オレンジの映画日記
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2005年03月29日(火) 【香港国際警察】2005年/香港


監督:ベニーチャン
出演:ジャッキー・チェン       チャン
   ニコラス・ツェー        シウホン
   ダニエル・ウー         ジョー

今回のジャッキーはすげぇシリアス!ジャッキーと言えばコミカル
アクションに最後のNG集ってイメージだけど、本作のジャッキーは
コミカルな部分は抑え目で、ホント手に汗握るアクションとちょっ
と切ないストーリーで新鮮だったなぁ。ジャッキーも50過ぎてるの
にスタント無しであの体をはったアクションはホント尊敬しちゃう。

事件は1年前から始まる。銀行強盗一味の罠にはまり、部下を目の
前で失ったチャン警部は定職中も失意のまま酒に溺れ、部下を助け
られなかった自分を許すことができなかった。そんな彼の前に自分
が新しい相棒だという若者シウホンが現れ、1年前の事件の調査に
チャンをひっぱり出そうとする。。。

1985年に公開された【ポリス・ストーリー】とシリーズは同じだけ
ど、設定も一変。アクションもより過激になって、若手の台頭もあ
る中、スーパースター・ジャッキーが本格的アクションでまだまだ
若い者には負けないところを存分に発揮!

最近、ブルース・リーの映画を立て続けに見てたけど、【燃えよド
ラゴン】とかにも、サモ・ハン・キンポーなんかと出てるんだよね。
もちろん、ノンクレジットだけど。ブルース・リーとはまた違った
ジャッキー独自のアクションは、街中やビルの中を所狭しと駆け抜
け、カンフーにカーアクションにエンターテイメント性抜群!

今回は若手のニコラス・ツェーくんとダニエル・ウーくんも頑張っ
てたね。特に武田真治似のニコラス・ツェーがイイ味出してたかも。
これからが楽しみな俳優だね。

ジャッキーの集大成とも言える本作かなりお勧め。これからもジャ
ッキーの頑張っている姿をいつまでも見ていたいなぁ。


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2005年03月18日(金) 【死亡遊戯】1978年/香港


監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー         ビリー・ロー
   ギグ・ヤング          ジム・マーシャル
   ディーン・ジャガー       ドクター・ランド
   コリーン・キャンプ       アン・モリス

なるほど〜。【死亡遊戯】はやっぱりちょっと残念な感じ。しかし
黄色のライダースーツに身を包んだブルース・リーのアクションは
たまんないなぁ!!

アクションスターのビリー・ローは人気ある芸能人を食い物にする
犯罪シンジゲートから傘下に入ることを強要されていた。執拗に付
け狙う組織の人間に対してもビリーは怯まなかったが、撮影中に紛
れ込んだ殺し屋の銃弾に重傷を負ってしまう。同様にビリーの恋人
でもあり、人気歌手のアンにも組織の連中は目を付けていた。彼女
の安全を考え、ビリーは自分は死んだことにし、組織に敢然と立ち
向かうのだった。

この映画はブルース・リーが出てくるまで我慢が必要!繋ぎ合わせ
の映画を見るのはなかなか骨が折れるもんだね。代役は頑張ってた
けど、どうやったって、ブルース・リーのアクションとは天と地の
差が。。。

我慢して我慢して、やっとこモノホンのブルース・リー登場!ヌン
チャク振る振る!回し蹴りも飛び出る飛び出る!怪鳥音で吼える吼
える!!もーマジツヨ。

ブルース・リーのアクションは本当スギョイね。いやー我慢したか
いがあったと言うものです。

だがしかーし!こんな終わり方でいいのか〜!!ギャングのボスが
屋根から落ちて終了って。ヲ〜イ!! 


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My追加それを言っちゃおしまいか(^^;;



2005年03月10日(木) 【燃えよドラゴン】1973年/香港・アメリカ


監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー         リー
   ジョン・サクソン        ローパー
   ジム・ケリー          ウィリアムス
   ジャッキー・チェン       (ノンクレジット)
   サモ・ハン・キンポー      (ノンクレジット)

この映画がやっぱブルース・リーの最高傑作になるのかなぁ。あの
鏡の間での死闘はいつまでも色褪せないシーンだもん。ところで…
あの鏡の間ってなんのためにあるの???

