ユミコのメモ箱
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2004年12月30日(木) 手帳と自己嫌悪

結局、来年の手帳は『リサとガスパール』に決めた。
今回の手帳のテーマは、『軽い』『小さい』『スケジュール以外に日記メモも書き込める』の3つ。今年使った手帳は軽いけど大きめだったので、結局幼稚園仕事の時しか持ち歩かなかったから。デザインも機能面にこだわったため、シンプルすぎて飽きた。その前の年の『ブルーナ』は、かわいかったけど機能的にちと足りなかった。毎年の手帳選びは慎重で楽しい。

昨晩からいろいろいろいろ・・と考えている。
酔っぱらって話したことも、結構いちいち憶えているから、厄介だ。

年賀状は、無事に本日投函。来年こそ早出し、と、毎年思う。

年明けに新作(リト)を作る予定なのだが、今の自分にはゼロから何かを生み出す自信がない。


2004年12月29日(水) アトリエ納め

初雪。
天気予報では「積もるほどではない」と言っているそばから、ずんずん積もっているが・・・・
今夜は忘年会なので、早くやんでほしい。

大人になると、雪は億劫なことが多い。
「仕事で車が心配」とか、「電車がとまっちゃう」とか。寒いし。



昨日は年賀状の2版目を刷って(やはり3時間かかった)、その前に窓拭きをして玄関掃除をして、出窓と玄関ドアに飾り付けをして、終わってからトイレや水周りを掃除して、年賀状にサインを入れて、掃除機をかけてゴミをまとめて、大掃除完了。充実感。

大掃除はしたけど、片付けはしない。
年明け休み中に、制作をするため。プレス機を軽やかにしておかないとね。


2004年12月27日(月) 年賀状と大掃除

年賀状の刷り。リトを刷るのは、久しぶりだ。6月の個展以来かも・・・・!?

リトは始めるまでが億劫だけれど、はじめてしまえばけっこうス〜イスイ、だ。

億劫なのは、リトの性質だけが理由では無く、プレス機が普段物置き状態になっているのを大移動したり、という環境作りも要因。『億劫』を無くすることが、今後の最大の課題。

今年は130枚×2版。とりあえず1版目を3時間強かけて刷る。以前180枚近くを刷った時もそうだったが、50枚目くらいが一番しんどくて、100枚を越えると刷りの動作がマシン状態になってきて、刷りの具合もかなり安定してくるので、何も考えずひたすらリズミカルに刷れるようになる。

その勢いで2版目に突入しちゃおうかと思っていたけれど、かなりヘトヘトになったので、無理はせず、またあしたにする。


かわりに掃除をする。
今日は電気のかさ。CMでやっているように、かんたんでマイペットな溶剤をボロにたっぷり含ませて、かなり厚く積もったホコリを一気に拭き取る。
スッキリ、きもちいい。明るくなったみたい。楽しくなって、もうひとつのかさのホコリも同じようにして拭き取る。

明日は窓拭きをしたい。


2004年12月26日(日) 稚拙さが、いい

浦和のいつもお世話になっている額屋さんに新作コラージュを持っていく。
あれこれ相談して、5つの額装が決定すると、2時間程で仕上げてくれるというので、時間を潰すことにする。浦和という街は時間潰しには事欠かない、好きな街。

3時間程して連絡が入り、店に戻って額を5つ受け取り(これがけっこう重い・・)、その足で銀座のOギャラリーへ搬入に。額を渡し、手続きを済ませ、「そういえば大阪の件、どうなりました〜」などという雑談を交わし、そういえば文庫作品がひとつ売れたことを報告し、手土産までいただいて帰る。

ブック・ファーストに寄って、新作搬入完了の御褒美に、以前から探していた松谷みよこ著『異界からのサイン』(筑摩書房)を購入する。

帰りの電車のなかで、その昔、友達のサンタから言われたこと(私の作品について。作品についてとやかく言われてもカチンと来ないのは、この人だけかも)をふと思い出す。そして新作コラージュのことを思い返す。
最近、そのこと、忘れていたかも。自分の作品の特徴って、自然と無意識ににじみ出てくるものだけれど、でもいちいち確認して意識していた方が、よりよいのでは、と思う。以前はそうしていた。最近はそれをしていなかったな。サンタよ、連日どうもありがとう。


