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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年06月26日(日)_
ツール・ド・美ヶ原2005


レース当日の朝、5時に携帯のアラーム(着うたフル)で目が覚める。外は曇り空だった。昨日みたいに晴れたら、青空の下気持ちよく走れるんだけどなぁと思った。暑くてもいいから晴れる方が好きだ。

5時半に朝食。6時には宿を出た。この宿は会場に近くて、宿から直接会場へ向かえるのがいい。ロードも前日のうちに組み立てて走れる状態のまま1階の宴会場に置いておけるし、宿の駐車場に車も置いておける。このレース参加者への優遇がすごく気に入っている。



防寒具などが入ったバッグを頂上行きのバスに預け、会場周辺を走ってアップ。最初は球場の周りをグルグル回っていたけど飽きたので、道を外れてローカルな道へ。ここもけっこうアップしている人がいた。

7時過ぎに会場に戻り、走り屋さんとスタート前まで待機。今回は年齢でクラスが分かれたので、スタートは別々になる。7時半からチャンピオンクラスを始め各クラスが出走していく。

そしていよいよおれの走るロード男子A(16〜25歳)のスタートが迫る。去年はスタート直前に慌てて並んだので最後尾だったが、今年はちゃんと前方位置をキープ。スタートが近づくにつれ、緊張感が高まってくる。この感覚がたまらない。



そしていよいよスタート。おれの前にいたライダーがやけにもたついて遅かったので両脇からガンガン抜かれた。最初はあまり飛ばしても大して変わらないので落ち着いて走って行く。激坂に入ってからが勝負だ。

浅間温泉の商店街を抜ける。「もうすぐ激坂だぞ〜」と沿道の応援。今年もあれがやってくる。去年は初めてだったので、ものすごい衝撃だった。今年は2回目となるので、多少心構えがある。勾配がきつくなるにつれてギアを落としていき、すぐに27Tまで落ちきる。そして激坂が始まった。

今回は出走順番が変わって、さらに前のクラスと3分離してスタートしたため、押して歩いている女子選手などの姿はない。前回押している選手がジャマだったとか文句が出たのだろうか。とりあえず走りやすいのでいいと思う。

勾配がきついので、ひたすらダンシングで上っていく。HRがどんどん上昇。体へのダメージも大きい。しかしシッティングではまともにギアを踏んでいけない。勾配18%の激坂が続く。何回来てもここはキツイ。

ダンシングを続けていて疲れてきたが、ここで腰を降ろすわけにはいかない。一直線の激坂が折り返しになるところが一番勾配がきつい。ここで止まってしまったら押して上るしかなくなる。

スタートしてまだ2kmも走ってないのに、レース中最大HRの191までHRが上昇、きついダンシングをどこまで我慢できるか、自分の中で格闘していた。ようやく激坂区間を過ぎると、安心感すら覚えた。まだ20km近く残っているんだけど。



激坂区間が終わっても、きつい勾配は続く。HRは常に180前後。おれの最大HRが195だから、最大HRの92%という完全に無酸素運動領域。こんなHRでは最後まで保たないと思いつつ、レースではいつもこれくらいで走れてしまうので、今回もこのままいく。というか勾配がきつくてHRを落とせない。

しばらく走ると、周りに似たようなペースの選手が出てくる。とりあえず前にいる赤いWADAジャージの163番をターゲットにする。とにかく激坂でのダメージが大きく、人についていくだけでも苦しい。

常時180以上を表示していたHRが突然60まで落ちた。HRの胸バンドがずり落ちてきたようだ。走りながら片手で位置を直すと再び180台に復活。ここでほんとにHR60台だったらプロ選手並だ。

先ほどターゲットにしたWADAジャージがペースアップし、おれはちぎれた。先の事を考えると、ここで無理はできない。自分の力量を考えて、ペース配分することが大切だ。この時点でもけっこうオーバーペースなんだけど。



4.4km地点にある給水ポイント、美鈴湖に近づくと少しの間平坦になる。重たい足を回して速度を上げ、今年もここの給水をスルーして速度を維持。水分は十分に2本のボトルにつめてある。

再びきつい勾配が続く。速度は10km/h台。ケイデンスも50台まで落ちる。緩ければMt.富士ヒルクライムのように上りでも90rpmで回せるが、この勾配ではコンパクトかトリプルにしないとそれは無理だ。

まだ全体の3分の1も走っていないのに、早くも限界っぽくなってきた。キツイ、苦しい、脚が重い。そんな中、ジュニアの部のゴールが見えた。もうここでゴールでいいよ…とすら思った。

気力でなんとか走り続けていると、「中間地点」の看板が。おいおい、まだ半分かよ…と、むしろ気が滅入る。タイムをみると50分ほど。これが2倍だったら1時間40分になってしまう。でも実際には後半に下り坂とかもあるから、もっと短いだろう。

しかし、ここまでの走りで、去年より明らかに脚が回っていないことを実感していた。ここ1ヶ月はレースばかりで、あまり走っていなかった。1週間前はローラー2時間やっただけだし。明らかに練習不足だ。



