息遣いまでが耳に付く。
どうしようもなくなって、取り敢えず抗不安剤を舌禍投与。
同じ種を飲み続け過ぎたかな…最近あまり効かない。
処方は変わるけど、あたしは薬の耐性が強いそうで
メジャーやら効き目が強いと云われるものばかりで
処方は埋まってるのに、何かもう
薬に依存してるのだかいないのだか
薬がなくても多分生きていけるけど
薬がないと自分を保てない。
そうやって思い込んでること自体が依存的。
治したいし治りたいけど、治るのか、
あたしのどこを治すのか
いまいち判らない。
この不可解な思考回路？沈んだり衝動に走ったり
そういう激しい感情？
笑ったり、友達と楽しんだり、そういう「普通」の世界に？
あたしは別に何も望んじゃいない。
あたしはあたしのまま、
受け入れてくれる場所を望んだだけだ。

それが
この世界の何処にも無いことなんて
知ってるよ。
たとえそれが
アナタの傍らであろうと
同じ事。

叫びだしたくなる。
苛立ちが余りに募ると
消化しきれなくなった頭が
胃が嘔吐を繰り返すみたいに
何かが喉元をせり上がる。
言葉はバラバラになっていて
その何かは言葉にならない。
声にしようとも音にならず
嗚咽だけが溢れ出る。
叫ぶ名を手に入れた筈なのに
アナタの名を叫び呼ぶことはない。
私は何の為、此処にいるのだろう。
どうしてアナタの隣にいるのだろう。

起きたら夕方4時でした…。最近寝すぎな日々。

昨夜、連れからメルがあって、うちに来ることになったので
相方さんにそれを伝えて、何故か風呂に入り
駐車場の車を避けるついでにコンビニへ行って
煙草と最近お気に入りのアセロラドリンクを買って
帰ってきたら力尽きたのか、ヒーターの前で寝てました。
連れが来ても、姿を確認するとまた眠ったようで
相方さんと連れで朝の6時まで語り合ってたそうです(笑)。
あたしは信用している人の傍では、簡単に眠ってしまいます。
一人でいれば、いつまででも、
それこそ3日くらいは徹夜してられるのですが、
この二人の傍では平気で寝てしまいます。
お構いなしというのは、ちと問題ありな気もしますが(笑)。
一回も起きんでごめん。ただ、あんたの傍だと
安心して寝ちゃうのよ。
何より効くの。
今度はちゃんと起きてるから
懲りずに来てね。

不調続きで体がしんどいのは元より
精神の疲弊が大きい。
些細なことに苛立つのは、あたしの我儘さ故だろうか。
大抵、被害に遭うのは周囲の人間で
特に相方さんであるのは、今、ちゃんと理解できてても
あたしが失くしている記憶の間、
あたしは彼に何を云ってしているか判らない。
手に負えなくなる日は近い気がする。

負担になりたくない、と出来ることを精一杯やっても
あたしは自分を失ってる間に何をするか判らない。

右腕に、何本もの擦り傷。
微かな記憶を必死に辿れば、
空き缶を自分で潰して引き破って
そのアルミで引っ掻いた傷だと確信。
それ以降の記憶がないのは何故だろうか。
それはあたしが考える事を放棄したから。
自分で止められない程、進行してしまった自我の喪失。
あたしはどうしたいんだろう。

いっそ、壊れてしまえたら。
何度、そんなことを考えただろう。

貴方を失ったら壊れる。
それだけ確信できる。

自分から
この手を離すべきだろうか。

これ以上、貴方を疲れさせ
傷つけることに
何の意味があるだろう。


…助けて。

貴方が今、何をしようと
それはもう勝手なのだけど

今更だけど思うわ
馬鹿な父親を持ったものだと

嘘を吐くのが苦手なのよね
知ってるわ
だってもう
貴方を父親に持って
20年も経つのよ

綺麗な飾り
一昨日はイベントだったのよ
一年の中で
女の子が特別輝く日
大事な人の為
輝こうとする日
ねぇ
私の母親も
貴方の為にいつか
渡したことがあったでしょう？
綺麗な飾り
甘いお菓子

一つだけ違ったの
特別を託されたものだったの
私だけが気付く
ねぇ
それ
誰から貰ったか
はっきり云える？
私の前で
私の母親が眠るこの部屋で

嘘が吐けない人なの
知ってるわ
それでも下手な嘘を重ねるの
気付かないフリをしてあげるから
もうずっと前から

貴方より年上から貰った
あぁ、そう
貴方は
自分より年上の人を
あの子呼ばわりするのね

今更だけど思うわ
馬鹿な人を愛したものだと
私の母親は
本当は可愛らしかったのに
誰があんな風にしたの？
誰があんな風に叫ばせたの
貴方でしょう？
貴方が壊したくせに

今更だけど思うわ
馬鹿な父親を持ったものだと
私が愛したすべてを
壊したんでしょう
貴方だったんでしょう

…さぁ
私を離して

すべて壊れてしまえばいいわ。

私を残したまま
消えてしまえばいいわ


否、
私を壊してくれればよかった
こんな世界に留まらせるくらいなら
彼女ごと私も
壊してくれればよかったのに