私の音楽日記

2005年05月30日(月) KAI 30th ANNIVERSARY TOUR ENCORE

2005年5月29日(日)PM5:40〜8:10 鈴鹿市文化会館 けやきホール
            ホール入り口で



1.ちんぴら
2.裏切りの街角
3.きんぽうげ
4.ビューティフル・エネルギー
5.かりそめのスウィング
(みんなで歌おうコーナー)
6.安奈
7.レイ二ー・ドライブ
8.愛のもえさし
メンバー紹介
9.Blue Letter
10.?
11.漂泊者(アウトロー)
12.風の中の火のように
13.破れたハートを売り物にして
アンコール1回目
甲斐よしひろ一人で
14.翼あるもの
15.感触(タッチ)
16.テレフォン・ノイローゼ
17.HERO
18.?
19.?
アンコール2回目
20.かけがえのないもの
21.バス通り

パワー炸裂!衰えなんてまったく感じさせない2時間30分。
黒の上下に真っ赤なジャケットの甲斐さんは最初はたった一人で「ちんぴら」を歌った。
その後、松藤さんがギターを持って静かに出てきて、「ギター松藤。」と紹介。
松藤さんが「裏切りの街角」のイントロを引き始める。
「きんぽうげ」を歌い終わった後、話し始めた。
「今回は都市ではないところを回ろうと思ってきたけど、ここはいいホールだよ。近鉄に乗ってきた。車だとすぐ高速で面白くないから。」と気さくだった。
鈴鹿市なので、「工藤すずか〜〜。」とかだじゃれを連発して、「ビューティフル・エネルギー」へ。
1番は甲斐さんが歌い2番は松藤さんが歌う。
「この歌は松藤が歌った歌で、とうとう甲斐バンドも解散かーとか言われたけど、ほんとに解散だった(笑)。」と甲斐さん。
その後もだじゃれ連発。「お客さんよりもまずステージの3人でうける事を喜んでいます。」とか自虐していた。
「きょうは3人だから『ガロ』だね(笑)。ガロって雑誌じゃないよ。」
「曲紹介とか面倒くさいね。もう、きょうは面倒だから「HERO」からやろうかって思ったよ。」
「かりそめのスウィング」わたしはこの歌大好きで、なぜかいつも中原中也の「汚れちまった悲しみに」を思い出してしまう。
「次はみんなで歌おうコーナーだよ。」
「安奈」。元少年ファンたちは大声で歌っていた。
そして続けて私の大・大・大好きな「レイ二ー・ドライブ」。
「去年、トリュビュートアルバムと同じ頃に発売した「アタタカイハート」からの曲です。」
「愛のもえさし」。
この後、もう一度メンバー紹介。
「Blue letter」と私の知らない曲。この時少しトリュビュートアルバムと年末の武道館でのライブの話をした。
大黒さんやダ・パンプにゲストとして来てもらって、ダ・パンプはみんな顔が小さいので、2m後にたっていても顔の大きさが同じで遠近感がなかったと笑って言っていた。DVDが出ているけど、その遠近感のなさが売りですと笑った。
「漂泊者(アウトロー)」「風の中の火のように」「破れたハートを売り物にして」を迫力満点で歌った。
「漂泊者(アウトロー)」のアコースティックでのあのパワーは信じられないほどすごかった。
リアルタイムで見ているだけに、あの頃の、若さでぐいぐいひっぱっていくすごさではなく、何であんなにすごいのかわからなかった。ここでコンサート終了。
まだ午後7時半。
元少年たちが指笛や「甲斐ー!!」の絶叫&ものすごく早い手拍子。小刻みになっていってまるで拍手みたいだった。
甲斐さん再び登場。
真っ赤なジャケットは脱いでいて、黒の上下だった。
無言で「翼あるもの」。すごかった。体から湯気が出ているみたいだった。
「感触(タッチ)」「テレフォン・ノイローゼ」。お客も大声で歌う。
「HERO」その後、2曲タイトルがわからなかった。どんな話をしたのか憶えていない。
ここで終了。
まだ、お客は帰らず拍手に近い早い手拍子すること5分。
また、また甲斐さん登場。今度は上だけ白い服に替えていた。「かけがえのないもの」
デビュー曲はずっと歌いたくなかった。「裏切りの街角」は一生もんで、半年待ってもらって書き上げた曲だけど、デビュー曲は金にならなかったから歌いたくなかった。この詩は純真だけど、じつはそうじゃなくて憎しみだったりして…と話し、「バス通り」。
甲斐さんは手を振って去っていった。バックには「25時の追跡」。

