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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年05月29日(日)_
体調が優れない向かい風ラン


Mt.富士ヒルクライムまで後1週間。風邪が完治していないっぽいけど、ちょっと無理すれば走れるくらいだったので走っておくことにした。ほんとは安静にしていた方がいいのだろうけど、平日にまったく走れないのでこの日曜日がラストチャンスなのだ。

それにしても、先週が時空の路ヒルクライムin会津、2週間後にMt.富士ヒルクライム、その2週間後にツール・ド・美ヶ原と、間に1回走れる週があるだけで連続でレースが集中している。

去年はMt.富士ヒルクライムが9月だったから会津と美ヶ原の間が程よく空いていてちょうどよかったのだが、Mt.富士ヒルクライムが入ってきたので過密気味。どれもおもしろいから外せないが、もうちょっとばらけてくれると嬉しいのだけど。



10時頃まで寝て、昼過ぎに出発。コースはお馴染みの愛川〜宮ヶ瀬〜裏ヤビツ〜二宮〜R1〜R134〜江ノ島〜大和のコース。程よく続く坂があり、距離も約120kmと、短すぎず長すぎず、ちょうどいい感じ。

天気はそこそこいい。しかし風が強かった。出発してずっと向かい風。「まぁ帰りはこれが追い風になるから我慢しようじゃないか」と思いながら走って行く。基本的にはGW中にユタと一緒に走ったコース。裏道で交通量の少ない道を進みつつ、山へと向かっていく。

座間を過ぎて田んぼの広がるエリアに向かう途中、前にローディの姿が。けっこう薄い道だけど、知っている人は知っているんだなと思った。彼は田んぼの中を直進していった。おれは座架依橋を渡るので右折して県道42号へ。

R129を横切って、中津川沿いののどかな裏道へ。いつ来ても和むエリアだ。田んぼには水が引かれていて、同じ道でも姿が変わっていく様子が季節を感じられていい。橋を渡ってから相変わらず強い向かい風の中、対岸の道を進む。

体調はあまり優れず、それに伴って気分も優れない。もちろん楽しいのだが、テンションが低い。再び橋を渡って近藤坂を上り、水道坂の下りで思いっきり飛ばす。70km/hの世界は、何度体験しても気持ちいい。



田代のサークルKで休憩後、いよいよ坂エリアへ。まずはR412の上り。体調がよくないのでいつもより苦しい。頂上からさらに宮ヶ瀬湖への上りへと曲がる。ユタと一緒に走ったときは会話しながら楽に上りきったが、今日はやたらきつく感じた。

宮ヶ瀬湖の北側を走り、虹の大橋、ビジターセンターを通ってヤビツ峠への交差点へ。ここから割と長い上りが続くので、ヒルクライムの練習にはいいだろう。しかし、体調が優れないからだと思うけど、テンションがどんどん下がってきた。

いつもは上っているときの苦しさを色々なプラスの要素で打ち払うことができるのだが、今日はその苦しさで心と体がどんどん重たくなっていった。走りながら「苦しいしおもしろくもないし、なんでこんなことやってるんだろう…」などと考えながら走って行った。



そのマイナスな状況を変えてくれたのが、どこかの大学の自転車サークルであろうツーリング中のグループ。全部で4、5グループはいただろうか。挨拶して抜いていくと、気持ちのいい挨拶が返ってきた。

グループで峠を上っている様子を見て、自分の大学生時代を思い出した。純粋に走ることが楽しかった。仲間と一緒に、苦しみも楽しみも共有して、思い出を作っていった。素晴らしい4年間だった。

グループには女の子もいた。おれより走れそうな男もいたし、がんばってみんなに付いていっているレベルの人もいた。いろんな人が一緒に走っている。みんな楽しそうに走っていた。

彼らを抜いた後、昔の楽しいシーンを思い出し、そして忘れかけていた大切な事を思い出したような気がした。確かに今は体調が悪いから気分も優れないというのはある。でも、走りを楽しめていないのは大切な何かを忘れていたからだったような気がした。

そんな意識の変化を感じた後、裏ヤビツも橋を渡って後半へ。相変わらず苦しいけど、前半より走っていることを楽しく感じた。大切な事に気づかせてくれたどこかの自転車サークルの人たちに感謝。

意識は変わったが、体調が悪いのは変わらない。それはHRに顕著に表れた。心拍が全然上がらなかった。平地を走っているようなHRが続いた。心拍が強くなったのではない。HRを上げるだけの体調が整っていないのだ。

苦しいけど、24Tしばりで上っていき、最後はギアをかけてラストスパート。そしてそのまま秦野側へと下って行った。下りは体調がよくなくてもスピードが出る。爽快なダウンヒルを楽しめた。



峠を下りきると二宮まで県道を南下。ひたすら向かい風。そしてR1に出ると江ノ島方面へ。行きで向かい風だった分、帰りは追い風になると期待していたが、なんとここでも向かい風。風向きが変わったようだ。

R1からR134へ。ほんとはいいペースで巡航できる区間なのだが、ひたすら向かい風で苦しい。体調が悪い上に向かい風とは。いつもなら江ノ島から境川CRで北上するのだが、遮る物がないCRは向かい風がすごすぎるので避けることにした。この時期虫も多いし。

そんなわけで久しぶりにR467で北上した。久しぶりなのでちょっと新鮮だった。道沿いの店が微妙に変わっていたりしていた。大型車が少なかったというのもあるが、思ったほど走りにくくはなかった。

それにしても、今日はどの方角に走っていても向かい風だった。ここまで徹底的に向かい風だと、逆に感心してしまう。以前、全部追い風ということもあったから、こんな日もありだと思った。



体調が優れなかったので微妙な感じだったが、走らないよりはよかったと思う。平日は走らない(走れない)から走りの疲れはレースまでにとれるし。週1しか走っていないけど、去年と比べて速くなっているのだろうか。Mt.富士ヒルクライムが楽しみだ。


走行日:2005/05/29
出発:12:17 帰宅:18:14
走行距離:117.8km
走行時間:5h 03m 03s
平均速度:23.5km/h
最高速度:69.3km/h
上昇距離:1160m
心拍数(平均/最高):143bpm/179bpm
平均ケイデンス:90rpm
温度(最低/平均/最高):19℃/23℃/28℃
積算距離:10456km(ロード)
カロリー消費量:1677kcal

2005年05月28日(土)_
デュラペダルへ交換


ペダルを交換した。新たなペダルはシマノのロードコンポーネント最高級モデルDURA-ACEの"PD-7800"。高いだけあって、よくできている。このペダル交換によって、コンポが全てデュラになった。

2003年夏にロードを買ったときに付けたペダルはシマノの"PD-R600"というSPD-SLペダルだった。2003年モデルのもので、今はマイナーチェンジして"PD-6610"になっている。

PD-R600はアルテグレードだが、当時は"7750"というデュラグレードのSPD-SLペダルもあった(まだ7800系デュラが登場する前の話で、7800デュラが登場するとすぐに"PD-7800"に置き換わった)。しかし、初めてのロードだし、ペダルにあまり金をかける気はなかったのでアルテグレードを選んだ。

あれから1年半、ツーリングにレースにとロードに乗っているうちに、ペダルは傷だらけにになっていった。その間にクリートは2回換えたが、ペダルは見た目さえ気にしなければ使えたので、そのまま使用していた。

去年春のデュラ化の際にも、ペダルはそのまま残した。その後、サドルとシートポストも交換して、元のパーツがほとんどなくなっていったが、ペダルだけはそのままだった。もうフレームの他には、ヘッドパーツとペダルしか元のパーツは残っていなかった。

もう他に交換するようなパーツがなくなってきて、パーツ交換が落ち着いてきたので、ようやくペダルも交換する気になった。チェーンほどではないが、ペダルも消耗品だ。これだけ傷だらけになってプラスティック部にも凹みが増えてくると、パフォーマンスは落ちてくるだろう。履きつぶして元はとったと思う。

新たなペダルの"PD-7800"を装着前に眺めてみた。細部を見れば見るほど、よくできているなぁと感心する。仕上げの良さからくる格好良さはもちろんあるが、造り込みのレベルが全然違う。遠くから見たら形が似ていて同じような物に見えるが、これは明らかに別物だ。

リリース時のペダルの角度もキャッチしやすい角度で安定していて、裏踏みが激減したし、キャッチするときの感触がすごくいい。デュラは細部までよくできている。さすがアルテから値段が倍(定価9,030円→19,530円)になるだけある。実売だとアルテ約7,500円でデュラ約16,000円くらいか。

重量は27gと軽量化としては微々たるものだが、造りの良さからくるメリットが大きい。回転系もよくなっているような気がする。パーツ交換の優先度的には低いペダルだけど、今まで使っていたペダルをボロボロになるまで使い潰したなら、思い切ってデュラにするのもいいと思う。

これですべてのコンポがデュラになり、気が付けば理想に近いロードになっている。足下が引き締まり、気分もよくなった。しばらくは傷が付かないように休憩のときの立てかけとかにも気を遣いそうだ。
2005年05月22日(日)_
第2回時空の路ヒルクライムin会津


去年に引き続き、会津でのヒルクライムレース、『第2回時空の路ヒルクライムin会津』に参戦。去年は初めてヒルクライムレースに参加したので、とりあえずこんなもんかな、という感じだったけど、今年はタイムを縮めることができるか?

