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2003年04月27日(日) |
タップの祭典──NTD! |
NATIONAL TAP DAYを観てきた。 昨年も行ったけど、日本における年に一度のタップのお祭り。 いろんなグループの個性を楽しめる、一粒で何度もオイシイ舞台だ。 オールドタイプあり、流行ものあり、斬新なのあり、 中には「?」なのもあったけど、それはそれで微笑ましいので、よし。 金属をつけた靴でリズムを刻むってだけの単純なことなのに、 こんなにもいろんな事ができるんだもの、すごい。
今年も、木箱を使ったタップの「BOX MEN」に惚れた。しびれた! これがもう、とってもカッコよい! 木箱(底以外は枠のみ)の中に入って、木箱ごと飛んだり跳ねたりしちゃう。 単なる体力勝負なネタじゃなくて、リズムも繊細なのがすごい。 あと、メンバーがみなカッコよいのも、ポイント高い(笑)
……面白かったけど実は、 ノイズ&ファンクの迫力を、改めて感じてしまったりもした。
2003年04月15日(火) |
怠惰 (春になったら苺を摘みに) |
梨木香歩さんのエッセイ集『春になったら苺を摘みに』読了。 自分が、いかに平凡な人間かを思い知らされる。 いや、平凡なのではなく、怠惰だ。 具体的行動が伴わない、というのもあるけれど、それ以前に、精神が怠惰。 精神的に未熟で、精神的に不感症で、精神的に荒廃していく……
感受性が、もっとオープンに、敏感にならないと、 たとえどんな経験をしてきても、 薄っぺらい、うわべしか残ってないんじゃないだろうか。
降りる駅が近づいたので、座席から立ち上がった。 すると、中学生くらいの少女が、その友人の腕をそっと引いて道を空けてくれた。 あまりにも自然だったので、腕を引かれた子は何も気に留めなかったようだ。 しかし、わたしは、とても嬉しかった。 じんわりと温かいものが胸に広がる感触がした。 (だって、車内で道を空けてくれるなんて、ほとんどお目にかかったことない) ほんの軽く会釈をしただけで、この 気持ちが彼女に伝わったかどうかはわからない。 いや、おそらくは何も。そんなこと、気にしないだろう、きっと。
ほんの些細なことだけれど、 さりげない心遣いは、とても素敵だと思う。
人と歩くとき、その人と反対側に鞄を持つとか、 後から入ってくる人がいるなら、開けた戸を支えるとか、 傘を差してすれ違うときは、相手と反対側に傘を傾けるとか、 ……たくさん、たくさんある。 ボランティアなんて声高に叫ばなくても、これがやさしさだと思う。 いや、本当は、もっと自然なんだと思うんだけど。
細かい細かいとよく言われるけれど、気がつくことはやっぱり続けていこう。 ああだけど、つい他人にも要求したくなるのは、ダメなのかなあ。 (心ガ狭クナッテイル証拠)
まぶたのビクビクがずっと続いている。 やっぱり寝不足かな。 う〜む。 長眠タイプのはずなのに、すっかり短眠生活になっているからねえ。 ここのところ、周囲に病人が続出しているし、 気をつけたほうがいいのかな。
……いや、もしかしたら二重になる前触れかも。 そういう遺伝子があるらしいし。
昨日の冷たい雨とはうって変わって、雲ひとつない晴天。 北風が強いのを抜きにすれば、絶好のお花見日和だ。 隣が気にならず、かといって寂しくもなく、適度に華やいでいるよい雰囲気。 そんな穴場の公園で、友人達とのんびりまったり、お花見をした。 他愛のない話題、くだらない冗談、鋭いツッコミ、さりげないやさしさ。 この仲間達となら、こんなにリラックスできる。 ちょっと最近忘れていた感覚。ノノ幸せだな。
ところで、花を愛でるなら、お寺でも訪ねたほうが風情もずっとよい。 だって、みんなちっとも桜を見ないんだもの。 (たしかに桜は口実だけどさ)
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