裏で麻薬の製造を行っている要塞島のボス・ハンの悪事を暴くため、
秘密情報局は少林寺拳法の使い手リーに島で開催される武術大会に
出場し、麻薬密売の証拠をつかんで欲しいと要請する。一度は断っ
たリーだが、ハンが少林寺の出身で、その部下に妹を殺された事を
知り、復習に燃え要塞島に向かうのだった・・・

え〜っと、麻薬密売の証拠を掴むどころか全滅させてますけど・・・
ストーリー無視かい!ま、ブルース・リーの映画にそんな事を言う
のは野暮以外の何者でもないか。

あの独特のスタンスから繰り出される鉄拳にキーック!!怪鳥音に
唸るヌンチャク!ハンの鉄爪を受け、したたる血をすくって舐める
仕草。う〜ん、北斗神拳伝承者ですか?あなたは・・・ あぁ、逆か。
ケンシロウのモデルがブルース・リーじゃん。あれ違う?


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当時19歳のジャッキーは”その他の手下”でわかりませ〜ん(;_;)


2005年03月04日(金) 【ドラゴン怒りの鉄拳】1974年/香港


監督:ロー・ウェイ
出演:ブルース・リー         チェン・チェン
   ノラ・ミャオ          リー・エー

ブルース・リー!やっぱカッケーーー!!そして、つえーーー!!
ブルース・リーのスーパー・カンフーアクション【ドラゴン怒りの
鉄拳】。原題は”精武門”で、その後、ジャッキー・チェン(レッ
ド・ドラゴン)やジェット・リー(フィスト・オブ・レジェンド)
なんかがリメイクしてんだよね〜!

20世紀初頭、日本人が横暴な行動を繰り返す上海。師匠の死に駆け
つけたチェン・チェンはその死に疑問を抱いていた。数後日、道場
で師匠の遺言に耳を傾けるチェン・チェン始め門弟達の前に同じ上
海に道場を開く日本武術協会の連中が中国を侮辱するような内容の
看板を掲げやってくる。その場は堪えたチェン・チェンだったが、
怒りの炎は収まらなかった。さらに、師匠の死因が日本人スパイの
手による毒殺だと知り、怒りが頂点に達したチェン・チェンは日本
武術協会に乗り込むのだった。。。

さすがカンフーマスター!強いぞ!強すぎる!そして、同じ門下生
なのに、他のメンバー弱すぎ!!てゆーか、日本人の描き方が酷す
ぎ。。。なんなんだ、あの茶髪とチビのコンビは!それにスパイと
して潜り込んでた奴がなんで日本人だってバレたかというと…

腹巻してたからって・・・ うそ〜ん!そんなん?そんなんなのかー?
日本人って!!オイラそれ見てなんか泣けてきたっす。ブルース・
リーはかっちょよかったけど。ストーリーが切ないっすよー。


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2005年03月03日(木) 【おばあちゃんの家】2003年/韓国


監督:イ・ジョンヒャン
出演:キム・ウルブン         おばあちゃん
   ユ・スンホ           サンウ
   ミン・ギョンフン        チョリ
   イム・ウンギョン        ヘヨン
   トン・ヒョフィ         お母さん

う〜ん、子供の頃って確かにこの映画のサンウみたいに素直に「ご
めんなさい」が言えなかったかもしんないなぁ。

ソウル育ちのサンウは母親が新しい仕事を見つけるまでの間、田舎
で一人暮らしをしているおばあちゃんの家に預けられることに。田
舎の退屈な暮らしに我慢できないサンウは耳の聴こえないおばあち
ゃんをバカにし、反抗的な態度でおばあちゃんを困らせる。しかし
おばあちゃんはそんなソンウを怒ることなく、彼の事を喜ばせよう
と懸命だった。

ほのぼの〜っとした映画だった。サンウを演じた子役の子も上手か
ったけど、素人とは思えないほど存在感があったおばあちゃんに、
まずは拍手を贈りましょ〜!!