5時半に起きて6時に朝飯。そして大内宿からレース会場へとレースのコースを車で移動。早めに出てきたつもりが、町役場の駐車場は満車だった。しかたなく近くの第2駐車場へ。ここは砂利や草地の荒れた駐車場だった。



ロードを組み立てたり準備をしていると走り屋さんがやってきた。走り屋さんのロードはフルデュラ(7800)になっていて、以前の重量からものすごく軽量化していた。準備が整うとゴール地点への荷物を預けてからアップに出かけた。

天気がよく、朝の空気が清々しい。しかしコース序盤の平坦区間は向かい風が吹いていた。これはかなりレース運びに影響が出そうだ。とりあえず丁度いい速度の列車に乗って空気抵抗を減らして走っていきたいなぁとか思った。

開会式の時間になったので会場へ。今回は整列する場所がゼッケン番号で割り振られていた。去年適当に並んだ順でグループができたので、これに不満の声があったのだろう。おれもあれはどうかと思った。2回目となると色々教訓を活かしてレース運営もよくなってきている。

レースはチャンピオンクラスの18人グループが最初にスタート。そして次はロードレーサー男子Bクラスの前半20名。ここにおれ、忍者麺、走り屋さんがいる。去年は初めてのレースだったのでスタート前すごい緊張したが、今回はちょっと気持ちに余裕がある。それでもやっぱり緊張する瞬間だ。



そしていよいようちらのグループがスタート。最初は計測開始地点まで追い越し禁止のスロー走行。そして計測開始地点を通過した者からペースアップ。ここで前にいた選手がやたら遅かったので、いきなり中切れ!!

これはやばいと思ってダッシュで前との差を詰める。いきなり余計な脚を使ってしまった。隣の列にいた忍者麺も前に遅い選手がいて、最初はおれより後ろになってしまった。

向かい風の中、空気抵抗を受けまくりながらようやく走り屋さんに追いつくと、走り屋さんも先頭集団から切れていた。しかも早くもペースが落ちてきている。このままのペースではタイムが落ちてしまう。

横を忍者麺がすごいスピードで追い越す。おれもすかさず後を追うが、一瞬間があったので差を詰められない。前の方ではチャンピオンクラスとうちらのクラスの先頭集団が合流して大集団になっていた。その集団はややペースを抑え気味のようだった。

あの集団の後ろに追いつけば休めるしタイムも縮まる。なんとかして追いつこうと思った。しかし、差が縮まらない。同じようなペースらしく差が開かないのだが、おれはこれ以上ペースを上げることができず、一人で風を受けながら全力スパートしてしまったためにタレてきてしまった。

このレースはヒルクライムレースには珍しく、序盤に数キロの平坦区間があり、そこをいかに走るかが一つのポイントだ。去年はちょうどいい列車に乗る事ができたので力を温存しつつ、タイムを縮めることができた。しかし今年はそれができず、むしろ裏目に出て脚を消耗した上にタイムも追加してしまった。これは誤算だった。



交差点のコーナーを曲がると陸橋を越え、いよいよ上りになる。去年はまだ余裕があった場所だが、今回は早くもいっぱいいっぱい。息が苦しいし脚も重たい。序盤のダッシュで脚に乳酸が大量発生してしまったようだ。

苦しいけど、そのとき出せるだけの力を出すしかない。まだ半分も来ていないのにヘロヘロ状態。後ろから速い人にガンガン抜かれる。これは去年より悪い結果になりそうだ。前を走るTIME乗りがちょうど同じようなペースだったので、抜きつ抜かれつ一緒に上る。

HRは常に180台。今回のレースは40分くらいと短めなので、これくらいの高HRを維持しても走っていける。逆にこれくらいでないと手を抜くことになってしまう。勾配がきつい部分はダンシングで抜け、後は基本的にシッティング。

上半身をリラックスし、手はハンドルバーに添えるだけ。ヒルクライムの走り方の基本は抑えているが、脚がヘロヘロでペダリングが適当になっていたような気がする。しかし、この状況では本能で走るしかない。

給水所の手前アナウンス掲示があった。去年、「給水」と書かれた紙を信じたらそこに水はなく、だまされた。今回はしっかりと「もうすぐ給水所」という張り紙になっていた。気になっていた点が改善されていて、ホッとした。

ボトルに必要なドリンクを詰めてきたので、給水は受け取らず。給水を受け取るとスピードを落とすことになるので、その分のタイムを節約したかった。去年はボトルを忘れて死にそうだったので給水には飛びついたが。

残り5km地点から、4km、3km、2km、1km、500m、250m地点に残り距離表示が出ていた。去年は残り距離がわからずにスパートをかけるのが遅すぎてゴールした後脚が余っていて不完全燃焼だった。この点も改善していて嬉しい。



苦しい、しかし諦めたら終わりだ。後半になると周りの選手達も息が荒く、苦しそうだ。苦しいのは皆同じなのだ。去年はだいぶ選手が疎らだった区間で、けっこう選手が集まっていた。

後ろからやってきたグループのうち、先頭の人の後についていった。いつも感じることだけど、それまでいっぱいいっぱいだったはずなのに、前に目標があると力が出るのが不思議だ。

前の2人について走っているうちに、苦しくて限界だった感覚から、ふと我に返るというか、急に意識がハッキリとした。同じように限界で走っているのに、少し楽になった感じがした。プチセカンドウィンドか。

目が覚めた、ダンシングで気合いを入れ、ペースを上げる。前の2人もけっこういいペースだが、しっかりと付いていくことができた。しかし、プチセカンドウィンドは長く続かなかった。すぐに脚が重くなり、苦しくなった。

前の2人から遅れた。気持ちが切れていたところに、コース脇に応援してくれる人がいた。ツールのゴール地点などで応援する人が持っているPMUの緑色のデカイ手形の紙を手にして、みんなを応援しているようだった。

おれが前を通ると、「がんばれー、QuickStepだから、え〜と…ビランクだ!!」これは本当に嬉しかった。手を上げる余裕がなかったのでうなずいて返事をした。そこから少し勾配が緩くなっていたこともあるが、力が沸いてきてペースが上がった。



残り距離が少なくなっていくが、1kmが非常に長く感じた。それだけ苦しいのだろう。残り500m。スタッフの人が立っていて応援してくれるが、体が重くて言う事を聞かない。乳酸が筋肉の動きを妨げる。

残り250mの看板を目にしても、まだ先が長いと感じた。しかし周りにいた選手はラストスパートをかけるべく、ペースアップ。このペースアップに、心より先に体がギブアップしそうになる。しかし必死に力を振り絞って付いていく。

残り100m。そして最後のカーブ手前で前にいた2人がダンシングしてラストスパート。おれも最後の力を振り絞ってダンシングで上るが、脚がもう限界ですぐに腰を降ろした。もう脚が動かなかった。最後はヘロヘロになりながらゴールラインを越えた。



タイムはS720iで計測していたラップタイムで40分を越えていた。去年より遅いのは確実だ。ゴール地点から選手控え場所まで数キロ走る。途中、長い氷玉トンネルを抜ける。トンネルの中で他の選手達の話し声が響いていた。

放心状態の中、その鳴り響く話し声が頭の中にも響いていた。「去年より2分縮める? それどころか去年より遅くなってるじゃね〜か」「おれの1年間ってなんだったんだろう」「実は去年より弱くなっているんじゃないのか?



休憩所では、今年も郷土料理「しんごろう」、三色団子、そして「じゅうねんアイス」、そしてVAAMドリンクや水を配っていた。どれもとてもおいしくて、特にじゅうねんアイスは格別。

休憩所にはバイクを掛けるラックが用意されていて、これも運営がよくなった事を物語っている。仮設トイレもあったし、主催者は去年のレースから色々と学んで、それを活かしているようだ。素晴らしい。

下山ではみんなが列を守ってしっかりと下っているので、去年のように止まって写真を撮ったりするのは自粛した。その代わり、下りきった後の畑エリアでは走りながらたくさん撮った。去年はデジカメのバッテリーが切れてこの辺りの景色を撮ることができなかったから。



大会会場へ戻ると、去年と同じく芋汁を食べ、それから抽選所へ。去年おれはアスパラガスが当たった。あれは信じられないほどおいしかった。今年はさすがに何も当たらなかったが、走り屋さんがりんご、忍者麺はテレカが当選。

忍者麺は35分49秒で、なんとクラス5位入賞。レース前から「入賞目指すよ」と言っていたが、本当に入賞してしまうとは。普段一緒に走っていて桁違いに走れることは感じていたが、実際にレースで入賞とかすると改めてすごい人だなぁと思う。

おれは40分20秒でクラス13位。去年も13位だったが、タイムは39分34秒だった。走り屋さんは44分45秒で26位。それでも、走り屋さんは去年より2分近く速くなっていたそうだ。



5入賞の忍者麺や去年よりタイムが縮まった走り屋さんとは違って、去年よりタイムが落ちたおれは気分が沈んでいた。今回の敗因は序盤の平坦区間の走り方だった。あそこをもっとうまく走っていれば、もっといいタイムが出たはず。来年はそこを気をつけて走ろうと思った。