甲斐さんはとにかく話も長かった。
JR西日本の事故は他人事だとは思っちゃいけない。と言った後、九州の新幹線の車掌さんはアナウンスで「しんかんしぇん」と言う人が多いので、まず方言を直せよとか言っていた。
あと30日放送の「SMAP×SMAP」では最初自分だけにオファーがかかり、松藤は出なくていいよな、でも一応声をかけるかと声をかけたら、「もちろん出る。」と二つ返事だったと笑っていた。タンバリンで参加して木村と2ショットだったと大笑いしていた。
それから、ここはいいホールで最高とは言っていたけれど、たぶん甲斐さんは初めてのホールということもあったのかあまり気に入っているようではなかったと思う。
また来るよとは言っていたけど、10年後とか言っていたし。。。
甲斐バンド時代は三重県四日市市には年に2回は来ていたと思うけど、鈴鹿はお気に召さなかったようだ。
ホールがこじんまりとしているのに、ライブハウスではないという中途半端さがちょっと。。。だったのかなあ。
でも、2時間30分、熱唱そのものでアコースティックライブ、しかも3人だけの演奏であれだけの迫力が出せると言う事に尊敬の念を抱いた。
そしてやはり甲斐よしひろ氏はロック・ミュージシャンであるとともに詩人でもあるということも再確認した。めまいがするほど美しくリアルな詩にはやり打ちのめされてしまった。



2005年05月29日(日) 「ゴンチチ ベスト」  ゴンチチ  2002.8.21

DEPAPEPEを聴いていたら、ゴンチチのギターも聴きたくなって、日曜のあたたかい初夏の風が吹く昼下がりにゴンチチの「ベスト」を聴いた。
このアルバムはいつ聴いても邪魔にならない心がくつろげるアルバムだが、特に休日の昼下がりにぴったりくる気がした。
曲が良くて演奏も素晴らしい、そして歌詞がないから何かをしながら聴くにもいいし、なにもせずうとうとしながら聴くのにもいい。
「放課後の音楽室」を聴いて訳もなく、切ない思いでいっぱいになるのは私だけでしょうか。
放課後の音楽室、こっそり入ってグランドピアノのふたを開けてみた。
そうでもしなければグランドピアノなんてさわることができなかったあの頃。
そして窓からグランドを見れば、それぞれにクラブ活動をがんばっている子たち。
見つからないようにちょっとだけピアノを弾いて、そそくさと何食わぬ顔で廊下へ校庭へ出て行く。
「枯葉」「ロミオとジュリエット」「塩と太陽」も素敵な気分になれる。
ハワイアンのような「Share the Moonlight」や思わずリズムを刻みたくなるような「Belly's」なども心地よく響く。
なにもしない休日の午後、安らいだ気持ちになれる。
こういう音楽を聴いていると、何もしなかった休日でもみょうな充実感を感じる。
後悔なんてなにもないような。。。



2005年05月28日(土) 「雨と夢のあとに」  奥田美和子

柳美里さんの作詞。
彼女ならではの根性のすわった究極の愛の詩。
こういう詩を聴くと、私はのめりこまずにはいられない。
姿が見えず、声がきこえなくてもそれでもあなたは存在する。
もしも、あなたが命を落としても私は待っていると言い切ってしまう
これ以上は無い叫びとも言える愛情。
それを紛らわしい表現一切無しで、ストレートに書ききってしまうというのは簡単そうで実はそうじゃない。
ストレートに書こうとすればするほどに、削れなくなっていくものだから。
この世にいないあなたをずっと見つめているという気持ちを、簡潔にわかりやすく書かれた秀作だと思う。
奥田美和子さんのストレートな歌い方がなお一層、この詩と曲をシンプルに光らせている。
柴咲コウの「かたちあるもの」とタイプが似ているもののいい曲だと思う。



2005年05月27日(金) 「A thousand feelings」  小松未歩  2001.3.7

小松未歩さんはきらりと光るメロディーや胸にじんとくる詞のたくさん書ける優れたアーティストだと思う。
そして、プロ根性というかプロとしてしっかりとアルバムを作るアーティストだと思う。
決してアマチュアリズムに走ったりはしないアーティスト。

