午後から静かに雨が降り始める。優しい桜雨だこと。
早朝から川仕事、午後から山里の職場に駆けつけていた。
月末でもあり年度末でもありとても忙しい一日だった。
私がいない間、母は母なりに一生懸命だったことを感じる。
なんだかひどくやつれているように見えてとても気になった。
次はいつ来られるのか約束も出来なくてほんとうに済まないと思う。
私もいっぱいいっぱいだけれど、まだへこたれるわけにはいかない。
帰宅が遅くなりお大師堂は仕方なくお休みする。
娘がお休みだったのでコインランドリーへ行ってくれていた。
台所の流し台にあふれんばかりの食器もきれいに洗ってくれていた。
そんなちょっとしたことが涙が出るくらい嬉しかった。
今日もこんなに穏やかな一日をありがとうございました。
疲れた身体に焼酎が「いのちの水」みたいに沁みこんでいる。
ああ生きています。ほっこりほっこり生きています。
今日は花曇り。桜の季節ならではのことばが好きだ。
花冷え、桜雨、桜吹雪、そして花散らしの雨とか。
今日も相変わらずの忙しさだったけれど
苛立つこともなく穏やかに過ごせてよかった。
川から戻って作業場で仕事をしている時だった。
なんとも耳に心地よい鈴の音がちりんちりんと聴こえてくる。
はっとして顔をあげるとお隣のコンビニに向かうお遍路さんの姿。
ほっとほっと癒される。お遍路さんありがとうと手を合わした。
今日は海苔の天日干しが出来なかったのでいつもより早めに作業を終える。
綾菜をお迎えに行くまで時間があったのでお大師堂へお参りに。
その時、綾菜も一緒に来たかったかもと思っていたのだけれど
やはり思った通り、保育園から帰るなり「おだいしさんいく〜」
泣き出すと手におえず本日二度目のお参りに行っていた。
お目当てのお菓子を食べて「おだいしさんごちそうさま」と帰る。
今日はアヒルさんがいなくて残念。でも桜はずいぶんと咲いていた。
今日よりも明日と日に日に咲いてくれる桜に心がほっこりと和む。
忙しい一日だったけれど今日もありがとうございました。
ああ生きているんだなって焼酎飲みつつまったりとこれを記す。
予報通り日中はとても暖かくなりぽかぽか日和となる。
あちらこちらで桜の花が。ほらほら見てと誇らしげに咲いている。
今日も相変わらずの川仕事だったけれど
今朝は綾菜を急かすこともなくゆっくりと保育園へ。
やはり心のゆとりは大切、穏やかな朝の嬉しいこと。
嬉しそうにおしゃべりをする綾菜と笑顔で門をくぐった。
今日は娘が遅番だったのでお迎えにも行っていた。
ぺんぺん草だろうか、散歩に行っていて見つけたと花束をくれる。
それから作業場へ。じいちゃんと海苔を取り入れるのを手伝った。
さあこれで今日のお仕事はおしまい。「お大師さんは?」と問うと
「いく〜」と言ってくれて嬉しかった。実はお菓子が目当て。
お大師堂の桜もぽつぽつ、満開になるのがとても楽しみだった。
お参りを済ませてお楽しみのお菓子をごちそうになって
帰り道でふっと川面を見るとなんとアヒルさんが三羽も泳いでいた。
以前からたまに見かけることはあったけれど、誰かが飼っているらしい。
綾菜と川辺まで下りて行って「こ〜い、こ〜い」と呼んでみると
人懐っこいアヒルはすぐに近くまで泳いで来てくれた。
お大師堂からお菓子をもらってきてアヒルさんにあげてみた。
そしたらすごい勢いでがぶっと食べて「もっと、もっと」の感じ。
最初はおそるおそるだった綾菜も満面の笑顔になって大喜びだった。
うんうん、今日はアヒルさんにも会えてすごい楽しかったね。
ばあちゃんも疲れていたけどいっぱい笑顔でいられて良かった。
今日も穏やかな一日をありがとうございます。
ほっこりと生きながらほっこりとほろ酔っている夜。
花冷えもそろそろ峠を越えたのかもしれない。
三月も残り少なくなり明日はぐんと暖かくなりそうだ。
今日も朝から休みなく働く。疲れがたまってきたのか
なんだか身体が重くてしんどくてしょうがない。
無理をしない頑張らない。ぼちぼちとやれるだけのことをする。
今朝はまた綾菜を泣かせてしまって反省のばあちゃんであった。
気忙しさのせいでついつい苛々してしまうのだった。
子供は純粋にそれを察して幼い心を痛めているのだと思う。
5分でも早く保育園に連れて行きたくて「早くして」と怒鳴る。
「おばあちゃんだいきらい」と泣き出してしまう綾菜であった。