去年より他の選手に抜かれる数が多い。悔しいが、体が気持ちについてこない。序盤に見失ったWADAジャージを発見。無理なペースで走ったからか、彼はひどく疲労しているようで、失速していた。そして彼をパスする。やはり無理して飛ばしても、全体的にみればタイムが遅くなってしまう。自分にあったペースが重要だ。

中盤からは後ろからやってきた10人ほどの集団を目標に気力を保つ。エウスカルテルのオレンジジャージが眩しい。他にもエフデジューっぽい白ジャージなど全体的にカラフルな構成で、プロのレースみたいでおもしろかった。

いつもは上ハンドルに手を添えるだけのリラックスフォームで上るが、勾配がきつくいところでは手でハンドルを少し引かないとペダルが回らない。普段きつい坂をほとんど走らないので、こういった場面での走り方というのも練習しておく必要があるかもしれない。

中盤から終盤にかけて、あまりに苦しくてやめたくなってきた。周りに同じように苦しんでいる選手がいることでなんとか気持ちが続いている。苦しいのは自分だけではないのだ。

女子の選手だって走っている。60歳を越えるようなおじいさんだって走っている。そんな中、まだ24歳の健脚の男が「きついから」ってやめるのか? それは他の人が許しても自分が許さない。

ヒルクライムは、つくづく自分との戦いだと思う。甘える自分と努力する自分が常に戦っている。老若男女がそれぞれのペースで一つのゴールに向かって走る。リザルトにはタイムと順位しか残らないが、その過程で各選手は様々な事を思い、感じ、成長していくだろう。



水道の蛇口をひねったように、汗が常にしたたり落ちる。霧の中を走った去年と違って、天気がいい分気温が高い。こまめに水分補給をしていく。2回目の給水では水をもらって飲んだ。

汗止めのヘッドバンドをしているから直接目に汗が流れてくることはないけど、これがなかったらまともに走れないくらいだ。汗かきのおれにはヘッドバンドは必需品だ。

Mt.富士ヒルクライムでは踏み込むだけのペダリングになっていて、ふくらはぎに負荷がかかって攣りそうになってしまったので、今回は腿の上下運動をしっかりと意識してペダリングをしていった。

その効果もあり、終盤までいい感じに疲労を分散できていた。それでも終盤になるとダンシングしたときに脚が攣りそうになった。ペダリングがいいかげんだともっと早く攣りそうになっていたかもしれない。



終盤、いよいよ勾配が緩くなり、平坦になった。ここはタイムを稼ぎたいところ。ちょうどよく3人グループがいい速度で走っていたので後ろに付く。平坦では空気抵抗が大きな障害になるので、集団で走った方がいい。

脚が限界だったので3人の後で走っていても苦しく、何度かちぎれそうになった。しかしここでちぎれたら余計苦しくなるので、何とか必死に食らい付いていった。

そして下りになり、高原の爽快な下りを60km/hで突き進む。一旦上りになり、再び下り。去年は霧が濃くて先が見えず下りが恐かったが、今年は視界良好。下りきると、最後の上りになった。

ここは去年、最後の最後の力を振り絞ってダンシングでゴールまでラストスパートを決めた。しかし、今年は体が言う事を聞かず、重たい脚をなんとか回していくのが精一杯だった。

今年はやけに沿道にカメラマンがいて、人の影でゴールのカラーコーンが直前まで見えなかった。周りがダンシングでラストスパートをかける中、「ゴールはまだか?」と思いながら走っていた。そして気付いたら目の前にカラーコーンの列があり、そのままゴール。



走り屋さんのゴールを待ち、ゴールの写真を撮って、選手に配っている冷やしトマトをいただいた。よく冷えていて、これが最高にうまい。去年会津でもらったアスパラガスが一番おいしいと感じたアスパラガスだとしたら、このトマトがトマトの中で一番おいしいと思う。

しばし座ってまったりと休み、通りかかったカメラをもったおばさんに写真を撮ってもらった。近くにはバイクフライデーの2人乗り自転車があり、これで激坂をどうやって走ってきたのかすごく気になった。2人でダンシングとかタイミングがメチャクチャ難しそうだし。

下山用にアームウォーマーやウィンブレなどの防寒具を持ってきていたが、あまりに暑いのでレーパン&レージャーのまま下ることにした。荷物は何も持ってこなくてもよかったくらいだ。

下山は今回も写真を撮りながら下った。高原の景色は相変わらず素晴らしく、選手のカラフルなジャージと相まって、とてもいい絵になっていた。この下山のときのためだけに望遠のFZ2を持ってこようかと本気で思っていたのだが、来年はマジでもって来ようかなと思った。3倍ズームではあの感動を納めきれない。



上りで前に同じKLEINのロードを見つけた。よく見ると車種まで同じQ-Carbon Race。赤いやつで、5月の会津のヒルクライムレースのゴール地点で見かけたのと同じっぽい。気になったので話しかけてみた。

そしたらやはり同じ人だった。KLEIN乗りというだけでも数が少ないのに、同じモデルに乗っている人を見つけると嬉しいものだ(逆にTREKなど、あまりに乗っている人が多すぎるのも嫌いなんだけど)。

景色が開けているところが終わると、下りに専念する。美ヶ原の下りはけっこう自由に飛ばせるので気持ちいい。それでも勝手にガンガン抜いていくのは危険なので、ちゃんと列を守って下っていった。