このアルバムは4枚目のアルバムでデビューアルバムと次のアルバムも心地よくきけるメロディーがつまっていたが、
この4枚目のアルバムでは胸にしみる曲が多くなった。
バラードの名曲がかけるようになったのだと思う。
アレンジは打ち込みがほとんどなので、もっと冷たくあっさりと聴こえるはずなのに、その詞がリアルに胸に迫る。
冷たく聴こえないのは小松さんの声の質にもよるものだろう。
このアルバムでは、別れのその瞬間を切り取る歌詞がよりリアルになっている。
「regret」や「I don't know the truth」「哀しい恋」ではもう狂ってしまったような失恋の瞬間を感じる。
 耳を傾けて聞いてね これが最後よ
 ヤキモチ焼きだった瞳も 今日で見納め
とありふれた言葉を使うかと思えば、
怒りの言葉なんかもうどこにもなく、ただ現実を受け入れてアイシテイナイというでしょう。 
この愛を阻むものをすべて消し去ってほしい 
あなたに替わるものは世界中さがしてもどこにもない
と激しく怒り狂った失恋を歌う。

もう別れるしかないと思った時、人は誰でも、もうアイシテイナイと思うしかないと思うし、怒りの言葉も失せてしまうと思う。
でも、小松さんの歌ではそんな激しい失恋の歌すべてが清々しく聴こえる。
それは決して慟哭ではない。さらっとした一筋の涙だと思う。
慟哭ではないが、遠い非現実でもなく、身近なことなので胸にささるんだろう。

そして「幸せのかたち」ではあっさりとまだ幸せのかたちはわからないから、生きていくだけとさわやかに歌ったりする。

GIZA studioのアーティストはみんな声がいい。
みんなむちゃくちゃ売れているのだから、もっと小松さんのアルバムも宣伝してほしいと思う。



2005年05月24日(火) 「Let's Go!!!」 DEPAPEPE 2005.5

DEPAPEPEというギターデュオのことを私は全く知らなかった。
偶然有線で流れて、ギターデュオのインストルメンタルとは知らなかったので、歌が始まるのは今か今かどんな声の人が歌うんだろうと待っていたけれど、歌がないので、ああこれはアコースティックなギターのインストゥルメンタルなんだということがわかった。

歌がないのに、わたしには歌詞がきこえてくる。
これは一体何なんでしょう。私にとってはただのメロディーではない。
歌詞がないのに、頭の中に歌詞がひびいてくる。
特に「風見鶏」「雨上がり」ではイメージが広がり、ささやかな毎日の中で風見鶏が首を振りながら人間たちをながめている姿や、雨上がりの水たまりから立ち上がる水蒸気や、雨にぬれた緑の葉っぱたちをおひさまがかわかしていく様子が胸に頭に浮かんでは消えた。
「over the sea」や「いい日だったね」もカラッとした涼しい風が吹いているような流れるような爽やかさ。
「いい日だったね」は自分で歌詞をつけて歌いたくなってしまう。
それくらい言葉を話しているようなギターの音色だと思う。

疲れた時に聴いていると元気になれそうなアルバム。



2005年05月18日(水) 「song bird」  sona  2005..3.2

テレビで見るソナさんは元気で時々男の子のような日本語を使い、元気いっぱいで、見ているとこちらまで元気が出てくる女の子で楽しい。
その上、美人で性格もさっぱりしていそう。

歌はそのイメージとはちょっと違って限りなくやさしい。
すごく上手いとかではなく、はかないながらも丁寧に歌っている。
そして、楽曲が素晴らしく良い。ちょっと変わった日本語で話すソナさんなので、たぶんかなり一生懸命この11曲を覚えたのだろうなと思う。
どの曲も全部心いやされる曲ばかり。
「雨に歌えば」では雨があがりそうな中で歌を歌い、もうすぐそこに虹が出てくるような情景が思い浮かぶ。
「はちみついろ」のアコースティックな音では、さらさらの砂浜ではちみついろに日焼する感触が伝わり、「コエヲキカセテ」では 
 見せたくない傷跡があるのなら
 隠したままで構わないから 
駆け抜けるだけでなくゆっくりと坂道を下っていくのもいいねと、言われているような気がしてくる。
「Hello Good-bye」では 
 Good-bye 遠くまでいけるかな 私なりに これからは
とまた新しい何かを一つ一つ選んでいこうとし、
「かげろう」では、なにもかもがかげろうのようにゆらゆらと、永遠はどこにもないけれど、信じていたいと訴えている。
どの曲もメロディーが美しく、アコースティックなアレンジもあくまできれいでまた、歌詞カードのソナさんとバラの花たちがなおさら美しくて、無理せずにそのままでゆっくりしていてねとゆるやかに時が過ぎるようなアルバム。
 



