りんごの日記...りんご

 

 

早く会いたいな・・ - 2004年10月29日(金)

あれから彼は今まで以上にやさしくしてくれる

多分、私が不安にならないようにしてくれてるんだと思う

前よりもまめに そして甘い言葉のメールを返してくれるし
なるべく自分の気持ちを私に伝えようとしてくれている

その気持ちが嬉しくていとおしく感じる


その反面 幸せになればなる程
一緒にいる時間が長くなればなる程

別れがせまってくるような不安がつきまとってしまう

ほんとに進歩がないなぁ



今週は金曜日も仕事に行くらしいので
明日の夜は彼の家に一人でお泊り・・


一人でも彼のベッドでおふとんに潜り込んでると
彼の香りにつつまれて幸せな気分になる・・


そして目が覚める頃には彼がとなりにいる

眠っている私をきっとそっと抱きしめてくれるんだろうな

早く会いたいな・・




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生きる希望 - 2004年10月26日(火)

先週は自分に余裕がなかった
お金のことで嫌になってみたり

ちょっと連絡がつかないだけで
不安で不安で仕方なくなってみたり

会っている時は本当に幸せなのに
会わない時に

彼のことを考えて幸せにひたるより
不安の方が大きくて疲れ果てる

そんな私に彼はきっとどうしていいのかわからず
戸惑っていると思う

彼にとっては負担だと思う


こんなんじゃきっと嫌われちゃうだろうなって思ってた
彼の性格を知っているから

いくら私のことが好きでも多分しかたないって
諦めちゃうだろうなって・・

テンションが思いっきり低いまま
週末彼に会った



一緒に食事をしている時に突然彼が言った


 彼「りんごが寂しくなったり不安になったりするの嫌なんだ」

 私「それで?」

 彼「ううん・・やっぱりいい」

 私「そこまで話したんだからちゃんと言ってよ」

 彼「自分でもまとまらなくてよく分からないんだけど」



 彼「もし一緒に住んだら 不安が消えるかなって思って・・」


以外だった・・

私のことが負担になって彼はそこから逃げると思ってた

なのに私の不安を消すためにそこまで考えてくれてた

たとえ一緒に住むことができなくても

ずっと一緒にいられなくても


彼が今の状況から逃げずに私との事を前向きに考えて
くれたことがほんとに嬉しかった


彼はほんとに変わったと思う

最初の頃私を好きになることからさえ逃げようとしていたから


彼に気持ちに答えなくちゃいけない

私も変わらなくちゃいけない

そう思った





その話はそれっきりだったけど
この週末はほんとに楽しかった


二人でパソコンに向かって

どこに住もうか・・って
地方のいろんな物件探してみたり

野菜は全部つくろうね・・ とか

敷地に川はほしいよね・・ とか

全然現実的じゃなくっても
ゆめ物語でも
それでも何だか幸せだった・・



いい・・夢でもいい

たとえ実現しなくても

その気持ちだけで十分

病気になってから絶望感しかなったけど

なんだか初めて生きていたいって思った


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限界・・ - 2004年10月20日(水)

さっき彼の部屋へ行ってきた

今月からたしかに仕事はしているけど
お給料がはいるのは来月

タバコもかうお金もないだろうと思ってタバコを買い
飲み物を買って行った

彼は仕事でいないから
洗濯をして洗い物をすませ一通り掃除をしてから
椅子に腰をおろした


机の上にはたくさんの請求書・・督促状


電気は明日止まるらしい
ガスも時間の問題・・


私もこれまでなんとかやってきたけど
もうお金は限界・・

あの請求書を見るとさすがにいつも嫌になる


それなのにやっぱりその請求書を持って
帰りにコンビニで支払いを済ませた


ほんとに私は何をやってるんだろう

彼は一度も私にお金を要求したことはない
むしろ自分でなんとかするから払わないでくれと言う

せんぶ私が自分から望んでしてきた事・・



彼がいなくなってしまうのがどうしても怖かったから



そこまでしても彼と一緒になれる訳でもなく
それどころか多分彼はいつか去っていくだろう


それがわかっているのに一人になるのが怖くて
どうしても彼を諦められなくて ここまできた

お金のことですごくストレスをためていることさえ
彼に話すことができない

それを言ったら、彼は私に負担をかけたくないと
どこかへ行ってしまいそうで それが怖くて言えない

ほんとに最低・・

もうお金は出さない
それで彼が今の所に住めなくなっても
遠くに行ってしまっても
それは仕方がない

何度もそう思ったけどダメだった
一緒にいるとやっぱり好きでどうにもならない

でもこのままじゃいけないって思ってる

来年の二月で今のマンションの更新
まとまったお金が必要になる

それまでにちゃんと話し合わなくちゃいけないと思ってる
怖がってばかりじゃもう前へ進めない




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肌のぬくもり - 2004年10月19日(火)

久しぶりの日記です
運動会続きでなんだか慌しく
先週は子供が熱を出し今週に入って私が風邪でダウン・・

それでもしっかり彼と会う時間も作り
ゆっくりパソコンに向かう時間もなかった



今日は4回目の注射の日

この注射はとっても痛い・・
今日は特に痛くて ふと見るとジーパンにまで血が染み出ていた


それを見たらなんだか悲しくなった

自分の病気がちょっと恨めしく思えた



癌の再発のピークは二年・・
それを過ぎると再発率は少し下がる

そんな話を彼としていた時
自分を励ます意味で何気なく言った


「二年たっても再発しなかったら私はきっとずっと生きるよ・・」


すると彼は



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それもほんとに嬉しそうに満面の笑みで・・


そんな彼を見てつい涙がでた


普段は病気の事はほとんど話さないけど
多分すごく心配してくれてるんだなって思った







昨日彼からもらったメールにこんなことが書かれていた


  夢や希望を見失ってもがいてる・・
  ずーっと ずーっと逃げてる
  りんごが凹んでる時 どうしていいか分からなくて逃げてる・・
  やさしい言葉ひとつかけてあげられなくてごめんね