下りの隊列を無視してガンガン下って行くのはMTB乗りが多かった。集団走行のロードと山に自由を求めて走りに行くMTBとの性質の差が乗り手にもよく現れているのだろうか。

会場のある下界に出ると、一気にムワッとした湿気と共に暑くなった。自転車を輪行しているときも絶え間なく汗が流れ続け、飲み物がなくなっていたのでほんとにきつかった。

ロードを車に積むと、宿の風呂に入って汗を流した。チェックアウトした後もレース後に風呂に入れるのがこの宿のいいところだ。来年も間違いなくここを利用するだろう。



レースのタイムは去年より2分以上遅い、1時間28分40秒。練習不足が結果によく表れた。日頃の睡眠不足が体調に影響があったというのはあるにしても、ここ1ヶ月まともに走っていないというのが一番の原因だ。

5月6月は会津、Mt.富士ヒルクライム、美ヶ原とレースが2週間おきにあり、普通に走る時間が減っていた。去年はMt.富士が9月にあったから問題なかったんだけど、どれもいいレースだから外したくないし、難しいところだ。

ツール・ド・美ヶ原は勾配がきつくて、去年は走り終えたときに「来年は絶対コンパクトドライブにして挑む」と言っていたが、結局換えずにそのまま今年挑んだ。そして今年も同じ事を思ったのであった。シマノがコンパクト出してくれたら速攻換えるんだけどなぁ。

確かにきつい上りだけど、キツイ分、走りきったときの達成感は大きい。女性や60歳以上のおじいさんだって走りきっているから、トリプルやコンパクトなど、無理のないローギアを用意すれば誰でもゴールした達成感を味わうことができるだろう。

走り応え、話題性(話のネタになる)、景色も含めて素晴らしいレースなので、まだ参加したことのない人は是非参加してみてほしい。最高においしい冷やしトマトが頂上で待っている。



データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/06/26
走行距離:21.4km
走行時間:1h 29m 05s(ゴール後の区間含む)
平均速度:14.4km/h
最高速度:62.9km/h
上昇距離:1275m
心拍数(平均/最高):181bpm/191bpm
平均ケイデンス:69rpm
積算距離:10691km(ロード)

2005年06月25日(土)_
レース会場はおもしろ積載ショー


前日の夜、レースの準備を始める前にネットサーフィンなどをしていたら、日頃の睡眠不足が響いてそのままベッドに横になって寝てしまった。疲れのとれない変な体勢で数時間寝て、朝の7時半頃目が覚めた。

もう出発日の朝だというのに、まだ何も準備ができていない。これはまずい。しかし、今回は走り屋さんの要望からお迎えが11時に変更になったので、大あわてするほどでもなかった。いつものように9時とかだったら、かなりやばかった。

まずはシャワーを浴びて、準備をして朝飯を食べ、レースの持ち物をまとめ、なんだかんだでちょうどいい感じに11時を迎えた。余裕をもってレースの準備ができるのも、レース持ち物チェックリストのおかげだろう。

それにしても暑い。天気予報では30℃以上。Tシャツ短パンの真夏スタイルで向かうことにした。家で準備をしているときも、汗が絶え間なく滴り続けた。

ツール・ド・美ヶ原に参加すべく、長野県松本市へ向かう。ツール・ド・美ヶ原は今年で2回目。残念ながら忍者麺が仕事の都合で参加できず、走り屋さんと2人で参加することになった。

走り屋さんの車が調子悪く、ディーラーに出したら預かり修理となってしまったため、代車で松本へ向かうことになった。代車は収納能力は問題なかったが、オーディオがテープとラジオのみだったのがショボかった。

高速を下りると、毎度お馴染みの大渋滞。松本市街はいつきてもこれだ。なんとかならないものか。少しでも渋滞を回避するために裏道を開拓しながら会場へ進んだ。

時間が遅めだったためにトークショーなどは終わっていたようだ。会場の隣にある球場の駐車場へ車を停める。駐車場には一風変わった自転車積載方など、おもしろい車がたくさんあった。

Zのオープンカーの後ろに無理矢理自転車を固定するパーツを付けているものや、すごく変わったタイプの車に自作と思われる固定パーツでロードを固定していたり、おもしろ車+自転車積載ショーを楽しめた。

泊まる旅館は去年と同じ。ここは会場に近く、サービスもよく、とても気に入っている。夕食のとき、手作りのマイヨ・グランペール(ツールの山岳賞ジャージ)人形をもらった。去年はマイヨ・ジョーヌだった。「来年は何色にしようか迷っているんですよ」と支配人。確かに、マイヨ・ベールとかだと微妙だ。

夜は9時に就寝。こんなに早く寝たのはいつ以来だろうか。普段はまだ会社で仕事をしている時間だ。睡眠不足が溜まっているので、すぐ寝付く事ができた。(夜何度も目が覚めたけど)
2005年06月24日(金)_
新しいデジカメを買ったけど箱から出さず


珍しく早めに仕事を切り上げる事ができたので、ヨドバシへ。なんとか閉店間際に間に合った。しばし様子を見ていた"LUMIX FX8"を買う事にした。本体、ケース、予備電池、液晶保護シート、1GBのSDカードなどを一緒に購入。

