りんごの日記...りんご

 

 

あったかい・・ - 2004年08月30日(月)

今日みたいに寒い日は二年前の冬を思い出す

まだ付き合いはじめの頃・・
当時 彼が住んでいたマンションもすぐ近くだった

あの頃は本当に彼の事しか見えなくて

会いたくて会いたくて

子供を寝かしつけた後
一秒でも早く彼のもとに行きたくて
車をとばして会いに行った


車でいけない時は真冬の寒さの中
顔を真っ赤にしながら自転車を走らせた



早く会いたい・・
その一心で・・



当時の彼のマンションはとても寒くて

寒がりの私の為に
いつもベッドの中に電気毛布をしいて暖めてくれていた


あったかい・・

ほんとうにあったかかった・・


電気毛布と彼のぬくもりが体の芯まで染みわたった



あの頃、

彼は決して私の事を好きだと言わなかった

むしろ好きにならないようにしていたと思う

好きになっても後で辛い思いをするだけ・・

そう思っていたんだろう



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ぽつんと彼はそう言った・・


気持ちなんてどうすることもできない
思ったとおりになんて動かない


どんなに悩んでも
どんなに辛くても


想いは消せない


たとえ別れがくるのがわかっていても
今はどうしようもない

好きだから・・

どうしようもない・・







今のマンションは暖かくて電気毛布いらず
ちょっと寂しいような・・

でも寒くなると思い出す
あの頃の二人とあの電気毛布


多分一生忘れられない あのあったかさ・・







-

幸せなのに涙がでる - 2004年08月27日(金)

今日は私の気持ちが不安定だったのかな

気持ちが抑えきれずに ちょっとしたきっかけでケンカ・・

ケンカといっても言い合いをするわけでもなく
私が一方的に気持ちをぶつけて
彼はだまって不機嫌になる



彼のことを好きなことに時々疲れる・・
彼のことを思い過ぎて疲れる・・


彼のことがこんなに好きで
彼にこんなに思われて

本当だったら 幸せでいっぱいのはずなのに



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一緒にいてすごく幸せなのに


彼を想えば想うほど

抱きしめられれば抱きしめられるほど

ぬくもりを感じれば感じるほど

苦しくて 悲しくて 切なくて涙が出る



すごく幸せなのに 涙が出る



あー もっと早く出合ってたら・・・


私がもっと若い頃
結婚もしてなくて 子供もいなくて
まして病気なんかと無縁だったころに出会ってたら

きっとお互いにもっと素直に正直に気持ちを表せただろうな
きっとまっすぐに想い合えただろうな




でも私は10年も結婚生活を経験した

子供も三人も持った

そして離婚もした

乳がんになった


本当にいろいろ経験しすぎた

結婚したことのない彼と普通の恋愛は無理なことは
最初からわかっていたこと

辛い思いをすることはわかっていた

それでもどうすることもできなかった



そして今・・

どんなに辛くても
どんなに切なくても
やっぱり彼が好き・・


幸せなのに辛い
私がはじめて知った想い


でも信じたい

今はお互いの気持ちだけを


-

傍にいてもいいの? - 2004年08月25日(水)

今日は注射の日・・
彼も一緒に来てくれた

特別大変な治療でもないのに
注射はやっぱり辛い

あんなに高い数値だった女性ホルモンが
今はすごく低くて
女としてはやっぱりせつなくて自分が情けなくなる


注射を終えて彼と車にのり
少し泣いた・・


彼はだまって私の手を握ってくれた


痛いほど強く

ただずっと握っていてくれた


その気持ちがまた私をせつなくさせる
私の心を弱くさせる


申し訳ない気持ちでいっぱいになる

やさしくされれば されるほど
胸がつまって涙がでる・・


年が離れていても
子供がいても
たとえ ずっと一緒にいられなくても

せめて私が前のままの体でいられたなら・・

そう思った



彼に心配をかけたくない
悲しい思いをさせたくない




彼は私といて本当に幸せなのかな

私は彼の傍にいて本当にいいのかな・・



-

幸せな時間 - 2004年08月24日(火)