悔しさが残る結果となったが、逆にやる気が出てきた。会津のレースはちょっと特殊だが、基本的にヒルクライムレースは、自分との戦い。走った分だけ結果が出る。もっと強くなるために何をするべきか考えてみよう。
2005年05月21日(土)_
ベロタクシー初体験


「第2回時空の路ヒルクライムin会津」に参加するために会津へ。このレースは去年始まったばかりで、おれにとって初レースだった。首都圏から遠いために参加者も少な目だが、そのこぢんまりとした手作り感あるレース運営がよかった。

前日の夜に準備を始め、なんだかんだで2時間しか寝ていない。遅くに寝た事もあるが、起床時間が5時半と早いのが大きい。会津は長野などと比べて遠いため、早めに出発する必要がある。

初レースではボトルを忘れるといった失敗をした。今回はそういったつまらない失敗で泣かないために、「レース持ち物リスト」をエクセルで作って活用した。おかげで忘れ物はなくなったが、プリントアウト後にも「これもリストに加える必要があるな」といった物がいくつか出てきた。そんな感じで、少しずつ充実していきそうだ。

午前7時に忍者麺が迎えに来てくれる約束だったが、彼は15分前にやって来た。すでに準備は整っていたので、7時前に出発する事ができた。朝の道路は空いていて走りやすく、移動時間を節約できていい。

東名から首都高、東北道と高速を走っていく。高速代だけで片道7450円もするが、2人で割るのでまだマシだ。今回は走り屋さんが用事があって同行できなくなり、当日の朝に合流することになった。走り屋さんは一人でこの値段を負担しなければならない。

去年は曇り空で、栃木辺りから雨がぱらついたりする天気だったが、今年は青空が広がり、気持ちのいい天気だ。今年も晴れ男が来ているといいな、なんて話しながら高速を快調に飛ばしていった。

予想以上にスムーズに移動でき、昼前には会津に着いてしまった。去年はえらく遠いイメージがあったが、今回はなんだか近く感じた。去年は出発が遅かったから到着も遅かった。

まずは去年と同じく喜多方へ。喜多方駅は工事中だった。町おこしの一環できれいに生まれ変わるのだろうか。目に付いたのが駅前に待機していたベロタクシー。喜多方にも進出したのか。

喜多方の町は、相変わらずの寂れっぷりだった。去年、あまりの寂れ具合にショックを受けたが、今年はさらに店が潰れていて、この町はどうなるのだろうかと心配になる。

古くからある歴史を感じさせる建物が建ち並んでいて、そういった貴重な風景はできるだけ残してもらいたいが、この人の少なさを見る限り難しそうだ。写真を撮りつつ、去年休みで食べることができなかった「坂内食堂」へ。

他のラーメン屋さんはぜんぜん人が入っていないのに、この店だけは行列ができていた。10分ほど並ぶ。ネギチャーシューメンを注文。ここは「肉そば」というどんぶりいっぱいに肉が浮いたラーメンが定番なのだが、それにピリ辛のネギを追加したラーメン。喜多方ラーメンはおいしい。

ラーメンを食べた後、喜多方の街を散策。懐かしい駄菓子やおもちゃを売っている店で小物を買ったついでにおじさんに話しかけてみた。なんと250年もの歴史があるという。醤油や味噌などを作っていて、蔵を改造した店なのだそうだ。そう言えば変わった造りだなぁと思っていた。

記念館や醤油などを販売する売店も隣にあり、立ち寄ってみた。最初は特に買うつもりはなかったが、味見した醤油がとてもいい味だったので醤油とだし醤油の卓上サイズを購入。この店で造っている完全オリジナル。

交差点の近くにある商店の前には、今年もしっかりとミニクレーンゲームが存在していた。一回10円。やはり忍者麺がチャレンジ。彼曰く「去年より力が上がっている」とか。おれには変わってないように見えたが…。相変わらず物をなでるだけのひ弱なアームだ。

2回目、紙を折りたたんだような物を直立させる。「次でいくでしょ」と3回目、紙をガッチリと掴む。そしてフラフラ揺れながら穴へと向かう。ついに成功したか!! と盛り上がる2人の前で、アームが開く。しかしゆらゆら揺れていたために、紙は穴のわずか横へと落ちた。大爆笑だった。このゲーム、絶対とれない。今回が唯一のチャンスだっただろう。

その後、まんじゅう屋さんで70円のまんじゅう(安い!!)を買う。おれはゴマを買い、忍者麺は他のを2つ買った。丹誠込めた手作りという感じがしておいしかった。忍者麺が買ったうちの1つは微妙だったようだけど。

ベロタクシーのベースステーションの前を通る。間近でベロタクシーを見学していたらドライバーの人が出てきて、色々とベロタクシーについて聞かせてもらった。そして話しの流れから「乗ってみますか?」と。

ベロタクシーに初めて乗る。それも乗客ではなく運転席に。電動アシストは自動で発動するという。恐る恐るペダルをこぎ出すと……いきなりものすごいアシストがかかり、ビックリした。後ろから突き飛ばされたような感じ。貴重な体験をさせてもらった。

喉が渇いたので、喜多方駅前の売店でソフトクリームを買って駅前のベンチで食べた。しかし逆に喉が渇いてしまい、さらに思ったより重たい。宿の夕飯を食べきれるか心配になる。駅の自販機でアクエリアスを買ったら楽天イーグルスのロゴが入っていた。

駐車場に戻ると、おばさんに声をかけられる。この駐車場を利用した人へのアンケートだった。どこでこの駐車場を知ったかとか、どこへ行ったか(どんな店へ行ったか)など。こういったデータはけっこう貴重だと思う。町おこしの役に立つことができればいいな。

出発時には満タンだったガソリンも、ここまでの長距離移動でスッカラカン。喜多方を出ると途中で給油した。そして会津本郷町を目指す。会津の繁華街はかなり栄えていて、どこの街にもあるような光景。信号多すぎ…。大型のスーパーなどもたくさんあり、近くの小さな商店などは厳しいだろう。

町役場にておれの受付。去年は町役場ではおじさん、大内宿では女子高生のスタッフだった。今年は町役場にも女子高生が。そしてかわいい…。レースのコースを走って大内宿へと向かう。

コースは1年ぶりだがけっこう覚えている。序盤は数キロ平坦。交差点を曲がって橋で少し上って、橋を下りて少し平坦。その後はジワジワと上り始める。土砂崩れの工事で一部狭くなっていた。集落を抜け、九十九折りが続く。キツイ勾配と緩やかな勾配が交互に現れる。後半の先まで見える部分は精神的にも肉体的にもきつそうだ。

大内宿の手前で忍者麺の受付。こちらにも女子高生スタッフが。そしてかわいい…。すぐに大内宿入り。今年は宿の場所を知っているのでスムーズに宿にたどり着いた。部屋は奥の部屋になった。

荷物を展開してリラックスした後、夕方の大内宿へ散歩に出かけた。相変わらず店が閉まるのが早い。大内宿は茅葺き屋根の建物が並ぶ光景がとても趣がある。しかし、ちょっと奥に近代的な建物を建設中だったりして、景観が崩れそうだ。

今年はなぜか本格的なカメラマンがたくさんいた。大内宿の写真コンテストでもあるのだろうか。下界まで車で出かけるのがかったるくなったので、明日のドリンクは近くの自販機で買う事にして、今日は宿でまったりすることにした。

夕食は相変わらずすごい量だった。山菜や魚など、地元の幸を活かした健康的な食事で、品数も量もかなり多い。さらに宿のおじさんの手打ちうどんまで出てきて、腹がパンク状態。最後は少し残してしまった。でも、去年よりは食べた。おいしい料理をたらふく食べて満足。

今年は温泉ではなく、宿の風呂で汗を流した。去年、夜にかなり冷え込んだので、厚着を用意した。今年もかなり冷え込んだがフリースなどのおかげで安眠することができた。睡眠時間が少なかったので、速攻で眠りにつく事ができた。
2005年05月19日(木)_
電車男


巷で話題だった「電車男」を読んでみた。とても楽しませてもらった。本でもPCでWebサイト閲覧でもなく、携帯で通勤中の時間を使って読んだ。本を買うまでもないし家にいる貴重な時間を割いてまで読む気もなかったけど、携帯でなら…という感じで見始めたが、これがものすごくおもしろかった。

2ちゃん特有の流れとレスのおもしろさは最高だったし、電車男の成長の過程やエルメスとの恋の過程は心温まるものがあった。それにしても、今どきエルメスのような純で大人な女性っているんだろうか…。

携帯向けに編集したWebページ(勝手サイト)で、200ページもあった。最初は「話長そうだなぁ」なんて思っていたが、1ページが短いこともあり、1日数十ページペースでスラスラ読めてしまう。内容も小説みたいにじっくり読むものでもないし。

読み始めた日からハマりだし、とにかく(それまで読んだところの)その後の展開が気になってしょうがなかった。おもしろいレスや話の展開でおもわず吹き出しそうになったり、笑いをこらえてニヤけてしまったりして、電車の中でおれはちょっと怪しい人だったかもしれない。

