プープーの罠
2004年03月28日(日)

晴れた日、曇り 上の空

朝からハニのメール。
『今日会える?』
会えますともよ。

『午後から約束あるからそれまでうちに来て。』

だから、
君の家は、


んだってば。
気軽に寄れるもんじゃないの。

ヒマ潰しなら"好きな人"呼んだら?
と言うのは止した。
欲張ってわがまま言って会えるはずの少しの時間をフイにした
のは私。

そんなこと分かってるんですよ。
痛いくらいにさぁ。

2004年03月27日(土)

電車の風景 川のほとり

ハニちゃん家の近所で用があった
ので、終わったらついでに会えるかしら
と、思い連絡したのですが
『ちょうどその時間は友達と約束があるから
その後ならいいよ』
だそうで、浅田的には
「ついでに寄れたら便利」
くらいだったので、
寄れないならまた次の機会でもよかったのですが、
まぁ会いたいのも確かなので承諾する。

用事が済んで、まだ昼下がり
でしたが、ひとりでぶらぶらする気にもなれず、
とりあえずうちに帰る
と、ちょうどハニから連絡があり、
『予定が流れたら今から来る?』

タイミングが悪いの。
ハニちゃん宅へのアクセスって意外と
め ん ど く さ い の 。

「天気もいいんだしどっか行こうよ」
「外 出るなら準備するから2時間後とかでいい?」


…それだと日が暮れてんだけど。
天気関係ねぇのだけど。

だったらもう少し遅くしてどこかで食事しよう
ということになり、待ち合わせは3時間後

しかし結局実際に会ったのは5時間後。
ハニが時間にルーズなのは今に始まったことではないけれど
女の子の化粧待ちでもそんなにかかんないぞ。
おまいさんは全身脱毛でもしてきたのか?

天気が良かった
から、ハニちゃん宅の近所の桜並木の下
一緒にぷらぷらしたかったのよ。
カリカリしながら夜の人ごみに紛れて
ゴハン食べるんじゃなくてさ。
私の言ってることはそんなに自分勝手で夢見がちなことかい?

やんなっちゃう。

2004年03月26日(金)

陸の上 海の深く

2日目。
業務委託としてのノルマがあるわけなのですが、
それ以外に、あらゆる会議に引っ張り回される。
会社の現状を知るにはいい機会だとは思うけれども
ちょっと忙しすぎる気配。

22時くらいに帰ろうと思ったら
同じ部署の人に飲みに誘われて
軽い歓迎会をしてもらう。
ルーツが商社なので、
人種が今までの会社とちょっと違う感じ。
肉食動物といったところ。

ハニちゃん宅に帰ろうと思ってたけど
タクシーで送ってもらえたのでやめた。

2004年03月25日(木)

景色は良いが、曇り空。

働きはじめ。
通勤先としては以前よりかなり近くなりましたが
始業時間が早いので、前にも増して早起き。
新品のG5はひどく快適ですが、
OSXに戸惑う。
だって誰にも使い方聞けないんだもの。
席は森君のとなり。なんか変な感じ。

ビルが高すぎてケータイの電波が入らない。

2004年03月24日(水)

プー3日目(最終日)

二日酔いで一日を潰す。

2004年03月23日(火)

期待とアテ

プー2日目。

まだ働いてもないのに
社長と飲みに行く。
変わった会社だなぁと思う。

社長はまだ若く、
見た目はタヌキだけどキツネのような人だった。
狡猾で腹黒く、どこまでも自信家。
それを裏付けられるだけの頭のキレは確かにあり、
手のうちはいくらでも見せるけど腹の底は見せない。
青年実業家 といううさん臭い響きが
実にしっくり来る。

Windowsをメインに使っている会社
だったのですが、、昨日の今日でMacG5を買ったらしい。
森君が待遇が良過ぎやしないかと
ぶーぶー言っていたけれど
ホントちょっとやり過ぎ。

面接の時、現在の社員相関図を見せられ、
その中に私が 3人 いて
どのポジションがいいか選んで、と言われた。
ひとつは森君と同列のバイト、
ひとつは正社員デザイナーチーフ、
ひとつは正社員制作総指揮、これだと上司が社長だけ。

横にはそれぞれの場合の給与まで書かれていて
私が選択したのは "森君と同列" だったのですが、
結局 とりあえず "正社員じゃないチーフ" ということになり、
ちなみに給料は総指揮で提示された額より高い。