買うと決めても、なかなかヨドバシへ行く暇がないので、買えるときに買っておく必要があった。今週末はツール・ド・美ヶ原なので、土日とも買い物などはできない。今回は帰宅途中に買い物ができた貴重な機会だった。

新しいデジカメを買ったら、家でさっそく取り出していじってみたり説明書をパラパラとめくってみたり……というのが定番だけど、今夜は箱から出さない。

ツール・ド・美ヶ原の準備を全くやっていないので、帰宅後に準備をする必要があった。レースの準備をしてから新しいデジカメをいじり出すと、またもや寝るのが深夜になってしまい、睡眠不足でレースに臨むことになる。

自らパフォーマンスを低下させ、過去の自分を責めて後悔するようなことはしたくない。「新しいデジカメ買ったからしょうがない」というのは言い訳にならない。

大学生のときだったら迷わず箱を開けていじくり倒していたところだが、我慢できるようになったのは、自分なりにはちょっと大人になったような気がする。レース後のお楽しみ、というのもいいのではないか。

というわけで、新しいデジカメを買ったけど箱から出すどころかヨドバシの袋からも出していない。明日はツール・ド・美ヶ原へ参戦すべく、長野へ向かう。激坂のレースが待っている。
2005年06月22日(水)_
新旧携帯


なんか最近自転車の事しか書いてないなぁ。平日は仕事が忙しくて夜遅くの帰宅後に更新する余裕がなく、週末になると自転車に乗ったりするのでランレポを書く…という感じの繰り返しか。

何かそれなりに高い物を買ったら、記念というかSUNA Lifeに載せる用という意味でも写真を撮ったりしている。でも、何だかんだでそれについて更新する機会を逃してそのままってのがいくつかある。

そんな画像を掘り起こし。4月に買った携帯、auのW31S。それまで使っていた携帯が3年くらい前のものということもあって、機能や性能がすごくよくなっている。

液晶のサイズ・解像度が大きくなって見やすくなったし、何よりきれい!! 同じ画像を表示させると違いが歴然。ここまでくると、軽く鑑賞にも使える。

色々な機能があって楽しいのだが、一番気に入っているのは、文字入力。POBoxの予測変換は素晴らしい!! 自分で何度もボタンを押さなくても、勝手に次に入力しようとしている文字列が候補として出てくるので、入力がすごく簡単。

携帯でメールを打つのはすごくめんどくさかったけど、これにしてからはとても楽になった(そんなに携帯でメールを送ったりしないんだけど)。とにかく、WINの定額などのサービスとかも含めて、とても気に入っています。
2005年06月19日(日)_
初ローラー


今日は天気が保ちそうだったので外へ走りに行ってもよかったのだが、せっかくローラー台がやってきたばかりなので、室内トレーニングをやることに。

しかし、そのためにはローラーをやるスペースを確保しなければならない。部屋の大掃除から始まった。衣類の入ったクリアケースが通路を占領していたので、衣類の収納場所変更から着なそうな衣類を処分する(リサイクル行き)などして、なんとか片づける。かなり大変だった。

細かい整理をした後に椅子をベッドの上にどかして、ようやくベッドの横にスペースができた。ミノウラの防振マットを敷いてからローラー台を展開。前輪の高さを合わせるマグライザーを置いて、ロードをセット。さらに汗対策のセーフティーネットをセットして準備完了。

「とにかく暑い」という話を聞くので、冷房をつけた。そして「飽きる」という話もよく聞くので2003年のツールDVDを再生。ディスプレイが正面にないので斜め横を向いて見る形になるが、ないよりか断然まし。

ちゃんと準備運動をして、レーパン&レージャーに着替えてシューズを履いてロードに跨る。ペダリングを始めると、負荷装置から唸るような音が出るが、あまり気にならない程度。さすが静音を謳ったモデル。

もがいたりダンシングしたりすると、さすがに大音量になるし振動もそれなり。昼間でもこういったトレーニングは控えたい。静かなモデルとは言え、深夜では超軽く回す程度でないと下の階の人から苦情がきそうだ。

ペダリングに集中できるのが、ローラーの一番いいところ。普段外で走っているときは信号や車やその他色々な要素によってペダリングに集中することが難しい。

最近またペダリングが乱れてきているので、基本を思い出しながらじっくりと練習。ローラーならではの片足ペダリングをやってみたが、かなり難しかった。いかにペダリングがボロボロだったかがわかる。

ツールの映像を見ながらローラーを続ける。ちょっと見返したかったらマウスに手を伸ばして巻き戻し。ドリンクも机の上に置いておいて、好きなときに手を伸ばして飲める。なかなか快適だ。下手にガレージでやるよりいいかもしれない。

それにしても、噂通りの暑さ。これはヤバイ。汗が滝のように流れてくる。いくらタオルで汗を拭いてもきりがない。最初はメガネのままやっていたが、たまらずコンタクトを付けた。

サウナにでも入っているかのように、全身から汗が噴き出る。水分補給を怠ったら脱水症状になるだろう。部屋の中で温度が逃げないというのもあるが、風の冷却効果はすごいんだなぁと再確認した。

