プープーの罠
2005年04月24日(日)

羽衣

今の職場の人はみんな
制作職なのに事務職
みたいな格好をしている。
男の人なんて完全なスーツだ。

私はいわゆる コンサバな服 という
やつをほとんど持っていなくて、
パンツはジーンズばっかりだし
トップスだって過剰な柄ものか
やたらテロテロしてるものか革か、
みたいなかんじ。

まぁ何着てたって作業自体に影響はない
んだけどそれは所詮イイワケでしかないし、
TPOで考えれば明らかにナシ
なのは自分でも分かってるし、
趣味がおかしいだけで別に
こだわりがあるわけでもないし、
黒子的存在としてポジショニング
されている派遣で
無駄に服装で目立っても仕方がないし。

そんなわけで、朱に交わるべく
休みを利用して服を買いに行った
わけだけど、趣味でもない服を選ぶのは
けっこうつまらないものだ。
会社の人が着ていたのに似てるのを探して
オレンジとベージュがあったらベージュを買う。
うちに帰ってきて一通り広げてもウキウキしない。
みんなしょうゆで煮込んだみたいな色だし。

みんな好んでこういうのを着てるのかなぁ。
会社用として割り切って?
でも オトナ ノ オネエサン て7割方こんな格好。
買い物に行っても、お気に入りの店に直行せずに
ちゃんと見渡せばそういう服屋ばっかり。

私も、顔の描かれた柄シャツを見つけて
テンションあがったりしてる場合な年齢
じゃなくなってもいるわけですが。

誰のために服着てるんだろう。
社会のためか、
自分のためか。

2005年04月22日(金)

はたらくひとリターンズ

1週間が終わった。
仕事はハード
というほどのことはない
けれどぼんやりしてる暇はない。

時給は下がったし条件も悪くなった。

この会社から派遣募集があった
のは偶然ですが、ここを選んだのは
聞いたことのある会社名だ
からだったりしてそれはかつて
猪口さんが め ち ゃ く ち ゃ な
下請け発注をしていたところである。
めちゃくちゃだったのに、こなしていた。
こっちがサジを投げた仕事。
1週間でも厳しいボリュームを
1日であげたとんでもない会社。

初日からずっとアドレナリン出っぱなしのカンジ、
昼食をたくさん食べても眠くならないし
遅くまで働いても明け方まで眠れない。
この1週間、ずっと

「遠足前日の布団の中」

のようなウキウキが続いていた。
私の中で何がこんなにはしゃいでいるのか
とにもかくにも
本番はこれから始まるのです。

2005年04月18日(月)

死滅回遊魚

初出勤。同期が1人。
初っぱなから軽く放置を食らう。
4月に入って3週間目。
毎週数人新しい人が入ってきては
毎週数人脱落して行くらしい。
目まぐるしく流れてきてもほとんど生き残らない。
さながら死滅回遊魚。
すぐいなくなる者を誰も
いちいち記憶しようとはしない。

能力審査みたいな期間かと思っていたけれど
どちらかと言うと会社がくれた猶予期間なのかも知れない。
名前を覚えてくれるのは2週間後かな。

2005年04月03日(日)

alone

もう4月だ。

仕事を辞めてもう3ヵ月目に突入、
ぷらぷらしてるだけで何も考えていやしない。
ただのニートである。

時間はたっぷりとあるのに私の
思考回路は 後回し に委ね切って停止状態、
することもないし書くこともないし、
とりあえずmemorizeからのデータ移植を
今さら
ぽつぽつとやっては過去を振り返り、
そんなことをしてるんだ
から私はいつまで経っても
幻想懐古から抜け出せやしない。

"仕事を辞めて"
私がプープーになってから
もう1年半が過ぎていることになる。

私はそこから多少なりとも進んだ
ようでいて実はその近辺をうろうろし、
また元いた位置に戻っているような気もする。

さっき思い出したけど、卓也の命日が過ぎていた。
あれから2年、私が思い出さなくたって桜は咲く。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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