オレンジの映画日記
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2005年01月31日(月) 【ハリー・ポッター−アズカバンの囚人】2004年/アメリカ


監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ      ハリー・ポッター
   ルパート・グリント       ロン・ウィーズリー
   エマ・ワトソン         ハーマイオニー・グレンジャー

GEOのオンラインクーポンでレンタル半額になってると思って、
カウンターに持って行いくと、普通の値段を言われたので、「オン
ラインクーポンに登録してるはずなんですが?」と尋ねたら「今回
半額になるのはCDでして・・・ 」。「あっ、じゃそれでいいです。」

・・・ バカバカ俺のバカー!半額じゃなかったら、借りなかったぞ。
ハリー。シクシク。。。

まぁ、そうは言っても借りてしまった物は見なければ。実は俺って
ば、ハリー・ポッターの原作って一回も読んだことないんだよね。
だから、映画が忠実に原作を描ききっていないとか全然わかんない
んだよね。だけど、原作読んでないから、それだけ映画自体を楽し
めるのかも。

ホグワーツ魔法学校3年生になったハリー・ポッターとロン、ハー
マイオニーの親友3人組。進級早々ハリーの元に、ヴォルデモート
の手下である凶悪犯シリウス・ブラックが、脱出不可能と言われる
牢獄アズカバンから脱走し、ハリーを探し回っているという情報が
飛び込んでくる。ブラックはハリーの両親の死と関係があるらしい。
そしてホグワーツには、危険な脱獄囚から生徒を守るため吸魂鬼デ
ィメンターたちがやって来るのだったが…。

本作から監督が変わってどんな作風になるのか、ちょっと楽しみに
してたんだけど、前2作とあんまり変わったところは感じなかった
なぁ。それなりに面白かったけど、オチも一緒だし、やっぱり子供
向けの映画だよね。

それにしても外人の子供って中学生くらいで急に大人らしくなっち
ゃうのね。賢者の石のときはまだまだ子供っぽかったのに・・・


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★は10点満点でオレンジの満足度です。

My追加明日は映画の日。何見にいこっかなぁ。【オペラ座の怪人】【オー
シャンズ12】・・・んー、どっちも微妙だなぁ。





2005年01月25日(火) 【ターミナル】2004年/アメリカ

[ネタバレ注意]
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス         ビクター・ナボルスキー
   キャサリン・ゼタ=ジョーンズ  アメリア・ウォーレン
   スタンリー・トゥッチ      フランク・ディクソン

スピルバーグとトム・ハンクスが組んだのは三度目かな。【キャッ
チ・ミー・イフ・ユー・キャン】は映画館まで足を運ばなかったけ
ど、この映画もレンタルで良かったかも。

ニューヨーク、JFK国際空港。この日、ビクター・ナボルスキー
は、はるばる東ヨーロッパのクラコウジアという小さな国からある
大事な約束を果たすためにやって来た。だが、いざ入国しようとし
た時、彼の国でクーデターが発生し、事実上国家が消滅してしまう。
これによってパスポートが無効となった彼は、アメリカへの入国を
拒否され、自分の国に帰ることもできず、空港内でひたすら、事の
成り行きが収まるのを待つことになるのだった。。。

うーん、正直ちょっと物足んな〜い。ポイント、ポイントの小ネタ
は結構笑えて面白かったし、一つ一つ丁寧に描いていたと思うんだ
けど、話の核となっている”約束”についてのエピソードがわりと
あっさりしているもんだから、見終わった後に、「アレレレ?もう
終わっちゃったの?」って感じだったんだよね。

とはいえ、トム・ハンクスはさすがとしか言いようがないっすわ。
オープニングで自分の国が消滅したというニュースを聞いて、混乱
する姿なんか、予告編見た時から、こりゃヤバイなぁと思ってたけ
ど、ナボルスキーの混乱ぶりが痛いほど伝わってきたもんね。それ
ぞれのエピソードに絡んでくるナボルスキーの誠実な態度や、他人
を思いやる気持ち、約束を必ず守ろうとする信念。やっぱり、そう
いうものを持っている人に周りの人間は心惹かれて、自然と人が集
まって来るもんなんだよねぇ。そんなナボルスキーの人柄をなんの
違和感なく見せてしまうトム・ハンクス。もう50近くなのにまだ
まだ若いし、素敵な役者さんですなぁ。


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2005年01月18日(火) 【ネバーランド】2005年/アメリカ

[ネタバレ注意]
監督:マーク・フォースター
出演:ジョニー・デップ        ジェームズ・バリ
   ケイト・ウィンスレット     シルヴィア
   フレディ・ハイモア       ピーター
   ダスティン・ホフマン      チャールズ・フローマン

とても素敵な映画だった!久しぶりに涙腺が緩んでしまいましたよ。
ジョニー・デップがなんとも言えない優しさと、澄んだ心を持った
「ピーター・パン」の作者ジェームズ・バリを好演です。

