2001年11月20日(火) |
夢はおいかけてこそ……夢 |
久々に刺激あふれる連中に会ったぜ。う〜んここんとこ低調気味の鼠小僧にはいいドラッグになりましたな〜。
鼠小僧のぶんがく仲間で元ボクサーK氏から「TFMのライブがあるんだけど暇だったらこない?」という電話を受けて大塚まで先週くりだしてきました。「TFM」ってなんぞや、ってみなさん思うでしょうが、決してラジオ局のことではございません。K氏の友人3人で組んでいるバンドのことでございまして、そのライブに行ってきたのです。
TFMのことは以前からK氏からイロイロ聞いていたのですが、会うのは今回が初めて。かなり興味を持って大塚へと向かいました。大塚の駅で待つこと5分…… 「元気ですかァー!」 そう、このTFMのメンバー鼠小僧と同じ人種でした。そう、猪木教の信者。
ライブ開始まで、イロイロ彼らの音楽のことについて聞こうと思っていたのですが……気がついたらヒタスラ、プロレス談義。猪木のベストマッチは東京ドームの天龍戦に決定しました。
そんなこんなで談笑している間に気がつけばライブの時間。
大塚の小さなライブハウスで行なわれる今回のライブは明日のメジャーデビューを夢見る若きグループが4組、集まってのステージということ。TFMの出番は2番目ということでした。
1組目、ステージで歌っているのはいわゆる今どきのインディーズという感じの連中。女子高生の声援がうらやまし〜。
と、言ったところで鼠小僧、ちょっくら疑問……ってほどのものでもないのですが、頭の中に浮かんできました。
というのは、TFMの3人、明らかにこういった雰囲気と違うのですは。いわゆる今どきのビジュアル系とかそういう格好をしていないのです。というより、ごくごく普通なアンちゃんたちなんですは。う〜ん違和感がある。ま、ライブハウスっちゅーところは金髪長髪化粧顔のお兄ちゃんお姉ちゃんが集まる場所というオイラの考え方の方が間違っているのかもしれませんが。
で、そうこうするうちに1組目が終わりいよいよTFMの順番が。ちなみに鼠小僧の手にはバドワイザーが。この時点で2本目でございます。
さー始まった。「元気デスカァーア」やっぱりこいつら猪木信者だ。
彼らのスタイルは早い話YMO。ものすごく凝った打ち込みをしてあって、なかなか素敵な音楽を聞かせてくれました。って、オイラこっち方面の音楽はあんまりくわしくないので、あんまりドウコウ言えないのですが。でも、ひとつ言えるのが、彼らのステージから真剣さと音楽にかける気迫がヒシヒシと伝わってきたということ。会場はひとつ前のビジュアルあんちゃんたちのように盛り上がっているという感じではないのですが、決して、ステージが観客を置き去りにしているかと言えばそうではない。ふと周りを見渡せば、さっきビジュアル系にキャーキャー言っていた女子高生も聞き惚れているじゃないですか。
思わず聞き惚れて、聞き入ってしまう音楽。コテ先の技術と、柔らかな口さえあれば雰囲気を作りだすことは(もちろんその技術も大変な技術であると思うけど)出来るけど、作ったものをちゃんと聞かせるということはそれなりの技術をともなっていなければ出来ないこと。その技術を持ち合わせているということは、彼らが今後どういった道を進もうとしているかはわからないけども、こういった音楽を続けていく上では素晴らしい宝なのではないかなと思ったのでした。
ライブ後メンバーのひとりを伴って池袋で軽くのみ。しかし、鼠小僧不覚! 実はこの日鼠小僧は徹夜明け。う〜んなんか途中から意識がトビトビなんですはァ〜。しかし、良く朝気持ちよく目がさめたということは、なかなかいい酒が飲めたということですな。そりゃそうでしょ、彼らの音楽、本当に良かったし、そんな連中と酒を呑めたということは、本当にいい刺激でしたからね。
彼らのこと、追いかけてみますか。本当に応援したくなる連中ですからね。
う〜ん犬ってけっこーカワイイじゃねえか〜。でも、でも、やっぱりチトコワイ。