2005年05月17日(火) 「可能性の道」  松浦亜弥

松浦亜弥は本当にアイドルの王道を走って、そのがんばりはすごいといつも思う。いつもアイドル道を一直線にガンバルゾーっという意気込みがすごくて、歌も特に上手いとは思わないが、一生懸命さが伝わってくる。
今回「ベスト1」というアルバムを聴いて、どれも思いっきりはじけたり、ひたむきな感じが伝わってきて、良かったけど、最後の「可能性の道」が特に大好きになった。
これもつんくの作った曲だけど、つんくも時々どきっとするような忘れていたなにかを思い出させてくれるような、きらめく歌詞を書く人だと思う。
この歌でも 

 地球は丸いと 辞書にはあるけど
 実際に見たわけないんだから わかんないね
 信じて歩こう そう 自分の道 自分で探して

というフレーズは
何を信じればいいのかわからないこの時代に
とにかく自分を信じて歩いていこう しっかりと自分の道をといい聞かせているように聴こえる。

 恋をしているから 乙女と呼ぶのか
 乙女だからこそ 恋をするのか
 年齢じゃないね 信じて歩こう

 好きな事しよう ゆっくり 準備を済ませて
 好きな道行こう まだ見ぬ 可能性の道

つんくはいい事書くなあと思った。
こうやって可能性の道を信じて歩いてきて、色んな事に挑戦して、そしてこれからも可能性の道を歩いていく人なんだなと思った。
そして、この詞とメロディーはあややにぴったりたと思う。
音域も広くないし、しっかり歌えるメロディーで、無理がぜんぜんない。
聴きとりやすく、気持ちよく聴けるメロディーで憶えやすい。

特に最後の

そう ここまで来た 自分の道を
好きな事しよう ゆっくり 準備を済ませて

は思わず口ずさんでしまう。 

つんくは変な曲作るなあと思うこともあるけど、はっとするほどの詞とメロディーもたくさん持っている人で、しゃ乱Qを復活させてほしいと思う。 

 