ごめんねあやちゃん。明日からはもっとゆっくりで良いからね。
どんなに忙しくても心にゆとりを。それがいちばん大切なこと。
夕方、保育園から帰った綾菜と芽奈が作業場まで遊びに来てくれる。
みんなでわっしょいわっしょい。干していた海苔を取り入れる。
それから娘の提案でみんなでお大師堂へ行くことになった。
にぎやかで楽しくてお大師さんもきっと喜んでいたことだろう。
今日も忙しい一日だったけれど、とても穏やかな気持ちで暮れて行く。
ありがとうございました。今日もほっこりと生きています。
お天気は下り坂の予報だったけれど、思いがけずによく晴れる。
毎日順調に海苔を干すことが出来てほんとにありがたいこと。
今日も忙しくてくたくたに疲れてしまったけれど
お昼に川から戻ってくると作業場の庭に娘たちが来ていた。
レジャーシートを広げてお弁当を食べるのだと言って
「きょうもピクニック」と孫たちも大喜びしていた。
じいちゃんも、ばあちゃんもとすっかりその気になっていたら
なんとちゃっかりしていて我々のお弁当は用意してないとのこと。
がっかりするじいちゃんに慌ててコンビニに走るばあちゃんであった。
楽しそうに走り回る孫たちに微笑みながら作業をする。
日曜日ならではのこと。忙しい作業もずいぶんと楽しい。
午後二時、やっと海苔を干し終えてひと休み出来るかなと思っても
夕飯の買い出しにも行かねばならず今日も綾菜と一緒に出掛ける。
娘と芽奈はお昼寝。じいちゃんも茶の間でとろとろしていた。
買い物もけっこう疲れる。日曜日で人も多く駐車場もいっぱいだった。
それでも綾菜と一緒にいると笑顔にもなれてありがたいこと。
午後四時には干していた海苔を取り入れる。綾菜も芽奈も一緒に行く。
ふたりとも作業場の庭がとても気に入っているようだ。
おかげで笑顔の日曜日だったけれど、身体はくたくたに疲れていた。
お大師さん今日はおやすみ。気になりながらお参りに行けなかった。
けれどもどんなに疲れていても今日もほっこりと穏やかでいられた。
ありがとうございました。夕焼け空に手を合わす。
あしたのことはまたあした。今夜もほろ酔ってぐっすりと眠ろう。
2016年03月26日(土) |
がんばったらできるけん |
今朝も真冬並みの寒さだったけれど、日中は春らしくなる。
綾菜を保育園に送り届けてから川仕事に向かう。
今日は卒園式とのこと、年長組のお友達も一年生になるのだな。
娘が仕事だったのでお昼前に綾菜をお迎えに行く。
川から戻って大急ぎで行ったのだけれど、園児の姿がもう誰もいなくて
ぽつんと綾菜が独りぼっちで待っていた。なんとも可哀そうなことをした。
保育士さんに聞けば殆どの父兄が卒園式に出席していたとのこと。
知らなかったとはいえ綾菜にとても寂しい思いをさせてしまった。
コンビニでお昼ご飯を買って「今日はピクニックよ」と作業場へ行く。
作業をしているあいだもおりこうさんで庭で遊んでいた。
昔々の子供たちの姿と重なる。息子も娘もそうして大きくなったっけ。
やっと作業が終わってお約束のお買い物に行っていた。
今日は娘の働いているショピングセンターへ。「おかあさんのおみせ」と
母親を見つけるとそれは嬉しそうに話しかけていた。
「おかあさんおしごとがんばってね」いっぱいタッチをして別れる。
さあ晩御飯は何にしようかね。「あやちゃんはシチューがたべたい」と。
「おばあちゃんしんどいけんむりかも」と言ったら
「がんばったらできるけん」と励ましてくれた。うん頑張ろうかね。
おかげで美味しいシチューが出来た。今夜もみんな笑顔でごちそうさま。
今日も忙しい一日だったけれど、綾菜にたくさん元気をもらった気がする。
穏やかな一日をありがとさん。今夜もほっこりとほろ酔ってこれを記す。
花冷えだろうか。桜が咲くと必ず寒い日がやってくるものだ。
よく晴れて陽射しは春のようでいて冬の名残の風が冷たい。
今日も相変わらずの忙しさ。朝から夕方まで休みなく働く。
疲れがたまってもう限界のように思えるけれど
やれば出来ることがまだまだあるのだなと感心してみたりする。
娘が遅番だったので作業着のまま保育園へ急ぐ午後四時。
やり残した作業がまだあり綾菜も「おてつだい」と一緒に作業場へ。
やっとこさ今日の仕事が終わる。「おだいしさん行く?」と問うと
「うん、いく」と言ってくれて今日も一緒にお大師堂へ。