鼠小僧白吉、鼠を名乗っていながら実は動物がイマひとつ得意ではないのですよ。別に小さいころ噛まれた経験があるとかそういうわけではないんですけどね。で、まァいままで犬がいる方へはなるべくちかよらない、ワンワン声が聞こえる家の前はさけて通る、とまあそんなこんなだったんですは。
が、しかし、鼠小僧人生24年目にしてついに、犬と対峙しなきゃならん瞬間がやってきてしまったのです。
オイラの友人A氏は大の犬好き。ヒマさえあればナンジャカンジャ愛犬の話しをしています。そんな友人A氏の家においらは遊びに行ったのです。前回A氏の家に行ったときは、A氏宅にその犬がもらわれてきてまだ数日。生まれて数カ月ということもあり、ホントかわいい子犬だったんですは。 大きくなったよ〜、とは聞いていたのですが……
いや〜びっくり、たった半年でまったく別の犬になっていました。デカイデカイ。
友人A氏があまりにもカワイイカワイイくり返すのと、ま、今まであまり犬というものに触れたことがなかったことから興味もあって、A氏の家まで犬を見に行く決意をしたのですが……
一歩、A氏の家に足を踏み入れた瞬間…… 正直、後悔しましたは。
ワン、ワン、ワワッン
知らないお兄さんを見たからでしょうか、A氏いわく「いつもはこんなんじゃないんだけど……」というほど興奮しまっくっているんですは、犬が。
A氏の家の人が犬をおさえつけてくれたのですが、その犬の目はすきあらば、鼠をつかまえちゃろう、ちゅー目でオイラのことをジーーーーーッと見つめているのです。オイラはビクビク。ン〜、どうしよう。
ま、しばらくしてワンコも眠くなってきたのでしょうか、それとも興奮し疲れたのでしょうか。ちょっくらおとなしくなってきました。で、オイラ、びびりながら犬に近付いていきました。A氏が「ここなら大丈夫」ちゅー場所をそーっとさわってみました。ビクビク。
ビクッーゥ。犬が動いた! ……でも、ワンコ暴れません。うン? 意外と大丈夫?
ワンコにのお腹やアゴをなでていくうちにオイラも徐々になれてきました。そのうち犬もオイラにじゃれついてくるようになったのですが、これが意外と平気。それどころか、なんか犬にじゃれつかれているうちに、心が和んでくるじゃないですか。いや〜これならA氏が犬だのワンコだの言っているのもなんとなく分かるような気が。
だからといって、鼠小僧、さっそく犬を買おうとまでは思わなかったのですが、けど、動物をペットして飼うという気持ちは少なくとも分かったような気がします。
今日は日曜日、代々木公園を散歩していたのですが、なんとなくワンコを連れている人を見て微笑ましく思えた一日でした。
酒を呑んで欲照った体に寒風が身にしみる。そんな季節が今年もやってきた。もう冬なんだな〜。
ふと気がつけばこのホームページを1ヶ月以上いじっていなかった。仕事でいろいろやらせてもらってたというのがその理由なんだけど、ま、ホームページすらいじれる時間をつくれなかった自分にちょっといらいらしている。時間は自分で作るもの。何をやっている人でも、どんなことをしている人でもそれなりに忙しいわけだからね。けど、なんか、ま、なれないことをやってたというのもあるんだけど、本当にドタバタしてたんですよ。ここ最近。
そんなこんなのうちに季節はもうすっかり冬になってしまってる。外に吹く風が冷たくなっている。
けど、この寒い風がおいらは結構好きなんですよ。普段、何でもない時は「っちくしょー寒いなー」って思うんだけど、酒をちょこっと呑んで、体が火照っている時、妙にこの寒風が気持ちいいんだよね。なんか体の中に寒風が素直に入ってくる。心の中がきれいに洗われる気持ちがしてくるんですよ。
今日、恵比須でちょっとだけ呑んできて、恵比須の街を歩いているとき、今年はじめて、そんな、冬の空気を感じた一瞬でした。
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