2005年05月15日(日) 2005年5月14日 大阪城フォークルネッサンスの太田裕美さんの部分。

2005年5月14日 大阪城フォークルネッサンスより

(1から4まではあきひさんの書き込みを引用させてもらいました。)
1.杉田二郎さんの紹介から
(衣装は上は白い無地服でスカートはパッチワークのような色んな布をつなぎ合わせたような生地でギザギザヒラヒラのスカートで全体的には緑色でした。)
 「今日の紅一点、今では主婦としてがんばっている太田裕美さんがかけつけてくれました。
今日はお子さんから許可を得て、やってきてくれています!」
2.フルメンバーから南こうせつとともに退場するとき
 仲良く手を組んで、大きく手を振ってかわいらしく退場
3.オレンジ衣装で再登場したとき(薄いオレンジ色のフリルがヒラヒラしているスカート、上はオレンジ色の花柄のような初夏にぴったりのきれいな服でした。)
 左手に大野真澄さん。裕美さんは中央に着席。
 真澄「おっ、フリフリだあ〜〜、若いっ!!」
 裕美「フリフリで〜す。」ちょっと恥ずかしそう。
4.大野さんとの会話。
 裕美「たしか1976年頃、よく会いましたよね。あの頃はガロが解散して、
大野さんはお金とひまがあった頃なんですよね。」
 真澄「いや〜〜。そうでもないね。裕美ちゃんとあったというより、
マネージャーにあったみたいなもんだね。それからあの人もラッツ&スターの…。」
 裕美「鈴木雅之さんですね。」
   「レコーディングしていた時に下の部屋で大滝さんがレコーディングしていて、大滝さんがこの歌は他の人に歌ってほしい。そうだ、太田裕美だっ!と言ってくれて、歌う事になりました。それが「さらばシベリア鉄道。」」
 この後「さらばシベリア鉄道」を二人で歌う。
会話形式の前半部分を大野真澄さんが歌い、後を裕美ちゃんが歌う。
(すみません。このあたりは記憶がめちゃくちゃです。たぶん、こんなようなことを言っていたと思うのですが、自信はまったくありません。)
5.大野さんが下がった後
 裕美さんがウクレレをだいてステージ中央のいすに座り、
 「5年くらい前からミネラルウォーターのCMソングを歌っているのですが、こちら大阪でも流れているそうなので歌います。この歌はCMでは15秒ほどしか流れませんが、ちゃんとフルコーラス録音しました。」
この間、裕美ちゃんの譜面がお客さんの席に飛んでスタッフが大慌てで拾いに行く。
裕美ちゃんの話の間に譜面に重しをのせたようだった。
そして、ウクレレを弾きながら「水の里」を歌う。
バックはキーボードが時々鳴っていただけだと思います。裕美さんはうっとりとやさしい表情でウクレレを爪弾き歌ってくれました。
「きょうは、こんなにいいお天気でまるで信州みたいですが、大阪ってもっと湿気が多くてむっとしているというイメージでした。私は雨女で正やんも雨男、こうせつさんは嵐の男なので、どうなることかと思いましたが、晴れてよかったです。次に歌う歌は雨だったら申し訳なかったのですが……デビュー曲の「雨だれ」です。」
そして、ピアノの弾き語りで「雨だれ」を歌う。

6.正やん登場。
 裕美「正やんは最初会った時はまるで世捨て人みたいで近寄りがたくて怖かったです。今はりっぱに更生できてよかったですね。」(笑いながら)
 正やん笑いながら「更生しました伊勢正三です。」
 その後の会話は忘れました。すみません。
二人で「君と歩いた青春」。もちろん、裕美さんはピアノ。正やんはギター。
7.杉田二郎さんが「ANAK」を歌った後、
「次の歌は太田裕美さんと一緒に歌います。裕美ちゃ〜ん。」
裕美ちゃん、笑顔で登場。
 正やん「僕が怖かったんだから、裕美ちゃんは二郎さんのことも怖かったんじゃあなかったの?」
 裕美「ううん、二郎さんは怖くなかった。」(みんな笑う)
杉田二郎さんの「祈り〜prayer〜最後の愛」を歌う。なかなかいい曲でした。
8.アンコールの「木綿のハンカチーフ」
薄いオレンジ色のひらひらのスカートと青い花柄(?)の服が初夏らしくさわやかで、
かわいかったです。
歌が終るとこうせつが
「今、70年代の太田裕美がそこにいた〜〜!」と絶叫。
「涙ふく木綿のハンカチーフくださいって、当時はいい詞だと思わなかったけど、
今思うといい詞だな〜〜。今の娘たちはティファニーだもんなあ〜!」
「む、むかしはよかった〜〜〜。」
というようなことを絶叫してました。
裕美ちゃんはにこにこして
本当に70年代の裕美ちゃんがいるみたいだと私も思いました。
最後に5人で手をつないでご挨拶で終りました。



記憶があいまいで文章も下手で、間違えているところもたくさんあると思います。
とろりんさん、私が憶えているのはこれくらいです〜〜。



2005年05月12日(木) 「TULIP LIVE The 1000th」  チューリップ  1982

1982年8月のチューリップ1000回目のコンサートのライブ盤。
久々にライブアルバムが聴きたくなって、チューリップの1000回目の記念のライブアルバムを聴いてみた。
レコードの時代はライブアルバムってたくさん出ていたと思う。
CDの時代になっていった80年代後半からライブアルバムはぐっと減っていったような気がする。
チューリップは毎年コンサートツアーをやってくれるライブバンドだったので、当時は毎年見にいっていた。