2004年12月25日(土) サンタより愛をこめて




愛知に住むサンタから、朝クリスマス・プレゼントが届く。
嬉しかったので、年賀状リトグラフのアルミ版の上に置いて、パチリ。


で、今日はこの版を製版して、その後すぐ刷っちゃおうと思っていたが、刷るのはやめにする。

突然、新作に取りかかる気持ちが盛り上がったのだ。
っていうか、そっちが先だろ、締めきり迫ってるんだし、みたいな。

2時間程、集中して『神様』和紙リトを切って貼ってコラージュする。
ちょっと息抜きしようと思い、掃除をする。今日は壁の汚れ拭き。こちらも熱中する。1時間後、メールが入ってふと我に返り、いかんいかんこの期に及んで掃除に熱中してどうする、と思い直し、さらに2時間程集中的にコラージュの続き。5点の小品を一気に仕上げる。明日、額装屋さんに持っていこう。


追伸;新作コラージュ5点は、年明け元旦から5夜連続で、ここで公開していきます。


2004年12月23日(木) アトリエにて

久しぶりに絵でも載せようかと思いスケッチしたが、あまりにも人様にお見せする類いのものではないと今思ったので、やめておく。


新春の新作はほぼ方向性が決まったが、今日作るのはやめておく。間に合うのかなあ。(この『ハラハラ、でものんびり』感が、重要不可欠。)

かわりに、年賀状の版作り。
今年のテーマは『にわとり』と『ひまわりさんに「あの絵、何?」と聞かれてパッと答えられる絵』。後者は、『ひまわりさんに分かり易い』のではなく、『パッと答えられる』ということ。パパッと描く。

大掃除にも、手を染める。
今年も制作をしながらできる範囲でやろうと思う。
風呂場(『風呂』としてはまったく機能していない)は暖かい季節に回そう。
窓ふきはがんばって手掛けたい。


2004年12月18日(土) neutral

「日記を書けていないなあ〜」と思うことすら忘れてしまうくらい、仕事に没頭している日々。年末はそれなりに忙しいのである。

仕事納めは21日。早くていいな〜、と思う方も多いであろうが、その後、1週間で仕上げなければならない本業が待ち構えているので、ため息ものだ。仕事と制作の同時進行は無理なので、バランスを上手く保たないと。その結果が、残り1週間。ああ。



先日、バイト先の打ち上げで、同業の大先輩から、最近ずっと気になっていたことに関して、思いがけず自分にとっていい気分の方向でアドバイスをひとこともらえて、そのたったひとことで肩の荷がスッと軽くなった。

ニュートラルな人生を送りたいと思う。と、自分に言い聞かせる。


2004年12月11日(土) 訂正

前日の文章で、間違いがありました。

『インテリア・アイテム』として作ってはいない、というところ。
あれら作品に関しては、まさにインテリアとして、お仕事で作った絵でした。わすれてた。

ということは、それなりの所に、売れるべくして売れた(もしくは使われるべくして使われた)、ということになるんだろうか。万々歳だ。

なのに、それほど嬉しくないのは、どうしてだ?

まさに、頭では割り切って、気持ちが伴っていない状態。それでもいいのだいいのだ、と言い聞かせている。



年内に、部屋の本棚(今年買った)をきちっと整頓したい。何段か乱雑に書類等を突っ込んだだけになっているので。

FMから流れるタンボリンの音が、心地いい11:22PM。


2004年12月09日(木) VERY


7cm×5cm リトグラフに鉛筆


『VERY』という私には縁遠いカンジの女性誌の1月号(表紙は三浦りさ子)の208頁と211頁に、私のリトグラフが1インテリア・アイテムとしてちろっと出ています。三越に飾ってあるものと同作品です。立ち読んでみて下さい(おいおい)。

私はインテリア・アイテムを作っているつもりはないんだけれど。(半ば愚痴)。
じゃあ、絵ってなんだよ、っていう話ですよね。

いえ、そうじゃなくって、そういうつもりでは作っていない、という、ただそれだけのことなのです。


今朝、歯を磨いていてふと、次にやってみたい個展のかなり具体的な画が見えた。「お金貯めなくちゃ」と、真剣に考える。でも、今回は焦るのはやめにしようと思う。ゆっくり考えてから動こう。


