ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年12月30日(土) 福の神様

今日も真冬とは思えない暖かさとなる。

やはり暖冬なのだろうか。元旦も暖かくなるらしい。


今朝は庭先に出るなり桜草が咲いていて嬉しかった。

まだ一輪だが花芽がいくつか見えている。

そのうち満開になるだろう。なんと楽しみなことである。


小晦日となり過ぎ去ったこの一年を思い起こすべきなのだが

秋に母を亡くしてから遠い昔の事ばかり思い出している。

父と母と弟が居て平和だった子供の頃だったり

母に捨てられた13歳の冬の事だっり

そうして悔恨ばかりの青春時代の事だったりする。

私は沢山の人を傷つけずっと生き永らえて来たのだ。


過ぎ去った事は忘れようとどれほど思ったことだろう。

けれどもそんな時代が無ければ今の私は存在しないことになる。

何が良くて何が悪いのか決められないまま新しい年を迎えるしかない。


向かう先には「死」が待ち受けている。

それは誰にも変えられない宿命のようなものである。

だからと云って生きることを諦めてはいけないのだ。

一日一日を頂き物だと思って感謝しながら過ごしていかなければ。

そうでなければ今まで生きて来た甲斐が無いも同然だった。


あとどれくらいだろうといつも思う。

それを知らないことはある意味幸せなことなのかもしれない。




大掃除どころか小掃除もせずに寝てばかりいた。

「何もせんでも新年は来るぞ」夫の言葉のなんと有難いことだろう。

今年は喪中なので余計に気が抜けてしまっているようだ。


午前中はカーブスへ。これも行き渋っていたら

「最後じゃないか行ってこい」と夫が声を掛けてくれた。

おかげで薄っすらと心地よい汗を流すことが出来る。

人並みに出来ることは何もない。それでも私はまだ諦めていない。


カーブスを終えてからほか弁を買いに行く。

今日は娘達の分も私のおごりである。「やったあ」と喜ぶ娘。

ボーナスを貰ったおかげでお財布には「福の神様」が宿っている。


夕飯は娘達がお婿さんの実家へ行くと云うので簡単手抜き。

昨夜の猪が残っていたので近所の魚屋で鰹のタタキを買って来た。

それから残りご飯で「すし太郎」のちらし寿司にする。

二人きりだと本当に楽だ。いつかはまたこんな日が来るのだろうか。



ぽつぽつと雨だれの音が聴こえ始めた。

まるで春先のような優しい雨である。

月は雨雲に隠されているが少し欠けているのだろう。

「欠ける」ことは痛くはないか。辛くはないかと思うけれど

月はただ地球の影に隠されているだけである。





今年最後の日記になりました。

この一年私のつまらない日々にお付き合い下さり有難うございました。

読んで下さる皆様のおかげで書き続けること出来たのだと思います。

これからもこの場所がある限り書き続けたいと思っています。


喪中のため新年のご挨拶は控えさせて頂きますが

どうか穏やかな新年をお迎え下さい。



2023年12月29日(金) 真冬の蝶々

真冬とは思えない程の暖かさとなる。

冬枯れた野に蝶々が舞っているのを見た。

花は何処にも見当たらず緑の草さえ在りはしない。

蝶々はなんだか戸惑っているようだった。

そう長くはない命だろうと知っているのに違いない。



予定通りの仕事納め。午前中は残り仕事、午後から掃除をした。

そうして手元に置いてあった現金でボーナスの段取りをする。

とは云えほんの寸志で雀の涙ほどであるが

この一年頑張ってくれた同僚と義父を労ってやりたかった。


義父は昨年同様に「俺は要らんぞ」と手を横に振るばかり。

それでも押し付けるように渡したら内心は喜んでいるようだった。

私が資金繰りに頭を痛めていることを知っているからだろう。

経理は全て私に任せているのが心苦しいのかもしれない。


私は昨夜も書いたがやれるだけのことをやったのだと思う。

その達成感は半端ではなかった。我ながら見事だと言いたい程だ。

いつも自分が試されているように感じていた。

諦めてはいけない。きっと何とかなると信じていた甲斐がある。

不安を数えていたらきりがない。それよりも希望を捨てないことだ。





3時には終えられ帰路に着く。

「来年も頑張ろうね」と義父達に声を掛けて職場を後にした。


サニーマートは今日も大混雑であたふたとするばかり。

とりあえず味付け数の子を買う。娘の大好物なのだ。


今日は職場でお客さんから猪の肉を貰っていた。

それからチキン館の「まるっぽ鶏」も。

それは大助かりで特に買う物も無いような気がしたが

お肉ばかりではと思ってサニーレタスとトマトを買った。

孫達の好物で和風ドレッシングを掛けて兎のように食べる。

猪は大根と一緒に圧力鍋で煮たらとろとろの柔らかさである。

夫と娘婿が大喜びする。めいちゃんも初めての猪であった。

あやちゃんは猪と聞いただけで怖いのだそうだ。

それも頷ける話で食べたら猪に襲われるかもしれない。


娘婿が鯵を釣って来ていたので塩焼きとお刺身にする。

娘は鯵を捌くのが初めてのようで大奮闘していた。

娘婿がお刺身を作ったら中骨に身が沢山残っていて大笑いする。


なんだかんだで結構豪華な夕食となった。

嬉しかったのは別々ではなく皆が一緒に食べられたことだ。

なんだかお盆とお正月が一緒に来たような気がする。



今年もあと二日となった。この一年のなんと早かったことだろう。

なんだか追い詰められているような気もするが

確かなのは生きていることなのだと思う。

不安が少しずつ薄れているのを感じる。

まだまだ「お終い」にするわけにはいかない。

















2023年12月28日(木) 光の天使たち

風もなく穏やかな冬晴れ。空から光の天使たちが舞い降りて来る。

それが自分に相応しいのか知る由もないが

老いたこの身に何かが沁み込むような気がしたのだった。

もしかしたら新鮮になれるのかもしれない。

そうして命が長らえるのかもしれないと思う。


実はあまりにも順調すぎて怖くなってしまった。

今夜だろうか明日だろうか死んでしまうような気がしてならない。

ひしひしと押し寄せて来る得体の知れないモノから逃げなければ。

コロサレテシマウ。それだけはなんとしても避けたい。


明日になれば奇跡のように朝がやって来るのだろうか。




今日も3時過ぎまで仕事。なんとなく大きな山を越えたようだ。

このまま何事もなければ明日は無事に仕事納めが出来そうである。

私は自分に百点満点をやりたいと思っている。

我ながら本当によくやったと思うのだ。

しかしそれも同僚や義父の助けがあってこそのことで

感謝の気持ちを決して忘れてはいけない。


いつものようにサニーマートへ。

今日から大晦日までポイントが10倍だとかで大混雑していた。

娘が昆布巻きを食べたがっているのでそれだけは作ろうと思い

早煮昆布、かんぴょう、牛蒡を買っておくことにした。

後は夕食の材料。「豚肉の生姜焼き」にしようと精肉売り場へ行ったら

いつも売っているカナダ産がなく国産のお高い豚ロースばかり。

仕方なく2パック買ったがそれだけで千円を超す。

2パックでは4人分がやっとだろう。夫には3割引きの「こてっちゃん」を

それから鮮魚売り場でお刺身用の鰹を買った。

片身で千円。これは安い方だと思う。近海の土佐清水産で新鮮。

めじかの生節が半額。これは夫が好きなのでとりあえず買っておく。

野菜ではないけれど野菜売り場でいつも安いエリンギを買う。

これはオイスターソースで炒めることにした。

それから冷凍の枝豆。これは「枝豆ペペロンチーノ」にする。


帰宅したら娘がまだ帰っていなかった。

大量の洗濯物を畳まねばならず疲れがどっと押し寄せて来る。

夫が畳んでくれていたらどれほど助かることだろうか。


やがて娘が帰宅し二人肩を並べて夕食を作った。

今夜はめいちゃんのダンス教室があるので食べないまま出掛けて行く。

娘婿も帰って来ない。あやちゃんも部屋に閉じ持っている。

ひっそりと静かな夜だがそろそろ帰って来る頃である。

そうしたら一気に賑やかになることだろう。



今夜も既に眠くてたまらない。

自分が何を書いているのか分からなくなってしまった。

このまま死んだら最悪である。

明日の朝は何を書いたのか確かめてみなければいけない。






2023年12月27日(水) 猫の手も借りたい

日中は陽射しが降り注ぎぽかぽかと暖かくなる。

仕事の手を止めた同僚が誰かと話していて

いったい誰と話しているのだろうと不思議に思っていたら

庭の陽だまりでみい太が日向ぼっこをしていたのだった。


忙しさに荒れてしまいそうな心がほっこりと癒される。

たかが猫ではない。みい太はれっきとした仲間であった。

しかし猫の手も借りたい忙しさであっても手を貸さない。

まるで監督のような顔をして工場の中を見張っているのである。




今日も3時過ぎまで仕事。お昼に休めなかったのでぐったりとしていた。

もう今年のゴールが目前に見えている。もうひと踏ん張りだと思う。

月末の支払いをすべて終えたがまだ資金に余裕があった。

机の前に母の写真を貼ってあり「どんなもんだい」と胸を張る。

母はいつも笑っているが内心は気が気ではなかっただろう。

ずっと見守りながらはらはらしていたのではないだろうか。


サニーマートへ行ったらもうすっかりお正月モードである。

今年は喪中なので鏡餅もしめ縄も必要ないが

ついつい目が行ってしまうのは不思議なものだ。

喪中でもお雑煮くらいは食べても良いのだろうかと気になる。


鮮魚売り場の蟹には目もくれず鯖を二匹買った。8百円の安さ。

店員さんに三枚に卸して貰ったが何を作るかは決めていない。

帰宅して娘に相談したら「鯖の南蛮漬け」になった。

後は孫達に「ジャーマンポテト」「ちく胡」も作る。

メインは「塩焼きそば」買い置きのキャベツを始末するためだった。


今夜はあやちゃんの機嫌がとても良くて嬉しくてならない。

普段は食べない鯖も「食べてみようかな」と言ってくれた。

そうしていつもはすぐに二階に上がってしまうのを

今夜は最後まで食卓に残っていてくれたのだった。


ついつい顔色を窺うのが癖になってしまって

目が合わないように気をつけながらちらちらと見てしまうのだった。

気のせいかもしれないけれど少し痩せたように思う。

髪も随分と長くなったが美容院には行きたくないそうだ。

青白い顔は仕方ないと思う。ずっと家の中に居るのだもの。


今は冬休みだから学校の心配をしなくてもいい。

少しでも気楽にのほほんと過ごせることを願って止まない。





2023年12月26日(火) 私の役目

連日氷点下の朝が続いている。

いちばん辛いのはまだ薄暗いうちに洗濯物を干すこと。

平日にはそれが当たり前のことで私の役目である。


6人分の洗濯物のそれは重いこと。庭に運び出すのも一苦労だった。