夏休みもおしまい
今日から仕事・・

休みの間 彼と過ごす時間が多かったせいか
一人になるとやっぱり不安になる・・


夜 となりで寝ていると
背中からそっと抱きしめてくれる

その感触で私はうっすらと目がさめるけど
安心してすぐにまた眠りにおちる・・


そんな時間が何より幸せ



癌だなんてまるで嘘みたい・・
一緒になれないなんて嘘みたい・・


だってこんなに好きなのに
こんなに幸せなのに

ほんとに 嘘みたい・・




明日は二回目のホルモン注射

どんなに逃げても現実は変わらない

時間がたつのが怖い・・

時間がたって再発するのが怖い・・
時間がたって別れがくるのが怖い・・

だからなかなか前へ進めない






-

やさしくしてあげたい・・ - 2004年08月20日(金)

離婚したことも彼を諦められなかったことも
後悔はしていない

でも彼の為に私は大切な物も失ってきたと思うし
いろんなものを犠牲にしてきたと思う

彼のことがなかったら
もっともっと子供達とかかわってあげられるのにと思うと
やっぱり辛い・・




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私は彼を抱きしめる事しかできない
彼の辛さをただうけとめるしか出来ない


彼にがんばれと言えない
彼も私にがんばれとは言わない



お互いのやさしさの中で
二人ともどんどん弱くなっていく・・

それがお互いをだめにしてしまうようでこわくなる

やさしさは人をだめにするのかな・・



いとおしくて 守りたくて

慰めたくて 包んであげたくて
 
ただ傍にいるだけじゃだめなのかな・・


どうすれば二人とも前へ進めるのかな・・


-

言えないセリフ - 2004年08月19日(木)

付き合い始めの頃・・・

多分穴があくほど彼の顔を見つめてたと思う

今でも時々見とれちゃう時がある
ホントにかっこいいなぁって・・

二年間 しょっちゅう見てる顔なのに
今でも見つめられるとドキドキして体が熱くなる

もちろん外見だけじゃない・・

カッコよくてやさしくて

寂しがりやで甘えん坊で

子供みたいに純粋で

ナイーブで傷つきやすくて

それでいてユーモアがあって話じょうずで

私をいつも笑わせてくれる

嫌な事をわすれさせてくれる


一緒にいればいるほど
やさしくされればされるほど

切なくなる・・

自分が惨めになる・・

いい年だし 子供もいるし 癌にまでなっちゃった私の事を
好きだと言われてもまだ素直に受け止められないでいる

どこかで信じられないでいる・・

信じたくないのかもしれない



彼の気持ちを全て受け入れたら
多分私は彼から離れられなくなってしまいそうで
それが怖いのかもしれない

いつも心のどこかで諦めよう 諦めようとしている

彼の気持ちを受け入れてもっともっと好きになるのが怖い





「ずっと一緒にいよう・・」

それは

言いたくても言えないセリフ・・
聞きたくても聞けないセリフ・・



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それが彼の精一杯の気持ち・・
今は何より嬉しいセリフ・・


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思いっきりぶつけたい・・この気持ち - 2004年08月17日(火)

昨日子供達を向かえに行って
またいつもの生活に戻った

五日間彼とずっと一緒だった
一緒にいればいるほど
もっと もっと 一緒にいたくなる

人間ってほんとに欲深い・・

これ以上 好きにならない様にしよう
なにも期待しないで一緒にいられる今だけを考えよう

そういいきかせるけど

隣で笑っているその笑顔を見ると
好きっていう気持ちがおさえられなくなって
思いっきりその気持ちをぶつけたくなる

でもできない

もしその気持ちを彼の前で出してしまったら
押さえがきかなくなるようで
それが怖い


なのに昨日
長く一緒にいたせいか
急に今の関係がどうしようもなく切なくて 悲しくて
たまらなくなった


帰りたくない

このままずっと一緒にいたい

このまま二人でどこかへ行っちゃいたい


心のままに泣き叫んで
彼の胸にすがって
思いっきりわがままを言って
ずべての気持ちをぶつけたい衝動にかられた


もしそうしたら彼はどうするだろう
私になんて言うだろう


でも結局できなかった


ただただ悲しくて涙がでた




子供達がいない間
私の家の雑草を全部綺麗にとってくれた
自転車をなおしてくれた
こわれたテーブルをなおしてくれた




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その気持ちが嬉しかった
その気持ちだけで十分







子供達が戻ってきて
食事をつくり
のこり少ない夏休みの宿題をやらせて
お風呂に入れて
寝かしつけて・・

さっきまでの思いを閉じ込めて
もう完全にママになっている自分が不思議に思えたりする



会いたい・・
いつでも会えるのに
ついさっきまで一緒にいたのに
また会いたい・・




-

一緒にいられる時間 - 2004年08月15日(日)