働く前から異常にもてはやされるのは怖いですよ。
森君から聞いていたひとつに
社長はケチだ
というのがあり、
それはこの短い面会でもよく分かった。
それなのに。

「何故ここまでするのか」と聞く、
そして何故私なのか。
一番最初の電話口から直感したとのこと、
ゆくゆくは女社長になれ、と。

社長はお酒もしこたま強く、
久しぶりに負けた感じがした。
相当酔った。

そんな状態
どれくらい本気で言ってるんだか、
鵜呑みにはしないけれどとにかく
おもしろくなりそうだわ。

2004年03月22日(月)

私のアピールポイント教えてください。

プー1日目。

お昼から森君の会社で面接。
バイト、腰掛けのつもりだった
次の派遣先が見つかるまでの。
と言いつつ、
正直まったくヤル気なしだった。
履歴書もポートフォリオも持たずに
私服でぷらりと行った。
しかも遅刻した。

「うちの会社をどれくらい知ってます?」
「すみません、名前しか知りません。」

面接の人は社長さんだった。
会社概要から細かく説明され、私はそれにうなづくだけ。
面接というより会社説明会。

ということで、
と、私にこれといって何も聞かないまま
正社員 という単語が出てくる。
私はまたもやそれを拒否、
けっこうめちゃくちゃなこと言った。
というのも、
仮にも社員を雇用しようとしている経営者を相手に
私が如何に正社員になりたくないか
という ヤル気のなさ を熱弁したのです。

そしてダメ押しに
「じゃ、雇えないです」
と言われそうな金額をふっかけてみた
のに、何故か了承され、
仕事の内容は森君と大差ないのに
給料は額にして1.5倍、立場は森君の上司だ。
派遣より割りがいい。

結局 業務委託ということでとりあえず2ヶ月。
それで気に入ったら正社員になればいい、と。

得体の知れない人間を何故
そこまで欲しがるのか。
履歴書すらも見てないのに。
まぁ見せたところで
取り立てて魅力のあるところは何もないんですが。
学歴も資格もない、普通免許すらないのよ私。
今働いている森君の紹介とは言え、
森君は働いて半年も経っていないバイトなのだ。

社会は一体
何を欲しているのでしょうね。

ともあれ プー1日目にして
仕事が決まってしまいました。
お休みはあと2日でおしまい。


午後からハニと遊ぶ約束
だったのに連絡がつかず、
夕方に「ゴメン寝てた」と電話がある。
愛想笑いの達人 浅田は
そういう時でも反射的に笑ってしまい
自分が憎らしい。
じゃまた今度ね、と切った後
無性にイライラしてきちゃって

こういうの嫌なのよ、本当に。
ルーズなのは嫌い。
予定が狂うのは嫌い。
ハニちゃんのすぐにつけあがる子供みたいなとこも嫌い。

2004年03月21日(日)

音楽と寄り添って。

音楽は聴いていた時の思い出を吸収して、
それを聴く度にその時を思い出す。

私は
ジャネットジャクソンを聴く度に何だかぼんやりするし
ビョークを聴く度に少し苦笑いをする。

Underworldを聴いたら会いたくなっちゃった
と、ハニちゃんはクラブから戻ってきて
私を呼び出す、夜明け前。

そして1日中
日が昇り暮れて
月が真上に見えるまで
寝ていた。
うとうとどころじゃない、爆睡。
私はその横でテレビを見てた。
なんて無駄な一日だろう
と思いながら。

最近 音楽を聴いていない。

2004年03月18日(木)

良い大人になりたい。

「年を重ねる」
ということが
必ずしも

 人間として大きくなる

と比例している
わけではないわけで、
無闇に若い人を

 若さしか取り柄がない
 青く未熟である


と切り捨て、聞く耳も持たないのは、
「最近の若いコは…」と言っているオバサン
アナタがあんなに嫌っていたオバサン、
まさに そ の も の。

年を取りたくないなぁ

と思わされる
年の取り方はしたくないなぁ
と思った。

明日は我が身です。
身につまされる思いです。

2004年03月17日(水)

SLが走ってる

今日は床ちゃんと飲む。
同じ街で働いてるんだから仕事終わりにでも飲もうよ
と、働きだしてからずっと言ってたのに
何だかんだで時間が合わず
結局この街で会うのは最初で最後かな。

床ちゃんと話すのは楽しい。
談笑 という感じがする。
仕事のことこれからのこと、
私の言うことは いちいち後ろ向き
ではありますが。

随分 雑な生き方をしているなぁと
自分を省みる。
もっと丁寧に扱っていたら
こんな壊れかけみたいにはなってなかったかもね。
もっと いい傷の付き方 があっただろうに。

