朝から 気分が悪かった。 イライラしていた。 考えないようにしようとしても、 気持ちは悪意に支配される。
でも、まるでそれは、 ここ何日か続いた雨の日を忘れさせるような 今日の晴れ渡る青空のように。
取るに足らない他愛もない話と、 久しぶりに見たような気がするその無邪気な笑顔で、 かなり救われた。
ビルのすき間からのぞく、小さな青空が、 輝いているように見えた。 「やっぱり、天気に心は左右されますよね?」 同感だ。
ありがとう。 笑顔はこの街の陽射しのような、無形のやさしさだね。 改めて気がついた。
今日のこの天気のように、曇一点のない心で、 誰も恨まず何も妬まず、清々しく晴れやかな心で、 また、頑張れるよ。
ほんとうに、ありがとう。
〇 誰かの願いが叶うころ / 宇多田 ヒカル
台風が向かってきているらしい。 梅雨になっていないのに、雨の日が続く。
そんな雨の中を、原付に乗って現れた男。 スラッとした長身、人の良さそうな笑顔。 仮にこの男がjakeと名乗る男ではなかったとしても、 jakeにしてしまいそうになるほど・・・ギターを持たせたら絵になる男だ と、感じた。 レスポールを細いストラップで低く下げて弾きそうな感じがした。 (その想像が当たっていたことは、後日わかるのだが!)
小一時間ばかり、話をする。 やはりギタリストの話。 名前の由来は、やはりjake・E・Leeからだったこと。 エアロスミス、J・ペリーが好きなこと。 エクストリーム、NUNOが好きなこと。 Charも好きなこと。
バンドへの思いを語りながら、ゼヒ力を貸してください とお願いする。 彼のトレードマークのスマイルで、テレながらも了承してくれる。
コーヒー代を出す。 丁寧に礼を言われる。
初対面の人と話すのは、仕事が営業の癖に得意ではない。 緊張が解け、帰りの電車で心地よい疲労感に ウトウトしかけたところで、メールが来た。
「よろしくお願いします。」
なんか優しい気持ちになった。
〇 OUT IN THE FIELDS / GARY MOORE
仕事中。 ある人を、待っている間。 ぽつぽつと落ちてくる雨を見上げながら、 ふと、この歌を思い出して口ずさむ・・・・。
♪・・・人はみな誰でも 流れる時の中で いくつもの別れに涙する だけどあなたはひとり 赤いパラソルには あなたが似合う 雨の降る日は いつでも 時は遡る・・・♪
・・・・あれ??この歌、オフコースの歌だったよな? 何て歌だっけ?? どのアルバムに入っていた曲だっけ?? 思い出せない・・・くやしぃ・・・・。
グルグルと、アタマをめぐる。 グルグルと、時はめぐる。
♪優しさが足りない 心が見えない 季節外れの寒さが この胸に染みる…♪
(オフコース、いいよなぁ〜。)
街の雑踏にかき消される、僕の鼻歌。 雨の降る日の、もの思い。
2004年05月13日(木) |
いろんなことがあるけれど |
いろんなことがあるけれど、 「まさか」と思うようなこともあるけれど、
「絶望」を宣告されたり、 「悲哀」をかぶったり、
「孤独」を背負ったり、 「憂鬱」を引き受けたり。
でも、 自分の人生は自分の力で 乗り越えなければならないことを、 改めてこの年齢で知った今では、
「希望」を失わなければ、 たどりつくその場所に、 「歓喜」があることを 信じることができれば、
なにより、己の底にある、 全ての人に平等に与えられた 「可能性」を信じれば、
乗り越えられないことはないね。 かなえられないものはないね。
頑張るよ。 やってみるよ。 僕はここから、もういちど。
だからキミも、頑張るんだ。
○ 秘密 / スガシカオ
2004年05月07日(金) |
昨夜、眠れずに・・・ |
たまに、夜中、目が冴えて、そのまま眠れなくなる。 目を閉じて横になるが、そのまま眠りの底にたどり着けないまま、 まんじりと朝を迎える。
昨夜もそうだった。
漠然とした不安を抱えて、寝返りを打つ。 決然とした希望を胸に、また寝返りを打つ。 振り子のように、瞬間瞬間に行ったり来たりする心・・・。
新聞配達のバイクの音。 夜が明けてく気配。
今日も一日が、また始まる。
〇 KNOCKING AT YOUR BACK DOOR / DEEP PURPLE
ちょうど20年前の、今日の未明。 大きな交通事故に遭った。
幸い、九死に一生を得たが、いろんなタイミングが 噛み合わなかったら、間違いなくこの世にはいなかっただろう。
あの日から、5月1日は、 私の中の「もうひとつの誕生日」。 20歳というわけだ。
「生かされている」・・・この言葉の意味、よく分かる。 普段はすっかり忘れている事なんだけど。
この「生かされている」命を「使う」事なんだと、 何に、何のために「使うのか」が大事なんだと、 あの日のあなたは教えてた。
そんな事を、ふと、思い出す。
頑張って生きよう! もう、とっくに、人生の折り返しは(たぶん)過ぎたはずだ。 悔いなく、自分らしく、前を向いて、希望を持って!
〇 Running On Empty / ジャクソン・ブラウン
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