2008年08月05日(火) |
シェイクスピアのソネット |
日経新聞の夕刊を読んでいたら佐野元春のコラムが あった。夏の日に詩を読むのが好きで、 タクシーを待つ時間、公園のベンチ、ロビーで一読と 小説と違い短い心象の集積なので、どこでも楽しめると。
現代の人たちが詩にどれくらい詩に親しんでいるかしらない。 しかし、もし君が、愛や嫉妬 喜びや不安など千変万化する心模様に興味があるなら、 薦めたい本があると。
「シェイクスピアのソネット」文春文庫 小島雄志訳 山本容子画
アマゾンで購入して、少し読んでみる。 たしかに美しい愛の告白集だが、少し辟易してたところ、 私の解釈が違っていた。
シェイクスピアのソネットの解説を見ると、 ソネットは三人の人に捧げられていて、 私が読んだ詩は美少年に捧げられているものらしい。
美少年への愛の詩として読んでみた。 すると、感じ方が全然違う。 心の葛藤、奥底からあふれ出る愛。 女性に対する愛と思って、読んだときは、 綺麗ごとだと思って腹立たしかった。 道をはずれた悪徳の世界なら受け入れられると納得。
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