外を走ると必ず信号などでスピードを緩めるが、ローラーだとひたすら一定ペースでペダルを回せる。LSDをやるにも向いている。ただし、長時間続けることができればだけど。

景色が変わらないので、すぐ飽きる。体を動かす楽しみはある。しかし、景色が変わる楽しみがないのは本当に大きい。自転車で走る楽しみの内、大部分は景色だったんだな、と改めて思った。

幸い、PCのモニタが近くにあるので、DVDを観る事ができる。しかもツールのDVDなので自転車で走る選手や流れる景色もある。これでだいぶ気が紛れた。

山岳ステージでは他の選手と一緒に上り、ゴールスプリントではちょっともがいてみる。映像から刺激を受けて、ちょっとした一体感があっておもしろい。

しかし、ツールの映像をもってしてもローラーは飽きる。時間を表示させながらやっていたが、時間が進むのがやたら遅く感じる。「まだ10分しか経ってないの?」という感じ。

ツールのDVDが終了すると共に、ローラー終了。約2時間。汗だくでやばかった。速攻シャワーを浴びた。ローラーやって寝るとかローラーやってから出勤なんてのは絶対あり得ない。ローラーとシャワーはセットだ。

ローラーは景色が変化しないので飽きやすいが、DVDで映画を見るなど工夫すればそれなりの時間をトレーニングしながら楽しめることができる。ただ黙々とローラーだけ5時間とかだと拷問に近いかも。

ローラーの良いところは、ペダリングに集中できる事。外部の影響を受けずに安全にできること。風雨や気温に左右されず、室内で安全にトレーニングできるのは大きい。週末雨に泣くことも減るだろう。

ローラーをやるとサウナのように全身汗だくになるが、適度にやる分には健康にいいと思う。全身の汗腺が働き、全身に血液が運ばれている証拠でもあるから。ダイエットにも効果的なのではないだろうか。

あくまで補助的な要素として、ローラー台は非常に有効なアイテムだと思う。というのも、ローラーをやっても満足感はあまりない。やはり外に出て風を切って流れる景色を楽しみながら走らないと、満足しないからだ。状況に応じてうまくローラーを活用して、より自転車ライフを楽しんでいこうと思う。

画像はローラー環境。前輪の辺りに本当は椅子がある。ローラーをやるときは右側のベッドの上にどかした。四畳半の狭い部屋だけど、がんばればローラーもできる!!
2005年06月18日(土)_
ローラー台


Mt.富士ヒルクライム2005のレースレポート完成。ROOM SUNA → Bicycle → RUN → 2005 → Mt.富士ヒルクライム2005 → 右フレームのページの「ランレポへ」でレポートページへ。

2005年のランレポはSUNA Lifeからの転載を中心に少しずつページを作成している。それから、Bicycleページの写真を少し変えてみた。My Bikeの写真なども。ROADのスペックも今のスペックに修正。

ついにローラー台が届いた。エリートのハイドロフォース エラストGEL(リモコンレバー付き)。ローラー台というと騒音などが気になるところだけど、これは静からしい。組み立てたついでに軽く居間でやってみたら全然音がしなかった。

しかし、一番の問題はローラーをやる場所の確保。ローラー台を置いておく場所すら厳しい状況なので、なんとかして部屋を大整理しなくては…。一応プランは考えているのだが、かなり大変そうだ。

そういえば、去年の東京国際自転車展で紹介されていたエリートのPC連動ローラー台セットが10万円くらいで販売されている。大型ディスプレイも含めて環境を整えるのが大変だけど、これは本当におもしろそう。
2005年06月12日(日)_
坂ではダンシングの練習


ついに梅雨入りしたが、週末はしっかり晴れてくれた。これは素晴らしい。平日極端に睡眠時間が少なく、かなり体調が低迷していたので、無理せずに適度に走ることにした。

一度は9時のアラームで目が覚めたが、あまりに辛いので二度寝。10時過ぎにやっと起きた。それでも体がだるくて、このままランレポでも作りながら家でまったり過ごしたいなぁとか思ったりもした。

しかし、そんな過ごし方をしたら後悔するのは火を見るより明らかだ。実際に走り出すまでがだるいが、走り出してしまえば気持ちも変わってくるものだ。御飯を食べて、ゆっくりとストレッチや準備をして、13時過ぎに出発。



久しぶりに境川CRを走った。相変わらずの向かい風。微妙な時間帯なのでサイクリストは少な目だったが、反対側から追い風に乗ってものすごいスピードで女性ローディーが駆け抜けていった。シリアスなアスリートっぽいけど、かっこよかった。

パンクしてCRの脇でパンク修理しているおじさんがいたので、「大丈夫ですか〜?」と声をかけた。以前、自分がパンクしたときに通りかかったローディが気をかけてくれて嬉しかった。もう1年以上前になるが、あのシーンを思い出した。



藤沢橋からはR467で市街地を抜け、裏道を通って片瀬江ノ島駅前、そしてR134に出る。平坦になり、ペースを上げる。風はやや追い風に変わったようだ。見通しがいいスプリントゾーンでは、全力アタック。

R1になり、大磯のコンビニで休憩。その後もR1をHR140〜150台、25〜30km/hほどのペースで走って行く。所々あるちょっとした上りではダンシングの練習。ギアをかけて一気に上っていった。