ふたりでお参りを済ませてからまたお菓子をごちそうになる。
「おいしいねー」うんほんとに美味しい。あごが落ちてしまいそう。
そうして帰り道でお約束の花の首飾りを作った。
まだ咲いたばかりのしろつめ草を惜しげもなく千切るのは可哀想だけれど
出来上がった首飾りをお姫様みたいに喜ぶ綾菜の笑顔がとても嬉しい。
夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る。歌いながらお家へ帰る。
どんなに忙しくてもほっとする瞬間はきっとあるもの。
そんな瞬間を大切に愛しみたいなとつくづく思ったりした。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
今夜は芽奈と一緒にお風呂に入って、まったりさんとまた焼酎なり。
高知城の桜がやっと咲いたそうだ。ほっと嬉しいニュース。
今日も相変わらずの川仕事。ありがたいことに
日に日に収穫量が増えていて忙しさに嬉しい悲鳴をあげている。
作業が終わったのが午後一時、作業場でお弁当を食べたけれど
もう箱詰め作業をする気力もなくなりそのままお休みすることに。
じいちゃんとふたりまるで死んだように眠っていた。
一度横になってしまうと起きられないほどに疲れていた。
娘がお休みだったので洗濯物をたたんでくれる。
もう四時、そろそろ孫たちが保育園から帰って来る時間。
よっこらしょとなんとか起き上がって近くの地場産店で買い物を済ます。
ちょうど白身魚のすり身があって良かった。今夜はそれを揚げよう。
お大師堂はお休みするつもりだったけれど、娘たちが「行こうよ」って
みんなでお散歩がてらお参りに行く。お賽銭の巾着袋は綾菜が持って。
「なむだいしへんじょうこんごう」孫たちの小さな手のひらが可愛い。
そうしてみんなでお菓子をいただく。かりかりぽりぽり楽しいひと時。
帰り道でしろつめ草の花を摘む。娘が指輪を作って孫たちが大喜び。
今度は首飾りを作ろうね。ゆびきりげんまんの帰り道だった。
ばあちゃんひとりでは今日はお参りも出来なかったと思う。
みんなが一緒に来てくれてほんとうに良かったなって思った。
とてもとても疲れた一日だったけれど、こうして穏やかな夜。
今日もありがとうございました。ほっこりとほっこり生きています。
寒かったり暖かだったり。寒の戻りを繰り返しながら
季節はたしかな春へと突き進もうとしている。
さきほど綾菜が五日ぶりに帰って来たのだけれど
「まだ帰りたくなかった」と駄々をこねて玄関で泣き続けている。
娘たちは決して叱らない。ほんとうにそれで良いのかと考える。
下田のおばあちゃんが買ってくれた玩具がそれはたくさん。
甘えさすのも大切なことなのかもしれないけれど
本気で「叱る」ことのほうがもっと大切に思えてしかたない。
娘たちの子育てに口をはさまないと決めているけれど
昔の子育てとはあまりにも違いすぎて戸惑うことが多い。
今日も忙しい一日だったけれど、夕方のお大師堂でまた
初対面のお遍路さんと出会った。眼鏡をかけた60歳代くらいの
ほんの挨拶程度しか出来なかったけれど満面の笑顔が嬉しかった。
もうすぐ川辺の桜が。そしてまたお遍路さんに会えますように。
やっと綾菜が泣き止んだよう。玄関でおしっこをお漏らししたらしい。
「やれやれ」という感じ。泣いたからすがきっと笑いますように。
明日からまた保育園。どうか元気な日常が始まりますように。
いろいろあっても今日も穏やかな一日をありがとうございました。
ついさっきまでざわざわとしていたけれど、今はほっこりとほろ酔っている。
今朝は真冬並みの冷え込みだったけれど
日中は良く晴れて暖かくなりほっとする。
ソメイヨシノの開花は少し遅れているようだけれど
山桜はもう咲き始めていてほんのりと染まる桜色に心が和む。
そしてうぐいすの可愛らしい声。とてものどかな気分になれた。
今日も早朝から川仕事に精を出す。ちょうどよいくらいの寒さ。
収穫は二時間ほどで終るのだけれどその後の作業はお昼までかかる。
そして午後は箱詰め作業に追われていた。ラジオを聴きながら
「しまいつけるか」とじいちゃん。「うんやっつけようよ」と私。
午後四時までかかって今度は天日干しの海苔を取り入れる。
ふたりともくたくたに疲れていたけれど、そんな疲れが心地よい。
洗濯物を急いで取り入れてからお大師堂に行っていた。
