最近は、留守中の御近所の配達荷物を、預かることが少なくなりました。
以前は、荷物を預かってもらったり、逆に預からせてもらったり、
ということがよくありました。
少し前頃、南紀出身の御近所の荷物を、時々預かることがありました。
敢えて観察などする気はないけれど、ひと目でソレとわかってしまう中身、
当然(?)ちょっと高級柑橘類(ぽんかん、オレンジ、ネーブル等々)
敢えて期待などは、決してしないのですが・・・・♪♪♪・・・?
律儀な奥様が必ずお裾分けを届けて下さいました。・・・(^^)v
小さな運送会社の事務所にいた経験のある私は、その度に思いました。
「ベテラン配達員は、決してこういう物は預けないものなのに」って。
たとえ、御近所が親戚同然の地域だったとしても。
特に中身が「マツタケ」「メロン」などの場合は、絶対にダメ。
そんな物を預かってしまったら、抑えても、抑えても、淡い期待感がフツフツ・・・
そうそう、預かり荷物に関して、忘れられない出来事があります。
留守中の配達荷物、御近所に預かってもらって配達完了したと思いきや・・・
中身は、北海道産の御土産用の「塩鮭」でした。
北海道旅行の御土産として、ダンボール一箱分、自宅宛に送った宅配便。
旅行から帰宅後、すぐに御近所やお友達、御親戚などに配る予定だったのでしょう。
今のように、細かい配達時間指定の制度が確立されてなかったから?
忙しい配達員は、とにかく配達を完了してしまいたかったから?
その不運な荷物は、たまたま留守中ということで、御近所に預けられました。
不在表を見た受取人は、すぐに預かってくれているお宅に引き取りに行ったのですが・・・
お留守だったのです。
何度も行ったそうですが、ずっと留守。
塩鮭と言っても、ダンボールひと箱分、冷蔵庫に入ってるとは考えにくい。
なんといっても、なまもの土産、できるだけ早く配りたい。
でも、その日、とうとう、誰も帰って来なかったそうです。
留守するなら、預かるナって!!(でも、きっと緊急事態が発生したのでしょうね。)
そして、翌日になっても、預かり主は帰ってきません。
ついに、こちらに電話がかかってきました。
「運送会社、並びに、警察、たちあいのもとで、窓ガラスを割って、そのお宅に入り、
自分の荷物をなんとか引き取りたい」という内容でした。
それから、どうなったのでしょう。
実は、私も結果を聞いていないのです。
今なら、どんなに忙しくても、興味津々「ねえ、ねえ、どうなりましたか」と当然尋ねるのに。
その頃は、事務処理に忙殺されてました。聞き耳だけは、しっかりたてて。
最近、近所預かりが少なくなっているのは、きっと、いろいろ問題が多いからでしょうね。
単に、隣近所の付き合いが少なくなった、ということだけではないと思います。
さて、今日もまた、宅配便絡みの日記です。
書き出したら、次々思い出して止まらない状態です。
留守中に配達があった時、ポストに入っている「不在表」、
最近は、「お留守だったので持ち帰りました」が多いですね。
長期不在の場合は仕方がないけれど、そうでない場合は、できるだけ早く、
配達日時を指定して事務所やセンターに連絡しましょう!