2ちゃんの住人のアドバイスを受けつつも成長していく電車男の勇気は、おれにとっては尊敬するくらいだ。おれだったら最初の電車の中の出来事でも同じ事はできなかっただろうし、その後の展開であんなに踏み込んだ行動を起こせないよ…。でも、何かあったときは、今までよりちょっと勇気を出してみようかな、と思ったりはした。

電車で移動中の数十分間だが、楽しい時間を過ごさせてもらった。SUNA Lifeはそんなに大それたものではないが、少しでも見る楽しみを感じていただけたら嬉しい。恋の話は掲載する予定が今のところ全くありませんが…。
2005年05月15日(日)_
会津1週間前のヤビツTT


会津のレース1週間前。調子を見るべく、ヤビツTTを実行。なかなかいい手応えだったので、調子はけっこう良さそうだ。雨にも負けず走りに出かけた努力が実り、TT中は最適な状況だった。

今日はレース1週間前なので是非とも走りたいと思っていたが、天気予報が曇り40%と微妙な予報。昼頃起きたが、地面が濡れていて、先ほど強く降った模様。今は晴れているが、これからまた雨が降るようだ。

走るのを止めようかとも思ったが、レース前というよりストレス解消の意味でも走っておきたかったので、雨が降っても走ることに決めた。土砂降りが続くようなら止めるが、どうも降っては止み、という感じのようだった。


雨上がりの気持ちいい晴れ間の中、出発。10日ぶりのロードは気持ちいい。GW中から夏のような暖かさ(というか暑さ)が続いていたが、昨日から気温が急に気温が下がってきたので、今日はレーパン&レージャーにアームウォーマー+レッグウォーマー、ウィンドベストの春先装備で走って行った。

R246を秦野方面へ走って行く。たまにポツポツと降ってきたが、本降りにはならず、あまり気にならない程度。しかしスリップしないように気を遣いながら走って行った。


伊勢原辺りから雨が強まってきて、雨中走行になった。ナーバスになるが、意志を強く持って走り続ける。反対車線にローディが。お互い「こんな雨の中でもおれ意外に走っているやつがいたか」という感じで、かるく会釈。

善波の坂を上る前には雨が止んだ。結局、レインウェアを携帯していたけど使わなかった。雨上がりの独特の匂いが心地よい。雨は好きではないが、この匂いはけっこう好きだ。

善波の坂をマイペースで上っていく。相変わらずダラダラと先の方まで見えてだるい坂だ。考え事をしながら上っているうちに頂上へ。名古木交差点まで下りきって、交差点を渡り、一息整える。区切りのいい時間まで待ってから、TTスタート。


最近は宮ヶ瀬湖側からヤビツを上って秦野側へ下る事が多く、秦野側からヤビツを峠まで上るのは1年ぶり。でも、逆からとは言えよく通っているので、道はほとんど知っている。

全体のペース配分を考えつつ、序盤からペースを上げていく。蓑毛の激坂区間の前にもきつい勾配がある。ダンシングを交えつつ、坂を上っていく。天気がいまいちだったからか、車が少なく走りやすい。

蓑毛の上りも見慣れてきたから、以前のように壁のようには見えなくなった。和田峠とかきつい坂を走って間もないからかもしれないけど。蓑毛はシッティングで上りきった。そういえば以前、蓑毛をずっとダンシングで上ったことがあったっけ。あれはあれですごい気がする。今同じ事をできるかどうか…。できなくはないだろうけど、それがTT中の走りとして一番パフォーマンスを発揮できる走り方かどうかは不明だ。


蓑毛の激坂区間を抜け、コンクリ凸凹区間を抜け、勾配が緩くなる。HRが180台から170台へと下がってきて、走りながら少し余裕ができる。九十九折りの道をどんどん上っていく。気温は低くも高くもなく、絶好の条件だ。

しばらく走って行き、菜の花台展望台の前を通過。残りは三分の一だ。ここから似たような道が続き、先まで見通せる区間で勾配がきつくなったりする。以前は後半バテバテだったが、今回は余力がある。手を抜いているわけではなく、高い運動強度の走りに対して耐性がついてきたような感覚。

そろそろゴールが近づく。勾配が緩くなったのでギアを上げてラストスパート。と思ったらまだ距離があり、再び勾配がきつくなってシフトダウン。そして今度こそゴールが近づく。シフトアップしながらダンシングでスパート。最後は39x17Tを踏んでゴールの看板に到着。タイムは43分15秒。

タイム的にもそこそこ満足いくレベルで、全体的に走りに手応えがあった。最近は走る日は最低でも100km以上走っていたし、坂もそこそこ上っていた。ダンシングを始め、走り方も意識して改善してきたし、体、機材共に調子は良好だ。会津でも満足行く走りができそうだ。(順位は他のライダーのレベル次第だけど)


上りは全力で上ったけど、下りは所々で止まって写真撮影。デジカメを持ってこなかったので、携帯のカメラで撮影。200万画素で、画質もそこそこいい。ちょっとしたランならデジカメがいらないくらいだ。

下りはやたら寒かった。この装備でもかなり凍えたが、これ以上着ていたら平地や上りで暑いし荷物になる。寒さに耐えきれないというわけではなかったので、ウェア選択はちょうどよかった。

帰りはすっかり天気がよくなり、雨上がりで気持ち雰囲気が和らいだR246をリカバリーライド。日が沈む前に帰宅。雨にも負けずに走った甲斐があったが、帰宅後の汚れたロードのメンテがちょっとめんどい。まぁたまにはこんな日もありかな。


走行日:2005/05/15
出発:14:04 帰宅:18:03
走行距離:77.9km
走行時間:3h 15m 46s
平均速度:24.0km/h
最高速度:61.0km/h
上昇距離:1005m
心拍数(平均/最高):151bpm/189bpm
平均ケイデンス:93rpm
温度(最低/平均/最高):14℃/19℃/24℃
積算距離:10293km(ロード)
カロリー消費量:1202kcal
ヤビツTT:43分15秒

2005年05月14日(土)_
コンタクト交換と夏物スーツ


横浜へコンタクトの定期検査をしに行った。3ヶ月毎に行く事になっているのだが、今回は半年ぶり。メニコンのメルスプランなので、前回のリニューアル(レンズ交換)から1年経ったということで、今回はリニューアル交換。定額制なので、交換だからといってその際にレンズ代がかかるわけではない。

目の詳しい検査を受ける。感じのいい、ハキハキした男性がテンポよく診察。視力の低下はなく、同じ度数のレンズでOKだそうで、ちょっと安心。度数などは同じだが、新品レンズになって気持ちがいい。

休日の横浜駅周辺はとにかく人で溢れている。おれはいつも早歩きしてサクサク歩いていく方だけど、人が多くて自分のペースで歩けない。時間があればもっと店とかによってみてもよかったが、まっしぐらに改札口へ。

地元駅に着く。念のためお金をおろしてから、夏物スーツをつくりに紳士服屋へ。けっこう客が多くて、店員さんは皆接客中だった。最初は店員さん待ち。けっこう繁盛している。

今どきの夏物スーツは「涼感」と「美脚」がキーワードらしい。2着目が1000円になるフェアだったが、2着は必要ないので(今ある夏服と併用するためのスーツを買うので)1着の買い物。1着の場合は16800円引きになる。

スーツを作るたびに毎回言われる「細いですね〜(orスリムですね〜)」と「脚長いですね〜」というセリフ。今回も言われた。スーツを選んで調節などを終えると、ついでにワイシャツなども買う事に。

「超空冷シャツ」という夏物のワイシャツを選ぶ。1枚ヨーク仕立て、そして襟元の通気性がアップしているらしい。これから暑くなってくると、汗かきのおれはかなり汗をかく。襟元から涼しくなるといいな。

ネクタイも涼感ものと普通のを1本ずつ買った。ネクタイ単体で見たときはそんなに惹かれなかったのだが、スーツとワイシャツと合わせて見るとけっこう合う事にちょっとビックリ。ちなみに、シャツやネクタイなど3点セットで2点の値段になるフェア。

それから、スーツを買った人は靴が半額になるというので、これを機に新しいのを買う事に。今使っている靴は大学の入学式のときに買ったやつで、大学時代はほとんど履かなかったが、就職活動辺りからよく履いてきて、会社に入ってからも毎日履き続けてきた。

最初は革が固くて足首に食い込み、擦れて血が出るほどだった。でも、はき続けているうちに、いい感じに馴染んできた。履き慣れて快適だが、当然ながらけっこうボロくなってきた。

普通は二足を履き替えながら使うので、一足をとことん履きつぶすのは邪道なのかもしれない。恐らくデスクワークであまり歩かないから、けっこう保ったのだろう。

今どきの靴は先っぽがとがってシャープなものが流行っているらしい。スーツもスリムなものでキメて、足下もこのタイプでスッキリ見せ、トータルコーディネートするのが定番だとか。今までそんな事考えた事なかったよ…。結局そのタイプの靴を買った。しかしこの尖った靴、魔法使いかよ…。

新たな夏物も揃えたし、夏の汗だくな日々も、これで少しは快適になるかな。最近暑くなってきて夏みたいだなぁと思っていたら、今日はけっこう冷えてきた。まだ気温が安定しないけど、基本は薄着でいこう。
2005年05月08日(日)_
地元の街の変化と母の日