今日は水の補給をしなければいけなくてお休みするわけにはいかない。
ペットボトル二本の水を抱えて行くとお遍路さんが到着していた。
良かった、お水が間に合った。水道が無くて不便をかけることを詫びて
少しだけおしゃべりをしながらお参りを済ます。
初対面のお遍路さんだったけれど以前にも一度泊まったことがあるそう。
今回はご縁があったのだなと嬉しく思う。とても愛想のよいお遍路さん。
お大師堂の桜の木を二人で仰いだ。もう少しですねって微笑みあった。
忙しい一日だったけれどほっとくつろいでいる自分がいた。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
むしょうに豆大福が食べたくてたまらないけれどぐっと我慢している夜。
朝は少しひんやりとしていたけれど日中は春らしくなる。
今日も早朝から川仕事。朝の川風がなんとも心地よい。
娘婿のおばあちゃんが亡くなって昨夜はお通夜だった。
明日はお葬式で娘たちがざわざわと気忙しくしている。
綾菜は土曜日からずっと下田に行ったきりで今日も帰らず。
お葬式が終わったら帰って来るだろう。なんだかとても恋しい。
今日も忙しく夕方になりやっとお大師堂へ。
3月21日、お大師さんの入定の日であった。
参拝者も多かったのか、誰かが最中をお供えしてくれていた。
ごくんとなんだか無性に甘い物が食べたくなってしまって
お参りを済ませてから最中をひとつだけいただくことにする。
ごちそうさま。ありがとうございました。最中の甘さがとても優しい。
西に傾き始めたおひさまが川面を染めてきらきらとまぶしい。
一日の疲れが癒されていく。まるで身体ごとおひさまのように。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
お風呂上がりの焼酎をまったり飲みつつこれを記す。
明け方には雨がやんでいて素晴らしくよく晴れる。
暖かさを通り越して汗ばむほどの陽気となった。
早朝からの川仕事を終え作業場で海苔を干していると
それはそれはたくさんのお遍路さんが大橋に向かっていた。
作業をしながらのことで数えることは出来なかったけれど
お彼岸でもありまた連休でもあり特に多かったのかもしれない。
たくさんのお遍路さんがなんとも嬉しかった。
午前中に作業を終え早目に昼食を済ませ山里の職場へ行く。
急ぎの仕事があってやむをえず駆けつけたのだけれど
なんともしんどくて辛かった。やっとこさ仕事に取り掛かる。
もう掛け持ちは無理だなとつくづく思った。
これから先が思いやられるけれど、もう無理は出来そうにない。
やはりこれが還暦というもの。出来ないことが少しずつ増えて来る。
ついつい弱気になってしまうけれど、頑張れない年になったのだろう。
今夜は娘たちが出掛けるとのことで晩御飯の支度を免れる。
それだけでもずいぶんと大助かりだった。じいちゃんとコンビニ弁当。
なんともありがたい。大相撲を観ながら美味しくごちそうさま。
忙しい一日だったけれどこうして穏やかなまま夜を迎える。
お風呂上がりのふにゃふにゃになった身体に焼酎が沁み渡る。
2016年03月18日(金) |
雨がふります雨がふる |
お昼前から雨が降り始めて今も降り続いている。
桜のつぼみには恵みの雨になるのかもしれない。
もうすぐ咲きそうですよとローカルニュースが伝えてくれる。
雨が降り出す前に今日も川仕事に精を出す。
暖か過ぎて少し身体に堪える。やはりうんと寒いほうが楽だ。
「文句を言うなや」とじいちゃんに怒られるのも愉快なこと。
まだまだ先は見えないけれどとにかく明日も頑張ってみよう。
午後は息子に用事があってマンションを訪ねる。
真っ先に玄関に飛び出してくる圭人のかわいらしいこと。
自動車のおもちゃが好きでいろんな車を見せてくれた。
ほんの10分ほど、用事が済み次第退散せざるを得ない。
お嫁さんに気を遣わせてはいけないとそればかり思っていた。
雨のせいにして今日はお大師堂に行くのをお休みする。
気がかりなこともあるけれど明日があるからと思うことに。
日課とはいえ何事もきちんきちんとはいかないものだ。
「こだわらないこと」と言ってしまえば自分には都合のよい言葉。
ばたばたと忙しい一日だったけれど、今日も穏やかなこころのままで。
ありがとうございました。雨音を聴きながらほっこりとこれを記す。