不在表を入れたのに、いっこうに、連絡をしてこられないお客様がいました。
たしかにすべての宅配便が、「まあ、嬉しい! 何が届いたのかしら? ワクワク♪」
という物ばかりではありません。
自分で送った荷物、あまり受け取りたくない荷物、急がない荷物、
いろいろな理由はあると思いますが・・・
その宅配業者の人は、連絡がないけれど、毎日、配達に伺っていたようです。
団地やマンションなどは、たいてい、いつも近くに配達があるものですから。
「今日こそは、御在宅かも」と期待するのだけど、やっぱりお留守。
そのたびに「持ち帰りました。連絡ください」の不在表を投入してくる。
でも、いっこうに連絡なし。腐ったり傷んだりする品物ではないけれど・・
ひょっとして、不在表の小さな紙切れに気が付かないのかも、と思ったのでしょうか。
彼は、ドアのどまん中に、不在表をガムテープで貼り付けたのです。
イヤがオウでも、ドアの前に立てば、目に付くように。
簡単に剥がされないように、四辺をきっちりガムテープで取り囲んで、頑丈に。
さすがに、ついに、受取人から連絡が入りました。
でも、配達日時の指定ではありませんでした。
「ガムテープといっしょに、ドアの塗料まで剥がれて、禿げてしまった故、早急に修理をして欲しい。」
恐るべし! ガムテープの粘着力!!
「今から、その禿げたドアを見て、同色のペンキを買って、自分で塗ってくる」
と言って上司は出かけて行きました。
小さな運送会社の社長って、ペンキ塗りまでせんとアカンのね・・・
上手くペンキ塗りができたかどうか、後日談は聞いてません。
けっこう、この程度のこと、日常茶飯事だったような・・・
もう15年くらい前のこと、今はもう変わっているかな?
お歳暮、贈り物のシーズンが到来しました。
この時期、ギフトや小荷物を配送する事務所やセンターは、てんやわんやの忙しさ。
この時期に限ったことではないけれど、荷物やギフトを受け取った人は、
必ずすぐに、お礼の気持ちを、葉書や電話で相手に伝えましょう!
常識よ!と思われる方も多いことでしょう。
でも、某配達事務所にパート勤めをしていた時、けっこう頻繁だったのです。
「送った相手から、なんのお礼も言ってこない。ほんとうに配達されているのか?」
と尋ねられるお客様です。
送り状の伝票番号から、いつ、誰が、配達完了したかというデーターが、すぐに検索できます。
その日の、配達完了伝票の中から繰って捜しだし、受取人の印鑑やサインを確認、
それをファックスで発送元の配送センターに送信するなんて事態、ちょくちょく発生しました。
受け取り人の方がお留守で、親切な御近所の方のサインや印鑑の場合もありました。
そうなると、確認の電話をかけることも必用になることがあり、
送り主と受け取り人、預かり主と受け取り人、
下手な確認電話のせいで、人間関係にヒビが入らないよう祈るばかりでした。
中には、ほんとうに「いや、受け取ってない」「たしかに、お届けした」
という事態になったり、
お年寄りの方が受け取られ、すっかり忘れてしまっていた、ということもありました。
その事務所の担当地区は二市一町だけで、半日パートの私が「チョクチョク」と感じたのですから、
日本全国、品物やギフトを受け取っても、何の連絡もよこさないという人、けっこう多いのかも。
かく言う私も・・・
実は、忘れていて、遅れ馳せながら、あわててお礼の葉書を書くこともシバシバ。
いいえ、正直に白状すると、感謝の気持ちを伝え忘れて、そのまま・・・
(もう、時効かも・・、若気の至りと思って大目に見て!と叫びたい気分)
というが、あります。
すみません・・・
頻繁ではないけれど、宅配便をよく利用する今日この頃、
某宅配便の事務所でパートをしていた頃の思い出話。
年末、一年中で一番忙しいこの時期、いつもは暇な宅配便事務所も、
臨時の配達員や仕分け人アルバイトが右往左往し、
倉庫には、山のような荷物が積み上げられ散乱している状態だった。
でも、荷物を満杯に積み込んだ車が、みんな出払った後、
事務所の中は、急にガランとなり、私と上司(親類の人)だけになる。
忙しい上司は、いろいろな所用で走り回っていることが多く、
事務所の中は、たいてい私ひとりが留守番だった。
「みんなで外に出て待ってるのに、約束の時間になっても荷物が届かない!」
と、怒りの電話があったのはそんな時。
担当地区の配達員は当然、もう出発している。
道路状況や諸事情で、配達時間がずれることは多い。
携帯電話のような便利な道具は、当然まだ一般には存在しなかった頃、
(小荷物をわざわざ外に出て、みんなで待ってるなんて?? 変なの・・)
「すみません。もう少しすると届くと思いますが」と言う私に、相手が突然、凄んだ。
(言っとくけど、ちゃんと申し訳なさそうに返事をしたよ。)
「もう少し待ってたら、来るんやな!!