杖を付きながら片手で干すことは出来ないので

痛む左足をひこずるようにして干さなければいけない。

けれども干し終えるとなんだか嬉しくなるのだった。

主婦冥利に尽きるとはきっとこんなことを云うのだろう。


冬至を過ぎたので少しずつ日が長くなるはずである。

そのうち朝陽を浴びながら干せる日も来るだろう。




仕事は相変わらず怒涛の忙しさだった。

今日は今年最後の車検予約の車が入庫した。

不具合さえ見つからなければ明日は納車出来そうである。


資金繰りも今のところ順調でなんとか年を越えられそうだ。

それが一番の難関だったのでほっと肩の荷が下りたような気がする。

昨年ほどの奮発は出来そうにないが寸志は支給出来ると思う。

同僚にはもちろんこと。私も義父も会社から頂くことにしよう。


3時過ぎまで仕事。今日も遅くなってしまった。

いつものようにサニーマートへ寄り夕食の献立を考える。

今日はもやしが特売だった。家族には不評だが「もやし炒め」にする。

雑魚天と炒めるのでいかにも貧乏くさい料理となる。

後は茄子と海老の天婦羅。期待していたが海老は半額ではなかった。

その代わり加熱用の牡蠣が半額。ぷりぷりとした大きな牡蠣だった。

これはバター焼きにしてポン酢醤油で食べることにする。


あやちゃんとめいちゃんは海老天で「天むす」これが大好物である。

沢山炊いていたご飯が空っぽになってしまった。

残念ながら時間差で美味しい顔は見ることが出来なかったが

食べ終えて二階に上がるあやちゃんとすれ違った。

「美味しかったかね?」と訊くと「うん」と一言。

その一言だけで私はほっと嬉しくなるのだった。


家族ではないのかもしれないけれど

毎日家族のために献立を考えている。

それが私の役目でなくてなんだろうと思う。



日中の暖かさをそのままに過ごしやすい夜になった。

もう眠くなってしまってとろりとろりとこれを記す。



2023年12月25日(月) 平和な夜に

最高気温が10℃に届かず風が冷たい一日だった。

なんだか陽射しがよそ見をしているように感じる。

真っ直ぐに見て欲しくて空をみあげるばかり。



毎朝みい太に会いに来てくれるお客さんがいて

今朝は私にと金柑をたくさん持って来てくれた。

庭に金柑を植えているのだけれど誰も食べないのだそうだ。

以前に私が好きだと言っていたのを憶えていてくれたらしい。

早速一粒口にいれてみた。甘くて美味しい懐かしい味がした。


我が家にも畑の隅に金柑を植えていたのだけれど

ここ数年なぜか実が成らなくなり残念でならない。

亡き姑さんの好物で冬になるとよく甘露煮を作ってくれた。

大きなお鍋をストーブの火でことことと煮詰めるのだ。

嫁いだ頃それが懐かしくてならなかったのは

祖母だろうか母だろうか幼い頃から慣れ親しんだ味だったからだろう。


姑さんにはあまり良い思い出がないけれど

金柑の甘露煮がとても美味しかったことは忘れられない。




仕事は年末に向けてラストスパートとなり怒涛の忙しさであった。

それでもなんとか3時で終わらせてもらい家路を急ぐ。

サニーマートは混雑しており駐車場もほぼ満車状態だった。

例の専用スペースにも停めることが出来ず仕方なくまた違反。

黄色い斜線を引いてある安全地帯らしき場所に停めた。

駐車禁止とは書いていないが停めてはいけない場所なのだろう。


店の入り口に向かいながら専用スペースに停めてある車を見ると

8台中5台が許可証を提示していないので呆れてしまう。

なんだかとても不愉快な気分になってお店に通報しようかと思ったが

そんなクレーマーになるような勇気もないのだった。


それよりも夕飯の献立である。昨夜は焼き肉だったので今日はお魚。

鮮魚売り場へ行くと寒グレが沢山並んでおり一番大きいのを買う。

店員さんにお願いすると鱗とはらわたを取り除いてくれて助かる。

「グレとお豆腐の煮付け」「ほうれん草の卵とじ」「チキンナゲット」

お刺身は「ひょう鯛」が思いがけずに安かった。

帰宅すると娘が鶏ミンチを買ってきており「鶏そぼろ」も加わる。


いつものように夫と先に食べ終えると娘達の番だった。

あやちゃんが鶏そぼろご飯にしてニコニコしながら食べている。

父親と談笑しており満面の笑顔を見るのも久しぶりのこと。


ああ平和だなと思った。ずっとずっとこの平和が続きますように。







2023年12月24日(日) 家族のようで家族ではない

朝のうちは晴れていたが日中は曇り空となる。

小春日を期待していても思うようにはいかないものだ。

洗濯物も乾ききっておらず乾燥機のお世話になった。


早起きをしためいちゃんの嬉しそうな声。

慌てんぼうのサンタさんが枕元にプレゼントを置いてくれていたようだ。

きっと真っ先に届けてくれたのに違いない。

サンタさんを信じている純真な心がとても微笑ましく感じる。



大掃除どころか小掃除もせずに朝からごろごろと寝てばかり。

お風呂の椅子と洗面器が酷く汚れていて気になっていたが

夫が「買えばいいじゃないか」と言ってくれて渡りに船だった。

早速ホームセンターへ行き真っ白な椅子と洗面器を買う。


その足で商店街のお肉屋さんに行って牛ハラミを1,2キロ買った。

歳末大売出しだそうでガラガラ抽選のクーポンを一枚もらう。

特等が3万円と聞きすっかり当たった気分になっていた。

抽選会場へ行くと小学3年生くらいの男の子が母親と来ていて

なんと21回もガラガラを回せるのだそうだ。

「がんばれ」と母親の声に男の子は真剣な顔をしてガラガラを回した。

そうしたら何と云うことでしょう。1等、3等、4等と当たり

その度に太鼓の音が鳴り響くのであった。

周りに居た大人たちも歓声をあげている。男の子の得意そうな顔。

さあ次は私だ。たった一回でも諦めてはいけないと思う。

しかし「ころりん」と出て来た玉は真っ白けの外れ玉だった。

飴玉一個をもらいなんだか酷く恥ずかしくてならない。

殆どの大人は欲深いのだ。その点子供はあくまでも純真である。





夕食は焼き肉。新しいホットプレートの使い初めでもあった。

イブの夜だものてっきり焼き肉パーティーだと思い込んでいたが

そうは問屋が卸さず夫と二人きりでひっそりと焼いて食べた。

ハラミは沢山買って来ていたが娘達に残しておかなければいけない。


それなのに夫の食べること。どんどん減って行くのではらはらした。

「今夜くらい一緒に食えばええがじゃ」と夫の言う通りだと思う。

あやちゃんが二階から下りて来ても娘達が居なかったので

「後から食べるけん」と言ってまた二階に戻ってしまった。

私と夫はしんみりとするばかりである。

娘の一存だとは思えなかった。もちろん孫達もである。

おそらく娘婿が嫌がっているのだろうと思うとやるせなかった。

それでも特別な日があっても良いのではないかと思うのだ。

家族のようで家族ではない。それを証明するような夜になってしまう。

「そんなに嫌ならさっさと出て行けばええがじゃ」と夫は言うが

面と向かってそんなことがどうして言えようか。


私は何があってもまあるく納めて行きたいと思っている。

学校へ行っていないあやちゃんが昼間独りぼっちになってしまうのだ。

それだけは避けたいと思う。あまりにも可哀想でならない。


娘達が何を考えているのか知る由もないが

近い将来であっても未来であっても愛しい家族に他ならない。



2023年12月23日(土) 陽だまりの桜草

昨日の雪が嘘だったように陽射しが降り注ぐ。

はっと気づけば桜草に花芽が見え始めていた。

あと数日もすれば花が咲くことだろう。

パンジーは寒さに強くたくましい。

昨日は雪を被っていたのに今日はもう微笑んでいる。

猫の額ほどの庭先であるがなんとも心が和むものだ。



年末も近く仕事は多忙であったが無理を言って休ませてもらった。

その無理が仇になったのだろう義父から7回も着信がある。

苛立っている様子が伝わって来て心苦しくてたまらない。

挙句には「この忙しいのに」と責められすっかり気分が塞いでいた。

カーブスなどどうでも良かったのだ。仕事に行けば良かったと悔やまれる。

そのカーブスも直前になり胃が痛みだし結局行かずじまいとなった。

もう後の祭りである。どんな日もあるのだと自分を慰めるばかり。




朝のうちにめいちゃんと一緒にサニーマートへ。

開店直後のせいか駐車スペースが空いており助かる。

一番先にお寿司コーナーで昼食用のお寿司を買う。

めいちゃんはシーチキン巻を。あやちゃんと半分こするのだそうだ。

私と夫はお稲荷さん。けっこう大きなお稲荷さんが5個入っていた。

さて夕食は何にしようか。めいちゃんと二人で店内をうろつく。

まずもやしを買った。めいちゃんが例の激辛もやしを作りたいと言う。

明日のイブは焼き肉の予定なのであっさり系が良いかなと思い

鯵の干物と塩鮭を買う。それだけで千円を超してなんと高いこと。

精肉売り場も素通りは出来ず鶏の手羽中に下味を付けた物を買った。

これはめいちゃんもあやちゃんも好きで小麦粉をまぶして揚げるだけだ。

大人用に鶏のもも肉も買った。これは玉ねぎとガーリック炒めにする。

脂っこいイメージがあるが玉ねぎが甘くなりけっこう美味しいのだ。

もう一品何かをと思いつつ明日は焼き肉だからと思い留まる。

私の買物メモを手にしためいちゃんがボデーソープとティッシュを

「どこどこ?」と探し回る姿が微笑ましくてならない。


その後店内にある百円ショップへ。めいちゃんが選んでいる間に

私は清算を済ませてから再度百円ショップを覗いてみた。

そうしたらまだ迷っている。欲しい物がすぐに見つからないようだ。

あれこれ手にとっては戻している。そんな姿も微笑ましいものだ。

やっと決まって「おばあちゃん、220円で足りるよね」と言って

ポケットから自分の財布を出すのだった。

それくらい買ってあげるのにと思ったがここはめいちゃんに任せた。

お小遣いも残り少なくなっているのではないだろうか。

お正月にはお年玉がいっぱい貰えるから大丈夫かな。


夕食は例の如くで夫と先に済ませる。

あやちゃんは後から娘達と一緒に食べていた。

ずっと俯いたままタブレットを操作している。

ちらっと覗いたら�勝糞譽張ぅ奪拭次砲鮓�ているようだった。

もしかしたら一日中見ているのかもしれない。

悪影響が無ければ良いが少し心配になった。


「ご飯の時には止めなさい」とはどうしても言えない。

隣の席では父親である娘婿もスマホを操作しているのだった。

そんな世の中になったのだろう。老婆心などもってのほかである。


娘達が炬燵を買ったらしく入浴後は部屋で家族団らんをするようになった。

あやちゃんもちゃんと一緒にいるようでとてもほっとしている。



明日の朝も氷点下の冷え込みになりそうだ。

お布団の温もりは自分の体温である。

それが生きている証拠だと思わずにはいられない。





2023年12月22日(金) シクラメンを買う