GW中にけっこう走ったので、体を回復させる意味でも自転車には乗らずにのんびり過ごす週末。6日は出勤日だったが、休みボケで非常にだるかった。夜はエアコンが止まってサウナみたいになってたし…。

夜更かししてしまったこともあり、昼頃起床。休日に昼頃起きると、平日のような感覚がないために体重体組成計の計測を忘れそうになる。1回だけすっかり忘れたことがあるので、それ以来気をつけている。風邪で寝込むとか例外はあったにせよ、まだ今のところほぼ毎日計測を続けている。

今日は久しぶりに地元の街を歩いた。音楽を聴きながら、生まれ育った街を歩く。小さい頃は周辺を自転車で走り回って知り尽くしていたが、今ではほとんど地元を歩かないので、いつの間にか街の姿が変わっている。

前コンビニがあったところが潰れていたり、逆に意外な所にセブンができていたり、99円ショップだった所がスッカラカンになっていて、ガラスに「ペットショップは閉店しました」みたいな張り紙が。いつ99円ショップからペットショップに変わったのかも知らなかったんですけど…。

4月中旬に携帯を買い換えた。一応、今まで前の携帯も解約しないでいたが、連休でもないとvodafoneショップへ行く機会がないので、解約しに行った。そして、その後auショップへ。

ヨドバシで携帯を買ったときは銀行の印鑑を持っていなかったので、この機会に料金を銀行引き落としに契約変更。契約した月の分はどちらにせよコンビニ振り込みだが、毎月コンビニへ払いに行くのはめんどうだ。

ついでに5月1日から始まった月1050円のダブル定額ライトに契約変更。いつもはどうせ上限まで使い切るから普通のダブル定額と同じだけど、旅とかであまり使わないときは現状より安くなるだろう。

携帯ショップはしごで一通り用事を済ますと、久しぶりにダイクマへ行ってみた。YAMADA電気と一緒になっているので、昔とずいぶん内容が変わっていた。でも、やっぱりどこか昔のダイクマの雰囲気も感じられ、懐かしかった。

部屋の整理に使うつっかえ棒(っていうのかな?)を買おうと思ったが、置いてある商品(最大190cmまで)では届かなかった。2mはないと端から端まで届かない。代わりというわけではないけど、扉の上の空間を有効活用できる道具を購入。

駅前まで帰ってくると、だいぶ薄暗くなっていた。駅ビルにいつの間にか花屋さんができていて、母の日のプレゼントを買う人が行列を作っていた。いつもは自宅のある反対側しか見ていなかったので、この花屋に気付かなかった。(後で親に聞いたところ、けっこう前にできていたとか)

そんなに並ばなくても、毎年買っている他の花屋で買えばいいやと思ってスルーしたが、その花屋はカーネーションが全部売り切れていた。しょうがないので先ほどの駅ビル花屋へ。

様々な色のカーネーションを集めて花束にしてもらった。花屋の店員さんのさばき方が手際よく、見ていて感心した。プロだから当たり前なのかもしれないが、素早く効率的に客をさばきつつ、1つ1つ丁寧に作業をしていた。

今日カーネーションをもらうことが想定内だった母は、驚く事もなく、とりあえず「ありがとう」と言った。カーネーションは洗面所の脇に飾った。毎日、家族の目に付く特等席。


久しぶりに地元の街を歩き、その変化に驚き、時代の流れを感じた。いつも100km以上も走って遠くの街を走ったりしているが、地元の街並みは本当に限られた区間、ルートしか知らないことになる。今思えば、もっと地元の街を写真に撮っておいて、その変化の過程を残しておけばよかった。なかなか難しいことではあるんだけど。
2005年05月05日(木)_
お勧めコース紹介ラン


前日に引き続き、5/5も走った。前日の和田峠TTを含む1850mアップの130kmはかなり疲れたが、それ以上に睡眠不足がきつい。部屋の整理が長引いて前日も3時間くらいしか寝ていなかったし、この日も5時間。疲れがとれきれない。

それでも、好きなことをするとなれば別腹というか「別体」らしく、ちゃんと起きることができた。コンタクトを入れたら目が痛いかなと思ったが、これも大丈夫だった。

今日は今年の1月にLOOKのロードを買った会社の同期ユタと一緒に走る。コースはおれのお気に入りコースで、GWの最初に走った愛川〜宮ヶ瀬〜ヤビツ〜R1〜R134〜江ノ島〜境川CRという感じの約127km。江ノ島の辺りは稲村ヶ崎まで行って景色を楽しむ。

ユタは荒川の近くに住んでいて、ロードを買ってから今まで、荒川しか走ったことがないという。だから山とか海沿いを走ったこともないし、土手以上の坂を走ったことがないという。

そんな彼も約1ヶ月後に控えているMt.富士ヒルクライムに参加する。坂の練習をするということもあるし、何より荒川の単調な景色ではなく、いろんな景色を楽しんでみたいという気持ちもけっこうあっただろう。

おれが今回案内するコースは、ヤビツ峠を含んで上昇距離1000m以上で、それなりに上るし、何より山あり海あり湖あり、自然に囲まれたのどかな景色も多いし、変化に富んだコースだ。



メールを何度も交換して準備をしてきたので、当日はスムーズに落ち合うことができた。近くのコイン駐車場に彼の車を停める。なんと車の後部にロードがそのまま載っていた。車から出せばそのまま走り出すことができるというのがいい。

彼が着替えたりしているうちにおれも家に戻ってロードをとってきた。メールで送られてきたデジカメ画像では見たことがあったが、彼のLOOK 461を間近で見てみると、すごくかっこよかった。青、白、黒って全部おれが好きな色だから好印象。

ユタはおれのQ-Carbon Raceの見る角度によって色が変わる塗装に驚いていた。そして持ち上げて「軽い」と言っていた。彼の461は元々そんなに軽いフレームではないし、アルテや普通のパーツで組んであるので、おれのロードとけっこう重量差があるようだ。

彼は荒川でチームの人と走ってきたというが、手信号の事を聞くと使ったことがないという。なので手信号を教えた。2人以上で走るときは手信号を使わないと後ろの人が危険だし、車に対してのジェスチャーも必要。



9時40分前に出発。今日も天気がよく、気持ちいい。まずはローカルな道でR246方面へ。西原交差点でR246を横切り、すぐ裏道へ。ここは前日にMapFan.netで見つけた道。県道42号は道幅が狭く交通量が多いので、裏道を活用してこれを避ける。

1本裏道に入るだけで落ち着いた道になる。おしゃべりしながらのんびり走って行く。セブンの前で県道42号に出ると、すぐに左折して再び裏道へ。これは前回見つけた道だ。

この道は車が少なく道幅も十分なのでいいが、最後が座間駅前でゴチャゴチャしている。なので途中で曲がって県道42号に復帰するコースをとった。これが正解で、一番効率のいいルートとなった。

市街地の中のちょっとした上り坂。上りきった後にユタが「こんな坂上るのも初めてだよ」と言った。本当に坂を上ったことがないんだなと驚いた。でも坂が苦手というわけではないようで、楽しんでいるようだった。最近『シャカリキ!』を読んだらしいが、かなり影響があっただろう。



県道51号を横切ってしばらく進むと、JR相模線を越え、田んぼの中に道が続くのどかな風景が広がる。ユタはかなり感動していた。写真を撮ってから走り出す。春の交通安全とかだろうか、いつもは人気のない田んぼの中の十字路に警察がいて交通整理をしていた。

県道に出て座架依橋で相模川を渡る。橋からは川原でバーベキューをしていたり、何かのイベントが開かれているのが見えた。止まって写真を撮る。今回のランは、ひたすら走るのではなく、気に入った景色があればどんどん止まって写真を撮っていく。

座架依橋を渡りきった後の田んぼの中に一直線の道が続く景色が見えるところも当然止まって写真撮影タイム。やはり自転車乗りはみんなこういう景色が好きだ。ユタも気に入ったようだ。



住宅街の裏道を通り過ぎ、坂を下ると畑に囲まれたのどかな道となる。桜が咲いていたときはここが桜並木できれいだったことを教えてあげた。葉桜となった今でも、この道のきもちよさは健在。

車の少ない道を、おしゃべりしながらまったり走って行く。才戸橋で中津川を渡ると、下り坂の後にいい景色が続く。ここを下りの勢いを利用してかっ飛ばすのが気持ちいい。ユタも「いいね〜」と言っていた。

さすが荒川の強風下で平地トレーニングをしているだけあって、おれがちょっとペースを上げたくらいではユタは平気で付いてくる。これくらい走れると一緒に走っていても安心感がある。



八菅橋で再び中津川を渡ると、すぐに左折してCRっぽい道へ。中津川でもバーベキューを楽しんでいる人がたくさんいた。こののどかな道や川を前に、写真タイム。

雰囲気のいい竹林の間を上る近藤坂を上りきると、民家の裏道へ。一気に高度を上げたので、先ほどまでいた川が一望できる。再び写真タイム。いろいろおしゃべりしながら裏道を走っていった。

そしてやってきた水道坂。坂の前にちゃんと説明はしておいた。70km/h〜80km/hは出る直線の下り坂。とにかくトップギアで全力で下ること。今日も70km/hの世界を楽しんだ。特に初体験のユタは興奮しまくりだった。



