがないので、近くの駐車場に止めて買い物しました。」と話した。
米兵は老舗のリサイクルショップで、リサイクルとはいえちょっと高級なお店だが、そんな駐車場があるなんて知らなかった。びっくり。

「名古屋には僕らのデビュー曲は3枚しか置いてなかった。タワーレコードとあと2枚。でも、今はこんなにたくさんの人が僕らの音楽を日常の傍らに置いてくれてありがとう。」と言った。

後半、真戸原さんは「最近、リリースもライブも思うようにできなくて、もう来年は音楽やってないかもしれないと落ち込んだ時、ベースの中原の家に行って、朝まで話してやっとできた曲です。みんなも学校や会社、家族での悩みがあると思う。俺は解らないけれど、この曲がみんなの悩みを解決できるなんて思わないけれど、でもこの曲が前へ踏み出す1歩となってくれればいいと思うので聴いてください。」と言ってまだCDになっていない新曲「セカンド・ファンタジー」を歌った。

アンダーグラフは売れてしまった後の試行錯誤の時期にきているのかもしれない。
レコード会社の考え方とメンバーのやりたい音楽が一致しないのだろうか。
だとしたらファンとしては心配ではある。

CDよりもずっと重厚な音でロックしていた。
CDではあまりピンとこなかった「白い雨」「アンブレラ」はライブの重厚な音で好きになった。
ベースの中原さんの話も面白かった。
どこの会場かわからなかったけど、2万人のお客さんを「休憩です」の一言で、シーンとさせてしまった事や、ファンのみんなへのプレゼントとしてボールを投げていて、2階へ投げようとしたけれど、汗でボールが手にくっついてしまい、思いっきり最前列の人の顔に当ててしまってあやまったことの話が面白かった。そのボール事件はどうも名古屋だったらしく、「ボールを顔に当てられて人来ていますか?あっ、いないみたいですね。やっぱり懲りたんですね。」と言っていた。

途中ファンから「3周年おめでとう!」の言葉に真戸原さんは「音楽だけをやるようになって3年経ちました。それまではバイトをやりながらだったけど、音楽だけやるようになって3年です。でも、この3年色んなことがあって7〜8年経ったような気がします。」と感慨深くいう真戸原さん。「今年30才になります。」とも言っていたので節目の年だと感じているのだろう。

「ピース・アンテナ」もみんなでピースサインをしながら歌って平和を願うよい曲だ。

CD化されていない新曲は3曲歌った。
まだどれをシングル・カットするか決まっていないという。
盛り上がったのは「フリージア」のような気がするが、私は「セカンド・ファンタジー」をシングルにしてほしいような気がする。

サポート・メンバーのキーボードのとおるさん(字がわかりません)もとてもアンダーグラフに溶け込んでいて良かった。

20曲、全力で演奏してくれたアンダーグラフととおるさんに感謝。

特に後半はガンガンのノリで、ライブ・ハウスの良さを改めて知ることができた貴重なライブだった。

今回は高校1年の娘とアンダーグラフファンの娘の友だちと3人で行った。
娘の友だちはかなりのアンダーグラフファンでとても喜んでいた。
帰りにはDVDを買い、くじを引いたらアンダーグラフのレターセットが当たった。
友だちはライブ自体に行くことも今回が生まれて初めてとのことで、3人で感動を分かち合えてうれしかった。また、来年も行きたいと早くも来年のライブを思って目を輝かせた。



2007年09月20日(木) 『流れる季節の中で』  沢田聖子 1983.3.20

沢田聖子ちゃんの4枚目のオリジナル・アルバム。
あたりまえだけど、ファースト・アルバムよりずっとずっとすべてにおいて進歩している。
まず歌唱力がぐんと上がっているし、色んな歌が歌いこなせるようになっていて成長振りが目ざましい。
アルバム・タイトル曲「流れる季節の中で」では、久しぶりに友達に会ったら、赤いルージュの似合う大人になっていた。私はまだ少女だと歌っている。
でも、その声は少女の声には聴こえない。しっかりと前を向いて歩き出している大人の女性の声に聴こえる。
「ドール・ハウス」私はこの曲がこのアルバムでは一番好き。
自分のことを一歩離れて見つめなおしてみる。客観的に考えてみるという歌。
それができれば大人なんだと今も私は思う。いい詩です。
「渚でアプローチ」はアイドル・ポップス風の曲なのですが、聖子ちゃんの声や歌がしっかりしていて上手いためアイドルの歌には聴こえない。
この曲は結構難しいと思う。
こういう曲がこんなに上手に歌える人だとは思っていなかっただけに、へェ〜とうれしい驚きだった。
さわやかで当時のアイドル石川秀美ちゃんあたりが歌えば大ヒットしたんじゃないかなと思えるようなキラキラソングだ。かわいい。
「ラスト・バケイション」は卒業旅行のような学生時代最後の友だちとの旅行を歌っているようだ。
遠く離れている友やいつでも会える友、それぞれの道を歩んでいく、きょうが最後の休日というさわやかな歌だ。
「何度恋しても…」はイルカっぽい曲だ。80年代のポップス系のフォークの感じが強い。
全体的にとてもまとまりのある曲ばかりで、癒されるというより真剣に聞いてしまってあっという間に終ってしまった。
なかなかの秀作だと思った。