しんしんと音が聴こえるような冷たい朝。

窓を開けると雪が驚くほど積もっていた。

まだ暗い空からまるで雲を千切ったように雪が舞っている。


燃えるごみの日だったので夫が集積所まで運んでくれたが

道路は全く凍っておらず大丈夫だと言いほっとした。

水道も出るお湯も出る。なんと有難いことだろう。


今朝は市内に用事があり国道から山里へ向かった。

西に行くほど雪が少ないように感じる。

タイヤは結局ノーマルのままだったが危険を感じることもなく

いつもより少し遅れて無事に職場に着いた。


義父は高知市へ出張。雪の降りしきるなかを出掛けて行く。

事前に四万十町の同業者に電話をして雪の様子を訊いていた。

東部はまったく降っておらず青空が見えているのだそうだ。


工場は相変わらずの忙しさであったが同僚が一人で頑張ってくれる。

私は本当に何も手伝うことが出来ず情けないものだ。

午後も雪が降ったり止んだりで久しぶりに定時で終わらせてもらった。

夕方まで炬燵に潜り込めるのが嬉しくてならない。




サニーマートへ行ったら近くの農業高校の生徒さん達が

自分達で育てたシクラメンを店頭販売していた。

まさに店頭で屋外にたくさんのシクラメンを並べてある。

生徒さん達は着ぶくれるほどに着込んでいたがどんなにか寒いことか。

訊けば完売するまで帰れないのだそうだ。

あまりにも可哀想に思えて私も一鉢買うことにした。

1500円。花屋さんで買うよりも安いようだった。

可愛らしい女生徒さんが車まで運んでくれて助かる。


夕食はあまりの寒さに「湯豆腐」梶原食品のお豆腐を2丁買う。

梶原食品は今はタレントの豊ノ島の実家である。

それから「ワンタンスープ」野菜たっぷりにしたくてキャベツを買った。

冬至なので南瓜も欠かせない。茄子と南瓜の素揚げに決める。

茄子は酢味噌で。南瓜は塩コショウで食べるのが孫達のお気に入りだ。

魚はまたうるめ鰯を。あまりにも安いので買わずにはいられない。

今夜は「蒲焼」にすることにした。夫と私の好物である。

鮮魚売り場の店員さんに恐る恐る尋ねたところ

鰯も三枚におろしてくれるのだそうだ。それはとても助かる。

片栗粉をまぶしてフライパンにサラダ油を入れこんがりと焼く。

お酒とお砂糖お醤油で煮詰めたら「蒲焼」の出来上がりだ。

脂がのっていてとても美味しかった。


私と夫がいつものように先に食べていたら

あやちゃんが二階から下りて来て珍しく一緒に食べてくれた。

南瓜が美味しいと言ってたくさん食べてくれて嬉しい。

ワンタンスープもお代わりをして温まったようだ。

明日から冬休みなので気が楽になったのかもしれない。

もしかしたらずっと自分を責め続けていたのではないだろうか。


お風呂は「柚子湯」とても良い香りで温まる。

柚子は同僚が二日分だと言って10個も持って来てくれた。

買うと高い物なのでなんと助かったことだろう。



明日の朝は今季一番の冷え込みになるのだそうだ。

晴れの予報なので雪はもう大丈夫だろう。

炬燵に潜り込んでいる時とお布団に潜り込むのが一番の幸せである。



2023年12月21日(木) 焼き鳥はいや

山里では朝からずっと小雪が舞っていた。

看板猫のみい太が寒そう。でも事務所に入れてやれない。

朝食を食べ終えると何処かにふらりと出掛けて行ったが

日向ぼっこも出来ない日に彼はどうやって過ごしているのだろう。



工場には暖房が無く吹きっ晒しの風の中で作業に励む義父と同僚。

私は事務所でぬくぬくと仕事をしており申し訳なかった。

同僚は毛糸の帽子を被っていた。それがなんとも可愛らしく見える。

聞けば耳を温めるだけでずいぶんと違うのだそうだ。

慣れているとは云え真冬の仕事はどんなにか辛いことだろう。





雪のせいか午後は来客も無かったので早めに終わらせてもらった。

今日こそは帰ったら炬燵にすっぽりと潜り込もうと思う。


3時にはサニーマートへ着いておりゆっくりと買い物が出来る。

お向かいの奥さんに大根を貰っていたので「イカ大根」にすることに。

鮮魚売り場へ行ったらスルメイカの調理済みが在り助かる。


後はほうれん草の白和え。若鶏のせせりで焼き鳥をすることにした。

お刺身は毎日は無理だ。今日は勘弁してもらうことにする。


焼き鳥はお総菜コーナーで買うと結構高いのだけれど

せせり自体は安く4パック買った。タレは市販の物がちゃんとある。

娘がタレを付けながらグリルで焼いてくれるのだ。


今夜はめいちゃんのダンス教室があるので娘は気忙しくしていたが

あやちゃんが焼き鳥を嫌がり娘を困らせていた。

なんだかわざと困らせているように感じた。甘えているのだろうか。

私があれこれと口出ししていたら娘に叱られてしまった。

「いいからおばあはお風呂に入れ」ときつい口調である。

結局大急ぎでオムレツを作ったようだった。

お風呂から出たらもう食卓にあやちゃんの姿がない。

娘婿に訊いたらちゃんと食べたそうで一先ずほっとする。


いつも食後は部屋に閉じ籠っているのだけれど

今夜は父親である娘婿と楽しそうに会話している声が聞こえている。

少しずつではあるが何かが変わろうとしていることを感じた。


でも先は見えない。春になったらと思う希望だけはある。









2023年12月20日(水) 藁にも縋る気持ち

朝の寒さは緩んでいるように感じたが寒さに慣れたせいかもしれない。

日中は時おり陽射しがあったものの冷たい風が吹いていた。

明日は平野部でも雪の予報だったが今日になり曇りに変わる。

どうかこのまま降らずにいてくれることを願ってやまない。

まだ冬タイヤに交換出来ずにいるので不安でならないのだ。



仕事は多忙であったが少し早めに終わらせてもらって整形外科へ。

今日から定期的にリハビリをすることになった。

以前に一度だけ体験したことがあったがそのままになっており

とにかく少しでも痛みを和らげる策を練らなければいけない。

医師の薦めはもちろんのこと義父も是非にと背中を押してくれた。

このまま何もせずに放っておくとどんどん悪化するばかりである。

藁にも縋る気持ち。どうか助けて下さいと祈っていた。


担当は若い女性の療法士で最初にマッサージをしてくれたが

なんと優しい手だろうと感動した。うっとりするほど心地よい。

痛むようなリハビリではなく無理なく足を動かしていく。

20分程だったろうか終わった時には随分と楽になっていた。

これはなんとしても続けなければと思う。

次回は年明けで月に2回の予定で取り組むことにする。

必ず成果があるとは限らないが決して希望がないわけではない。

決してもう駄目だと諦めてはいけないのだと思う。





病院の外に出るともう薄暗くなっていてすっかり遅くなった。

車のライトを点灯しサニーマートへ向かう。

障害者スペースに車を停めたら隣の乗用車から降り颯爽と歩く女性がいた。

高齢者に見えなくもなかったがそれにしても元気過ぎる。

クレーマーになるつもりはないので見なかった事にしようと思う。


夕食のメニューは何も決まっていない。取り合えずお惣菜売り場へ。

しかしどのお惣菜も高くてとても買う気にはならなかった。

夫と二人きりならともかく6人分もとなると手に負えない。


揚げるだけの「パリパリチーズポテト」を買った。

これはマッシュポテトとチーズを餃子の皮で包んだ物で結構美味しい。

孫達よりも娘の好物なのできっと喜ぶことだろう。


鮮魚売り場でパナマ海老のむき身が安かったので3パック買った。

海老チリにしようと決めて海老チリソースの素を買う。

それからお刺身用のカンパチが片身で750円だった。

4人分はあるだろうと迷わずに買う。カンパチはハマチよりも美味しい。


それから竹輪を買い「マヨ炒め」にすることにした。

これは先日家族に大好評だったので馬鹿の一つ覚えのような一品。


よっしこれでおっけいと急いで家に帰った。

台所に電気が点いていてなんともほっとする。

今日は娘が休みだったようで私の帰りを待ってくれていた。

洗濯物も畳んでくれていて台所の流しも綺麗に片付いている。

昨日のドタバタが嘘のようになんと嬉しかったことだろう。


私はお刺身を作り、竹輪を炒めただけだった。

後は全部娘が作ってくれてまるで夢のように思う。

持つべきものはやはり娘なのに違いない。


お風呂から出たら娘達が賑やかに夕食を食べており

あやちゃんもちゃんと一緒に居てほっとする。

相変わらず俯いていたが今夜もくくっと笑っていた。



2023年12月19日(火) 氷雨

むかし「氷雨」と云う歌があった。

確か私と同じ名の歌手だったと思う。

懐かしくなり歌ってみようとしたが歌詞が思い出せない。

冷たい雨が降り続いた一日のこと。



まだ火曜日だと云うのに酷く疲れを感じる。

今日は久しぶりに胃痛があり背中まで痛くなった。

早く家に帰って炬燵で横になりたくてたまらない。


そうは問屋が卸さず昼休みもなく3時まで忙しくしていた。

まだこれからのラストスパートである。くたばるわけにはいかない。

予定では29日が仕事納めだが順調に終れるだろうか心配になる。

なんだか試されているような気がしてならない。





高速道路を飛ばして家路を急いだ。

サニーマートの駐車スペースはなんとか一台分空いていて助かった。

傘を差して杖を付いていたらカートも押せないだろう。

雨に濡れたら風邪を引いてしまいそうな冷たい雨である。


昨日娘が友人から大きな白菜を貰って来ていたので

「水炊き」にすることにした。寒い日は鍋に限る。

お豆腐も買い置きがあり大根もお向かいの奥さんに頂いていた。

めいちゃんの好きなえのき茸を買いあやちゃんの好きな葛きりを買う。

鮮魚売り場へ行ったらいつもはあるグレが見当たらない。

その代わりにノルウェー産の赤魚が半額で並んでいたので2パック買う。

牡蠣は定価だったが娘婿が好きなので買うしかなかった。

後は精肉売り場で鶏の手羽元。これもあやちゃんが好きなのだ。

それから忘れてはいけないのはウィンナーの「香薫」である。

〆の冷凍讃岐うどんも忘れずに買ってセルフレジに向かう。

3千6百円ほど。予算内で収まったようだ。


帰宅したら娘の車が無かった。がっくりと肩を落とす。

そうしたらメールが届き残業になった知らせだった。

「水炊き」なので簡単だから一人でも作れるのだけれど

娘が居ないと云うだけですっかりやる気を失くしてしまっていた。

無神経としか思えない夫はさっさとお風呂へ入り晩酌を待ち兼ねている。


我が家の水炊きは市販のポン酢ではなく特製のタレで食べる。

大根おろし、刻み葱、直七(果実酢)お醤油を加えれば出来上がりだ。

夫に大根をおろして貰ったが嫌々やっていたのだろう

小さくなった大根を捨てようとしたのでムカつく。

「もう私がやるけん!」とついつい怒鳴ってしまった。

胃がきゅうっと痛み出す。血圧も上がっているようだった。