田代のサークルKで最初の休憩。休憩しているときに携帯の動画(自転車系の動画)を見せたら驚いていた。今日も夏みたいに暑いので、日陰で休憩した。補給食のおすすめなどを教えてあげた。

馬渡橋でまたまた中津川を渡り、愛川トンネルをくぐる。まだ20kmちょっとしか走っていないが、ユタは素晴らしい景色や、その景色の変化に感動しっぱなしだった。この辺りで「もう山に囲まれている!!」と驚いていた。荒川はひたすら田んぼとかの景色で、山は遠くに見えるだけ。だからこんなに木々が近くに迫ったところを走るのが新鮮なのだろう。

日向橋を渡り、やや急な坂を上ってR412に出る。ここからしばらく上りが続く。これが最初のまともな上り坂。きついところは10%にもなる。最低ギアでペースを緩めてじっくり上っていった。ユタは「きついけど初めてだし楽しい」と頼もしい言葉。『シャカリキ!』の舞台(=坂)をようやく体験できたという感じだ。



ユタはおれから遅れることなく、しっかりと付いて来れた。頂上を左折すると、また緩い上り坂。速度が落ちるので、色々話ながら走って行く。走りながら会話を楽しむ、これがサイクリスト同士のコミュニケーション(?)。

彼は荒川での練習で、チームでローテーションを組みながら走って行くらしいが、急に1人がアタックをかけて、それを皆で追いかける、また誰かがアタック、そして…というのを繰り返して最後はみんなオールアウト、という展開が多いという。

それはそれである意味楽しそうだし、アタックやアタックつぶしの練習、インターバルトレーニングにもなっていいと思うが、そればかりでは偏っている。もっとLSDで心拍強化とか景色を楽しむような走りもした方が自転車をもっと楽しめるしトレーニングとしてもバランスがいいと思う。

色々話していたら、いつの間にか上りのピークまでやってきた。話しているときつくないから不思議だ。長いトンネルを前後のライトを点けて走って行く。長いトンネルもユタには初めてだろう。



2つのトンネルを抜けると、宮ヶ瀬湖が広がる。写真タイムだ。湖の北側に続くこの道は、絵になるところが多い。少し走っては止まり、写真タイム。おれには見飽きたくらいの景色だが、初めてのユタには感動ものらしく、すごく楽しそうな笑顔で写真を撮っていたのが印象的だった。それを見て、おれも初心に返ったような気がした。

鳥居原湖畔庭園を過ぎ、虹の大橋を渡る。ビジターセンターの前を通り過ぎ、ヤビツ峠への交差点。ここの交差点の看板には「ヤビツ峠」という文字がかかれているので、2人共写真を撮っておいた。「この辺りではヤビツ峠は有名なんだよ」と教えてあげた。今からそこへ上りに行く。

この辺りを初めて走り、写真を撮っていくユタと一緒にいるうちに、おれも写真モードで走るようになっていた。トンネルを抜けた後、「これはなかなかいいな」と思うシチュエーションがあったので、止まって写真を撮った。トンネルの中から撮り、その後自転車の近くから道を撮った(それが本日の写真)。



ヤビツ峠の上りに入る。すぐに渓谷のような景色になり、ユタは感動しまくり。写真をたくさん撮っていた。峠道も、写真モードで走っているとけっこういい場所がたくさんあった。雰囲気のいい「いかにも峠道」という場所で止まり、写真を撮った。

序盤は勾配が緩く、下りもあったりするので、ユタもまだまだ余裕だ。中盤からは勾配はまだ緩いが上り中心になる。初めてまともな峠を上る彼は、坂の上り方に慣れていない。おれがHR130くらいのところで彼はHR160くらいに上昇していた。心肺能力の差もけっこうあると思う。

でも、しゃべりながら走っていたらいつの間にか終盤にさしかかっていた。一人で上っているときはけっこうきつい(もっと追い込んだ走りをしているということもあるけど)が、しゃべりながらだと楽に上れるのは複数で峠を上る利点でもある。

ヒルクライムレースの事を教えてあげたり、ツールやジロの話などで盛り上がりつつ、林の中の上りを走っていく。そして湧き水手前の急坂をこなすと、湧き水を汲んで一息。

湧き水からは道がきれいになり、走りやすくなる。最後は峠まで競争しようかと思ったけど、この後ヘロヘロになってもらっては困るので、そのままのペースで走って行き、ヤビツ峠に到着。

ユタにとっては初めての峠制覇。秦野側より楽とはいえ、初めてがヤビツ峠とはなかなかいい思い出だと思う。そう言えばおれも初めての峠はヤビツ峠だった。それも秦野側からでTTだった…。確か重たいMTB(XT化する前だから15kgくらいあったと思う)で1時間くらいかかったっけ。あのときはきつかった。



ユタは峠を上ったのが初めてなら、峠からのダウンヒルも初めて。下りは自分のペースで下りたいし、その方がお互い走りやすいし安全だ。だから断ってからおれはガンガン下って行った。

一度、秦野側が見渡せる場所で止まる。ここからは下界が一望できる。この景色にユタは感動していた。こんな高いところまで自分の足で上ってきたのだ。誰でも最初は感動せずにはいられないだろう。

その後もガンガン下り、菜の花台展望台まで。そのままスルーするのももったいないので止まると、すぐ後ろにユタがいた。けっこう飛ばして下ったのだが、しっかり付いてきている。下りのつづら折れとか初めてのはずだが、かなり下りのセンスがあるのではないか。

菜の花台から下界を眺め、写真を撮る。そして今度はR246まで下る。九十九折りの下りが続く。車も少なく、気持ちよく下って行けた。昨日からの疲れで疲れていたので蓑毛では全力アタックではなく、エアロ体勢で休みながら速度を上げた。

勾配が緩くなっても、いつものように下りの勢いを活かしてガンガンペダルを回して速度を維持。しばらくしてユタが付いてきているか脇の間からチラッと確認すると、しっかりと後ろに付いてきている。

赤信号で止まり、峠の下りについて聞いてみた。「すげー爽快で楽しかった」と、かなり興奮していた。初めての峠の下り。それもこれだけまともな下りなら、充実感もかなりあるだろう。



R246からは県道71号で海沿いのR1を目指す。最初はちょっと走りづらいが、東名IC入口からはだいぶ走りやすくなる。交通量はそこそこあるが、片側2車線の上に路肩がちゃんと確保されているので、走りやすい。1人でもグループでも、安心して走れる。

前回休憩した、広い駐車場のコンビニで休憩。休憩しながらいろいろと自転車話をした。ここまで走ったルートだけでも感動の興奮の連続だったようだ。後は自然の中というより市街地メインとなるので、自然を楽しむルートはヤビツまで。ここからは平坦路や海を楽しむことになる。



のんびり休憩した後、出発。アップダウンがあるが、下り基調の道を走っていき、R1に出る。左折して江ノ島方面へ。風が向かい風に変わるかと思ったが、どうやら追い風になったらしく、楽に走って行けた。これは嬉しい。

しばらく走って行き、ふと後ろを確認するとユタの姿がいない。さほどペースを上げたわけではないのだが…。少し先の信号で止まって待ってみた。しばらくしてローディの姿が見えたが、全く別人だった。

しばらく待ってもユタが現れなかったので、反対車線に渡って引き返すことにした。引き返してすぐ、反対車線の歩道をロードを押しながら走っているユタの姿。パンクしたようだ。

今年1月にロードを買ってから、初めてのパンクだという。パンクも初体験だ。歩道にてパンク修理を始める。パンクしたのは前輪。ホイールの外し方も知らないのには驚いた。



おれが手を貸せばすぐにパンクなど終わってしまうが、それではユタのためにならないので、基本的にユタ自身が作業を行い、彼が躓いたときにおれがアドバイスする姿勢をとった。

初めてのパンク修理に手間取っていたが、こういう時間のロスもランの計算に入っている。「今日は本当に初めて尽くしだ、パンクまでするとは」とユタも苦笑い。

ユタの携帯ポンプは超小型で、携帯性は抜群だが、予想どおり空気が全然入らなかった。ユタがそのポンプで限界まで空気を入れてもスカスカだったので、おれが自分の携帯ポンプ、バルビエリのカーブワンで追加充填するとグングン空気が入り、パンパンになった。彼もこのポンプが気になったようだ。



パンク修理が終わり、気を取り直して再出発。しばらく走ってから聞いてみるが、前輪は問題ないようだ。今日は最後までちゃんと保つだろう。おれ自身は昨日の疲れがあり、ユタも疲労が溜まってきているだろうから、ペースはゆっくりめで走って行った。

R134に移る。相変わらずの渋滞。しかし路肩をガンガン走っていけるのもいつもどおり。ユタも「走りやすいね」と言っていた。たまに見える湘南の海に感激していた。

追い風効果で、さほど力を入れなくても速度が楽に出る。体が疲れてきて、足が回らなくなってきていた。なんというか、がんばれば回るけど、マッタリモードで走っているのでケイデンスも90くらいまで落ちているけどそのままでいいや、という感じ。HRも140以下と、完全LSD状態。回復走行だと思えばちょうどいい。

