ぶらんこ
indexpastwill


2015年11月22日(日) とぅじなさ


"Mom!"


娘の呼ぶ声で目が覚めた。
なんだ?
夢は見ていなかった。いや、見てたかもしれないが、娘の夢ではなかった。逆にその声でかき消された感じ。

娘はもうここにはいない。

それは目覚めてすぐに気付いた。
だから、はっきりと聞こえた彼女の声の余韻を想うでもなく。
なんなんだ自分、と、少々気恥ずかしく、
いやしかし、もしかすると本当に彼女が私を呼んでいるのかも、と思い直す。


それからLINEで娘に声をかけた。

「おはよう」

「おはよう。何?どうした?」


そっか、なんでもないんだな、と思う。
事情を話すと、案の定、「大丈夫だよ」との答え。


なんなんだ、自分。

淋しくなったか

淋しいか


とぅじなさ ぬ

とぅじなさ ぬ


「誰かのことを想うとき
その誰かはあなたの近くに一緒にいますよ」


そういうことだろう

奴の魂が会いに来てくれたのか
わたしの魂が会いに行ったか

どっちだろうね





ヤハリ コバナレ デキテマセンナー 

と、



誰かが笑った。



ぶふふ。あなたも一緒にいる ってことか。



ちゅうことは

とぅじなさ ぬ


イッチムン 


じゃろ







50になっても


アイカワラズ ジャ
















marcellino |mail