きっと、貴方にはわからない。 理解できない、世界にいる。
いつか 私はひとりになるんだろう
この 塞がれた世界で 窒息しそうな足元を見つめて。
たまに 何もかも、要らなくなる日がある。
いつも いつも、いつも あたしは捨てられないものばかりで 大事なものに囲まれて 大切なものを必死に抱えて そうやって 自分の形を保ってる。 あたしを、必死に守ってる。
でも、全部。 全部、要らなくなる日がある。 たまに ふわりと軽く、宙を歩くような浮遊感。 くらり感じる眩暈に 全部を置き去りにしそうになる。
もう、何も要らない。
あたしを作るものなんか、何も。
しんどいしんどい、あー。
何でこんなしんどいんかなぁ。 って考えてたら、 ちょうど職員健診の日で 血圧がえらく低いこと判明。 あと尿蛋白が下りてるのと。 あぁ、何かわからんけど疲れてんのかな、と。 すごく何でか府に落ちて、納得。 全然、原因わかってないんやけどな。 あぁ、得意の神経かな、みたいな。 貧弱な精神でまたか、みたいな。 もう、飽きた、な。
声が、聴こえた。
その音で
私の名前を、
呼んで。
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