彼岸の入り。もう本格的な春なのかずいぶんと暖かくなる。
綾菜を保育園に送り届けてから急いで川仕事に向かう。
例年よりもひと月以上も遅れてしまったけれど
やっとこさ今年も青さ海苔漁を始めることが出来た。
一時はどうなることかと不安でいっぱいだったけれど
こうして恵まれたことをほんとうにありがたく思う。
収穫量は少なめだけれど欲を言えばきりがない。
こつこつと努力しながら天の恵みに応えたいと思う。
今日はじいちゃんと山里の母の誕生日。
じいちゃんんは64歳。母は78歳になった。
母には何もしてあげられなかったけれど
じいちゃんは家族みんなでお祝いをする。
美味しそうにビールを飲むじいちゃんの笑顔が嬉しい。
どうかどうかこれからも元気で長生きをして欲しいと願う。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
程よい疲れも心地よく、今夜も焼酎が美味しゅうございます。
少し曇っていたけれどずいぶんと暖かくなる。
今日のお遍路さんは三人、一人は逆打ちのお遍路さんだった。
最初のお遍路さんは綾菜と保育園に向かう道で。
車の中から二人で手を振ったけれど残念ながら気が付かなかったよう。
今度はちゃんと窓をあけて大きな声で呼ぼうねと綾菜と約束する。
仕事はなんだかパニックになるほど忙しくて
とても長期の休みをいただくような状況ではないのだけれど
明日から青さ海苔の収穫を始めるので仕方なく段取りを済ます。
ひとつしかない我が身、優先順位を決めるのはとても難しい。
なんとかなるだろうか。とにかく頑張りすぎないことだ。
帰宅してお大師堂へ。例の息子と同い年のM君が来てくれていた。
息子のように姉のようにと今まで接してきたけれど
今日はなんだか話すのも億劫になってしまってとても悪いことをした。
もちろんいつものように差し入れも出来ずほんとに申し訳ない。
出来ることを出来る日に。それで良いのだろうか。ごめんねM君。
夕飯は今までになくすごい手抜きで「チキン南蛮弁当」で済ます。
遅番だった娘が帰るなりものすごいブーイングで少しショックだった。
母さんもやる時はちゃんとする。たまには楽をさせて欲しいと心で叫ぶ。
嬉しかったのは孫たちが喜んで食べてくれたこと。
じいちゃんもお婿さんもちゃんと食べてくれたのに、娘だけは殆ど残す。
まあどんな時もあってよしやね。明日はじいちゃんの誕生日なので
がんばってご馳走を作ろうかなと思っている。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
あれこれと思い悩まずあっけらかんと焼酎を飲み干している夜。
予報通りの晴れ。春らしい陽射しがなんとも心地良い。
白木蓮の花や桃の花や、そして畑には菜の花が心を和ませてくれる。
昨夜の薬が効いたのか、今朝はずいぶんと楽になっていた。
いつも通りに綾菜と保育園へ。少し寒かったけれど子供はとても元気。
朝の道でお遍路さんが三人。国道で声をかけられずただただ会釈。
春遍路の季節になったのだなと思う。明日もお遍路さんに会えますように。
仕事は少し忙しかったけれど今日は定時に帰宅。
昨日は行けなかったお大師堂にもちゃんと行けることが出来た。
お供えのお菓子が少なくなっていたので補給する。
そうしておせんべいをひとついただき陽だまりでぽりぽり。
ゆったりと流れる大河を眺めているとなんだか別世界にいるよう。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
もうなにもいらないと思えるほど満たされています。
ほっこりほっこり今夜も焼酎が美味しゅうございます。
雨のち晴れ。肌寒い雨だったのでおひさまのありがたいこと。
悪天候の中、雨合羽を着たお遍路さんが5人。
雨がやんでくれてどんなにかほっとしたことだろう。
午後から仕事が忙しくなり一時間の残業。
なんとなく体調が優れずお大師堂はお休みしてしまった。
もしやと熱を測ってみたら微熱が出ていた。
先日からの風邪を引きずっているのかもしれない。
今夜はトンカツだったけれど一口も食べられず。
なんかむしょうに白菜のお漬物が食べたかったりする。
まあどんな日もあってよし。ぼちぼちと元気になろう。
今夜は休肝日と思うだけ思って、また飲んでしまう駄目なわたくし。