やっと出来上がった頃に娘が帰って来て「やったあ水炊き」と喜ぶ。

娘も疲れて帰宅したのだ。決して不機嫌な顔をしてはならない。


せっかく作った水炊きだったが私は何故か食べたくなかった。

半額で買って来た辛子明太子と白菜のお漬物でご飯を食べる。

でも家族はみな喜んで食べてくれて嬉しかった。

娘達が食べ終わった鍋を見たら具は殆ど無くなっている。


明日の朝はおうどんを入れて煮込もう。

辛子明太子もまだ残っているし朝ごはんが楽しみである。



そろそろ雨が止むのだろうか。

雨だれの音がスローモーションになった。



2023年12月18日(月) ちーちゃんとめいちゃん

今朝は氷点下の厳しい寒さ。車のフロントガラスが凍っていた。

真冬の寒さはしばらく続きそうで週末にかけて雪になりそうだ。

積もらなければ良いがそればかりは降ってみないと分からない。

車のタイヤを冬用に交換したいけれどまだ言い出せずにいる。


職場はパニックになるような忙しさで活気に満ち溢れているが

今朝は同僚の体調が悪く急きょ病院へ行き点滴を施したようだ。

無理をさせたくはないが無理をしてもらわなければ仕事が滞る。

社長である義父も厳しいが私も鬼のような専務になるしかない。

同僚には本当に申し訳ないと思っている。

なんとしても年末まで耐え抜いて欲しいと願って止まない。




仕事が早めに終われたら夫と病院で待ち合わせて

従兄弟を見舞う予定だったが思うようにはいかなかった。

仕事が終わったのは3時半でもう面会時間を過ぎていた。

夫が一人で面会に行ったが従兄弟は酷く弱っていたらしい。

急な入院だったので弱気になるのも無理は無いだろう。

まして何も知らされていないので不安は募るばかりだと思う。


朗報はお正月3ヶ日は一時帰宅が許されたのだそうだ。

夫と相談し私はその時に会いにいくことにした。

冗談だって言い合えるだろう。きっと笑顔を見せてくれるに違いない。





夕飯はキツネうどん。油揚げをたっぷりと入れて土鍋で煮る。

娘達も食べてくれるだろうと6人分作ったけれど

娘婿は箸も付けずいささかショックであった。

でもあやちゃんは食べてくれた。「温もるね」と言ってくれて嬉しい。


それからお向かいの奥さんからサニーレタスを頂いていたので

生ハムとトマトでサラダを作った。これもあやちゃんが「久しぶりやね」と

言ってくれてまるで兎のように食べてくれて嬉しかった。


もう一品は豚カツ。カナダ産の豚ロースが特売だったので8枚買った。

一枚75円の安さである。これにはカナダ人もびっくりだろう。

カナダの豚はきっとのどかな場所で飼育されているように思う。

柔らかくて優しい味がするのだ。日本産よりずっと美味しい。



さっきめいちゃんが私の部屋にやって来て

「めいもちーちゃんのおみまいにいきたい」と言う。

従兄弟は子供達からも慕われ「ちーちゃん」と呼ばれているのだ。

いつも可愛がってくれてめいちゃんも大好きなのだった。

「お正月には帰ってくるけんおばあちゃんと一緒に行こうかね」

そうしたら満面の笑顔になって「やったあ」と喜んでいた。


ちーちゃんに今すぐ伝えてやりたくてならない。

病気に負けないで。きっときっと元気になって帰って来てと。





2023年12月17日(日) 真冬のぬくもり

最高気温が10℃に満たず真冬の寒さになる。

時おりみぞれのような雨が降っていた。

山間部からは初雪の便り。生まれ故郷の西土佐をおもう。

子供の頃には冬が大好きだったことを懐かしく思い出していた。

近所のお兄ちゃんたちが「かまくら」を作ったのだ。

「女の子は入ったらいかん」と言われとても悲しかった。

あの時の弟の誇らしげな顔を今もはっきりと憶えている。



娘が先日から衣類の整理をしていて孫達の古着がそれはいっぱい。

どれも愛着があり着ていた頃の二人の姿が目に浮かぶ。

家庭ごみとして捨ててしまうことなどどうして出来ようか。

今日は夫に手伝ってもらってリサイクルショップへ持って行った。

夫の機嫌が悪いこと。さっさと捨ててしまえと言わんばかりである。


私は買い取って貰わなくても良いと思っていた。

何処かの子供が着てくれさえすれば救われるような気持である。

しかし今度は店員さんの機嫌がよろしくなかった。

ちらちらっと見ただけで「全て駄目ですね」と言う。

着古してはいたが上等の物もあったのになんと残念なことだろう。

夫は大恥をかいたとまたまた機嫌を損ねてしまう。

私はひたすらショックで悲しみに打ちひしがれていた。


車の後部座席いっぱいの衣類を今度は市のリサイクル施設へ持って行く。

休日でも受け入れてくれて既に沢山の衣類が持ち込まれていた。

「さようなら可愛い服たちよ」とうとうここでお別れであった。

リサイクルなのだから何かに生まれ変わるのだろう。

発展途上国などに届けるのかもしれないとあれこれ考える。

どちらにしてもごみとして焼かれることだけからは免れたのだ。

夫は最初からそうするべきだったとまだ文句を言ってる。


ちょうどお昼近くなり「一風」まで行きラーメンセットを食べた。

寒かったのでラーメンのスープまで飲み干しお腹がいっぱいになる。

夫の機嫌も良くなっておりほっと嬉しくてならない。

今日が年内最後だろうか。年明け早々にまた食べたいなと思った。

美味しい物を食べるとなんて幸せなのだろうか。





夕飯は頂き物の里芋がまだ沢山ありお豆腐と煮込んだ。

夫は煮汁をご飯に掛けて食べるのが大好きである。

ちなみに高知県西部では里芋のことを「芽赤」と呼ぶ。

芽の部分が赤いからだろう。誰も里芋とは言わなかった。


後は手抜きで焼くだけの餃子。これは手軽で結構美味しい。

そのうち手作り餃子をと思っているが手間が掛かるので躊躇する。

餃子はあやちゃんの大好物で今夜も喜んで食べてくれた。


もう一品は新鮮なうるめ鰯を買って来ていたので酢漬けにする。

鰯は包丁を使わず手で捌くのだがとても脂が乗っていた。

皮を剥ぎ腹骨を取ってから一口大に切り塩をなじます。

それから一気にお酢と柚子を加え薬味の生姜を加えれば出来上がりである。

これは私の大好物。娘婿はあまり喜ばないが許してくれたまえ。


今夜もあやちゃんが鳩ぽっぽのように笑っていた。

それだけで嬉しくてならない。今日も佳い日だったなあと思える。



2023年12月16日(土) 冬将軍

冬将軍が駆け足で近づいているようだ。

夕方から強い北風が吹き荒れ気温が下がり始めている。

明日の朝はぐんと冷え込み日中も真冬の寒さになるらしい。

覚悟はしているがどうしてこんなに不安なのだろう。

なんだか押しつぶされそうな気がしてならない。

やはり私にとっては冬イコール死なのだと思う。



午前中はカーブスへ。まともに身体を動かすことは出来なかったが

薄っすらと汗をかきそれなりに満足していた。

カーブスのあるショッピングセンターの中で「生け花展」があり

もしやと思って覗いてみたらそこに友人の姿があった。

生け花展は午後からだそうでまだ準備に忙しそうにしている。

声を掛けてみたがなんだか迷惑そうだったので逃げるように立ち去った。


友人と思っているのは私だけかもしれないと思う。

久しぶりに会ったのだけれど少しも嬉しくはなかった。

もう年内に会うこともないだろう。寂しいものだなと思う。



午後は入院している従兄弟のお見舞いに行ったが

平日以外は面会禁止とのこと仕方なくそのまま帰って来た。

膵臓がんでもう手の施しようがないのだそうだ。

夫も私もショックが大きくまだ受け止められずにいる。

従兄弟は何も知らされていないとのこと。なんとも憐れでならない。


月曜日に再度出直すことにしたが夫が一人で来ることになった。

私は仕事が早く終れた日に訪ねようと思っている。

決して涙を見せてはならない。従兄弟を励ましてやらねば。





今夜は娘婿の友人が来ていて忘年会だろうか「鍋パーティー」をしている。

娘達の部屋でしているので少しも迷惑だとは思わない。

むしろ気兼ねなく楽しんでいるようで微笑ましく思っている。

ただあやちゃんが独りぼっちで部屋に閉じ籠っているのが気になる。

夕食はマクドナルドだったようだ。ちゃんと食べただろうか。


夫と私はすっかり手抜きでローソンの出来合いの物で済ました。

夫はロースかつ丼で私はカルボナーラを食べる。

食器洗いも免れなんと楽をさせてもらった。

もし娘達と別居をするようになったらどうなるのだろうと考える。

おそらく私はろくに料理もせず毎晩手を抜くだろう。

それも愉快ではないかと考えただけで面白くてならない。

いつかはそんな日が来るのだろうか。そう遠くはないのかもしれない。



窓の外では風がひゅるひゅると唸っている。

娘達の部屋はとても賑やかで楽しそうだが

あやちゃんの部屋は静まり返っていて物音ひとつ聞こえない。



2023年12月15日(金) ちっぽけなプライド

随分と暖かな朝。昨夕からの雨が静かに降り続いていた。

午前中に雨は止んだが曇り空のまま異常な程の暖かさとなる。

気温は20℃を超え冬服では汗ばむ程であった。


農家では大根や蕪が大きく育ち過ぎて廃棄処分にしていると聞く。

それぞれ規格が決まっており出荷出来ないのだそうだ。

なんと残念なことだろう。野菜に何の罪があるのだろうと思う。


やはり冬は必要なのだ。どんなに寒くても冬でなくてはならない。




毎月中旬に「詩の通信教室」に詩を送っているのだけれど

先月の「ふゆさん」のダメージが大きく躊躇っている。

しばらく悩むことになりそうだがもう止めてしまうかもしれない。

鯛にとっては所詮雑魚の詩なのだ。蔑まれても仕方ないことだろう。

しかし私にもプライドがある。それはとてもちっぽけなものだが

自ら傷つくことはないのではと思うのだった。

誰に何と言われようと私は私の詩を書き続けるべきなのだ。


鯛を羨ましいと思ったことなどない。

私は雑魚であることを誇りに思っている。




金曜日はお弁当を持って行かない日。先週からそう決めたのだった。

山里には「じまんや」と云う村人のためのお店があって

村外のお惣菜店などが毎日お弁当を卸している。

それがとても美味しくて病みつきになってしまいそうだ。


今日は鶏南蛮、ポテサラ、焼そば、卵焼きの入ったお弁当を食べた。

鶏南蛮にはタルタルソースがたっぷりと掛けてあって最高である。

来週も買おうと思うと金曜日がとても楽しみになった。

月曜から金曜まで頑張った自分への褒美である。



2時45分まで仕事。今日も早めに帰ることが出来た。

サニーマートへ行ったら今日も車が停められない。

一般のスペースも遠い処しか空いていなかった。

仕方なく入口近くの駐車禁止場所へ停めたがさすがに後ろめたかった。

障害者スペースに停めてある車を確認したら6台中4台が違反である。

車に許可証を提示していないのでおそらく健全な人なのだろう。

