どうしたいか、なんてなくて
只、見えない明日の話がしたくて
見えないから、と眼を伏せるのではなくて
見えないから、想いを馳せる。

ただ、
貴方と未来の話がしたい。

人が死ぬのが、痛いんだ。
他人で、客だ。
綺麗事で済む世界じゃない。
この業界は、待機児童みたいに
施設に入れなくて自宅でやっと生きてる人が
見ず知らずの『誰かが死ぬ』のを
待ってる世界だ。
自分がただ、介護を受け
全うに、最低限に、生きる為に。

おやすみ、と出た部屋が
翌日、空き部屋になる。
ドアの前に立つ切なさが
理解るだろうか。

貴方が、
振り絞って応えた『おやすみ』が
頭の中を廻る。

会いたいなぁ。

会えない距離じゃ、ないのになぁ。

なぁ…。

寒い暗い痛い辛い。

もうやめたいな。

貧血が輸血で強制的に改善して
それから身体がすごい楽で
仕事しても全然心拍数上がらなくて
家事もできるし
一日実家の用事で潰れても、そこまで疲弊しなくなった。
あぁ、健康って大事なんだって
本気でそう思ったけど
それでもどこかに
不健康、に憧れる自分がいる。
憧れる、っておかしいな。
その表現は違う。
けど、同じようなこと。
健康な自分、に違和感が付き纏う。
不健康な期間が長いからか
そういう不自由さに慣れた所為なのか
何より
体の健康に、心の健全さが付いていかない。
それが根底なのかも知れない。
体だけ元気になったって
顔色がどんなに良くなったって
あたしの心、何もわらってないよ。
薄紅が綺麗な健康な顔色だとしたら
心の健康は何色だ。
あたしの中身、淀んだままだよ。
もう、何年も前から。

さてはて。
いい歳をして
痛いことを云う。
脳内夏休みだったり中二病だったり
例えるなら、きっとそこらへん。

あたしは、どこまでいっても。