当方、けっこう旅行好き、
今年は、あまり行けなかったけれど、団体ツアーにもチョクチョク参加する。
その場合、必ずお世話になるのが、添乗員さん。
新米添乗員さん、ベテラン添乗員さん、いろいろな方と出会った。
が・・・
今回の添乗員さんは、今までの方と少しちがっていた。
今までの添乗員さんは、常にツアー客を「お客様」として、見て下さっていた。
今回の場合・・・
添乗員とお客様、という関係ではなかったよ。
ハッキリ言って、「先生」と「生徒」だった。
二日目の朝の観光はオプションになっていた。
前日の夜に到着する下呂温泉、
翌日の朝は、温泉に浸かってゆっくりしたいと私は思った。
わざわざオプション料金を支払い、朝7時半に出発して、
下呂の合掌村観光には行きたくない。
どうせ、白川郷の合掌村に後で行くのだから。
添乗員さんの説明では、オプション不参加の人達は2時間後にバスで出発して、
その観光スポットで全員落ち合うことになるらしい。
「その際、オプションに参加されなかった方は、絶対にバスから降りないで下さいね!!
オプションの意味がなくなりますからね!!」
その時の口調が、とてもとても・・・キツク感じた。
まるで、言いつけを守らない生徒に対して、叱っている先生だった。
私達って、先生に冷たく突き放されてしまった、イケナイ生徒達なの?
バスの中は、一瞬、水で打たれたように、シ〜ン! となった。
「あれ? 皆さん、どうされたんですかぁ? 急に静かになってしまって・・・」と添乗員さん。
オプションの昼食弁当の説明も、まるで同じ調子だった。
「お弁当を申し込まなくて、もし昼食にありつけなかったら、シリマセンヨ!!」って感じ。
そして、ほんとうに私はイケナイ生徒になった。
オプションの観光もお弁当もどちらも申し込まなかったわ。
そう、私は反抗期なの!!
ということで、翌日は朝からゆっくり温泉三昧、下呂の町も散歩した。
散歩途中で、コンビニを二件見つけた。
お弁当もいろいろ売っていた。
1200円のオプション弁当には劣るかも知れないけれど、
500円のコンビニ弁当もまあまあだったわ。
どっちみち、車中で食べるお弁当だから、いいんだよ。
でも、帰りの電車では、私の座席の具合が悪かったのを、添乗員さんが素早く車掌さんに連絡して、指定席を変えてくださった。
ということで、差し引きゼロ?
いえいえ、ほんとうに、ご苦労様です。
あんな口調になったしまったのは、きっと、今までの経験がそうさせるのね。
ま、クギを刺したくなる気持ちは、わかるわよ。
でないと、限りなく厚かましく、文句タレになるお客もいることでしょう。
でも「クギの刺し方」に、もうひと工夫を!!
十月末の先日の土曜日、
我が家は久々に6人家族になった。
東京から夜行バスで帰省した娘、
名古屋から近鉄特急で帰って来た息子、
毎週土曜日は必ず我が家に来る主人の両親、
もうすっかり夫婦二人暮しに慣れてしまった私にとっては、
久々に真面目に主婦した日(?)、
久々に、ちょっと母親らしくなった日(?)
週に一度の長男の嫁になった日(?)
土曜日の昼食は、オムライス、サラダ、焼き魚、
たった、これだけの献立でも、キッチンでの私の状態は、パタパタ、
料理をしながらも、朝に到着したばかりの娘の話をいろいろ聞きたい、
だから、手と耳と口はフル活動!
東京弁と大阪弁を入り混ぜての、むこうでの娘の日常報告は、
面白く楽しい。
こんなこと、最近は滅多にないかな。
老化進行中の我が身は、久々に心身の活性化を促された感じだ。
しかし、もっと大家族の中で、毎日忙しく働いておられる主婦方達には、
ほんとうに頭が下がります。
(この言葉、いちおう付け加えて置かないとね!)
土曜日夕方には儀父母が、日曜日の夕方には息子が、
そして昨日月曜日の夕方には娘が、
順番に、それぞれの今の生活拠点に戻って行った。
そして、今朝、主人が出勤して、私は、今、久々に、一人だけ。
今日から、また、遠くから祈るだけの母になります。
娘の結婚が滞りなく進みますように。
息子の就職活動が、ちゃんといきますように。