そう書いてあった


私は彼を助けてあげることはできないし

彼も私の病気は治すことはできない



だけどベッドの中で一緒に夜を過ごすとき・・

背中からぎゅーっと抱きしめられるとわかる


彼の寂しさや不安や言葉にならない想いが肌を通して
体中に強烈に伝わってくる・・


そしてその瞬間、同じ想いが彼に伝わっていくのがわかる


それは悲しいけど幸せでかけがえのない時間・・・



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時間をください - 2004年10月08日(金)

家を売ろうかどうしようか悩んでる

その事で前夫に話しがあったので
前夫のマンションへ行ってきた

マンションに着くと彼はまだ仕事から戻っていない

子供達が遊びに行くという事もあってカギを持っている私は
先に彼の部屋に入った

あまり綺麗とは言えないリビング・・



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何だか不思議な気持ちだった

何も感じなかった・・

私はもうあの人に愛情はないんだなって思った


嫌いじゃないし もう10年以上の付き合いだし
気心は知れているけど

ほんとに愛はなくなっちゃったんだなって思った



あんなに好きだったのに

ずっと ずっとあの人だけを見てきたのに

何も感じない自分がちょっと寂しかった



結婚して子供を生んで

離婚して

彼を好きになって

それからも本当にいろんな事があったな




このまま逃げてちゃいけない








私は癌になっちゃったんだ・・








それが現実・・


もし再発したら 私の命は消えちゃう




彼ことを想う気持ち・・


会いたくて どうしようもない気持ち


抱きしめられた時の熱い想い


別れ際の切なさ


不安でしかたない気持ち・・


叶わない想いでどんなに苦しくても



もし死んじゃったらもう何も感じる事はできない

そう思ったら全ての感情が初めていとおしく思えた



つらくても苦しくても 私は今生きてる




癌になって 初めて死と向かい合って

生きる意味を

きっと神様が私に与えてくれたんだ




でもやっぱりふと思う



二年後 私は生きてるのかな・・って




神様、どうかもう少し 一緒にいさせてください・・












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忘れてた大切なもの - 2004年10月06日(水)

信じるって難しい

ちょっとそっけなかったり、会えないとすぐ不安になる

言葉なんて信用できないけど
やっぱり気持ちをちゃんと言葉やメールで伝えてくれると
安心する


だから不安になるとつい彼にそれを求めてしまう


でも彼は言葉にするのは苦手な様で

それがわかっているから
なるべく自分の中で不安を解決しようとするけど

なかなか出来なくて・・



でも昨日彼に言われた


彼「りんご ぜんぜん俺の気持ちわかってないでしょ」

私「分かってるつもりだけどやっぱり言葉で伝えてもらいたい・・」

彼「言葉になんてしなくても通じるでしょ・・」


そうだよね

十分すぎるくらい あなたが私のことを想ってくれていること
よく分かってる・・

なのにいつかあなたがいなくなってしまうっていう不安が

いつもいつもつきまとって

その不安から逃げたくて形のあるものを求めてる





先のことを考えない様にするのは無理・・

不安を消し去るのも無理・・

辛い思いも消せない


でもそんなことより もっともっと 大切なものがあるはず


あなたはいつも傍にいてくれる

いつも私を笑わせてくれる

私が本当に心から笑えるのはあなたといる時だけ


それがどんなに大切な事か
どんなに幸せなことか


不安が大きすぎてその中に消えてしまいそうだった




「わかってない・・」



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多分私が不安になる度にあなたに寂しい想いさせてたんだろうな


辛いのは私だけじゃない
そんなこと忘れちゃってて ごめんね・・



笑うことがなにより私の病気にはいいんだって



ありがとう・・


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この瞬間だけ - 2004年10月01日(金)

明日は小学校の運動会

つい数年前までは家族全員で必ず行ってた

運動会だけじゃない

休みの日は必ず家族で出かけていた

本当に 本当に幸せだった
この幸せが壊れるなんて想像できなかったな

私は前夫の事を本当に愛してた
結婚して何年たっても
私 変なのかなって思うくらい何一つ気持ちは変わらなかった



なのに裏切られた


たとえ彼にとってただの遊びだったとしても

その数年は私にとって生きる意味がなくなる程
辛くて 苦しい日々だった


どうしてもなかったことにはできなかった



あんな思いはもうしたくない

だから 気持ちのままに手放しでまっすぐに
今の彼を信じることができない



どうしたら変われるのかな・・





2年前の10月 私は彼と付き合いはじめた


でもその頃 彼は翌2月には引っ越したいと言っていた



4か月しかなかった



それでも好きでどうしても諦められなくて
4か月でも一緒に居られればいいって思った



それで忘れよう・・


そう思ってた





12月・・


自宅から30分ほどのおおきな公園でクリスマスのイベントがあった

一緒に行きたかったけど結局都合がつかずに行けなかった

そのときに彼は言った



「来年ね・・」



来年なんてないじゃない・・

2月でさよならなんだから



そして去年のクリスマス

私達はその公園で一緒に花火を見た


本当に一年後に来ることになるなんて夢にも思ってなかった







遊びに行く度に

キスされる度に

抱きしめられる度に




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その日 その日がすごく大切だった

彼と一緒にいるその瞬間しかなくて
明日なんて見えないままここまで来た





そしてもうすぐ三度目のクリスマスが来る・・



結局いつか終わりがくるんだろうな




それでも今夜は会える

多分明日も



その先は見えない・・


それでいいのかな・・


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