2007年09月19日(水) 『坂道の少女』  沢田聖子  1980.4

沢田聖子さんデビューアルバム『坂道の少女』を初めて聴きました。
どの曲も無理せずにまっすぐ自然体で歌っています。
清清しいとはこのことだといわんばかりの歌い方。ファルセットは一切使わず、全然無理しない。話すように歌って真面目で、きっちりと芯がしっかりた歌たち。

タイトル曲の「坂道の少女」に一番心を奪われました。

「大人になりたいのに心がついてこない」

これって今の自分にもあてはまると思いました。
今の私はもちろん大人で、色んな経験を経て10代、20代の頃とは全く違って大人なんです。
でも、もっとこうありたいのに、心がついてこなくて困ってしまう。
もちろんもう若くないのですが、どこかにぜんぜんまったくと言っていいほど変らずに昔の自分がいて、あの頃とまったく同じことをしてしまう。思ってしまう。
そんな自分の心に「坂道の少女」は(ああ、そういうことなんだ)と解らせてくれた、そんな気がします。

「ミモザの下で」も好きです。まっすぐな風のような歌い方。
太田裕美さんが歌っている「ミモザの下で」も大好きなのですが、裕美ちゃんの歌がオレンジ色ならば、聖子ちゃんの歌はグリーンな感じでカラーが違っていいなと思いました。
当時の聖子ちゃんはまだ高校生。
とても高校生が作ったアルバムとは思えない充実のファースト・アルバムです。
素晴らしい。



2007年09月18日(火) 「シュレッダー」  吉井和哉  2007.8.22

吉井和哉の新曲「シュレッダー」。
この歌は人はみな背中にシュレッダーを背負っていて、喜びも悲しみもシュレッダーにかけてしまうものだという歌である。
重い内容になっていて、歌い方も重い。
哀しいことは忘れてしまおうという歌が圧倒的に多い中で、楽しかった日もシュレッダーにかけてしまう吉井さんの詩に重みを感じた。
「空見合った」という言葉も私は好きだ。

きょうの日を即シュレッダーにかけてしまえたらどんなに楽だろう。



2007年09月16日(日) 「チャンスの前髪」  竹内まりや  2007.8.8

この歌は竹内まりやさんが作った曲でゲスト・ボーカルとして原由子さんが歌う部分が少しある。
女同士の友情の歌。
まったく性格の違う女友達二人が二人で協力してチャンスをつかまえよう!というハツラツとした歌だ。
私はカラオケで歌いたいと思って買って聴いている。
まりやさんのハツラツとはずんだ歌と原坊の甘い声が対照的で面白い。
チャンスには前髪しかないから、通り過ぎたときはもう遅い。
友だち同士で協力して、前髪をつかまなくっちゃ!という歌だ。

楽しくて覚えやすい。

でも、後半のセリフの部分は私はどうしても言えないです。
なので、カラオケはあきらめました。。。残念。



2007年09月15日(土) 「SECRET NIGHT」  WANDS

久しぶりにWANDSの曲を聞いた。

私はWANDSもかなり好きだった。

この「SECRET NIGHT」は当時エレクトーンでどうしても弾きたくなったけど、譜面が無いので、自分で譜面を書いて弾きまくった曲だ。
すごく久しぶりに聴いたけど、「あたし、なんでこんな難解なエレクトーンに向いてもいない曲を弾きたくなったんだろう?」と思った。
メロディーは難解でなんというか重苦しい感じもあるし、アレンジも重い。
こんな感じはエレクトーンで演奏しようとすると安っぽいものになってしまう。
当時の自分がどんな風にこれを弾いていたかは思い出せないが、いかにも安っぽいアレンジで弾いて中途半端に満足していたのだろう。

上杉さんの声がとにかくキリッとしているので、どんな曲でも歌いこなせたWANDS。
しかし、おそらくメンバーは中途半端な曲をこれ以上やっていられない心境だったんだろう。
「SECRET NIGHT」のヘビーなポップさは私は今でも大好きだ。
しかしこれは全く過去の音楽であって、胸が痛くなるような響きを感じる。



2007年09月14日(金) 「セプテンバー・バレンタイン」佐々木幸男

私は毎年9月にはこの歌を聴いて歌って泣いていた。

きょうもきょうはセプテンバー・バレンタインだなあと思って聴いていた。
そしてやっぱり号泣。

しかしきょうはセプテンバー・バレンタインの意味を知った。
女性から男性にお別れを告げる日だそうだ。
それを知るとこの歌の意味が見えてくる。
好きだけど見つめるだけが愛じゃないと別れを告げる彼女。
この女性は彼が好きだけど、別れることによって大人になろうとしているのだろうか。