それが不思議と美味しいものだからついつい飲んでしまうのだった。
でもからだ大事にしなくてはね。もう若くはないのだから。
そんな一日だったけれど今日もありがとうございました。
明日は春の陽気になる予報。おひさまばんざいやね。
曇り日。夕方からぽつぽつと雨が降り始める。
午前中に息子が圭人を連れて遊びに来てくれた。
お正月以来ではないだろうか、ずいぶんと久しぶりで嬉しかった。
先月二歳になった圭人の背がぐんと伸びていておどろく。
少し言葉が遅いようだけれどそのうちたくさんおしゃべりしてくれるだろう。
なかなか思うようには会えないけれど、これからもそっと見守ってあげたい。
午後はじいちゃんと義妹と三人でお墓掃除に行っていた。
枯葉も雑草もそれほどではなくてずいぶんと楽だった。
今度はお盆ね、あっという間に季節が巡って来そうである。
少し肌寒い日だったので今夜は鍋にしようと準備をしていたら
うっかり手をすべらせてしまって土鍋を落として割れてしまった。
「ありゃまあ」と娘と笑いあってそれなりの鍋になる。
先日来の風邪のせいか少し胃の調子が悪くあまり食べられなかったけれど
不思議と焼酎は飲めるのでそれも愉快なことだった。
今日もほっこりほっこり生きていました。ありがとうございます。
風が少し冷たかったけれどおひさまは満面の笑顔。
冬はそうしてふり向きながらゆっくりと去っていくのだろう。
朝の山道でお遍路さんの後姿を発見。
今日こそは声をかけようとゆっくりと近づきクルマを停めた。
そうしたらなんと外国人の青年でびっくりぽんだった。
とっさに「グッドモーニング」と声をかけて微笑みかける。
お遍路さんもすぐに「グッドモーニング」と応えてくれて嬉しかった。
けれどもその後の言葉がうまく出てこない。
「ファイト!がんばって」と身振り手振りでエールを送る。
そうしたらちゃんと通じたらしく「アリガトゴザイマス」ってにっこり。
笑顔と笑顔が交差する朝。なんとも清々しく嬉しい朝だった。
そうして今日はお大師堂でも嬉しい出会いがあった。
お遍路さんではなかったけれど福岡から来た若いカップルと一緒になる。
女性の方が8年前のお遍路でお大師堂に泊まったのだそうだ。
その時、今は亡き伯母に会ってずいぶんと世話になったとのこと。
二年前に亡くなったことを伝えるととても残念がっていた。
お大師堂のひだまりでしばし伯母の思い出話などして語らう。
亡き伯母がさずけてくれたご縁だと思うとなんだか胸が熱くなった。
そうして遠路はるばるこうしてまた訪れて来てくれたことのありがたさ。
ささやかな縁であっても大切にしなければとあらためて心に誓う。
今日は土曜日でいつもなら休日モードなのだけれど
もし仕事に行っていなければ今日の出会いはなかったことになる。
まさに一期一会。縁ってほんとに不思議な事だなとつくづく思う。
嬉しくて穏やかな一日をありがとうございました。
今夜もほっこりほっこり焼酎飲んでます。
春のような冬のような。おひさまは変わらぬ笑顔でいてくれる。
あの大震災から5年。やはりどうしても複雑な気持ちになってしまう。
そうしていただく穏やかな一日が、なんだか奇跡のように思えてくる。
今日は昨日とは打って変わってそれはそれはたくさんのお遍路さん。
たしか10人、いや12人だったかもしれない。
残念ながら声をかけることが出来なかったけれどただただ会釈。
ささやかなエールが届くと良いなと願いつつだった。
帰宅していつものようにお大師堂へ。もう三時を過ぎていた。
黙とうを出来なかったことを詫びつつ般若心経を唱える。
ほっこりとひだまりのなかにぽつんとひとり座っていると
なんだかこれは夢ではないかと思えるほど平和過ぎるのだった。
今日もほんとうにありがとうございました。
生きていられるだけでじゅうぶん。もうほかにはなにもいらない。
晴れるかなと思っていたけれどずっと曇り空。
寒の戻りで少し肌寒い一日だった。
今日もひとりもお遍路さんを見つけられなくてなんだかさびしい。
これも日々のご縁だろうか。明日こそはと手を合わしている。
仕事はぼちぼちのつもりが、今日は朝から来客が多くて大忙し。
そのうえ母がやたらと小言を言うものだからついついぶつかってしまった。
自分はいったいどんな顔をしていたのだろうと思うとぞっとする。
ずっとずっと穏やかでいたいのに自分で自分をかきまわしているよう。