私も今日は違反であったがもし注意されたら現状を訴えようと思った。

本当に泣きたいくらいに困っているのだ。


夕食は「豚ニラキムチ」「麻婆豆腐」「ジャーマンポテト」に決める。

あと鮮魚売り場でお刺身用の鰹とびんよこを買った。

予算オーバーであったがポイントが貯まっていて700円分助かる。

ビールと焼酎も買ったのでかなり重い荷物となった。

入り口近くに車を停められなかったら難儀したことだろう。


夕食は相変わらず夫と一緒に先に済ませる。

その後に娘達が食べるのだけれどめいちゃんはまだ宿題が終らない。

金曜日なのにと思ったら明日は参観日なのだそうだ。

いつも思うのだけれど毎日の宿題が多過ぎるように思う。

せめて家族と一緒に夕食を食べさてやりたいものだ。


あやちゃんは両親と談笑しながら食べていた。

俯いているけれどくすくすっと笑い声が聞こえる。

まるで鳩ぽっぽのようだと微笑ましく感じた。


これが平和でなくて何だろうと思わすにいられない。








2023年12月14日(木) ふれあい

お天気は西から下り坂。夕方からぽつぽつと雨が降り始める。

なんだか春先のように暖かい優しい雨だった。

週末から来週にかけては大寒波が襲って来るのだそうだ。

高知県西部も初雪が降るかもしれないとのこと。



毎日夕食後に食器洗いもせずに短歌を捻っていたのだけれど

家族の入浴の順番もありさすがに長続きしなくなった。

ゆっくりと落ち着かなければろくな短歌が詠めるはずはない。

今夜からこの日記を書く前に詠むことにしたが

やっぱり駄目だ。相変わらずの駄作となってしまった。


気分が滅入る。酷く追い詰められているような気分である。

いったいどうしてこんなに焦っているのだろうと思う。

才能がないと云ってしまえばそれまで。あるのはプライドばかりだ。


自分を見捨てず長い目で見てやらねばいけない。

諦めてしまえばもうそこでお終いになってしまうだろう。





今日はいつもより少し早めに終われた。

時間の余裕があると心にも余裕が出来て来るものだ。

サニーマートへ行ったらいつも車を停めている場所が満車になっていた。

足が不自由なため障害者専用スペースの許可をもらっているのだが

見るからに健全そうな人も停めており満車になる時がよくある。

私など障害者の内には入らないが車椅子の人は本当に困るだろう。

本来なら私も遠慮するべきであるがついつい甘えてしまっている。

荷物が少ない時は良いが沢山買ってしまった時はとても苦労するのだ。

今日は仕方なく一般のスペースに停めたが結構きつく辛かった。


夕食のメニューは「茄子と鶏肉の南蛮漬け」にする。

大きな長茄子が二本で2百円。地場産コーナーにあった。

鶏肉はいつもブラジル産を買っている。国産の半値で肉質は変わらない。

トッピングは玉ねぎとカイワレ大根。カイワレはいつでも42円だ。


もう一品は「パスタサラダ」にした。私が食べたかったから。

何故かマカロニサラダより家族の評判が良い。

胡瓜、カニかま、人参、スイートコーンを入れる。

味付けはマヨネーズだけではなく胡麻ドレッシングと甘酢で混ぜる。

私はこれが大好物でほぼ主食になるくらいガツガツと食べてしまうのだ。


今夜はめいちゃんのダンス教室かあるので娘と出掛けて行った。

あやちゃんはいつも娘達が帰宅してから一緒に食べるのだけれど

今夜は珍しく先に食べていた。独りでは侘しいだろうと思っていたら

父親である娘婿が向かい合って話し相手になっておりほっと安心した。


私との会話は少しだけ。今日はトレーナーとジャージを穿いていたので

「温うに着いちょるね」と言ったら「うん」と頷いてくれた。

笑顔を見ることは出来なかったが一日一言で良いと思う。

そんなふれあいがきっと実を結ぶ日が来るのに違いない。


そろそろ娘とめいちゃんが帰って来る頃だ。

いつもハイテンションのめいちゃんは我が家の「おひさま」のよう。



2023年12月13日(水) 天下茶屋

風もなく穏やかな晴天。空の青さが心に沁みる。

栴檀の実がすっかり黄金色になりまるで宝石のようだ。

鳥ならば近づくことが出来るだろう。触れてみたいと今日は思った。



昨夜は久しぶりに母の夢を見たがここに記すことも躊躇われる。

それは酷い夢でいったい何を意味しているのか不可解でならない。

私は母の頬を何度もぶったのだ。そうして言った「もう一度死ね」と。

まるで鬼のような娘である。私は自分が怖ろしくてならなくなった。

悪夢なら忘れてしまおう。今日はそんな夢を振り切るように過ごしていた。


夢のせいだろうか情緒が不安定となり

今朝はとても陰鬱な詩を垂れ流してしまった。

一瞬で消してしまうことが出来るのに敢えてそれをしない。

書けてしまったのはもう仕方がないと思った。

けれども読んでくれた人達になんと申し訳ないことだろうか。

とにかく一刻も早く気を取り直さなければいけない。





仕事は相変わらずの忙しさであったが順調に捗る。

昨日のことが嘘のように義父の機嫌も良かった。

それが何よりも嬉しくどれほど安堵したことだろう。

笑顔で仕事が出来るのは本当に有難いことだ。


今日も3時まで。帰路を急ぎながら夕食のメニューを考えていた。

あやちゃんは何が食べたいのだろうとそればかりである。

サニーマートへ行ったら4つ切りのキャベツが半額になっていた。

特に傷んでいるようにも見えず見た目は新鮮である。

キャベツを買ったら次はもやしかな。それからニラも買う。

そうして我が家の定番メニューの「天下茶屋」に決まった。

牛肉は残念ながら定価であったが思い切って2パック買った。

輸入肉ではなく国産で2千円なり。お肉をケチってはならない。

先日焼肉屋さんに行けなかったあやちゃんもこれなら喜ぶだろう。


野菜を先に炒めそれから牛肉を焼く。

フライパンからホットプレートに移したらもうすぐに食べられる。

焼き肉のタレで食べるのだが娘の友人が作ったとても美味しいタレだ。

市販の物よりもニンニクが沢山入っていてそれは格別であった。


あやちゃんが二階から下りて来たので体調を訊ねたら

「もう大丈夫、元気よ」と応えてくれてほっとした。

野菜は食べず牛肉ばかりをモリモリと食べている。

相変わらず俯いてタブレットを操作していたのだけれど

父親と会話しながら一瞬クスっと笑った。

久しぶりに見るあやちゃんの笑顔であった。


あやちゃんも私と同じで一喜一憂の日々なのだと思う。

悩みだっていっぱいあるだろう。

でもその悩みを誰にも話すことはなかった。


弱いままでは決してない。強くなろうと頑張っているのに違いない。

自分の力できっと今を乗り越えることが出来ると信じている。



2023年12月12日(火) どんな日もある

最高気温が20℃を超え異常な程の暖かさとなる。

そうしてまた一気に寒さが襲って来るのだろう。

寒暖差が身に堪えるが耐えなければいけない。



あんずの命日。もう10年の歳月が流れた。

氷点下の寒い朝のこと。毛布に包まれたまま冷たくなっていた。

一晩中抱いていてやればよかったとどれほど悔やんだことだろう。

思い出がいっぱい。それは私たち家族の宝物になった。

もしかしたら生まれ変わっているのかもしれない。

犬ではなく人間のこどもとして生きているような気がする。





仕事がとても忙しく工場はフル稼働していた。

相変わらず義父はお昼休みを取らない。

遠慮していては身体が持たないと思い私は少しだけ休ませてもらった。

車のシートを倒してみたがうたた寝すら出来ない。

本も読めずただぼんやりとラジオを聴くばかりである。


3時まで仕事をしてそろそろ帰ろうとしていたら

いきなり義父がヒステリックに怒鳴り始めたのだった。

同僚が作業にもたついていたのが気に障ったのだろう。

そのとばっちりが私にも向かって来て「どいつもこいつも!」と

「お前らの段取りが悪いがや、アホじゃないか」と暴言を吐く。


私も同僚も一生懸命に頑張っているつもりだった。

それなのにどうして叱られなければいけないのだろう。

一気に悲しくなってしまって涙が出そうになった。


義父の口の悪いのは今に始まったことではなく

あまりの忙しさに苛立っていたのだろうと察する。

けれども皆で支え合ってこその職場ではないだろうか。


そんな義父であっても明日になればケロッとしているはずである。

だからくよくよと気にせずさらりと水に流さねばならない。





心身ともにぐったりと疲れ家路を急いだ。
  
サニーマートに行っても何を買えば良いのか頭が真っ白である。

とにかく半額の物を探そうと店内をうろうろしていたら

ありました半額。鯵の干物に鰤のみりん干し。脂が乗って美味しそう。

後はおすすめ品の茎わかめが一パック120円の安さである。

茎わかめは鯖缶と油揚げで煮ることにした。

いつも残るが明日のお弁当のおかずになるだろう。

精肉売り場では豚ロースの味噌こうじ漬けを買った。

これは安くはなかったが2パック買う。これも結構美味しい。

野菜は何も買わなかったが冷蔵庫にピーマンがあって

娘がオイスターソース炒めを作ってくれた。



あやちゃんの昨夜の不機嫌。今夜になりやっと原因が分かった。

昨夜から熱っぽく体調が悪かったのだそうだ。

おそらく風邪だろうと娘は病院へ連れて行くことをしなかったようだ。

家族以外とは接触が無いのでコロナもインフルもまず在り得ないのである。

寒い日もずっと半袖と短パンで過ごしていたから無理もないと思う。

食欲はあるようで娘が「ちょっと雑炊」を作って食べさせていた。


どんな日もあるものだ。良いこともあれば悪いこともある。

一喜一憂しながら日々を乗り越えて行きたいと思う。


あやちゃんの体調が早く良くなりますように。







2023年12月11日(月) 冬の雨

ぽつぽつと雨の一日。今もまだ静かに降り続いている。

気温は高めだったが冬の雨らしく冷たく感じた。

畑の作物等には恵みの雨になったことだろう。


昨日植えた玄関先の花たちが生き生きとしていた。

葉牡丹は特にキラキラと輝いていてとても綺麗。

「さあ仕事に行こうかね」私も元気をもらったようだ。



職場に着くなりもうお客さんが来てくれていて朝から忙しい。

パンク修理、オイル交換、タイヤ交換、もちろん車検もある。

それから外国人のお客さんはブレーキオイルが漏れていた。

ブレーキが効かなくなりとても危険な状態である。

日本に来てもう長いのだろう日本語はとても上手だった。

オーストラリアから長野県に移住し今度は高知の山里へ。

ご主人はコナン。今日来てくれた奥さんはキャット。

二人ともロージーの友人で山里がとても気に入っているようだ。


キャットの車はとても古く部品が直ぐには入らない。

しばらく預かることにして代車を貸して帰ってもらった。

「直ったらテレフォンするね」「おっけい待ってるね」と笑顔を交す。



工場の仕事は順調であるが会社の経理が大変なことになっており