子供達を元パパの所へ送って帰ってくると
さっきまでの騒がしさが嘘のように家の中が静まり返ってる
その瞬間がいつも寂しい

それでも彼と会って二人きりになると
今度は彼と離れて家に戻るのがすごく寂しくなる
このままずっと一緒にいたくなる

いつもは子供達と彼は
私の中ではっきりと切り離されているのに

今日外でご飯を食べている時はなぜかふと思った・・



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でもきっとそんな事ありえないんだろうな
多分私もそれを望んでいない

子供達といる私
彼といる私

それは全然違う私で
今更なのに未だに切り替えがうまくいかない


子供達の笑顔を見るとその笑顔を守りたいと思う・・
子供達がいなくなるなんて考えられないって思う


なのに彼といると
全てを捨ててこの人の胸の中に飛び込めたら・・って思う


ずっと一緒にはいられない
わかっている・・


ちゃんと諦めている
なのに諦めきれないでいる


いつまでたっても同じ事の繰り返し・・



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二度と帰ってこない・・小さな命 - 2004年08月12日(木)

今日から元パパが子供達を連れて行く予定だったけど
急な仕事で一日延期・・

そして突然生理がきた!
手術してホルモン剤を飲み始めてから全く不規則だった

でもこれで二年間 この生理ともお別れ・・
先月からホルモン注射をはじめたので
来月からはもう生理はこない・・

そう思うとあんなに面倒だったのに
何か寂しくてせつない気持ちになる・・・





去年私は彼の子供を授かった・・

でも今の私の環境ではとても生める状態ではなかった・・



中絶の日までの間

生んであげられない子供をおなかの中に感じる辛さ・・

今までどんなに気持悪くても
一度も辛いとは思わなかったつわりが
その時は苦しくて 苦しくて仕方なかった・・

どうにもならない気持ちで随分荒れてた

それでもめちゃくちゃな私を彼は根気強く支えてくれた

悲しくて 悔しくて 辛くて泣くばかりの私の手を
いつも強く握ってくれた




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その時は何がなんだかわからなかったけど
今思うとその言葉に本当に助けられてた


手術の前夜
まだ決断できないでいる自分がいた

息がくるしくて 苦しくて 眠れない・・


「無理・・ 手術なんて出来ない・・ 病院なんていけない」


何度もそう言ったような気がする


彼は私を寝かせ 自分はベッドの脇に座ってずっと私の手を握っていてくれた

そして知らないうちに眠っていた


翌日は気持ちも少し落ち着いた
多分 やっと諦めがついたのかもしれない

彼は最後まで傍いてくれた



麻酔が覚めかけて薄っすらとした意識のなかで気がついた


彼が私の手を握っている


「ここにいるよ ここにいるからね」


一生懸命そう言っている彼の声が聞こえた


でも体が動かない・・

目が開けられない・・

声もでない・・


それでも聞こえる彼の声
感じる手のぬくもり

開かない目から涙がこぼれた




今思えば
それは癌を告知された時より
ずっと ずっと辛い 苦しい時間だった

でも彼には本当に感謝している




注射は二年、飲み薬は五年・・
その間 子供はつくれない

二年間の注射が終われば生理は戻ってくるけど
五年は子供をつくれない

年齢的に考えてももう子供は無理・・

もう二度と彼の子供を生めない
そう思うとほんとにつらい・・




-

やっぱり諦められない - 2004年08月11日(水)

明日から夏休み
元パパが子供達を熱海の彼の母親のところへ
連れていってしまうので
明日から五日間彼とふたりきり・・

五日間も子供達がいないのは寂しいけど
やっぱり二人でいられるのが嬉しくて
何だか難しいことが考えられない

こういう時はホント単純・・







二年前。

何度も諦めようと思った。
何度も忘れようと思った。


でもできなかった。




そしてこの二年間。

やっぱり何度も諦めようと思った。


でもやっぱりできない・・





少し前に彼に聞いてみた

「私といてしあわせ? 辛くない?」




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その言葉が忘れられない・・



楽しい五日間にしようね



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ぜんぶ抱きしめたい - 2004年08月10日(火)