1903年のロンドン・劇作家バリは公園で執筆活動をしているときに
4人の子供たちとシルヴィアに出会う。父親を亡くしたことで心を
閉ざしてしまったピーターの事を心配したバリは色んな夢や空想を
ピーターと兄弟達に伝えることで、次第に子供たちにとって必要な
存在になっていく。それはシルヴィアにとっても同じことだった。
しかし、そんな幸せな時間は思いもよらない出来事で終わりを告げ
てしまうのだった。。。

良かったぁ。ホントにすごく良い映画だった!始めっから最後まで
テンポ良く話しが進んでいくし、人物像の描写もしっかりしてて、
脚本も良く纏まってたと想うなぁ。

バリがピーター達に見せるファンタジックな夢や空想の世界の描き
方はなんとなく【ビッグ・フィッシュ】に似てたな。色のトーンも
同じような感じ。それぞれ、描いている空想の種類は違うけど、ど
ちらも子供の事を想った優しい世界。

純粋な子供たちに夢や空想の世界を見せることの出来る子供と同じ
ような心を持ったバリと、父の死で夢や希望を持とうとせず、早く
大人になることで、傷つかないようにしようとするピーターの二人
の心の触れ合いが自然と涙を誘うんだ。

終盤に入ってからはもうウルウルしっぱなし。子供たちに向けられ
たシルヴィアとバリの愛情に感動せずにはいられませんです。ハイ。

この映画はジョニー・デップの魅力を良く引き出してたし、ピータ
ー役のフレディ・ハイモア君の才能あふれた演技も良くて、久しぶ
りにダスティン・ホフマンなんかも映画で見れて嬉しかったなぁ。
とにかく、大満足でした。



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2005年01月14日(金) 【僕の彼女を紹介します】2004年/韓国

[ネタバレ注意]
監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン        ヨ・ジョンジン
   チャン・ヒョク         コ・ミョンウ

やっとこ見れた。あの【猟奇的な彼女】の監督とチョン・ジヒョン
が再びタッグを組んだファンタジックなラブストーリー。チョン・
ジヒョンの相手役は【火山高】で主役を務めたチャン・ヒョク。
って楽しみにしてたのに〜

街角でひったくりが発生。居合わせた婦警のヨ・ギョンジンは走り
去る男を猛然と追いかけ、鮮やかに取り押さえる。しかしこの男性
コ・ミョンウは、実際は犯人を追いかけていた善意の市民で、女子
高で教師をしているまじめな青年だった。なんとか誤解が解けて解
放されたミョンウだったが、数日後、生徒の非行防止のため相談に
訪れた警察で再びギョンジンと遭遇してしまう。逃げる間もなく夜
間パトロールに付き合わされたミョンウは、何にでも首を突っ込む
ギョンジンのせいで命懸けの一夜を過ごすハメに。しかし、これが
キッカケとなって2人は思いがけず恋に落ちるのだったが…。

う〜ん、なんか物足りなかったなぁ。前作の【猟奇的な彼女】と同
じ監督と主役ってなると、どうしても比較して見ちゃうもんね。そ
うすると、やっぱり【猟奇的な彼女】の方が伏線の張り方も完成度
も質が高かった気がするな。

気が強くて頑固だけど、真っ直ぐで凛としたギョンジンと彼女に振
り回されてばかりだけど、心優しく何があっても彼女を守ろうとす
るミョンウ。二人の性格ほとんど前作と同じですやん。

話的にもちょっとひっぱり過ぎ感ありすぎの溜めすぎ。あのグルグ
ル回るカメラワークもあまり効果的に使われていないし、使いすぎ。
風車作りすぎ。そして、紙飛行機飛びすぎ。。。

こんな感じでオレンジ的には正直あんまりググッとくる所が無かっ
たんだよなぁ。設定も同じだったし、”パート2”って感覚で見ち
ゃうと、なかなか【猟奇的な彼女】の上を行く作品を作るのは難し
かったみたい。音楽については、俺が言うまでもないみたいすね・・・
唯一この映画でおもろいと思ったのは・・・ ミョンウがギョンジンに
贈ったパラパラマンガ(ヲイ)彼女の事を想って絵を描いているミョン
ウの事を考えたら、なんかいいなと思ったんだよね。


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2005年01月13日(木) 【紅いコーリャン】1989年/中国


監督:チャン・イーモウ
出演:チアン・ウェン
   コン・リー

今や巨匠と呼ばれるチャン・イーモウ監督、あ〜んど、アジアを代
表する名女優となったコン・リーのデビュー作。コン・リー若っ!