けえへんかったら、そっちへみんなで行かしてもらう!!
男を電話に出せ! そこの場所を教えろ!!」
独特の口調だった。
そこへ、運良く(?)、相手のお望みどおり、ふらりと男が現れた!
事情を急いで説明し、無理やり電話を押し付けられた不運な彼、
しどろもどろに応対して、ここの場所を説明だけすると、電話を切り、
なんと「ゴメン、悪いけど、忙しいから」と、逃げるように行ってしまった!
たしかに、出入り業者的存在の彼は、私達とは仕事上、直接関係はない。
しかも、若くて、とても小柄で華奢で、羨ましいほど色白で、
どうみても私より、か弱く、なよなよしい。
こわ〜い人達が押しかけてきたら、どうしよう・・・
○○さん、早く荷物を届けて〜。
古い大型の倉庫が並ぶ、だだっ広い敷地には、たいてい誰もいない。
その片隅にある宅配便のちっぽけな事務所、すぐそこまで海が迫る。
倉庫の事務所は遠く、滅多に行った事がないし、私とは交流もない。
その当人の配達員が昼食のため戻ってくるまで、
一人、寂しい事務所の中で、不安な時間を過ごしたのは当然のこと。
「ええ? ちょっと遅れただけやけどなー」と、配達人。
「みんなで外で待ってた? 物凄く怒ってたでしょう?」
「いいや〜、べつに〜」
「・・・・・・」
今から考えると、あんな寂しい場所でよく留守番していたなーと思う。
誰からも目に付かない場所で、お金も無さそうな粗末な事務所だったが、
留守で持ち帰った小荷物、配達日指定の荷物などが、置いてあった。
若くは無いが(でも今よりは遥かに若い三十代)女事務員が一人で留守番してたのよ!
今は、埋め立てられ、大型マンション群とショッピングモールが建ち、
すっかり変わってしまったあの周辺、
昔の古い大型倉庫、ちっぽけな粗末な事務所は、今では、移転して近代的になってることだろう。
古くなって行くのは、人間ばかり也。
ちょっと、気分転換したくなりました。
日記の名前も背景も変えました。
私は、そよ風のように、爽やかではないけれど、
私の旧姓は「風」という字が入っている、ちょっと珍しい名前。
その「風」にこだわって考えた末、「そよ風日記」に決定しました。
もう、結婚30年目というのに、旧姓にこだわるのは変かな?
特に深い理由はないのだけど。
でも、「nogiku」にしても「そよ風」にしても、いつも思うのは
「なんて、実物の私と、かけ離れた名前!」
でも、パソコン上だから、好きな名前を付けてイイ気分♪
背景写真は、2年前の夏のりんくうタウン。
写真では、うっすら見える(?)観覧車は、つい最近、撤去されました。(寂しい・・・)
夜空に浮かび上がる、輝く観覧車の風景、もう見ることができないのね。
山や海などの、自然の織り成す風景も好きだけど、この人工的な眺めも、実は好きなんです。
海を渡る関空への連絡橋、白い砂浜のマーブルピーチ、ゲートタワービル、
娘と主人と三人でカメラを持って散歩に来た夏の日の写真。
ところで、デジカメの写真を背景に仕上げるのに、ずいぶん苦労しました。
画像を薄くぼかしたり、この日記帳に組み込んだり、手さぐり状態での挑戦でした。
完璧に自己満足の世界です。
運動不足気味。 明日は久々にエアロに頑張ろう!