自分の生きかたを見つけられずに悩んでる彼を見ると
ほんとに辛い・・

でも私にはどうしてあげる事もできない
自分が彼の傍にいる事さえ彼にとっていい事なのかさえ
分からないのだから・・

あなたに対するいろんな気持ちを言葉にしたいけど
どうしてもうまくできない



もしもすべてが目にみえるものなら
この手に触れられるとしたら

あなたの寂しさを抱きしめたい

あなたの悲しみを抱きしめたい

あなたの不安も悩みも

あなたのやさしさも

あなたのぬくもりも

すべてを抱きしめたい

そんな気持ち・・



言葉でうまく彼に伝えられないのがくやしい・・

でもいつも傍にいるからね・・

私があなたにとってどんな存在であっても
あなたが私を必要としてくれるかぎり
ずっと ずっと 傍にいるからね

なんにもできなくてごめんね・・




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やさしさと弱さ - 2004年08月08日(日)

今日 彼のお兄さんにはじめて会った


彼の家に来るというので一緒に駅まで向かえに行って
帰りに三人で食事をした


お兄さんといっても彼は私より六歳下なので
私はお兄さんより年上だ


まさか 自分よりも年上でバツイチで子供が三人もいるとは
想像もしていないだろうな・・


私のことを普通に弟のカノジョとしか思っていないんだろうな


色々きかれても本当の事を何も話せなかった


そんな事はいまさらって感じで全然気にならなかったけど
やっぱり彼には悪いなって思った

普通の付き合いのできるカノジョだったら
堂々と紹介できるのに・・


それでも私を普通にお兄さんに会わせてくれた
その気持ちが嬉しかった

私が彼の友達や彼に係わる人たちに会うことを
気にしている事を知っているから・・



私も彼の事がもっと良く知りたかったし
兄弟であるお兄さんの話を聞いてみたいっていう
気持ちもあった


聞いてはいたけど見た目も正確も彼とは全然違う人だった

お兄さんは強い人だなって思った


そして彼は 本当にやさしい人だなって改めて思った


悪い意味で言えば
やさしさは弱さでもあると思う




でも私はあなたのそのやさしさが本当に好き・・

そのあたたかさがせつないくらい大好き・・




弱いところはあるかも知れないけど
だからこそ人の心の痛みをわかってくれるから




最近悩んでたことがある・・


本当に相手のことを思っているなら
もっと厳しくお互いの悪いところは
指摘するべきじゃないかって


私たちはお互いの悪いところがわかっていても
あえてお互いにそれを指摘することはない


それがいい事なのか悪い事なのかはわからないけど



でもやっぱり私は彼のすべてを認めてあげたい

それが 彼にとってプラスにならなくても
私はただ傍にいたい・・


そう思った。





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そう思った・・


本当は諦めたくないんだ
彼の事も病気の事も・・








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会わずにはいられない - 2004年08月07日(土)

昨夜 彼の部屋に泊まった
朝 帰ってきたら ドアに張り紙があった

「Nちゃん(一番下の娘)がお外でふらふらしていたので預かってます」

一軒先の近所のお宅だった

夜 寝てしまうとめったに起きる事はないのだけど
今朝は早く起きてしまったらしい

こんな事があると自分のしている事に
とことん嫌気がさしてくる

彼の家はすぐ近くだし
会おうと思えばわずかな時間でも会えるのに

夜 誰かがいてくれないと不安でどうしようもなくて
逃げる様に彼のところに向かってしまう


自分のしている事を何とか正当化しようとしてきた

認めたくなかった

でもこういうことがあると思い知らされる・・


多分 すぐにあえる距離でなかったら
私はもっと彼に頼らずにいられるのかもしれない


最初の頃はとにかく会いたくて 会いたくて
ただそれだけで会いに行ってたけど

もうすぐ二年・・

気持ちは変わらないけど
しょっちゅう会っているから
最初の頃のように会いたくて仕方ないっって言うわけでもない様な気がする


会いたいっていうより 会わずにはいられない


離婚してから いろんな意味で余裕がなくなった
子供達の学校関係や他のお母さん達とのつながりも
だんだん少なくなって
少しずつ 周りとのかかわりが嫌になった


病気になってからは それがもっとひどくなって
子供達と彼以外の人とは話をするのも嫌になった


乳癌がわかってからは
家の電話も一切でない時期もあった


気が付くと 私には彼しかいなくなっていたんだと思う


それでも彼といると本当に安心できるから・・
すべての不安から開放される気がするから・・

だから
会わずにはいられない・・



すべてを諦めている
すべてに希望がもてない

なのにどこかで期待している
彼を求めてる・・



今のままの関係でいいんだ・・
そうやって目をつぶってきた
考えたくなかった



でも本当はわかっている



彼の為にも私のためにも本当は離れたほうがいい
どうせいつかは別れなければいけないんだから・・・


半年前に癌を告知された時、


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すごく嬉しかった・・




でも私の病気に終わりはないんだよ・・

















-

はじめての外食 - 2004年08月06日(金)