それにしても都会で育ったってだけで、こんだけムカつくガキンチ
ョになるもんかね?冒頭、サンウを連れて歩くお母さんの態度を見
てると、まぁ、こんな子供になっちゃのはしょうがないのかな?だ
って、このお母さんちっともサンウの事を見てないんだもん。

そんなサンウはいちいち面倒を見ようとするおばあちゃんの事が煩
わしくてしょうがない。でも、小さい頃から一緒に暮らしてなくて、
久しぶりに会うおばあちゃんやおじいちゃんに感じる、なんとなく、
接しづらいっていうか、どう接していいのか分からないサンウの気
持って分からなくもないよなぁ。

そんなサンウの気持ちを知ってか知らずか、おばあちゃんは我侭ば
かりのこの孫をなんとか喜ばせようとすんだけど、やってることは
どうにもトンチンカン。とほほな感じ。余計にふて腐れるサンウに
申し訳なさそうに胸の前で手を回すおばあちゃんの仕草に、自分が
親にしてしまうそっけない態度を思い出して、ちょっと胸がチクリ
としちゃいました。

ラストは感動せずにはいられなかった。読み書きが出来ないおばあ
ちゃんにサンウが残したもの。おばあちゃんとの別れ際にとったサ
ンウの行動。


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My追加この映画、メイキングも結構泣けるんだよね〜!DVD 見てちょ。



2005年03月01日(火) 【Ray】2005年/アメリカ


監督:テイラー・ハックフォード
出演:ジェイミー・フォックス     レイ・チャールズ
   ケリー・ワシントン       デラ・ビー・ロビンソン
   クリフトン・パウエル      ジェフ・ブラウン

2004年6月10日 73歳の生涯に幕を閉じた「ソウルの神様」レイ・チ
ャールズの半生を描いた【Ray】。映画自体は 2時間40分の長さ
を感じさせるものじゃなかったけど、やっぱり腰にきました。映画
見るのも結構体力がいるよね。

ジョージア州に生まれたレイ・チャールズ。貧しいながらも、母と
弟と三人で仲良く暮らしていた。しかし、幼い弟を目の前で亡くし、
自らも7歳で視力を失ってしまう。精神的にも身体的にも辛い道に
立たされた幼いレイを支えたのは音楽だった。17歳になったレイは
ピアノの腕が認められ、シアトルで働くことに。やがて、全ての人
間がこの盲目の天才と呼ばれたレイの斬新な音楽に魅せられていく。
しかし、この音楽の神様の下にも麻薬という魔の手が影を落とすの
だった。

いやー。ジェイミー・フォックスはレイ・チャールズが乗り移った
かのような演技だったなぁ。迫力の演奏シーンには鳥肌がたっちゃ
った。ジェイミー・フォックス自身も小さい頃から、ピアノはやっ
てたみたいで、レイ・チャールズ本人に初めて会った時に、二人は
二台のピアノの前に座り、一緒にピアノを演奏し始めたらしい。ピ
アノの奨学金で大学に行ったほどの腕前のフォックスでも、ついて
いけなくなるほど、レイのピアノはすごかったんだって。やっぱり
天才!

最近、ちょっと心理学を勉強する機会があって、そん時の先生の話
だと、天才と呼ばれる人達は5種類ある本能(受容、思考、直感、
感覚、知覚)のうちのどれかが120%くらい開放されている人ら
しい。その分、人間的なちょっとした部分が欠けてしまうこともあ
って、レイ・チャールズもヘロインの常習者だったり、浮気を繰り
返したり、闇の部分があったのね〜。

そんな彼のことを支えていたのはレイ自身の中では母親の存在が大
きかったのかもしれないけど、実際にレイを支えた人は奥さんだっ
たんじゃないかと俺は思ったなぁ。レイがツアー先で浮気している
ことや、愛人とその子供がいて、養育費を払っていることをみんな
知っていて、それでもレイを愛し続けた人。レイが麻薬の闇から抜
け出せたのはこの奥さんがいたからだったと思うんだよなぁ。


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