SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年05月24日(月) 無形のやさしさ

朝から
気分が悪かった。
イライラしていた。
考えないようにしようとしても、
気持ちは悪意に支配される。

でも、まるでそれは、
ここ何日か続いた雨の日を忘れさせるような
今日の晴れ渡る青空のように。

取るに足らない他愛もない話と、
久しぶりに見たような気がするその無邪気な笑顔で、
かなり救われた。

ビルのすき間からのぞく、小さな青空が、
輝いているように見えた。
「やっぱり、天気に心は左右されますよね?」
同感だ。

ありがとう。
笑顔はこの街の陽射しのような、無形のやさしさだね。
改めて気がついた。

今日のこの天気のように、曇一点のない心で、
誰も恨まず何も妬まず、清々しく晴れやかな心で、
また、頑張れるよ。

ほんとうに、ありがとう。


〇 誰かの願いが叶うころ / 宇多田 ヒカル



2004年05月19日(水) 雨の日のjake

台風が向かってきているらしい。
梅雨になっていないのに、雨の日が続く。

そんな雨の中を、原付に乗って現れた男。
スラッとした長身、人の良さそうな笑顔。
仮にこの男がjakeと名乗る男ではなかったとしても、
jakeにしてしまいそうになるほど・・・ギターを持たせたら絵になる男だ
と、感じた。
レスポールを細いストラップで低く下げて弾きそうな感じがした。
(その想像が当たっていたことは、後日わかるのだが!)

小一時間ばかり、話をする。
やはりギタリストの話。
名前の由来は、やはりjake・E・Leeからだったこと。
エアロスミス、J・ペリーが好きなこと。
エクストリーム、NUNOが好きなこと。
Charも好きなこと。

バンドへの思いを語りながら、ゼヒ力を貸してください
とお願いする。
彼のトレードマークのスマイルで、テレながらも了承してくれる。

コーヒー代を出す。
丁寧に礼を言われる。

初対面の人と話すのは、仕事が営業の癖に得意ではない。
緊張が解け、帰りの電車で心地よい疲労感に
ウトウトしかけたところで、メールが来た。

「よろしくお願いします。」

なんか優しい気持ちになった。


〇 OUT IN THE FIELDS / GARY MOORE 



2004年05月17日(月) 雨の降る日に

仕事中。
ある人を、待っている間。
ぽつぽつと落ちてくる雨を見上げながら、
ふと、この歌を思い出して口ずさむ・・・・。


♪・・・人はみな誰でも 流れる時の中で
  いくつもの別れに涙する だけどあなたはひとり
  赤いパラソルには あなたが似合う
  雨の降る日は いつでも 時は遡る・・・♪


・・・・あれ??この歌、オフコースの歌だったよな?
何て歌だっけ??
どのアルバムに入っていた曲だっけ??
思い出せない・・・くやしぃ・・・・。

グルグルと、アタマをめぐる。
グルグルと、時はめぐる。


♪優しさが足りない 心が見えない
 季節外れの寒さが この胸に染みる…♪

(オフコース、いいよなぁ〜。)

街の雑踏にかき消される、僕の鼻歌。
雨の降る日の、もの思い。



2004年05月13日(木) いろんなことがあるけれど

いろんなことがあるけれど、
「まさか」と思うようなこともあるけれど、

「絶望」を宣告されたり、
「悲哀」をかぶったり、

「孤独」を背負ったり、
「憂鬱」を引き受けたり。

でも、
自分の人生は自分の力で
乗り越えなければならないことを、
改めてこの年齢で知った今では、

「希望」を失わなければ、
たどりつくその場所に、
「歓喜」があることを
信じることができれば、

なにより、己の底にある、
全ての人に平等に与えられた
「可能性」を信じれば、

乗り越えられないことはないね。
かなえられないものはないね。

頑張るよ。
やってみるよ。
僕はここから、もういちど。

だからキミも、頑張るんだ。


○ 秘密 / スガシカオ



2004年05月07日(金) 昨夜、眠れずに・・・

たまに、夜中、目が冴えて、そのまま眠れなくなる。
目を閉じて横になるが、そのまま眠りの底にたどり着けないまま、
まんじりと朝を迎える。

昨夜もそうだった。

漠然とした不安を抱えて、寝返りを打つ。
決然とした希望を胸に、また寝返りを打つ。
振り子のように、瞬間瞬間に行ったり来たりする心・・・。

新聞配達のバイクの音。
夜が明けてく気配。

今日も一日が、また始まる。


〇 KNOCKING AT YOUR BACK DOOR / DEEP PURPLE



2004年05月01日(土) もうひとつの誕生日

ちょうど20年前の、今日の未明。
大きな交通事故に遭った。

幸い、九死に一生を得たが、いろんなタイミングが
噛み合わなかったら、間違いなくこの世にはいなかっただろう。

あの日から、5月1日は、
私の中の「もうひとつの誕生日」。
20歳というわけだ。

「生かされている」・・・この言葉の意味、よく分かる。
普段はすっかり忘れている事なんだけど。

この「生かされている」命を「使う」事なんだと、
何に、何のために「使うのか」が大事なんだと、
あの日のあなたは教えてた。

そんな事を、ふと、思い出す。

頑張って生きよう!
もう、とっくに、人生の折り返しは(たぶん)過ぎたはずだ。
悔いなく、自分らしく、前を向いて、希望を持って!


〇 Running On Empty / ジャクソン・ブラウン


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