今日は一大決心をして母の残した債務の一部を完済した。

明後日までにそれをしないと裁判沙汰になるのだそうだ。

もちろん私の一存ではなく義父も承知の上である。

しかし一件落着とはいかない。会社の運転資金が底をついてしまった。

これからは完全に自転車操業となるだろう。

皆で必死になって自転車を漕ぎ続けなければいけない。

漕ぐことを諦めてしまったらもう会社は倒産するしかないのだ。


経理はすべて私の手に委ねられている。

とても責任が重いが立ち向かって行こうと思う。

なんとしてもこの荒波を乗り越えていかなければいけない。





今日のサニーマートは月曜祭で特売品が多くてわくわくと嬉しかった。

まず牛蒡を買い「鶏ごぼう」をすることに。

それからお豆腐は「湯豆腐」に決める。

鮮魚売り場へ行ったら加熱用の牡蠣がなんと半額であった。

普段は高くて躊躇するが今日は迷わず2パック買う。

牡蠣の天婦羅かフライにするつもりだったが結局「牡蠣フライ」になった。


あやちゃんが今夜も酷く不機嫌。顔色を窺っていたら目が合って

いきなり食卓を離れ二階へ駆け上がって行ってしまった。

献立が気に入らなかったのだろうか。原因は未だに分からずにいる。

私と目が合ってしまったのが嫌だったのなら謝りたい。

けれども「ごめんなさい」も言えないのだった。


私は例の如くで落ち込んでしまっているが

あやちゃんはもっと辛い気持ちでいるのではないだろうか。


心が通じ合えない。なんだか今夜は悲しくてたまらなくなった。


冬の雨はどうしてこんなに切ないのだろう。




2023年12月10日(日) 小春日のこと

季節外れの暖かさ。なんだか気味が悪くなるほど。

やはり冬は冬らしくなければいけない。

かと云って寒さには弱く不安になってしまうのだけれど。



寝てばかりいると気分が沈むばかり。

今日は少し気分転換をしてみようと郊外のホームセンターへ行く。

近くにもあるが花の種類が少ないのだ。葉牡丹もあるかどうか。


赤鉄橋を渡り西へ。車を走らせながらわくわくとしてくる。

目に浮かぶのは玄関先を飾る冬の花だった。


葉牡丹は何種類かありレースのようなのやキラキラ光るのやら。

少し迷ったがキラキラ光る葉牡丹を3株買った。

パンジーも色とりどり「花がたくさん咲くすみれ」と云うのもある。

ちょっと普通のパンジーより高かったが思い切って買った。

それは薄紫の私の好きな色であった。

黄色いパンジーも買いスノーボールも買う。

スノーボールは小さなマーガレットみたいな白い花で大好きなのだ。


カゴに並べてレジへ持って行ったら店員さんがダンボールに入れてくれた。

うっかりしていてカートを押して来るのを忘れていたので

店員さんが車まで運んでくれないかと思ったが言い出せない。

仕方なく左手で抱くようにしてよろよろと歩き始めていた。

そうしたらレジで私の後ろに並んでいた男性が声を掛けてくれたのだ。

私を追い駆けるように来てくれて「持ちましょうか」と言ってくれる。

その男性はひょいと段ボールを手にすると車まで運んでくれた。

後部座席のドアを開け下の方が安心やねと言ってそっと載せてくれたのだ。

なんと親切で優しい人なのだろうと感激で胸が熱くなっていた。


その男性の手には小さな多肉植物があった。

誰かのために買ったのかもしれないけれど自分のために買ったように思う。

家に帰ればきっと色んな種類の多肉植物を育てているのだろう。



昼食後二時間ほど眠ってしまったがはっと目を覚ます。

めいちゃんを誘って買って来た葉牡丹らを植えることにした。

硬くなっていたプランターの土を水を掛けながらほぐしてくれる。

そうして穴を掘ってくれたので手際よく植えることが出来た。

西陽が射し始めてぽかぽかと暖かい。まるでめいちゃんのように優しい。

「おばあちゃんきれいなね」二人してにっこりと微笑んだ小春日のこと。





今夜は娘達が焼き肉屋さんに行くと云うので夕食は手抜き。

ボンカレーとお惣菜のコロッケ。それだけではあんまりなので

ハマチのお刺身を作った。それで夫も文句は言わない。


あやちゃんは外出が嫌だったらしく部屋に閉じ籠っていた。

娘が何か買って帰ると言っていたのでそっとしておくべきだったが

気になってならずつい声を掛けてしまった。

案の定不機嫌なあやちゃん。「別にいいけん」と言って私の顔も見ない。

だから干渉してはいけないのだと夫に叱られてしまった。


お肉大好きのあやちゃんだもの焼き肉が食べたかったことだろう。

でも一緒に行けないのだ。その心境が解るような気がした。

本当は寂しくてたまらないのではないだろうか。

でも口に出して言えないことがたくさんあるのだと思う。


あやちゃんを包み込んでいる殻はとても頑丈で固いのだ。

それは誰にも壊せない。あやちゃん自らがこつこつと割っていかなければ。


きっといつかは割れる日が来るだろうと私は信じている。



2023年12月09日(土) 桜草が咲くまで

季節外れの暖かさとなったが生憎の曇り空。

風が無かったせいか洗濯物が乾いていなかった。



お隣の奥さんが桜草の苗を持って来てくれる。

私の足が不自由なのを知っていて既にプランターに植えてくれていた。

とても有難く涙が出そうになった。


お隣はまるで「花屋敷」のように色んな花を育てている。

玄関先はもちろんのことブロック塀の上にも花鉢を置いていて

落ちないようにとロープで植木に縛りつけているのだった。

その沢山の花鉢に毎日水遣りをしているのをよく見かける。

ひとつひとつの花に話しかけるようにそれは優しい顔をして。

「花を愛でる」と云うがまさにその通りであった。


我が家の庭が酷く殺風景になってしまったのを残念に思っていたのだろう。

せめて桜草をと届けてくれたその気持ちが嬉しくてならない。

今年は喪中なのでひっそりと新年を迎えようと思っているけれど

葉牡丹とパンジーは植えたいと思っている。

自分で植えられなくても娘や孫達が手伝ってくれるだろう。

花のない冬はなんとも侘しいものだ。





今朝も「まんぷく」を見てから一時間ほど眠っていた。

うたた寝のつもりでも鼾をかいていたそうで我ながらおどろく。

洗濯物を干し終えてからサニーマートへ行った。

今日は何もメニューが決まっていなくて迷ったけれど

冷凍庫に鶏肉があったのを思い出し「親子丼」にすることに。

玉ねぎも買い置きがあるので卵だけ買えば良かった。


もう一品は「豚汁」に決める。頂き物の大根と里芋があった。

我が家の豚汁は糸こんにゃく、お豆腐、油揚げを入れる。

お味噌は甘口の伊予味噌を使うようにしている。

豚肉はカナダ産がいつも安くて助かる。沢山入って4百円だった

鮮魚売り場でお刺身用の「びんよこ」を買う。

鮪の稚魚で夫や娘夫婦の好物だった。鰹よりも美味しいようだ。


帰宅したら夫の友人から落ち鮎が届いていた。

大漁だったらしくなんと150匹ほどとても食べきれない。

親戚6軒にお裾分けをして20匹ほど残す。

そうして今夜のメニューに鮎の塩焼きが加わった。



カーブスは30分程。軽く筋トレをしただけで薄っすらと汗をかく。

決して楽しくはないけれど気分転換にはなっているようだ。

いつまでも鬱々としてはいられない。

身体を動かせば心もきっと動くのに違いない。


昼食はまたほか弁の「鶏そば」これがたまらなく好きだ。

夫はビールを。私はノンアルを飲んで満足である。

食後は炬燵に潜り込み3時まで眠っていた。

自分では全く気づかないが酷い鼾なのだそうだ。

一度その鼾やらをこの耳で聞いてみたいものである。



夕食は大好評。豚汁も親子丼も美味しかった。

落ち鮎は小さいのが多くその小さいのに卵が詰まっていた。

思わず「ごめんなさい」と声が出る。そうして命を頂くのだ。


あやちゃんが俯いたまま黙々と親子丼を食べてくれていた。

「美味しいかね?」と訊いたら「うん」と小さな声がする。

今日は笑顔が見られなかったがそのうち笑ってくれるだろう。


いつだって明日がある。そう思って生きて行きたいものだ。



2023年12月08日(金) お好きなようになさって下さい

山里は一面の霜。いちだんと冷え込んだ朝だった。

日中は予報通りの小春日和となり陽射しが降り注ぐ。

午後は事務所のエアコンを切り窓を開けて仕事をしていた。

真冬だと云うのにこの暖かさ。やはり異常気象なのだろうか。

明日はもっと気温が上がり季節外れの暖かさになるそうだ。



詩は毎朝それなりに書けているが夕暮れ時の短歌はいまいちである。

それでもなるべく3首書くようにしている。

ふっと思い出したのは高校時代に短歌を書いていたこと。

今のようにネットが普及しておらず発表する機会もなかった。

詩のノートの片隅にそっと書き残していた記憶がある。

そのノートは今も手元にあるのだが押し入れに突っ込んだまま

もう取り出して見ることもなくなってしまった。

どんな短歌を書いていたのだろう。近いうちに見てみようと思っている。

出来れば50年前の短歌としてSNSで発信してみたい。


詩や短歌を半世紀にもわたり書き続けて来たけれど

それは決して自慢するようなことではないのだと思う。

けれども私は私を誇りに思っている。

そうでなければあまりにも惨めでならなかった。





仕事が忙しく残業となり帰宅が遅くなってしまった。

夕飯のメニューを考える余裕もなく出来ているお惣菜を買う。

どれも美味しそうだがお値段の高いのには驚く。

「チキン南蛮のタルタルソース掛け」が2パックで9百円なり。

「茄子の挟み揚げ」は350円、6個入りだったので1パック買う。

「鯵フライ」は120円と安かったが揚げ過ぎているようだった。

たくさん買っても残るだろうと思い2匹分だけ買った。

出来合いばかりではブーイングがあるかもしれないと思い

精肉売り場で牛肉のタレ漬けを2パック買う。三割引きだった。

これはフライパンで炒めるだけなので超簡単である。

どれも脂っこい物ばかりなので買い置きのトマトで中華風サラダを作る。

輪切りにしたトマトに中華風のドレッシングを掛けるだけだ。

市販の物ではなくポン酢醬油にお砂糖とごま油を混ぜて作る。

娘は子供の頃からトマトが苦手だったがこれだけは食べられるのだ。


それなりに豪華に見える夕食ではあったが

孫達の食べる物が無いと言って娘がフライドポテトを揚げた。

それからウィンナーも炒めていた。お好きなようになさって下さい。


今週はハードだったので疲れが出たのだろうか。

今夜はかったるくてすでに眠くなっている。

焼酎も程々にしたほうが良さそうだ。


ぐっすりと眠れば朝が来るのだろうか。

最近寝る前にそんな不安がよく襲って来る。

眠ったまま死んでしまうかもしれない。


いやそれはないない。きっと奇跡のように朝がやって来るだろう。







2023年12月07日(木) どうみゃくこうか?