昨日 一足早く帰ってきた一番下の娘と彼と三人で
初めて外で食事をした

上の二人は明日帰ってくるから
今日は娘とふたりきりだった

子供達の中で彼の存在を知っているのは彼女だけ・・

それでも三人でどこかへお出かけすることなど
今まで一度もなかった

娘と二人だけになることはめったにないので
たまにはいいかなって思った

いつも二人だけで会っていたから
子供と一緒にこんな時間を過ごすのははじめてだった

でも私はやっぱり彼の前でママでいる事がうまくできない

なんかぎくしゃくしちゃって
多分 いつも二人だけだから
慣れていないせいかもしれないけど・・



結局 すべて中途半端・・

彼の傍に私はいないほうがいいって
わかってるのにはなれられない

子供達さえいれば・・

そう思って子供達のことだけを考えて進んでいく強さもない


母親 失格かもしれない


そのくせ子供達を手放すことなんて考えられなくて

自分がどうしたいのかさえわからない


ほんと 中途半端 矛盾だらけ・・




10年いきられるかもしれない・・

20年生きられるかもしれない・・

でももしかしたら1年かもしれない・・




先がわからない再発の不安から逃れたくてもがいてる

病気のことをもっと前向きに受け止められる様になれたら
変われるのかな・・





今日は娘がいっしょだったのに
隙を見て 突然チュッ ってしてくれた
なんかすっごくうれしかった



どうしてやさしいの?
なんでそんなにあったかいの?



なにも考えたくない
ずっとそのぬくもりに包まれていたい・・


そう思っちゃうよ・・







-

帰ってきました - 2004年08月05日(木)

昨夜遅く 彼との旅行から帰ってきて
そのまま彼の家にお泊り

今日は彼が眠っている間にごそごそ支度をして
おばあちゃんのうちへ一番下の子をお向かえに・・

かなり疲れたぁ・・

やっぱり彼と子供達の両立はきつい

それなのに どんなに疲れていても どんなに眠くても

私の自由な時間が少しでもあれば
そのすべてを彼に費やしてしまう・・



旅行は楽しかったし 二人だけで一緒にいると
ホントに ホントに この人が好きなんだなって思う


でもやっぱり病気になってから少し変わったのかもしれない


なにも望まないってずっと思ってきたけど
心の奥底にあったもの



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そのわずかな希望が
だんだん 諦めに変わってきてる様な気がする・・

本当に自分がそれを望んでいるのかさえも
わからなくなってる

そして絶望間だけがどんどん私を取り巻いていく・・


子供達の将来

いつ再発するかわからない不安

そして彼を好きな気持ちや
彼の事を考える時間までも

今はすべてに疲れてる・・

このままだと自分が壊れてしまいそうで怖い・・







-

生きる為に必要なもの - 2004年08月01日(日)

今日から旅行だというのにやたら凹んでる

多分彼は私とじゃ頑張れないのだと思う

仕事が続かなくても 生活に困っても
心のどこかで私がなんとかしてくれるって思ってる

平気でお金を出させる様な人じゃない
それはわかってる

私に負担をかけることを
彼がどんなに心苦しく思っているかもわかってる


でもそこが彼の弱いところ


もし私じゃなくて もっと将来を考えられる人が傍にいたら
もっと強くなれるんじゃないかな
がんばれるんじゃないかな


人って 自分の為に生きるって難しいと思う



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守っていかなきゃいけないものがあるから
がんばれるんだと思う


でもその守らなければいけないモノに
きっと私はなれないのだと思う


それが寂しい・・


私が傍にいると彼はやっぱりだめなのかな

ただお互いに慰めあっているだけなのかな


そう思うと辛い・・



お金のことにしても
だったら 出さなきゃいいのにっていわれればそれまで・・

なのにお金がなくなって彼が遠くにいってしまうのが怖くて
それができない



結局 私も彼と同じ・・



ほんとに弱い



頭ではよくわかっているのに
心が彼を求めてる・・

なんの理屈もなく心が彼を求めてる


どうしようもない・・

それは多分彼も同じなんだと思う


だから離れられない


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