小田原付近からは裏道を通ってR255を北上。いつもの撮影スポットの田んぼで定点観測。前は干からびていたけど、この時期は水が引かれていて、きれいに田植えがされている。

松田でR246に移ると坂が始まる。無理せずに上りをこなし、寄のセブンで2回目の休憩。ここからダラダラとした上りがあるが、頂上までダンシングの練習。一旦下って再び上り。ここもダンシング。



秦野からは県道71号で海へ向かう。上りをダンシングでグイグイ上りつつ、アップダウンをこなしてR1へ。帰りは向かい風かと思いきや、無風だった。平均速度を見ると25km/hだったので、これを最後まで維持したくなり、ペースアップ。古いピスト乗りのおじいさんを抜き、江ノ島方面へと走って行った。

ひたすら限界ペースで走っているので、R134の後半はヘロヘロできつかった。信号休憩がとてもありがたく感じた。ロードレースじゃ絶対最後まで保たないな、こりゃ…。

最近ペダリングが雑になってきて、腿の突き上げなどを意識するのが甘くなっていた。そこら辺を意識してしっかりとペダリングを行うと、楽に速度が上がり、維持しやすくなった。もっとペダリングを意識しながら走らなければ。



江ノ島からは今回もR467を走った。前回久しぶりに走ったら案外走りやすかった。車の流れに乗ればスピードを維持しやすく、歩行者に道をふさがれる事もなく、これはこれでいい選択肢の一つだ。

みその台の坂ではいっぱいいっぱいの状態でダンシング。さすがに途中で限界がきてシッティングに切り替え。その後もそのとき出せるだけの力で走って行き、なんとかAVS25km/h以上になった。(市街地では信号などで止まるためにどうしてもAVSが落ちていくので、巡航速度を上げて貯金を作っておかなければならない)

夏至が近い事もあり、最近は本当に日が長い。前は17時で真っ暗だったりしたのだが、19時でも薄暗い程度。本格的に湿度が上がる前で気持ちいい暑さだし、日が長いし、5月〜6月は晴れれば一番走るのにいい季節だ。



梅雨入後最初の週末に走れてよかった。先日、ついにローラー台をネットで注文したので、雨で走れなくなる機会が減ることを期待できるが、やはり普通に走れるなら走った方がいい。7月になったらみんなで走るツーリングを企画する予定。


走行日:2005/06/12
出発:13:05 帰宅:19:13
走行距離:124.6km
走行時間:4h 54m 39s
平均速度:25.6km/h
最高速度:54.1km/h
上昇距離:485m
心拍数(平均/最高):144bpm/180bpm
平均ケイデンス:99rpm
温度(最低/平均/最高):23℃/26℃/31℃
積算距離:10636km(ロード)
カロリー消費量:1664kcal

2005年06月11日(土)_
ニューデジカメの下見


ヨドバシにデジカメを見に行った。発表されたときから気になっていたデジカメで、Mt.富士ヒルクライムの前日が発売日だった。パナソニックのコンパクトデジカメ、"LUMIX FX8"だ。

今常用しているデジカメはカシオの"EXILIM EX-Z40"は、様々な点で優れていて、ほぼ満足できるレベル。電池持ちは最高だし、小型軽量だし、自転車走りながらでも操作しやすいし、以前使用していた"IXY DIGITAL 300a"に比べると、性能差は歴然。

しかし、ただ一点、満足できない点がある。それは画質。EX-Z40は中心は普通に描画してくれるのだが、周りの描画が超適当で、ピンぼけというか一昔の携帯カメラのような感じ。

無理矢理小さなボディに400万画素のレンズを詰め込んでいるので、その辺は苦しい部分なのかもしれないが、今どき小さくても綺麗に撮れるデジカメは珍しくない。そこをいくとキヤノンのIXYシリーズはコンパクトだけど画質は素晴らしかった。

パワーショットS30もかなり前のデジカメだけど画質がすごくよかったし、キヤノンの画質はとても評価している。パナソニックは光学12倍ズームのFZ2を持っているが、青い空をビビッと表現してくれるので、そのちょっとハデ目な描画が個人的には気に入っている。

電池持ちも重要だし、操作感や液晶の大きさとか反応速度やコンパクトなボディとか、色々とコンパクトデジカメに求めるものは多いし、EX-Z40はそのほとんどを満足していた。……のだが、やはり画像として残しておく以上、画質はかなり重要な要素であり、これを無視して使い続けるのは、デジカメを何台も使い続けてきたおれとしては耐え難いものがあった。

それでもEX-Z40を使ってきたのは、電池持ちが他社製品と比べて数倍もよかったからだった。他の同じようなサイズのデジカメがCIPA規格で撮影可能枚数150枚とかのところ、EX-Z40は360枚と2倍以上。

以前はよくツーリング先や旅先でバッテリー切れに泣いた事があり、予備バッテリーを持ち歩いたりしていたが、EX-Z40はその必要がなかった。写真をバシバシ撮ろうが動画をガンガン撮ろうがプレビューを見まくろうが、バッテリーが全然なくならなかった。

この安心感は非常に大きな要素で、大容量メモリカードと合わせて、まさに「いくらでも撮影できる」という感覚で旅先で躊躇せずに好きなだけ撮影できて、結果として思い出をたくさん残せた。これは非常に評価している。