1920年代末の山東省。18歳の娘がいやいや嫁いだ先は、造り酒屋
の主(50歳)だった。その嫁入りの輿を担いだ青年と劇的な恋に落
ち、主が殺害されいなくなったことを契機に二人は結ばれることに。
店を継ぎ、娘が賊にさらわれたりのトラブルはあるが、ますますの
繁栄をみる。だが、やがてこの地域にも日本軍は侵略して、豊かな
コーリャン畑を荒らし始める…。

なんのこっちゃ?意味がさっぱりわから〜ん!1988年ベルリン国際
映画祭:金熊賞?この年はよっぽど他にいい映画がなかったのか?
確かにデビュー作というだけあって、見る者を圧倒するような勢い
と映像力を感じたけど、脚本がおもしろくなーい!!つまんない!
眠い!説得力なし!!!

と、言いたい放題書きまくってしまったけど、この脚本に面白みや
深みを感じる人にぜひ問いたい「どこが?」と。

だって、娘が恋に落ちる青年に何の人間的魅力を感じないんだもー
ん。つーか、仕来りで嫁いで3日したら、一度実家に戻る家路の途
中に、この男レイプするんですよ?それとも、あれは同意のもとな
の?しかも、娘が酒屋に戻ってきた時には主は死んでいて(青年に
殺されたらしい)、家を酒で清めてる最中に青年は酔っ払って、そ
の酔った勢いで、娘を抱いたことを酒屋の使用人達に自慢げに話し
て、もうこの娘は俺のもんだって、頭おかしいんじゃないの?で、
なんでそんな男とこの娘は一緒になんのか、さっぱり説明ナッシン
グ。青年がいやがらせで酒におしっこいれたら、銘酒が出来ちゃっ
たって、そんなアホな・・・
 
そんなこんなで日本軍が侵攻してきて話は急展開。最終的にはお約
束の虚しさにあふれた話の収束。放置プレイか?

脚本的に細かい設定や説明に時間を費やして、観客がなんも考えな
くていいような内容もどうかと思うけど、それにしても、もうちょ
っとどうにか説明がなくても納得できるような説得力を持った脚本
にならんのかい。そうじゃないと、凝った映像をただ押し付けした
だけの自慰行為になっちゃうと思うんだけどなぁ。。。

今まで見たチャン・イーモウ監督の作品をよくよく振り返ってみる
と、幸せ3部作以前の作品は結構ブラック・ユーモアが強い映画が
多い気がするな。


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2005年01月12日(水) 【上海ルージュ】1996年/中国、フランス


えー、年も明けてもう12日も経ってしまいましたが、みなさん、

 あけましておめでとうございました。

年が明けたら、怒涛の如く日記をアップする予定が正直全然映画を
見てません。で、連休明けで社会復帰するのが大変で日記の方もさ
ぼっていました。このままじゃいか〜ん!と言うわけで昨日は張り
切って、去年買っておいた【紅いコーリャン】と【上海ルージュ】
を2本立てで鑑賞。。。お、重い。2本立てで見る映画じゃなかっ
た…と後悔しててもしょうがないので、感想書いていきまっしょい!

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監督:チャン・イーモウ
出演:コン・リー           チンパオ
   リー・シュエチェン       リュウ
   ワン・シャオシャオ       シュイション

お馴染、チャン・イーモウ監督とコン・リーの最強タッグによる人
間描写。暗くなるような脚本とそれに比例するかのうように描かれ
る美しい風景やセット、役者とのギャップがなんとも後に引く作品。

1930年、上海。町の顔役であるタンのもとで働く叔父のリュウを頼
ってこの町にやって来た少年シュイション。タンはアヘンと売春組
織を支配することで町を牛耳っていた。シュイションは、タンが囲
っている愛人で上海一の歌姫チンパオの召使として働くことになる
が……。

うーん、見た後になんとも言えない虚しさが心に残って、なんだか
なぁ〜って感じ。最近どうも勧善懲悪でハッピーエンドお気楽映画
ばっかり見てたから、こういう映画をたまに見ると、ず〜んと凹ん
でしまうわ。

とは言ってもこれは見て良かった気がする。コン・リーはやっぱり
綺麗な人。チャン・イーモウは色彩豊かな映像もさることながら、
出演する女優を美しく撮るのがホント上手。

チャン・イーモウは最近【HERO】【LOVERS】と続けて武侠物を撮っ
てるけど、俺はチャン・イーモウはアクションあんまり向いてない
気がするなぁ。この映画みたいに最後納得いかない風で、映像で納
得させられるみたいな作品が好きなんだけど、監督自身その傾向に
飽きたのかね??

どっちにしても、やっぱり気になってしまうイーモウ監督の最新作
【千里走単騎】。高倉健さん主演ってことも話題でしょうか。

チャン・イーモウ監督の作品を見ていつも思うんだけど、


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そんなこんなで始まりましたオレンジの映画日記、今年もよろしく
お願いします。明日は【紅いコーリャン】。


オレンジ |MAIL

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