相変わらず 私には寂しさがわからない。
けれど、寂しいということがどれだけ哀しいものなのか
いい加減うすうす気付きはじめている。
みんなみんなハッピーだったらいいのに。
Aちゃんも
Iちゃんも
どうか私のようには
ならないでください。

2004年03月16日(火)

圧倒的 透明な威圧感

上司不在の時に限ってトラブル発生。
よく把握できていない仕事の
トラブルシューティングをやる。
まぁ勉強になった。
そしてみんな優しいなぁと思った。
これが社会人ですか。

ちょっと残業してぷらぷら帰り道
森君から電話があり飲みに行き、
まさか森君にまで
仕事を斡旋されるとは思いもせず。
次の仕事見つかるまでの
腰掛けでやってもいいかな、と思う。
家で何もしないでいる
よりはマシだから。


ハニにメールしても返事がない
ことが最近よくある。
だから私からは出さないことにした。
大事な話をメールですることもないので
まぁ返事も要らないような
大したことない内容
しかしてないんですが
返事がないと無駄にイライラするから。
不安にはならない。
今は情緒安定気味。

"誰か"がいる
というのを薄々感じている。
その存在が強く確か
なものになったら
私は必要ではなくなる
でしょう?
まぁいいや。
君が幸せなら
そこに私が存在してなくても構わない。
なんてね。

不満なんて何もないんですよ。
だけど、最近しんどくて仕方ない。
五月病のような。

2004年03月15日(月)

必要のない人

することがない。

金曜日の
余ったピーナツを
今度はヘソを選り分けて実だけ食べる。

退屈だ。

自分のメールアドレスから
携帯に迷惑メールが来る。

あのこ会社辞めちゃったのね。

飲みに行きたい
な、と思い

床ちゃん誘ったら
今日忙しいから
と断られ

森君誘ったら
今日忙しいから
と断られ

暇だ。

タワーレコードで立ち読みしたりして
欲しい雑誌とCDを買おう
と思ったけど
この物欲が一体何になるのか、
買っても読まない
買っても聴かない
買うだけで完結しているじゃないか。
つまるところ
レジに並ぶのがめんどうだったですの。

早く寝る。

2004年03月13日(土)

生きてる空間

『掃除したからうち来る?』

ハニちゃんの家に行くのはこれで2回目。
前は上の空だったので
ろくに何も見ていなかった。

四角くて無機質なものがみっちり
と 詰まっている。
武骨な感じはしないけれど、
神経質な性格がそこら中に見える。

ビデオ見たりごはん食べたり。
彼 割とぺらぺらと自分の出来事をよく喋る。
昨日は夜通し"好きな人"と遊んでいたらしい。
そこで"好きな人"から電話。
部屋キレイにしたからまた遊びに来て〜とか言ってる。
私は勝手にベッドに潜り込み、背を向けて目を瞑る。

それより気になるのは"猫屋敷"だ。
猫を飼っている友達がいるのは知ってる。
性別すらも知らないけれど
彼の腕や顔には時々細い爪の痕があり、
寝てたらひっかかれた とか言う。
よく泊まりに行ってるらしい。
"猫屋敷"について彼は
"猫を飼っている家"という以外
住んでいる"人"のことをまったく口にしない。
前にたった一度
「相方」
と言ってるのを聞いた。

ベッドに深くうずもれたまま、
ハニちゃんが仕事してる顔を眺めてる。
ハニちゃんは時々こっちを見て
「なぁに?」とにやりとする。
私は「何でもないよ」と枕に顔を伏せる。
そうするとハニちゃんのにおいがする。

起きている時に見る夢がある。

そうそう今日はハニちゃんが
初 め て
私の名前を呼んだのです。
三人称として呼ばれてる
のは聞いたことがあったけど
面と向かっては初めて。
苗字すら呼ばれたことがなかったのですよ。
「さん」付けだったのがおもしろかったです。
ハニちゃんの目の色を窺ったらば
それはもう真っ黒。
やっぱりなぁ…

浅田はハニちゃんを「くん」付けで呼びます。

2004年03月12日(金)

コーラは好きじゃない。

仕事が特にないので
柿ピーの柿の種だけ食べていた。


相変わらずひょうたん島のキーホルダーは
ぺラさんもルナさんも出ない。
それでオークションを覗いていたら
第一弾があったことを知り、
入札したら350円で落札できちゃった。
ペットボトル2本分の値段でコンプリート。
キッド坊ちゃまがべらぼうにかわいいですの。