平坦なR134をひたすら走っていき、ついに江ノ島にやってきた。江ノ島の前を通過し、七里ヶ浜へ。この海沿いの道は、いつ走っても気持ちいい。ユタも気に入ったようだ。

稲村ヶ崎で湘南の海や江ノ島の景色を眺めた後、R134を引き返す。稲村ヶ崎からの夕日を写真に撮ったら最高だが、残りがナイトランになるし、その後ユタが車で帰るのが遅くなる。日が沈む前に走り終えるために早々に引き返す。



R467で藤沢市街を走る。最初のセブンで最後の休憩。昼間は夏のように暑かったが、昨日と同じく、日が傾いてからはレーパン&レージャーでは肌寒い程に冷えてきた。

おれは今日はアームウォーマーなどの防寒グッズを軽量化のために持ってこなかった。しかしやはり持ってくればよかった…。ユタはアームウォーマーを着けた。

やや走りにくいR467を進み、藤沢橋からは境川CRへ。ここからは時折横切る車道以外は車を気にせずにマッタリと走れる。今日の内容を振り返ったり、色々話ながらのんびり走って帰った。

18:42に駐車場到着。ユタが「すげー楽しかった、大満足です!!」と言ってくれた。紹介して案内したおれとしても、とても嬉しい。自転車の楽しさを人に伝えるのは、今まで自転車を楽しんできた自分の使命でもあるような気がする。



今回走ったコースは何度も走った事があり、おれとしては新鮮味があるわけではないが、すべてが初めてで感激しまくりのユタと一緒に走っていると、自分も初めて走るような感覚で、初心に戻って景色を楽しむことができた。彼にとってもおれにとっても思い出深い、楽しいランだった。


走行日:2005/05/05
出発:9:38 帰宅:18:42
走行距離:127.4km
走行時間:6h 21m 00s
平均速度:20.2km/h
最高速度:70.1km/h
上昇距離:1150m
心拍数(平均/最高):118bpm/162bpm
平均ケイデンス:79rpm
温度(最低/平均/最高):19℃/21℃/31℃
積算距離:10216km(ロード)
カロリー消費量:1466kcal

2005年05月04日(水)_
和田峠〜栃谷林道〜牧馬峠ラン


GW中に忍者麺と一緒に長距離を走ろうという話があったが、色々あって近場を走ることになった。メインは和田峠のTTで、その他にも栃谷林道や牧場峠など坂を取り入れた。

コースは大和〜R16〜八王子〜R20〜陣馬街道〜和田峠〜栃谷林道〜三ヶ木〜R413〜青野原〜牧馬峠(峠で引き返し)〜青野原〜宮ヶ瀬湖〜県道64号〜伊勢原〜R246〜厚木街道〜大和という感じの約130km。当初はもっと走る予定だったが、その場の状況に合わせて柔軟に変えていった。



朝9時過ぎ、思っていたより早く忍者麺が家に到着。おれは準備がまだ整っていなかったため、忍者麺を待たせてしまった。9時半過ぎに出発。今日は天気がよく、気持ちいい空が広がっている。

R467の市街地を抜ける。GWに入って1回走ったが、3日走らなかっただけでペダリングがぎこちなくなっていた。毎日ローラーができる環境があれば理想なんだけどなぁ。

R246に出ると裏道で県道へ抜けた。ここは中学生のときによく通っていた裏道で、すごく久しぶりに通った。これといって走りやすいわけでもないが、とても懐かしかった。



R16からは忍者麺に前を引いてもらう。休日の朝なのでまだ車が少ないR16を快調に走っていった。橋本のR129との交差点で直進レーンに来てしまったので、その先で裏道へ曲がった。

その裏道を走っているとき、ちょっと気が緩んでいたときに横風に煽られて、忍者麺の後輪におれの前輪がハスってしまい、そのままバランスを崩して左側へ転倒してしまった。

さほど速度が出ていなかったので大した衝撃ではなかったが、左肘に擦過傷、左ケツにも痛み。すぐ近くにコンビニがあるのでそこへ立ち寄った。なんとそこには救急道具一式が揃っていた。

しかし、救急セットではなくて単体で売られていたため、全部で2000円もかかってしまった。絆創膏では傷を覆えなかったため、ガーゼ、包帯、テープ、マキロン、そしてハサミを購入。金はかかったけど、これだけ揃っていたのには助かった。

コンビニの洗面所で傷口を洗い、コンビニの前で応急処置を行った。マキロンをかけるとヒリヒリ痛い!! ガーゼを適当な大きさに切り、傷口にあてて、包帯をグルグル巻いて最後はテープで固定。これだけまともな処置ができてしまうのがすごい。コンビニ万歳。



接触転倒の影響は体だけではなく、おれの前輪と忍者麺の後輪が振れてしまった。特におれの前輪はかなり振れている。走っていると少しフラフラする感覚。

ちょうど忍者麺がアンカーのロードを買ったショップが西八王子にあるというので、そこで振れとりをしてもらうことにした。御殿峠を越えて八王子へ。R20を西へ向かい、最後は忍者麺の知っている道でシマザキへ。

店のお兄さんが出てきて、手際よく忍者麺のロードの振れをとっていった。おれのはこの店で買ったものではないので有料となるが、この際お願いするしかない。

何やらおれのホイールは今回の接触で振れた以外に、センターが出ていなかったらしく、けっこう念入りに調整していた。これはかなりの工賃いきそうだなぁと思っていたら1000円だった。他のショップだったら4000円はいきそうな内容だったので、とても助かった。



シマザキはちょうどこれから走る予定だった陣馬街道沿いにあったので、時間はロスしたけど遠回りにはなっていなかったのでよかった。気を取り直して、和田峠へ向けて再出発。

陣馬街道は振れとりをしてもらっているときも救急車がよく通っていたが、走っていても救急車やパトカーがよく通り、サイレンがうるさかった。この辺りは事故が多いのだろうか。

川原宿交差点を過ぎると、市街地から一変してのどかな景色となる。道幅も狭くなってローカル感が強まる。しばらくは緩やかなアップダウンが続き、自然に囲まれていくいい景色を眺めながら快調に走っていった。

夕やけ小やけふれあいの里では、何やらイベントをやっていた。その先の落合橋を左折し、しばらく走ると和田峠TTの起点となるバス停に到着。外人さんとおじさんチャリダーがいたが、これからTTをやるような感じではなかった。



和田峠TTはちょうど1年くらい前に出した19分40秒がベストタイム。今回はこの1年でどれだけ成長したかを試すいい機会だ。冬のLSD、春先のヒルクライムを取り入れた走りと、それなりに準備はしてきた。

忍者麺は和田峠は初めて。MTB時代も含めて4回目のおれはコースを知っている分有利だが、忍者麺の方が速いのは経験上わかっている。なので2分後に出発してもらうことにして、まずはおれがスタート。

序盤の緩やかな区間で30km/hまで加速するが、勾配がきつくなってくると速度はどんどん落ちていく。前半のきつい勾配区間で早くもきつくなってきた。相変わらず和田峠はきつい坂だ。

HRは最大心拍数の90%以上の185前後。全力アタックだ。苦しい。辛い。しかし、全力を出さなければ意味がない。鼻の中の血管が切れたのか、鼻水をすすると血の味がした。でもグローブで拭いても赤くはなかった。

壁のような激坂をいくつか越え、平均勾配10%の和田峠を登っていく。今回はダンシングを多めに入れて走って行った。最後の折り返しを過ぎ、もう思うように動かない体でラストスパート。最後は最大心拍数の194まで追い込んでゴール。

タイムは18分40秒。1年前から1分もタイムアップ。今回は18分台が目標だったので、目標達成。おれがゴールして間もなく忍者麺も到着。2分差スタートなのにほぼ同時ゴールなので、彼は16分台後半だろう。やはり彼は早かった。



ゴール後は「死ぬ…」とか言ってベンチに座り込んで回復に努めていた。藤野側からなるしまジャージのローディがたくさん上ってきていた。皆息をまったく切らさず、涼しい顔で和田峠を通過して八王子側へ下って行った。藤野側だってけっこうきついのに、なるしま恐るべし…。

峠の茶屋にお金を落としてあげようと思い、ジュースを買うことに。忍者麺はコーラを買い、おれはそこに見えたアクエリアスを注文した。すると「アクエリアスはないよ、ポカリならあるよ」と峠のオババは言った。

奥のアイスボックスに見えたからアクエリアスを注文したのだが、めんどくさいから「じゃあポカリください」と注文。オババがアイスボックスの方へ歩いていく。一間置いて振り返り、「お茶だっけ?」とオババ。オババ、大丈夫か…?

「アクエリアスです」と言うと、オババの目の前にあったアクエリアスを持ってきてくれた。150円なり。よく見るとかなり汚い缶だ。もしやと思って缶の裏を見ると、賞味期限が2002年01年06日とある。おいおい、3年前かよ!!