そのVERYに載っていた星座占い。来年、私は自分のための時間や環境づくりを大切にするといい、ということ。

最近、毎日『やらなくてはいけないこと』に追われている自分に気付いてしまっている。ちょっとうんざりしている。そんなことでいいのかよ、自分。と自問自答をくりかえす日々。制作(の一部。やりたい制作ではなくて、やらなくちゃいけない制作)も仕事もHPも全部投げ出したい気持ちにかられてしまう。

でも投げ出して、なにをするんだろう。本を読む?映画を観る?旅行に出かける?ふらふら歩き回る?子どもと触れあう?やりたい制作をする?

結局、辿り着く場所は、今の自分か。わかってるわかってる。


2004年12月08日(水) スイッチ


7cm×5cm リトグラフに鉛筆


仕事帰り、すっかりクリスマスな感じの銀座へ出て、久しぶりにOギャラリーに行く。そこで、『nanairo』という、川田ななさんの詩画集を購入する。同じリトだし、すごく好きという絵でもないのだけれど、その場で熟読して、どうしてもどうしても持って帰りたい気持ちにかられて購入。他の展示でも好きないい感じの作品にたくさん会えて、気持ちが明るく前向きになる。

ところがギャラリーを出たとたんに、買った本の中にあった言葉とか空気を思い出して涙が出そうになる。出そうになるのを必死で堪える。必死で堪えながらクリスマスな感じの中を早足で歩く。自分の中のスイッチが、入れ替わるのを感じる。


2004年12月06日(月) 冷たい星



7cm×5cm リトグラフに鉛筆


今年がそうだと思ってなんとか無事過ごせたとすっかり安心していたら、来年こそいよいよ『本厄』であることを知り、軽いショックを受けている今日この頃。またあそこへ行かなければ。。。


昨日、久しぶりに古本屋に行く。
はじめの店では収穫なしだったが、2軒目で絵本を4冊(うさこちゃんシリーズ3冊+ポラーノの広場)と文庫を3冊(ジャン=フィリップ・トゥーサン著『カメラ』、リチャード・バック著『イリュージョン』、ジャン・コクト−著『怖るべき子供たち』)購入。よしよし。

私の作品『神様+空箱』の里親となってくださった方から、山本容子著『マイ・ストーリー』をお借りする。


夜道が冷たい。こんな冷たい日は空が澄み星が近い。


2004年12月03日(金) やわらか

新作?のこり3点はまた後日、本日はちまちまフェルト玉。


先月末に開かれた、友人のグループ展のDMに同封されていた『フェルト玉キット』で、作りました。ふたりの作家さんからDMをいただいたので、ふたつ。
肝心の展示会は終わってしまったけど、、、コロコロちまちま作るの楽しかった!




先月は自宅禁酒月間だった。
収入が減る上に支出が増える予定が分かっていたので、自主的に。

でもいつのまにか、もう12月。
もう飲んでもいいよね。
以前から気になっていた麒麟の発泡酒やわらぎをまとめ買い。うひひ。


2004年12月02日(木) ゆっくり・・



10cm×10cm リトグラフをコラージュ


山本容子の本を借りそびれ、川上弘美の新刊文庫を購入。


2004年12月01日(水) ツンとプン



10cm×10cm リトグラフをコラージュ


今年1回目の忘年会。KさんとMさんと。メニューを開いて、いきなりスイーツに目が釘付け。
山本容子と森公美子の話で盛り上がる。
『パウダー』『ナルニア』『指輪』『山本容子』を、年末年始に観たり読んだりすることにしよう。『ハウル』は空いてきたら観に行こう。観たら、読もう。
〆のスイーツは、KさんとMさんは『おいものタルト』、私は『焼きりんごちゃん』。お抹茶が付いて、美味しい。

帰り、エレベーターのドアに二度挟まれる。


今日の月は、右側がツンとして、左側がプンとしている。


佐藤由美子 |HomePage