このライブアルバムの盛り上がりはまるで絶頂期のアイドルのノリで、ファンは最初から最後まで熱狂し続けている。
丁度、第2期が始まってしばらくたった頃で初代メンバーの上田さんと吉田さんが脱退し、宮城さんと伊藤さんが参加した頃だ。
初代メンバーが二人も抜けるとかなりショックだったろうと思うけど、財津さんは涼しい顔でマイペースを極めてバンド活動を続けていた頃だと思う。
財津さんの作るメロディーはとても自然で、奇をてらって新しい事をやってみるとか、ファンを驚かせてやろうとか思わない人なんだろうと思う。
シングルの曲もアルバムの曲も自然な曲が多く、時々個人的なことを面白く、そしてファンにはちゃんと解るように歌ったりする。
そういう個人的な歌もファンにとっては楽しい。

このライブでも「虹とスニーカーの頃」「I am the Editor」「Shooting Star」「青春の影」「魔法の黄色い靴」「夢中さ君に」などファンに人気のある曲がたくさん歌われている。
財津メロディーだらけ中で「めぐり逢いは想い出」「VOLIME10」など新メンバー宮城さんが作った曲も私はとても好き。
とてもドラマティックな曲を作る人で声も優しい。
姫野さんの「博多っ子純情」もいつ聴いてもいい。

今でも財津さんはアンコールで「夢中さ君に」を歌い、ファンは「財津さん!」と叫んでいるけど、もうここまできたら一生「夢中さ君に」を歌いつづけてほしいと思ってしまいます。





2005年05月11日(水) 「勝訴ストリップ」  椎名林檎  2000.3.31

私は椎名林檎という女の人にすごくすごくものごく興味がある。
天才とかそういう言葉では片付けられないような天性の何かを持っている人なんだろうと思う。
アルバムタイトル、曲名、巻き舌の歌い方、アレンジも大げさで大仰で、しかし引き込まれてしまう。
なんでだろうか。たぶん、私の好きなタイプの曲ではないのだろうと思うのに。
それなのに奈落の底に落ちていくような気持ちに襲われてしまう。

椎名林檎の歌で一番好きな歌は「本能」。
昔、プロモーションビデオを見た時は看護婦さんの格好で「本能」を歌っていて、なんじゃ、あの子は、と思ったけど、

 どうして 歴史の上に 言葉が生まれたのか
 太陽 酸素 海 風
 もう充分だった筈でしょう

この歌詞にうううっとなってしまった。
私も私もそれに近いようななこと思ってた。
何で、地球上にこれだけの言語が飛び交っているのかがずっと不思議でしかたないから。
なんで英語がしゃべれないのか、なんでこんなに言語が違うのか。
地方によって言葉が発音が違うのも今も不思議で仕方ない。
電車で50分の土地の人と全然発音、言葉が違うとはなんでなのか?
話がそれたけど、この歌詞には目がさめるようだった。

それから「罪と罰」。
この巻き舌で大げさな歌い方は一体何?生で聴いてみたい。
歌の意味はほとんどわからない。
それにしてもここまで熱唱されると、勘違いしてしまいそうだ。
人は誰もが罪と罰を背負って生きるのだろうか。

「虚言症」嘘つきってことでしょう。
それを回りくどく書き込んで、一体どんな嘘をついたんだろうか。

「ギブス」これもさっぱりわからないけど、聴いているとどこまで落ちていってしまう。
何語で歌っているのかさえわからない。でも、好きで好きで好きな曲。

「ストイシズム」意味不明。ふざけているのかと思ってしまう。

「月に負け犬」

 好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ
 虚勢を張る気は無いのだけど取分け怖いこと等ない

私も時々好きな人や物が多過ぎて立ち止まってしまうことがある。

どの曲もアレンジが大仰で厚いので、かなりのシャウトをしているのだと思うけど、それほどうるさく感じない。
そしてこの人は自分の音域をうまく活かして曲を作り、すべての音を自分の声に近くしているように感じる。
すべての音を吸収していくようなボーカルで、今まであまり感じた事の無い浮遊感を感じる。