2007年09月11日(火) 『saori iikubo 2』 いいくぼさおり 2006.12.6

久々に力強いピアノの弾き語りの曲を聴いた。
ちょっと矢野顕子さんを彷彿させるような力強い弾き方だ。
でも、声はちょっとクラシック風の声に聴こえたりする。
4曲のミニアルバムで、どれも丁寧に作られた曲だと思う。
「眠れぬ夜のシンフォニー」が特に良い。
夜のしんみりさと心の中のざわめきが感じられる。だれもがこんな気持ちになるときがあるんじゃないだろうか。



2007年09月10日(月) 「柴咲コウ invitation live〜1st ライブ 5th アニバーサリー〜」

昨日、TBSチャンネルで柴咲コウさんのファーストライブを見ました。
私は柴咲さんの声と詩が大好きで、大ファンです。カラオケでは「月のしずく」「かたちあるもの」「ひと恋めぐり」を歌ったりします。この前「分身」を歌ってみたけど、難しかったです。

柴咲さんはデビュー5年で今回が初ライブでした。が、とても初ライブとは思えない落ち着いた歌とMCで安心してみていられました。
歌はもちろん良いのですが、MCも楽しかった。黒板に曲順やMCの内容がメモしてあってそれを見ながらコンサートを進めているようですが、その黒板をお客さんの前に持ってきて、「今、ここなんですよ。ここでこの話をするんですよね。次はこの歌なんです。」とか言ってネタをみずからばらしたりして、リラックスした人だなあと思いました。
所々にライブ前にとったインタビューもあって、その中でコウさんは「歌を聴いてもらってただ楽しかったじゃなく、私の人間性を見てもらいたい。歌を通して私という人間の中身も知って欲しい。」というようなことを言っていました。
「若手クリエーター」「嬉々」などは難しい歌だと思います。
セリフだけの「-toi toi-」も情感たっぷりです。さすが女優さん。
オーケストラというかバック・ミュージシャンもとても多彩で、シンプルから分厚い音まで色んな表情を見せてくれます。
歌唱力はCDよりは劣るなあとは思いましたが、それは誰でもあたりまえのことです。
素晴らしい表現力です。そして詩人としては異彩を放っている人だと思います。

最後の「no fear」という曲だけ私の知らない曲だったけど、この歌はあまりにも普通でちょっとつまらなかったです。

それにしてもこの素晴らしいライブ、まさにinvitationでお客さんは無料で招待だなんて、いいなあ、当たったお客さん。
私ももちろん応募したのですが、はずれました。

でも、コウさんの歌とインタビューがびっしりの90分。TBSチャンネルさん、どうもありがとうございました。

コウさん、次はツアーをやってくださいね。待っています。



2007年09月01日(土) 【あみん コンサート 25th Anniversary ”In the prime〜ひまわり〜” 】

あみんコンサート  2007.9.1(愛知芸術劇場大ホール) 18:00〜20:35
25th Anniversary ”Aming” Concert Tour 2007
“ In the prime 〜ひまわり〜 ”

1 琥珀色の想い出 (二人とも白の清楚なワンピース。加藤さんはノースリーブ、岡村さんは袖つきふんわり型)
2 銀色の少女
 MC
3 感謝の気持ち
4 夏が終わってく MC
5 流星

アコースティックコーナー MC
6 ペパーミントの香り
7 ごめんね
8 未知標 ’07
 
親孝行コーナー
9 晩春

ソロコーナー (岡村さん、あみんのサブリーダーのハコに最初に歌ってもらいます)
10 冬 (加藤)
岡村さん着替えて登場。白地に色とりどりの柄のワンピース。これもふんわり型
11 祈り(岡村)
加藤さんも着替えて登場。上は岡村さんとよく似た感じの白地に色とりどりの柄のブラウス。下は真っ白な細身のパンツ)
12 待つわ ’07
13 ひまわり
14 In the prime
15 神様のご褒美

Encore 1
二人ともジーンズに上は緑色に色とりどりな柄ののブラウスで登場。
似ているけどおそろいの服ではない。
16 無敵のキャリアガール(少し動きを間違えたようだった。)
17 夢をあきらめないで

Encore 2
18 世界中メリークリスマス
19 天晴な青空

正直な感想としては二人とも声がでなかったし、ミスも多くしかもそれをお客さんにわからせるようなしぐさも目立ち、ちょっと考えさせられるコンサートだった。
ただ、岡村さんはとてもうれしそうだったし、ポプコンの話をしてくれて、私も歩プコン時代の友達を何人も見つけることができたし、関係者も結構たくさんきていた。
地元名古屋パワーみたいなものを感じた。


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