で、ぺラさんもルナさんもやっぱり欲しい。

2004年03月10日(水)

水曜日はウェンズデイ 豚にくしゃみをさせる

定時に上がってハニちゃんとごはん。
ハニちゃんは髪を切っていた。
襟足長いのかわいかったのに。

ごはん食べた後、
テレビ見たりだらだら、
明日早いんだから
と、さっさと寝ようとする私の横で、
眠れないよときゃーきゃー騒いで妨害
していたくせに私より遥かにすんなり眠りやがり、
おまいはこどもか。
かわいいでないのコンチクショウ。

朝食にスターバックス
甘い甘いラテを飲み
ハニはまだ半分寝た顔。
まったり
というかむしろ
放心状態。
なんかどうでもよくなってくる。
仕事も未来も。
このまま時間が止まってしまえ
ば、いいのに。

しかし時給労働者のワタクシ、
そんなこと言って休んでる場合じゃないのですよ
ただでさえ今月は働く日数が少ない
次はまだ決まっていない
のだから。

ぎりぎりながらいつもの電車に乗り
ましたが、ダイヤが狂っていて
結局会社10分遅刻しまして
しかし会社には誰もいなかった。
9時半始業のこの会社、
フレックスでもないのにやけにルーズなのです。

引き継ぎのための書類を作成しながら
うっとりしてみる。
反動でしょうか。
浅田さん ハニちゃん溺愛傾向。
私もダメな人になっていく。

2004年03月09日(火)

契約終了

あと10日で仕事納め。
もうやることは引き継ぎくらい。
次のはすぐに見つかるかしら。

運がいいのか
目標が低いのか
高望みしないせいか
受験にしろ就活にしろ
苦労して勝ち取った経験がない。

失敗の挫折を味わったこともないが
成功の感動も 何もない。
それが私を余計に
平凡でつまらなくしている気がする。
覇気がないのよ。

落ちたといえば
セブンイレブンのバイトの面接くらいだ。
覇気がないから。
むしろ 落ちる方が難関
だったんじゃないかしら。

2004年03月08日(月)

牛乳は好きです。

突然、怒濤のように
迷惑メールがくるようになった。
メールアドレス変えようかな
と思いつつ、
比較的 頻繁にメールをする相手はみんな
スカイメールで事足りているので
『わざわざメアドを変更し、お知らせする』
ということの必要性が
まるで 労力の無駄 な気がして
とりあえず、大人しく迷惑を享受し抹殺している。

そもそもJ-PHONEが迷惑メール対策として
メールアドレスの設定を強制
してきたから、取得したようなもので、
いっそケータイメアドなんていらないのですけども。

2004年03月06日(土)

ブルーラグーン

朝起きたら
二重まぶたがなめくじ
みたいになってた。

一晩泣いて起きても
気は落ち着いてなく、
ふとした拍子にすぐ嗚咽があがり
どうしようもないので
お風呂に鼻まで浸かってメソメソ。

メソメソっていうかもう
ナイアガラの滝。

うちのお風呂のライトは真っ青
リラクゼーション
というよりは、やたら暗い。

青白い光を見上げて
うちには剃刀がない
とぼんやりと思う。

アゲアシ鳥


結果からいえば
何も変わったところはなかった。

お風呂からあがると
ハニちゃんからメールが来ていて
『仕事終わってだらだらしてるんだけど
 どうしてます?』
私は折り返し電話をかける。

…出ないし。

すぐにメールが来て
『今移動中』
だ ら だ ら し て ね ぇ じ ゃ ね ぇ か
みたいな。

『うちにいるんじゃないの?』
『暇つぶしに買い物でもしようかと思って』
『そう』
『ぶらぶらしてるけど来る?』
『行く。あと1時間くらい。』
『その頃もう別のとこにいるかも。』

いちいち何だかケンカ腰。
会いたいんだか会いたくないんだか
泣きながらメールを返す状態。

何なのよ一体どうすりゃいいのよ。

そう メールを返して終わらせよう
と何度も思い、しかしそれで何になる?
私はこれから泣いて暮らす
つもりなのですか。

メールで言い合うのは無意味
必要以上に揚げ足取りになってしまう。
『じゃ着いたら電話するね』
そして私は覚悟を決める。
たとえ終わりになるにしても
会ってちゃんと終わらせよう。

風が当たると目の回りが
突っ張っているのが分かる。
腫れは引いたけれど
泣き顔のまんま。
風邪のせいにできるだろうか。

約束の場所、電話口、
表情の分からない低い声、
「もうちょっと待ってて。」
うまく笑えるかしら、
そんな心配はあまりいらない。
私は愛想笑いが得意なのである。

まぁ 正直なところ
愛想笑い とか以前に
ハニちゃんを見つけた瞬間

アッ(@∀@)!