ああ、ライブ見たい。でも、椎名林檎の歌はもう封印なんだろうか。
東京事変もいいけど、椎名林檎が聴きたい。



2005年05月10日(火) 「プリズミィ」  尾崎亜美  1978

尾崎亜美さんの歌はデビュー曲から今現在の曲まで、ほんとうにきらきらと瑞々しい曲が満ち溢れていると思う。
「マイ・ピュア・レディ」から聴いているけれど、南沙織さんも歌っていた「春の予感」でそのメロディーの軽やかさと春らしい優しさに虜になってしまった。
それ以来春になるたびにこの「プリズミィ」と「リトル・ファンタジー」を聴いている。
1曲目の「あなたはショッキング シャイン」やB面の「テンプテーション」はまるでアイドル歌手が歌うような明るく舞い上がるような楽しい曲で、当時どうしてアイドルが歌わなかったのかなあと思う。
聖子ちゃんの「天使のウィンク」のように誰かに歌ってほしかった。
「テンダーレイン」はそのタイトルとおり優しい雨の歌で、去っていく恋人を見送る歌だけど、今でもいまいち意味不明。
なぜなら、 
  ♪自分をせめないで あなたの夢を 私が追えないだけ
のフレーズでは、あなたの夢をいっしょに追うことができないから、お別れしましょうという好きだけれど別れましょうという意味なのだろうと思っていたら、そのすぐ後で 
  ♪恋人が待っているのでしょう 曲がり角で 髪を濡らし
のフレーズが続く。
新しい恋人がいるから去っていくということなので、ぜんぜん意味が違うと思う。
うーん。今でもわかりません。亜美さん、できれば解説お願いします。

一枚のアルバムの中で、少女になったり大人のいい女になったりする亜美さんが今でもとても好き。





2005年05月08日(日) 「横浜いれぶん」  木之内みどり

有線から突然流れてきて、ああ、この曲大好きだったと思い出した。
木之内みどりさんはアイドル歌手で歌はそれほど上手くなかったけど、いつも一生懸命歌っていた。
曲も後半はいい曲が多くてラストアルバムは買って何度も何度も聴いていた。
「横浜いれぶん」もはかないけれど、意思をしっかりもった女の子の歌って感じで、単調な繰り返しと狭い音域ながらも優しくしっかりしたメロディーで、とても印象に残っている名曲だと思う。さすがは大野さんだ。

海鳴りよりはどしゃぶりがいいなんて、なかなかいいフレーズだと思う。
私は海鳴りの方が好きだけど。
そして間奏のギターがちょっとフォークっぽいところがなかなかユニークだと思う。
古いけど、大好きな1曲。



2005年05月06日(金) 「今だから」  松任谷由実/小田和正/財津和夫  1985.

気になって気になってしょうがないのでわざわざEP盤を入手して聴いた1曲。

リアルタイムで聴いていた当時は、大御所の3人がなぜわざわざこの程度の曲を作ったのだろうかと偉そうに思っていた。
でも、今はわかる。
これは3人で作った曲なんだと。そしてアレンジは坂本教授なんだから、4つの個性のぶつかりあいなんだということがよくわかる。
個性が才能がぶつかりあうということはこういうことなんだと妙に納得してしまった。
当時はこの手の詞がメロディーが流行っていたと思う。
少し前のことを振り返って、ああそうだったと今だからそれがわかる、でも、戻れないからそれぞれの明日へむかおう、と誰もが経験する事を歌っている。

いいメロディーと詞で憶え易く20年経った今でも印象にも残っている。
しかし、これはあくまでも企画物で実験的な1曲だったのかなあと思ってしまう。
また、3人あるいは4人でなにか企画してくれればいいなあ。



2005年05月05日(木) 「絶望と希望」  川嶋あい  2005.4.6

I WiSHを解散させた川嶋あいちゃんの解散後はじめての曲。
タイトルが「絶望と希望」重〜い曲なんだろうかと思ったけれど、いかにもあいちゃんらしい春らしい曲だった。色でいうならばうすい黄色。
透き通った声とせせらぎが流れるような曲調なのに、なぜか地に足が着いたような自信と安定感を感じさせられたりする。
あいちゃんの曲を聴いていると、夢を次々とかなえていくあいちゃんの前向きな生き方に迷いなんてあるのだろうかといつも思う。

その詞にはいつも人間くさい何かがあるから私はひかれてしまう。

 世界中で一番ちっぽけな生き物だろう
 人は押し流されて 生きてゆくよ
 
まさに私は押し流されて生きていくしかない日々で
いつもこれでいいのかと思う毎日だから。

そして毎日思う絶望感と希望のその間に、果てにあるものは何だろうかと、
ただそれだけをわかりたい。
心の交差点をどちらへ曲がるのか、真直ぐに進むのかは自分で決める事だから。
まだ10代のあいちゃんの歌に励まされながら、私は生きていくんだろう。


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