りえるの日記

2008年09月11日(木) 暗誦

モチベーションアップの為に、また
フランス語検定準1級をまた受検するつもり。
先日は、フランス語授業で、最初に独りづつ
日常に起こった事を話す際に、
プレヴェールの詩を暗誦した。発音はかなりのご指摘をうけたけど。
その後、みんなも、書き取りと朗読して、面白かった
すごくロマンティックな詩なんだけど、皆、どう感じてくれたかな



2008年09月10日(水) 三島 雑感

今日はお休みだったので、カフェ巡り
方向音痴なので、道に迷いながら。
カフェでフランスのシャンソンが流れていると、
ついヒアリング体勢になってしまい
読書がおろそかになってしまう。

三島「愛の渇き」
狂信者のような愛し方しかできない主人公の女性の描き方も面白い。
有閑者階級の専売特許のような退屈という人生に
抵抗することから、生きている実感とすがすがしい喜びを感じる
人間の感情。
人生には色々な形がある

好きな表現。

舅の情婦となり、愛撫の光景を

「骸骨の愛撫をうけた女は、もうその愛撫からのがれる
ことはできない。悦子の全身には、蝶が脱ぎ去らんとしている
さなぎの殻よりもさらに薄い、或る目には見えない絵の具を
塗られた後のような、生乾きの、透明な、皮膚の上の仮想の皮膚の
感触が残っていた。」

グロテスクで艶かしい。ブラボー、三島。



2008年09月04日(木) 脳髄の失禁

先日、言葉は、その人の皮膚であり、肉体であると思うという
話をしていると、
友達が、「文章も人も贅肉があれば色気がでるよね」と

当たり前の事かもしれないけど
確かにそうだと思って、興味深かった

今、三島由紀夫「愛の渇き」を読んでいて
インテリの男性が、哲学めいた薀蓄を語る様を
「脳髄の失禁」のように癇に障るという表現があった。

なかなか、これも面白い表現。



2008年09月02日(火) ワイン会

オールドヴィンテージの会に参加してきた。
熟成したワインは、アロマテラピーをうけているように
体中がリラックスする気分になる。
テーブルワインを週1本あけるなら、月1本、いいワインを飲む方が
エレガンスなのではないかと最近思い始めた。

知ることは、罪であり、喜びである。

三島続きで、今は、「愛の渇き」を読んでいる。
解説(吉田健一氏)は、的を得ていて素晴らしかった。
生きることに、抵抗することから、
芸術は生まれるとラルヴォーは言ったらしい。
退屈から何かがうまれる。それを一番知っていたのは、チェーホフ。
男友達が言っていた。
チェーホフは、人生の気のきいた調味料のような作品と。
高校生では、決してわからない。

若さは素晴らしいけど、言葉の含蓄が上滑りだよなと感じることは
多々ある。


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