嘘つき 嘘つき
嘘つき
あたしを好きだって云ったくせに 好きになってくれてありがとうって云ったくせに
あんなに無邪気な顔で笑ってくれたくせに
嘘つき
あたしを見て
あたしだけ見てよ
嘘つき。
例え 僕がいなくなっても 君の声は ずっと届くよ 何処に居ても ふと空を想って その瞬間に僕は其処に居る
離れ離れになる日はくるよ いつか話した通り僕は 君の前からそっと消えるよ 色んな痕を残した侭
どうか悲しい顔をしないで どうか笑って 誰の傍でも 僕が残す最期の痛みは 君に傷を残せるかな
我儘な僕を どうか許さないでいて それでも罵声で構わないから 僕に言葉を 投げて 空に
哀しい唄なんて聴かないで 君を隣で守れないけど 君の好きだったあの綺麗なメロディ 見上げた空から 溢せるように
会いたい どうしても 今、会いたい。
届かない腕が 掴めない指先が なんてもどかしい
掛けられない声が 呼べない名前が 胸の奥底だけで響く
何度も
云い聞かせて 理由つけて 無理だって、 わかってるのに、なのに
愛したいこの胸は何だ 高鳴る鼓動は何だ
アナタが誰かと話す度 どうしてそれがあたしじゃないんだろう、って アナタが誰かと笑う度 どうしてそれをあたしにくれないんだろう、って
あたしじゃない アナタの必要な人は あたしじゃない
わかってる 知ってる ―思い知ってる
なのに
会いたい、と 叫ぶ鼓動が 愛しい、と 流す涙が 好き、だと 壊れていく感情が
アナタの姿を 探してやまない
あたしを
あたしだけを
呼んで。
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