「なべ、なべ、そこぬけ、そこがぬけたらかえりましょ」の気分。
なんとか仕事を終えて帰宅すると、じいちゃんが困った顔をして
「洗濯物がなんか微妙なけん」とちょっとした主夫のような一言。
「大丈夫、乾いちょるよ」とせっせと取り入れる主婦であった。
そんなやりとりがなんだか嬉しくなって不思議と癒されてしまった。
娘と孫たちが帰宅するともっと癒されて笑顔でいっぱいになる。
今夜は久しぶりに芽奈とお風呂。ちゃっぷちゃっぷと楽しかった。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
焼酎のお湯割りを三杯もいただいて、なんとまあ幸せな夜だこと。
目覚めた時には静かで優しい雨だったけれど
日中はだんだんとどしゃ降りになり冷たい雨になる。
悪天候のせいか今日はお遍路さんをひとりも見つけられなかった。
職場の事務所の軒下に母が育てている沈丁花の花が咲いて
雨だれを避けながらほっこりと微笑んでいるように見えた。
二鉢あるからひとつあげるよと母が先日から言ってくれるのだけれど
毎日花に話しかけている母の姿を見ているとなんだか申し訳なくて。
降りしきる雨の中を帰宅して今日もお大師堂へ。
ちょうどお参り仲間のいとことまた一緒になる。
しばらく世間話などしているうちに雨がやんでくれて良かった。
そうしたら今度はまたお参り仲間のSさんが犬を連れてやって来る。
ワンちゃんにおせんべい。私もSさんもお菓子をいただく。
なんともほのぼのしたひと時。西の空も少しずつ明るくなって来た。
夕方には茜色の空。あしたは晴れますよと空がおしえてくれる。
予報ではまた冬の寒さになりそうだけど心はほっこりとあたたかい。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
体調もすっかりよくなり今夜も焼酎が美味しゅうございます。
昨日は夏日を記録して今日もかなりの暖かさ。
春を通り越して一気に初夏が来たような気がした。
昨日はなんかしんどいなと思ったら熱が出ていてびっくり。
インフルだったら大変と急きょ病院へ駆けつける。
鼻に綿棒の長いやつを突っ込まれてぐりぐりされて痛かった。
検査の結果インフルではなさそうでほっとひと安心する。
やはり季節の変わり目には体調を崩しやすいものだ。
薬を飲んで早目に就寝。おかげで今朝には熱が下がっていた。
いつも通りの朝。マスクをして家族の朝食を作る。
昨夜は遊んであげられなかった孫たちがたくさん甘えてくれる。
特に芽奈は私から離れずトイレまで付いてくるありさま(笑)
ばあちゃんはなんとしても元気でいなければとつくづく思ったことだった。
体調はいまいちだったけれど、ぼちぼちと仕事。
今日はたくさんのお遍路さんに会えて数えきれないくらい。
朝の山道と昼間の山里で出会ったお遍路さんに声をかけることが出来た。
笑顔と笑顔。なんとも清々しく、そしてたくさんの元気をいただく。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
昨夜は飲めなかった焼酎がやたらと美味しゅうございます。
朝のうち少し雨が降ったけれどすぐにやむ。
どんよりとした曇り空だったけれどずいぶんと暖かだった。
午後からじいちゃんは消防団のパレード。
今夜は慰労会で今頃美味しいビールを飲んでいる事だろう。
娘たちがピザを頼もうかと言ってくれて
思いがけず夕食の支度も免れてすごい楽をさせてもらった。
大好きなピザをごちそうになってほんとにありがたいこと。
昼間のお大師堂では、すっかり顔なじみになった札幌の青年と再会。
来月にはまた札幌に帰ってアルバイトを始めるのだそうだ。
そして冬になったらまた四国に来てお遍路をするらしい。
気の向くままの自由人というか、なんとも楽しい人生に思える。
若い時だからこそ出来ること。きっと後々の糧になることだろう。
そんな再会もあり今日も穏やかに暮れて行く。
まったりまったりと過ごさせてもらった日曜日。
なんだかふわふわと雲にのっているような一日だった。
今日もありがとうございました。焼酎二杯目でもう酔いました。
最高気温が20℃を越えすっかり春の陽気となる。
ご近所では早咲きの桜がもう咲き始めていた。
さくらんぼになる桜だそうだ。とても可憐で可愛い桜。
今日は芽奈が遠足。少し遠くの足摺海洋館まで。