とかなっちゃってたんだけども。

「おひさしぶりね」
と、並んで歩き、
前に一緒に行った
美味しかったお店で
日も暮れる前から飲み、
ここ最近の出来事を話し
そしてハニちゃんがまっすぐ笑って
私は本当に笑顔になる。
彼はおもしろいくらい愛想笑いができない。

つい半日前まで、
一体私は何を悲観していたのか
バカバカしいほど何事もなく
単にハニは仕事が忙しくピリピリしていて
私は情緒不安定だった
それだけのことで、
しかし一緒にいない時間の距離
というものを改めて考え直す。

夜の風がまだ寒くて
ハニちゃんは自分の背中に
引き寄せるように 私と手をつなぎ、
私は 少し伸びたハニちゃんの髪を眺め
もう はぐれてしまわないように、と
ぎゅっとその手を握り返した。

2004年03月05日(金)

夢は夢の侭で

火曜日に彼から
『金曜か土曜に会えます?』
と、メールがあり

今日は金曜日
朝、メールをしても返事はなく
定時を過ぎても連絡はなく、
私は 特に急ぎでもない仕事を残業にしながら
ちょっと待ってみる。
結局月曜の分までやりつくし、
9時過ぎ

彼に電話をすると
久しぶりの彼
電話越しの声
「仕事は終わってるんだけど
 返事待ちなんだよね
 …

 …」

会えない
むしろ
会う気ナッシングの空気。
シャッターがぴったりと閉じていた。

「じゃまた今度ね」
私は電話をぶっつりと切り
駅に向かって すたすたと家路を急ぐ。
私はシャッターを叩いたりしない。

誘ってきたのはそっちじゃないの。
悔し涙がうっすら滲み、
私は鼻風邪をすすりながら
それを堪える。

何があったのかちっとも解らない。

もういい、もういい、
深く考えるの止める。
心を乱されるのは好きじゃない。
だったらもう忘れてしまおう。

これで終わるのかな。
始まってすらいなかった
のかも知れないけどね。

宙に浮いたまま空中分解ですよ。


金曜日、遅くない電車はまだ
それほど混んではいなく。
窓の景色はいつもと変わらず。

ふ と 思い出す。
彼、優しかったなぁ。
その途端に 堰を切ったように涙が溢れ

本当に本当に優しかった。
あの優しさが大好きだった。
とても弱い人だから、人が傷つく恐さを知ってる。
時々 それを逆手に 抉りかけてくることもあった
けれど そういうのもまるごと抱きしめたかった。
でも私にはそんな器がないんだ。
「じゃあ明日にしよっか」
たったそれだけ言えば良かったことなのに。

すごく未練があるのに
私は何で もう過去形にしているのだろう。
私は何を捨てられないんだろう。
今 ハニちゃんよりも手放したくないものなんてある?

2004年03月03日(水)

オマケ

ペプシツイストを飲んでいる。
今サンクスで買うと
ひょっこりひょうたん島の
フィギュアキーホルダーがついていて、
ひょうたん島が好きだからなのですが
コーラはラムを割って飲むくらいで
それほど好きなわけではない。
カルシウムが足りないのに
コーラがぶ飲みしてる場合ではない。

さてこのキーホルダー、
食玩ひょうたん島シリーズでは
一番精巧な上に
グレートマジョリタン。
ひょうたん島の中ではマジョリタンが一番好き。
ペラさんとルナさんが好きですの。
しかしどっちも今だ手に入らず。
そんなだからシークレットなんて
まったくもって掠りもしない。
全種類欲しいなぁ。

2004年03月01日(月)

私と私

花粉症と総入れ歯になったら生きることにめげそう。


私は派遣社員という不安定な立場に戦々兢々とし、
けれどもう一人の私は正社員になることを頑に拒む。

私はハニちゃんの態度の急変に凹み、
けれどもう一人の私は
全力で彼のことを諦めようとし始めている。
連絡がとれないことにはもう慣れてしまった。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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