二十四節気の「大雪」もう真冬と云っても良いだろう。

今年は暖冬だと云われているがこれまで雪の積もらない冬などなかった。

明日の朝はまたぐんと冷え込むそうだ。覚悟しておかなければいけない。



今朝も夜明け前に詩を書いたが、思いがけないコメントを頂く。

私の詩に毎朝励まされていると言ってくれたひとがいた。

それはあり得ないと思った。そんなはずはないだろうと。


いつも暗い詩になりがちで明るい詩が書けずにいる。

書こうと思って書いているのではないので書けてしまうのだ。

大げさな表現にすれば「たましいの詩」ではないだろうか。

そこには大切な「いのち」が宿っている。


もしかしたらそのひとは私とよく似たひとなのかもしれない。

何か通じ合うところがありこころを動かしてくれるのだろう。


私にとっては身に余ることであるが素直に喜んで良いものか。

こんな私のことである。いつ裏切ってしまうか分からない。

在りのままであることは時にはひとを傷つけてしまうことがある。





今日は整形外科の受診日だった。2時半の予約だったので

少し早めに仕事を終わらせてもらい駆け付ける。

医師が股関節の痛みだけではないかもしれないと言って

腰から下の下半身のレントゲンを撮った。

他にも悪いところがあったらどうしようと不安でならなかったが

幸いなことに腰にも膝にも異常がなくほっと胸を撫で下ろしていた。

しかし足の一部にわずかな動脈硬化が見られると聞き愕然とする。

思わず「死にますか?」と医師に問うていた。

医師は笑い飛ばしてくれたが内科の医師に相談するようにと言われた。

内科の医師には今まで一度も言われたとの無い動脈硬化である。

整形外科の医師に言われるとは夢にも思っていなかった。

詳しいことは何も聞けなかったので帰宅してネットで調べてみたら

高血圧はもちろんのこと酷い眠気に襲われることもあるのだそうだ。

私の素人考えではあるが毎朝悩まされているあの眠気である。


内科の医師は何と言うだろう。親身になってくれるだろうかと思うと

受診するのがとても気が重くなってしまう。

そうかと云って他の病院に行くのも気が引けるのだった。

しかしこのまま何もせずにいるわけにはいかないので

近いうちにいつもの病院へ行ってみようと思っている。

動脈硬化は高齢になると誰しも少しはあるのだそうだ。

これが67歳になった贈り物なのだろうか。





夕飯は肉厚の原木椎茸を見つけたので高知の郷土料理である

「椎茸のたたき」トッピングは玉ねぎスライスとカイワレ大根である。

作り方は簡単でとにかく肉厚の椎茸でなければいけない。

椎茸を決して水洗いをせず一口大に切り片栗粉をまぶして油で揚げる。

小麦粉ではいけない。揚げた時にべたっとしてしまうからだ。

タレは鰹のたたきと同じでも良いが我が家は少しお砂糖を加える。

甘味があった方がずっと美味しく感じるのだ。


もう一品は鶏のもつ煮。生姜と葱を一緒に煮込む。

鶏もつは独特の臭みがあるので生姜は必須である。

サニーマートでは夕方にはいつも売り切れているのだけれど

今日は精肉コーナーに鶏もつが沢山あってラッキーだった。

夫と娘夫婦の好物。あやちゃんも食べるがめいちゃんと私は苦手。

私はいつも生姜だけ食べる。甘辛い生姜でご飯が進むのだ。


もう一品は先日出来なかった「ちくきゅう」箸休めのようなもの。

これも高知の郷土料理らしく竹輪に丸ごと胡瓜を詰めるのだ。

竹輪はなるべく柔軟性のある物を選び胡瓜は細いほど良い。

するりと胡瓜が竹輪の中に入ったら成功である。

これはマヨ醤油でお好みで七味を入れて食べると美味しい。



なんだか書き始めたらきりがなく夜も寝ないで書きそうになった。

どうでも良いようなことをよくも毎晩書けるものだなと思う。


でもこれが私の生きがいなのだろう。死ぬまで書いてみせよう。



2023年12月06日(水) 憎まれたいほど生きたい

晴れのち曇り。午後は陽射しがなく肌寒く感じた。

今夜は雨だろうかと思っていたけれど降りそうにはない。

明日は穏やかな晴天になるのだそうだ。



今朝は深い海の底にいるような詩を書いてしまった。

あまりにも暗いので最後に少しだけ光を当てる。

まるで死んだ者を生き返らすようなこと。

私は死んでなどいないのだ。確かに生きている。


「生きたい」も人間の欲なのだろうか。

いや執着なのかもしれない。その執着が私は人一倍強いように思う。

だからもういつ死んだって良いとはどうしても思えないのだ。


「憎まれ者は世に憚る」と云うが誰か私を憎んではくれまいか。

そんな馬鹿げたことを口にするほど私は生きたくてならない。





そろそろ我が家の米櫃が空になりそうなので義父にお米を貰った。

30キロの玄米なので精米しなければいけない。

少し早めに帰らせてもらって夫に精米所に行ってもらうことした。

しかし夫の体力が著しく低下しているのに驚く。

腰痛持ちではあったが30キロの米袋を抱えるのがやっとになっていた。

これでは精米を頼めるのも今日が最後かもしれないと思う。


来春には72歳になる。もうれっきとした高齢者なのだ。

若い頃にはどれほどの肉体労働にも耐えて来たけれど

もうとっくに限界を迎えているのだと思う。


川仕事も休業となりゆったりとした日々を過ごしている。

もし海苔養殖が順調であったとしても一人ではとても無理だったろう。

「なるようにしてなった」と良い方に受け止めようと思う。

私ももう川仕事は無理だ。杖を付きながらどうして出来ようか。





夕飯は迷った挙句に「豚肉の生姜焼き」これも便利なタレがある。

宿毛産のハマチが安かったのでお刺身に。

後はあやちゃんの好きな肉じゃが。お肉は合い挽きミンチで。

香川産のブロッコリーが特売だったのでざっと茹でて

マヨネーズとポン酢醤油で食べるのが我が家流である。


あやちゃんは肉じゃがのミンチをご飯にのっけて食べるのが好きだ。

今夜もそうして食べてくれていたのでほっと嬉しかった。

けれども笑顔は見られない。ずっと俯いているのは膝の上に

タブレットを置いて操作しているからだろう。


「ご飯の時には止めようよ」娘が言わないことを私が言えるわけがない。

傍目には甘やかしているように見えるがこれが我が家流なのだ。


あやちゃんがお風呂に入っている時、部屋の戸が開いていて

覗くつもりではなかったがあやちゃんの机の上が見えてしまった。

そこにはテストのようなプリント用紙がたくさん並んでいた。

あやちゃんは学校へ行かなくてもちゃんと勉強をしている。

担任の先生とも繋がっているのだなととても安心した。


硝子細工のような少女をなんとしても守ってやりたいと思う。



2023年12月05日(火) 恵みの雨

久しぶりにまとまった雨が降る。

冷たい雨だったが様々ないのちが潤ったことだろう。

我が家の小菊も秋の名残を告げるように咲いていた。

ずっと水遣りを怠っていたのだ。もう枯れるだろうと。

私はどこまでも薄情な人間であるらしい。


猫の額ほどの庭には土だけのプランターが寂しげに佇んでいる。

パンジーやそろそろ葉牡丹も植えてやりたいが

杖を付きながら立っていては植えることが出来ない。

座り込んでしまえば立つことが困難になった。

歯がゆさもあるけれど情けなくてならない。


花屋さんの店先に並んでいるシクラメンやポインセチアが

たまらなく欲しくてならないが私には高価過ぎる。

誰か贈ってはくれまいかと身勝手なことばかり考えているのだった。





昨日あまりにも幸せだったので今日は死ぬのではと思った。

突然死がそれとも交通事故かと頭から離れない。

生きたくてたまらないその反動なのかもしれないが

一度不安になるとどうしようもなく怖くなってしまうのだ。


もし死んだらこれまで書いて来た詩や短歌やこの日記は

いったいどうなってしまうのだろうと考える。

いつまでもネット上に在り続けるとは思えなかった。

しばらくは残ってもやがては消滅してしまうだろう。


私はもうこの世には存在しないので読み返すことは出来ないが

もしかしたら家族や友人が見つけてくれるかもしれない。

それでどうなるわけでもないが少しでも「わたし」を残したい。

生きていた証のようなもの。それは欲なのかもしれないけれど。


今日は死ななかった。なんだか大きな山を乗り越えたような気がする。

だからと云って明日のことなど誰にも分からないのだ。


とにかく書きたい。必死の思いで書きたいと思っている。





冷たい雨の一日だったので今夜は「ちゃんぽん」にした。

先日貰っていたキャベツの残りを全部入れてしまったので

なんだかキャベツ鍋のようになってしまったがとても美味しかった。

後は鯵の唐揚げ。ひじきと油揚げの卵とじ。

ひじきに塩分が残っていたのだろうかしょっぱくて失敗だった。

もちろん家族は誰も食べてくれないので一人で少しだけ食べる。

高価な卵を二個も使ってしまったので捨てる訳にはいかない。

明日のお弁当に持って行こう。明後日も持って行こう。


あやちゃんが「ちゃんぽん」を気に入らないかもと心配していたが

ちゃんと食べてくれていたので嬉しかった。

見ると黒いカーディガンを羽織っている。

今まで見たことのないカーディガンだったので娘が新調したのだろう。

これから少しずつ冬物を着てくれるようになると思う。

あったかそうなあやちゃんが少しだけ微笑んでいた。






2023年12月04日(月) 豚もおだてりゃ木に登る

今朝も冷え込み真冬並みの寒さとなった。

二十四節気の「大雪」も近づいている。

もう冬からは逃れられないだろう。


悪夢ではないが道に迷った夢を見た。

海岸線を走っており真っ青な海が見える。

行き止まりではなかったが目的地に着くことが出来ない。

焦りなのか動揺なのかハンドルを握る手が汗ばんでいた。


トイレを我慢しているとよく同じような夢を見る。

笑い話のようでもあるがかなり切羽詰まった状態なのだ。




今朝は迷いつつもSNSで67歳になったことを報告する。

もう少しもめでたいことでもなく騒ぎ立てるつもりもなかった。

しかし反応がすごい。あっという間にコメントがいっぱいになる。

一人一人にお礼を言うべきだろう。けれどもとても手に負えない。

仕方なくお昼休みにお詫びと感謝の気持ちを発信した。


コメントを下さった方の中には私の詩や短歌を楽しみにしていると

それはとても思いがけないことで身に余ることであった。

まさに「豚もおだてりゃ木に登る」ではないだろうか。

私のようにすぐ調子に乗る者を決しておだててはいけない。