そんな感じで、やっぱ電池持ち最強のカシオでしょ、てな感じだったのだが、パナソニックから気になる製品の発表があったのが数ヶ月前。パナも電池保ちを謳ったコンパクトデジカメを出してくるらしいということで、レビューや発売を楽しみに待っていた。そしてそれが先週発売したのだ。

デジカメWatchの記事を見たりメーカーサイトの紹介ページを見てこのデジカメについて隅々までチェック。特にこれといった不満点はなさそう。そしてヨドバシにて実機を触って、自分の目で確認。

電源オンから撮影可能になるまでのタイムラグはどうか、動画はメモリカードの容量いっぱいになるまで撮影できるか、操作感はどうかなど、自分にとって重要な要素を中心に触って確かめてみた。

予め調べておいた情報ですでに「これは買いかも」という感じだったけど、触った後も評価は変わらず。おれの求める要素をほぼすべてクリアしている。EX-Z40の持つよい点に加えて、画質の良さと手ぶれ防止機能がプラスされた感じ。

手ぶれ防止機能は前から欲しかった機能で、室内や夕方など薄暗いシーンでは手ぶれする写真が多かったし、感度を上げるとノイジーな画像になるので、このシーンでもいい写真を残せる性能は、とても評価できる。ズームしたときもぶれやすいけど、これも防げるし。

おれがけっこう重要視している動画撮影機能も優れていて、VGAサイズで30fps。高解像度で滑らかな動画がSDカードの容量いっぱいまで撮影できる。これは素晴らしい。

電池持ちはCIPA基準で300枚とEX-Z40よりは少ないが、まぁこれくらいあれば満足できるかなという感じ。とりあえあず1日ガンガン使っても保つならOK。EX-Z40でもバッテリー切れまで使った事がないので、同じような感覚で使えるだろう。

細かいところでEX-Z40の方が優れている点もあるけど、総合的には断然FX8の方が上。しばらくデジカメを買う事はないと思っていたが、ついに買い換えるときがきたか!?

そのまま勢いでお買い上げしそうになってしまったが、さすがに少し焦りすぎだろうと自分を抑えた。もう少しネットでの評価とか初期不良情報とか、色々見定めた上で判断しようと思った。

特にこれといった不満点が見つからない限り、いつものように本体、ケース、予備バッテリー、SDカード(1GB)のセットで買ってしまいそうな予感がしないでもないような気がする今日この頃。
2005年06月05日(日)_
Mt.富士ヒルクライム2005


第2回Mt.富士ヒルクライム当日。スタート時間が早いために4時起きとなり、睡眠不足がきつかった。体調的には睡眠不足からくるパフォーマンス低下が懸念された。その他、機材などは調子よく、トラブルもなかった。

去年と違って天候に恵まれ、青空の下、気持ちよく富士山へと上っていくことができた。
序盤のスタート計測地点まではサイクリング状態だったが、計測開始地点からはレースモードに切り替わり、アドレナリン全開。出せる力を全て出し切った。平均HR177、最大HR188、平均ケイデンス89。回すペダリングで攻めた。

去年とスタート順が違って一番最後のスタートとなったため、ガンガン抜いても前には絶え間なく人がいた。遅いスタートなので最初の下山グループとすれ違った。いつもは逆の立場なので、初めての体験だった…。

後半からは脚が何度も攣りそうになり、かなりきつかった。相変わらず平坦区間の後の最後の坂がきつかったが、周りがスローモーションのようなペダリングでフラフラしている中、最後の力を出してダンシングでゴール。

結果は1時間22分10秒。ロード男子29歳以下のカテゴリーで85位(/452人中)。去年は1時間19分06秒だったが、今年は去年より計測地点が手前になり、その増えた区間は8%のきつい坂。それを考えると去年とほとんど同じくらいだと思う。来年はもっとタイムを縮めたいものだ。

細かいレポートは後ほどROOM SUNAにて(只今作成中)。画像は104枚掲載予定。とにかく楽しいレースだった。来年はさらに参加人数が増えそうな予感がするけど、是非とも参加したい。
2005年06月04日(土)_
懐石料理はもうけっこう?


第2回Mt.富士ヒルクライム前日。去年の大会前日(の午前)とは違って、朝から曇り空。天気予報もかなり微妙な感じ。9時に走り屋さんが迎えに来てくれた。レース持ち物チェックリストによって準備は万端。

平日に睡眠不足が続いてかなり体調が悪い上に金曜も遅くに帰宅してからレースの準備をしたので、毎度お馴染みの睡眠不足。レース前くらいはまともに寝ておきたいところだけど、なかなか難しいものだ。

R246を進んでいき、伊勢原で忍者麺と合流。ひたすらR246を進み、R138の篭坂峠経由でも東富士五湖道路経由でもなく、明神峠経由で山中湖へ。走り屋さんは明神峠を下った事はあるが、上った事はなく、車で上りながらその急勾配に驚いていた。

山中湖にて昼食。名物ほうとう。食後にマッタリとだべっていた。忍者麺の株投資話など。山中湖畔では明日のレース参加者と思われる自走組みを多数見かけた。自走で参加できる場所で開催されるというのも、このレースのいいところだ。

