SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年04月26日(月) よねちゃん

夜を無くした賑やかな人々が、夜を探しに集まる街。
泣き出しそうな空。

楽器屋の前。
帽子姿の男前のあんちゃん。

外資系セルフサービスのコーヒーショップ。
互いが目指している音楽の話。
歌ものROCKとは?ボーカルとは?
響きあう感性。

忘れられた街の一角の、寂れたスタジオ。
かき鳴らすギター。
彼が作ったと言うオリジナル曲。
未完成、荒削り。でも、悪くない。

「何か歌ってみて」と言われる。
散々照れたが、覚悟してアカペラで歌ってみる。
「・・・いいですねぇ〜」
・・・いいんですか!?(爆)

別れ際の優しい雨。
いやに静かな地下鉄の駅前。
とりあえずの握手。


そんなことを除けば、
今日もまたあたり前のありふれた一日だった。

でも、新しい何かが始まる瞬間なんて、
こんなものかもしれない。

そしてこの日が
『Sayten』と言う名のバンドの誕生の瞬間だった。


〇 ベイ・ブリッジ・セレナーデ / 浜田 省吾



2004年04月24日(土) それは、一本の電話から

fridgeのラストライブの日。

1年弱(す〜さんやまるさんとは2年だ)の短い日々なれど、
素敵な仲間たちとの、足早に駆け抜けた日々への感傷に
引きずられてしまいそうになる心を必死で踏ん張って、
自分の足元に映る現実に目をやる。

・・・お前は“これから”どうする?・・・・

解散が決まった日からしばらくは、
もうオレも終わったな・・・と思った。
音楽活動とか、バンド活動とか、
さらに言えば、せっかくこの年齢になって出会う事のできた
素晴らしい『音楽仲間』の輪からさえも、
ひっそりと足を洗って去るべきかも・・・そんなことも考えた。

でも、心の奥底に、まだ意地が残っていた。
「大丈夫!あきらめるな!ここで終わるな!」と。

そんな日々の中でつかんだひとつの電話番号。
バンドを立ち上げて、ベースを担当したい・・・と。
今日の3時ごろにTELをくれとのことだった。

ライブのリハーサルが終わって電話をしてみる。
「明後日、会いましょう!」ということになった。
さぁ・・・いったいどうなることやら・・・。

でも、今日と言う一日を、fridgeを悔いなく終わらせないといけない。
階段を駆け上がり、ライブ会場へと、
fridgeメンバーが待つところへと向かった。


〇 風が吹き抜ける丘 / fridge


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