けれども正直云ってこんなに嬉しいことはなかった。


もう67歳ではなくまだ67歳だと思ってこれからもこつこつと

頑張って書き続けて行こうと思う。




めいちゃんからお手紙をもらった。

登校前の事で昨夜のうちに書いてくれたのだろう。

可愛らしい字で最後に「大好き」とハートマークが付いていた。

これ以上のプレゼントがあるだろうか。なんと優しい子だろう。

長生きをしなければと今日ほど思ったことはない。



仕事を終えて「しまむら」へ寄り自分のためにエプロンを買う。

前から誕生日に買おうと決めていたのだった。

家族にはなんだか当てつけのようになってしまうが自分へのご褒美である。

980円。やっぱりしまむらは安い。


夕飯は特にご馳走ではなかったがせめてもと思い「ちきん館」へ行って

「まるっぽ鶏」を買った。鶏一羽の丸焼きである。

見た目は可哀想なくらいグロテスクだがこれがとても美味しいのだ。

娘夫婦や孫達の好物で夫もささ身と胸肉なら食べられる。

身をほぐした後の鶏ガラで娘はスープを作っていた。


後は「落ち鮎の塩焼き」「里芋と豆腐の煮物」

落ち鮎はお向かいのご主人から頂き、里芋は従姉妹が持って来てくれた。

なんと有難いことだろうか。



あらあらという間に夜が更けて一日が終ろうとしている。

幸せいっぱいの誕生日をしみじみと噛みしめながら眠ろう。


今夜は道に迷いたくない。





2023年12月03日(日) 百点満点

最低気温が1℃。もう少しで氷点下になるところだった。

市内では初霜や薄氷が観測されたらしい。


真夜中にけたたましいサイレンの音。何事かと目を覚ます。

テレビを点けるとフィリピンで大地震があり

日本の太平洋側に津波注意報が発令されていた。

防災無線ではしきりに海に近づかないよう呼び掛けている。

わずか数センチの津波でも警戒するに越したことはないのだろう。


しばらく夫と二人で起きていたがいつの間にか寝ていた。

4時のアラームで目覚めたが二度寝をしてしまったようだ。

いつもより30分も遅い。とても詩など書けないと思っていた。

その時あたまの中から「きをつけまえへならえやすめ」と声がする。

それをそのまま書いたら詩のようなものになったのだった。

我ながらふざけているようにも感じたが

書けてしまったものはどうしようも出来ない。

そんなふうにお目汚しの詩を書き散らしている日々である。


読んでくれる人がいてくれる。まるで奇跡のように思う。





今日も7時頃から8時半まで炬燵で眠っていた。

怠惰にも程があるが眠気にはどうしても勝てないのだ。

流し台の汚れた食器を洗いやっと洗濯物を干す。

少し雲が広がっていたが雲間からほっとするように青空が見えていた。


それからサニーマートへ。今日はメニューが決まっておらず悩む。

取り合えず特売の茄子を買う。じゃが芋の買い置きがあるので

ポテトサラダにしようと決めた。鮮魚売り場ではパナマ海老が安い。

ほうれん草を買いお昼に食べようとお稲荷さんも買った。


寄せ鍋の残りにおうどんを入れて昼食。お稲荷さんも美味しい。

まだつゆが残っているので今夜は雑炊も作ろう。

茄子は豚バラ肉と生姜で甘辛く炒め煮に。

海老は天婦羅にしようかと思っていたがあやちゃんが海老フライが良いと

ちゃんと言ってくれたのでとても嬉しかった。

ポテトサラダは手間が掛かるがこれもあやちゃんの好物である。

昨夜の不機嫌を挽回しなくてはいけないと思っていた。

ほうれん草の胡麻和え。雑炊には葱と仕上げに溶き卵を入れる。


めいちゃんはポパイのようにほうれん草を食べてくれた。

あやちゃんは雑炊も気に入ってくれたようだった。

今夜は百点満点だと嬉しくてならない。


夕食後に日課の短歌を3首捻る。我ながらまあまあのが書けた。

入浴後には焼酎を飲みつつこの日記を書いているのだけれど

めいちゃんがにこにこしながら部屋へ入って来て

「おばあちゃん、明日はお手紙書くね」と言ってくれた。


とうとう明日は67歳になる。



2023年12月02日(土) 至れり尽くせり

氷点下にこそならなかったが冬らしい寒い朝だった。

さすが12月だなと思う。これから真冬がやって来るのだ。


誕生日も近くなった。もうめでたくもない67歳である。

母を恨む気持ちはないがあれから54年の歳月が流れてしまったようだ。

この世に生んでくれた母に感謝しなければいけなのだろう。

けれども少女時代の記憶があまりにも重くのしかかっている。

どうして私の誕生日の日を選んだのか母に問うことも出来ないまま

母は黄泉の国へと旅立ってしまったのだ。


49日の法要の日に母を赦せると思っていた。

しかし未だに尾を引いているのがなんとも哀しくてならない。





今朝も朝ドラの「まんぷく」を見てからそのまま炬燵で眠っていた。

いつもなら出勤時間である。きっともう習慣になっているのだろう。

一時間ほど眠り陽が高くなってからやっと洗濯物を干す。

風もなく穏やかな晴天となり陽射しにぬくもりを感じた。


カーブスに行く前に買物をしにサニーマートへ。

今夜は「寄せ鍋」に決まっていたので段取り良く材料を買う。

カセットコンロのガスも忘れずに買ったが荷物が重くなってしまった。

セルフレジで精算を済ませるなり店員さんが駆け寄って来てくれる。

そうして手際よくカートに載せてくれたのだった。

「お気をつけてお帰り下さいね」となんと親切で有難いことだろう。


それから隣接するホームセンターで衣装ケースを買った。

片手でなんとかレジまで運んだが薄っすらと汗をかいていた。

店員さんが「お車までお持ちしますよ」と言ってくれる。

これもなんとも有難いことで涙が出そうになった。



カーブスは例の如くで低浮上。計測日であったがスルーさせてもらう。

実は体重を測るのが怖ろしかった。お腹周りなどとんでもないこと。

足の痛みも酷くとてもそんな気分にはならなかったのだ。


カーブスを終えるなり「ほっかほっか亭」に電話してお弁当を頼む。

今日はあやちゃんの分も。ステーキ弁当が食べたいのだそうだ。

近くのセリアで10分ほど買物をしてから行ったらもう出来ていた。

店員さんが「お車ですか?」と問うのでそうだと応えると

「お持ちしましょうか」と言ってくれる。でもこれ位は大丈夫。

そうしたらカウンターから駆け出て来てくれて扉を開けてくれたのだった。

自動ドアではないのでいつもちょっと苦労していただけに嬉しかった。


今日はなんて優しい人達に巡り会えたことだろうと感動する。

これこそが「至れり尽くせり」なのかなと思う。

他人を思い遣る気持ちの大切さを改めて感じた一日だった。



夕飯の「寄せ鍋」はちょっと残念。

いつもは鶏肉を入れるのに豚肉にしてしまったものだから

鶏肉大好きのあやちゃんが気に入らなかったようだ。

ご機嫌うるわしくなく少しも笑顔を見せてくれなかった。

「ごめんね」と謝ったが応えてはくれなかったのだ。


何かある度にこれくらいのことで思うのだけれど

すぐに落ち込んでしまう性格は直らないのかもしれない。

どうして鶏肉を買わなかったのかと今もまだ後悔している。


けれどもお昼のステーキ弁当はきれいに平らげてくれていた。

あやちゃんは何も言ってはくれなかったがきっと嬉しかったのだろう。



2023年12月01日(金) 失敗は成功のもと

とうとう師走。いったい誰が背中を押しているのだろう。

私は立ち止まりたくてならない。秋を惜しむわけではないが

冬にどんどん引きずり込まれるような感覚がある。

そうして年の瀬。気忙しさは嫌でもやって来るのだ。


始まれば終わる時が来る。そうしてまた新しくなるのだけれど

私はそれほど器用ではなかった。終われないことがたくさんある。

まるで足枷を付けたようによろよろと進んでいるような気がするのだ。


行かなければならないのではなく「行こう」と思えるようになりたい。





今日はドジなことばかり。仕事を終えてぼんやりしていたのだろう。

いつものようにサニーマートで買物をしたのだけれど

買い忘れたり間違って買ってしまった物があった。


昨日頂いたキャベツが残っていたので回鍋肉をするつもりが

主婦の味方「回鍋肉の素」を買い忘れてしまった。

恥ずかしながらそれがないと作り方を知らないのだ。


それから冷蔵庫に大根があったのを思い出し鶏手羽元と煮込むことに。

二割引きのシールを貼ってあったので「これこれ」と籠に入れた。

それが精算時によく見ると手羽元ではなく手羽先だったのだ。

グロテスクなので夫が嫌って食べようとはしない。

取り替えることは出来たがもう歩く気力がなかった。


帰宅したら娘がまだ帰って来ていなくて洗濯物の山が待っていた。

すぐに畳む気にはならず例の如くで炬燵に潜り込む。

夫が「早く畳んでおけ」とうるさい。もうお黙りなさい。


5時過ぎてやっと娘が帰って来た。

回鍋肉が出来ないことを伝え手羽先をどうするか相談した。

そうしたら豚バラ肉と大根を煮れば良いと言う。

手羽先は塩コショウをしてグリルで焼けば美味しいのだそうだ。

もう一品は「ちく胡」竹輪に胡瓜を詰め込むのだけれど

めいちゃんが「ピリ辛きゅうり漬け」を作りたいと言い出す。

調味料は激辛もやしナムルと同じなのだそうだ。

訊けばもうもやしは飽きたらしい。今度は胡瓜のブームになったのだ。


さて胡瓜を失った竹輪をどうするかだ。ただ切るだけでは味気ない。

そうだと思い出したのは昔よく作っていたマヨネーズ炒めだった。

フライパンに油ではなくマヨネーズを入れて弱火で炒める。

仕上げにお醤油と小口切りの葱を加えれば出来上がりなのだ。


失敗は成功のもとではないがなんとか夕食が整う。

あやちゃんの食べる物が無いのではと心配していたら

手羽先が気に入ったのか結構美味しそうに食べてくれていた。

めいちゃん特製のピリ辛胡瓜は美味しいが後から辛さが襲って来る。

それをまったく気にせずモリモリと食べるめいちゃんは凄いなと思った。

明日は胡瓜を忘れずに買って来ないといけない。



昼下がりに小学校の保健の先生が家庭訪問に来ていたそうだ。

これは今年の春からずっと定期的に行われていて

先生に心配を掛けっぱなしで申し訳ないと思っている。

忙しい合間を縫ってあやちゃんに会いに来てくれているのだ。


あやちゃんはどんな気持ちなのだろう。

その繊細な心の内側を未だ誰も分かってやれないのだ。






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