「2002FIFAワールドカップ観戦先取りプレゼント実施中」とかいう、今では考えられないデザインの缶だった。なぜこんな古いのが普通に売られているのか。和田峠の茶屋の常識を知らなかったおれが悪かったということにしておこう…。ちなみに忍者麺のコーラも賞味期限が1年前だった。



和田峠を藤野側へ下る。こちらもけっこう勾配がきつく、ヘアピンカーブが続いて気を抜けない。カーブで上ってくる車と鉢合わせたときはヒヤッとした。カーブは常に車が来る事を前提に曲がる必要がある。

下りの途中、催し物が開かれていた。そこには鯉のぼりがかけられていて、数十の鯉のぼりが空を泳いでいた。明日はこどもの日。季節感があっていい。

しばらく快適な下りを楽しんだ後、陣馬山登山口の石碑がある分かれ道を曲がる。ここは栃谷林道の入口で、2003年の1月にネモッチと一緒に走りに来た道だ。

あのときは雪の降った2日後くらいで、路面が凍結していてこんな感じだった。とてもまともに走れる状態ではなく、下りで滑って転倒し、顎を切る怪我もした。あれはあれでおもしろい経験だったが、かなり大変だった。

約2年ぶりに走る林道。今回は雪など皆無で、全路面ドライだ。序盤は自然に囲まれた心地よい景色の中を走る。景色はいいが、勾配がすごい。10%以上の上りが続き、和田峠TT後の足にはきつい。

そういえば、前回来たときはネモッチが蛇行しまくっていた。日陰の区間では完全にアイスバーンで、ダンシングしないと上れない勾配だけどダンシングすると後輪がスリップして押すしかなかった。

その区間をダンシングで上っていった。10%の勾配がかなり長い距離続いたが、ひたすらダンシングで上っていけた。速度は速くないが、リラックスしてリズムよくダンシングできた。いい感じだ。忍者麺はずっとシッティングで上っていた。

折り返しを過ぎると勾配が緩くなり、林道のゲートにやってきた。ゲートを過ぎると車も通らなくなるので、2人で併走しておしゃべりしながら走って行った。

改めて走ってみると、この林道、なかなかいい。序盤の激坂がハードだが、景色がよく、後半は緩やかだしゲートで閉鎖しているのでグループで走りに来てもいいかも。



おしゃべりしているうちにピークを過ぎ、下りになった。下りだしてすぐ、展望が開けた場所にやってきた。ここは2年前も止まって眺めた場所だ。忍者麺は先にガンガン下ってしまったが、立ち止まって写真を撮った。

山々に囲まれているが、遠くに街が見える。全くの山の中とは違った、独特の良さがある風景だ。あそこでは人々が暮らしている。でもここは山の中で、別世界なのだ。

下りはけっこう路面が荒れていて、落石や砂利が多くて気を遣った。2年前は路面が全部凍っていて、氷の道が延々と続いていた。乗車は不可能で、MTBを押して下っていても滑って転げ落ちていったものだ。下りがどこまでも続く感じがした。そんな思い出の下りを下って行く。

最後は美女谷温泉の脇を通り、中央道の下をくぐり、JR中央線と併走し、R20に出る。ここは相模湖からの裏道の途中。そのまま裏道でR412へ。少し走ったところのコンビニで遅い昼食休憩をとった。



コンビニを出ると橋本方面へ走り、三ヶ木を右折して青山で右折。R413を進む。この区間はけっこう久しぶりに走る。思ったよりアップダウンが多く、ダルダル系。

青野原で県道518号へ曲がり、牧馬峠へ。牧馬峠の上りで忍者麺が「右足が痛い」と言った。太ももの前側が痛むという。峠まで上らずに引き返そうかと聞いたが、とりあえず峠までは上るというのでそのまま上っていった。

牧馬峠は距離も長くないので、じっくり上ればきつくない。頂上では幅の狭いポールが立っていて、車が通り抜けるのを困難にしている。うちらは自転車なので関係ないが。

峠で地図を見てこれからのルートを考え直していると、近くにいたおじさんが話しかけてきた。この辺りに天然記念物の珍しい蝶がいるとかで、話しているときに偶然その蝶が飛んでいるのを見た。

けっこう珍しいらしく、頻繁に来ていてもなかなかお目にかかれないと言っていた。そんな蝶をいきなり見ることができてラッキーだった。残念ながら乱獲していく人がいるらしく、数が少なくなってきているらしい。

時間も17時を過ぎ、だいぶ日が傾いてきた。当初の予定ではこの後さらに西へ走って林道を越える予定だったが、時間と忍者麺の足を考慮して牧馬峠を引き返すことに。



下りでは車やバイクの列の後ろについて下っていたが、一番前にやたら遅い車がいてブレーキをかけまくりだった。青野原まで戻ってくると、県道64号で宮ヶ瀬湖へ。

やまびこ大橋を渡る。湖面に沈みゆく太陽が映り、きれいな景色が広がっていた。宮ヶ瀬湖から伊勢原は下り基調。足の痛む忍者麺も下り+後ろで風も少ないという状況で、だいぶ足の負担を軽減できたようだった。R246まで下ってくると、ここで忍者麺と別れた。

かなり暗くなってきたので、ナイトランに備えてクリアレンズに交換しようとした。そしたらなんと間違えてブルーのミラーレンズを換えレンズとして持ってきていた。最近サガミで換えレンズを買ったので、同じプラスチックのケースが2つ並んでいて、間違えてしまった。朝、忍者麺を待たせていて焦っていたからか。



しょうがないのでブラックミラーレンズのままでR246を走って行く。街灯が絶え間なく続く道なので、なんとかこのままでも走っていける。しかし、視界が暗くて危険だ。次回からはクリアレンズであることをちゃんと確認してから持ってこようと思った。

厚木からはR246から外れて厚木街道を走っていった。R246は交通量が多くて車が皆飛ばしているので危険。厚木街道も交通量が多いが、そんなに飛ばしていないので少し気楽だ。

19:38に無事帰宅。今回のランはいきなり接触転倒で負傷し、和田峠の全力アタック、懐かしの激坂林道など、色々内容の濃いランだった。最近は日が長く、夏のように暑くなってきている。それでいて、風は乾いていて涼しい。ツーリングには最適な季節だ。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/05/04
出発:9:38 帰宅:19:38
走行距離:129.8km
走行時間:6h 14m 05s
平均速度:21.0km/h
最高速度:60.9km/h
上昇距離:1850m
心拍数(平均/最高):140bpm/194bpm
平均ケイデンス:81rpm
温度(最低/平均/最高):19℃/23℃/33℃
積算距離:10090km(ロード)
2005年05月03日(火)_
きれいになった机


机周辺大掃除。かなり整理して、だいぶ片づいた。勢いで机の上の物を全部どかしてみた。う〜ん、スッキリ。2日前の机の状況がウソのようだ。今考えたら片づける前の状態もデジカメで撮っておけばよかった。絶対公開はできないだろうけど。

机の上にあった未整理物をベッド側にどかしただけなので、この机の状態を保つ事は今のところ無理。でも、その内この状態が当たり前のようにしたい。……難しいだろうけど。

一時的に物を置いたりするのはOKだけど、とりあえず置いておくか→いつの間にかそんな物で埋もれている…というパターンがよくない。本当に必要な物以外は置かないようにしたいものだ。

今日は部屋の掃除の合間にお出かけ。サガサイにキシリSLを持っていき、ヨドバシでイヤホンを買った。キシリSLは去年夏に榛名山の下りでスポークを曲げてしまったやつ。

このままではスポークが曲がっているし振れているので使えないが、スポークの張り替えをすれば使えるようになる。クラッシュから半年後、ようやく修理に出したというわけだ。

イヤホンは今まで愛用していたタイプが最近壊れて右側だけしか聞こえなくなったので買い換え。シリコンゴムのイヤーピースで密閉するタイプで、音漏れもしにくいし耳からズレ落ちないので気に入っている。

週末は天気が崩れるようだが、7連休の最後の木曜日まではいい天気のようだ。明日と明後日は連続で走る予定。掃除の続きは土日かな。
2005年05月02日(月)_
5月の大掃除


久しぶりに部屋の掃除・整理など。すでに自分でもどこに何があるのかわからないという状況が多々ある程、物があらゆる所に散らばっている。

散らかっているというより、物が積み重なっているので一見ちゃんと整理してあるように見えなくもない。しかし、積み重なっているだけに目的の物を見つけ出すのは至難の業だ。

必要なときに目的の物が見つからず、しばらくしてからふとした拍子に見つかったりする。こんな部屋では効率的に生活できない。しかし日々の忙しさから放置状態であった。

散らかっていくのは少しずつだから、1日ごとの変化はあまりなく、さほど気にならない。しかし、しばらくしてふと我に返ると「なんか知らんうちにすごいことになってきているな…」と思うのである。

本格的に整理をしたが、かなり時間がかかった上に1日で終わらなかった。まぁ想定内ですが。明日も続きをやるかな。それだけで1日つぶすつもりはないけど。

大切なのは、日々の生活習慣。「塵も積もれば山となる」とはよく言ったものだ。めんどうでも机の上にレシートやら何やら無造作に置かず、きちっと決めた場所に置くようにしよう。

もう一つ物を探すのに大捜索を要するような部屋にはならないように、思い切って整理整頓しよう。狭い部屋に無理矢理物をどんどん置くから狭くなるしゴチャゴチャしてしまう。うまく収納して、必要ないものはどんどん処分してしまおう。
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