R138を会場のある富士北麓公園に向かって走る途中でも、自走グループをたくさんみかけた。皆、大きなリュックを背負っている。疲れや筋肉痛で明日のレースに影響はないだろうか。



レース会場に着くと、まずは受付へ。途中で雑誌に掲載するのであろう、ロードの撮影現場に出くわした。かなり遠くから望遠で撮っている。実際に撮影現場を見た事がなかったので、とても新鮮だった。ピナレロの4:13とかコルナゴのロードを撮っていた。

まだ受付開始時間を過ぎたばかりなだが、受付はちょっとした行列。さすが3500人も参加するだけある。会場はすでに盛り上がりつつあった。受付を済ますと、会場に設置されたブースめぐり。

ファンライド企画の今大会限定商品、「フジサンノボッタ」Tシャツ、最初は「これそんなに買う人いるのかな? 売れ残るんじゃないのか?」とか思っていたが、しばらくしてブース前を通ったときにはきれいに売り切れていた。

インターマックスのブースにはお馴染み今中大介の姿。持参していた「今中大介のロードバイクテクニック」にサインをもらう。そして一緒に写真撮影。いい記念になった。

印象的だったのが、「サインください」と細いマジックを差し出したところ、「太いペンはない?」と言って、ブースのスタッフにも太いペンがないかと聞いていたこと(結局ないようで、おれの細いペンでサインを書いてくれた)。サインは太めのペンで書くことにこだわりがあるようだ。次回からは誰にサインをもらうにしても、太めのペンを持参するようにしようかな。

各ブースには新作ロードなども展示してあって、ピナレロのブースでは試乗できたのでドグマに試乗してみた。ハンドル位置が低くてちょっと恐かった。周囲をちょっと走っただけなので性能などを評価するには至らなかったが、ダイレクトに反応するような感じがした。

ドグマはフレームセットだけで50万オーバーの高級フレーム。レコードで組んであってキシリSLがセットされていたので、普通に100万円コース。ぶつけたりコケたりして傷をつけないように気を遣った…。

しばらくして、参加選手などによるトークショー。早めにステージ前に陣取って待っていたので、最前列の特等席でトークショーを楽しむことができた。今年はブリヂストン・アンカーは参加しないが、ミヤタ・スバルチームから西村選手(けっこうイケメン)、そして栗村監督も急遽参加するといい、会場は盛り上がった。



トークショーが終わると会場を後にしてホテルへ向かう。途中に寄ったローソンの駐車場から見えた「ビジネスホテル登り坂」というビジネスホテルが気になった。正に明日ヒルクライムレースをする人が泊まりそうなネーミングだ。

うちらの泊まるホテルは、富士北麓公園に近く、R138に面した好立地のホテル。部屋はツインルームで、広々としている。接客も設備もよく、かなり気に入った。

夕食はホテルの懐石料理。いい機会だからと、奮発してチャレンジしてみた。皆懐石料理など食べた事がないので、最初の料理がテーブルに出てきても、どう食べていいのかよく分からなかった(笑)。

次々と料理が出てくるが、それぞれの量が少ない。その分かりため息が出るほど手の込んだ料理。おいしいことはおいしいのだが、うちらの求めるおいしさとはちょっと違うような。

いい経験にはなったけど、うちらの求める料理とは違うので、来年からは普通に外で夕飯を食べるだろう。高級な雰囲気も落ち着かないし、量的にも物足りないし。



食後に部屋に戻った後、隣の部屋に泊まっている同期のユタと廊下で立ち話など。するとユタに誘われてエントリーした会社の先輩3人(部署が違うのでおれは初めて会う)が通りかかって、色々話し込んでしまった。

その後、ホテルの風呂へ。思ったより小さくて、洗い場待ち状態。大きなホテルなので浴場をもうちょっと大きいものにしてほしかった。洗い場で隣に座った会社の先輩と自転車の話など。

風呂から上がると、隣のユタの部屋にお邪魔した。会社の先輩やユタのホッケーチームの人など、8人くらいでワイワイとトークを楽しんだ。睡眠不足が続いていたおれは頭が痛くてすぐにでもベッドに倒れ込みたかったが、この場が楽しくて、もっと話をしていたいという気持ちの方が強かった。

ユタのホッケーチームの先輩のまーさんは、おれがユタとメールでレースについてやりとしていたメールを転送されてきて、それを見てレースに参加することにしたという。

それからROOM SUNAをかなり見てくれていたようで、おれが忘れていたようなことまで知っていて驚いた。レースレポートだけでなく、北海道〜神奈川のロングツーリングの内容まで知っていたから、ランレポは全部読んでいるのではないか。読んで楽しんでもらえたようなので、こちらとしても嬉しかった。

2時間くらい話し込んだような気がしたが、意外にも1時間くらいだった。楽しい時間はあっという間に過ぎることがほとんどだが、こんな感じは初めてかも。部屋に時計がなくて、時間を気にしなかったのがよかったのかも。

睡眠不足で衰弱していたので、眠りにつくまでに時間はかからなかった。明日は4時起きなので、あまり寝る時間はない。明日のレースはどんな感じだろうかとワクワクしながら眠りについた。
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