現地集合と言う事で娘が緊張しながら運転して行く。
海洋館に着くとみんな家族も一緒に来ていたらしい。
娘はなんだかシングルマザーの気分だったと笑って話してくれた。
ばあちゃんと綾菜は午後から山里へ遊びに行っていた。
連絡もせずに突然行ったものだから母がびっくりと大喜びしてくれる。
ひいばあちゃんに会うのはなんと二年ぶりの綾菜であった。
もちろん顔も覚えてはおらずすっかり初対面に近かった。
ひ孫に二年も会わせずにいた私も親不孝だったなと思う。
これからは時々遊びに来るねと約束して帰る。
「ばいばい〜」と手を振り合う姿がほのぼのと心にやきつく。
帰宅して、ふっと思い出したかのように「またおきものきたい」と言い出す。
綾菜が着れば芽奈も着たがり、ふたりしてまたおひな祭りの気分。
そのままお散歩に出掛けていつもお菓子をくれる近所のおばちゃんち。
近くの土手でつくしんぼうをいっぱい見つけてわいわい大はしゃぎ。
そうして笑顔のままで今日も暮れて行った。
孫たちのおかげでほっこりほっこりと今日もありがとさんです。
2016年03月04日(金) |
つくしの坊やがこんにちは |
今日もほっとするような暖かさ。
四万十川の土手にもつくしの坊やがこんにちは。
そう綾菜がおしえてくれる。
保育園のみんなとお散歩に行っていたのだそうだ。
お散歩いいな。ばあちゃんも一緒に行きたかったな。
今日は7人のお遍路さん。朝の山道で声をかけたのは
白髪頭の70歳ぐらいのお遍路さんだった。
道ばたに腰をおろしてひと休みしているところで
ほんの挨拶程度だったけれど話すことが出来てとても嬉しかった。
おかげで今日も清々しく穏やかな気持ちのまま過ごすことが出来た。
帰宅して朗報。海苔の様子を見に行っていたじいちゃんが
「あと二週間ぐらいかな」と。なんとか収穫までこぎつけそうだ。
収穫量はあまり期待出来ないけれど、少しでもじゅうぶんだと思う。
あとは天にまかそう。だいじょうぶ、きっとなんとかなるから。
こころはちょっぴり忙しいけれど、今日もほっこり生きていました。
穏やかな一日をありがとうございました。焼酎も三杯目を飲み干す。
雲ひとつない青空。おひさまがたくさん微笑んでくれる。
そんなおひさまに微笑みがえし。まるで鏡のような空だった。
朝の山道でお遍路さんの後姿。今朝はちゃんと声をかけることが出来た。
自分と同年代かなと思える女性のお遍路さんだった。
国道から山道に入って心細く不安だったとのこと。
声をかけるのもささやかなお接待なのかなと思った。
「歩けますか?」と問うと「はい、歩きますよ」と元気に応えてくれた。
そうしてこちらも元気をいただく。とてもとても清々しい朝だった。
今日はおひな祭りなので孫たちの好きなイクラをゲットして帰宅。
保育園から帰って来ると二人とも着物を着ておおはしゃぎだった。
イクラばかりの手巻き寿司、芽奈はひたすらイクラをつまんで食べる。
わいわいわいといつも以上ににぎやかな夕食となった。
どうかこれからも健やかに。孫たちの成長が生きがいのように思える。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
今夜もほっこりほっこり。生きているってほんとにありがたいこと。
今朝は氷点下の寒さだったけれど、日中はとても暖かくなる。
綾菜の遠足。娘が早起きをして可愛いお弁当を作っていた。
遠足を楽しみにしている綾菜を保育園に送り届けて山里に向かう。
四万十大橋を渡るお遍路さんがふたり。
それから国道でも三人のお遍路さんを見つけて嬉しかった。
帰り道でもふたりのお遍路さんを見つけて、今日は7人のお遍路さん。
ああ今日はいい日だなって思った。たくさんの元気をいただいた日。
今日もご近所で不幸があって少し早目に帰宅する。
息子や娘の同級生のおばあちゃんが亡くなってしまったのだった。
子供たちが保育園の頃からの長いつきあいでなんだかしんみりとする。
家族を亡くすのはほんとうに寂しくて辛い事だなとつくづく思った。
娘が遅番だったので綾菜も延長保育をお願いしていたのだけれど
帰宅するなり「おばあちゃんのおむかえがよかった」とご機嫌ななめ。
遠足の話など訊いているうちにすっかり笑顔になってたくさん話してくれる。
わいわいわいと今夜もにぎやかな夕食。両手に春巻の芽奈も楽しい。
今日もこんなに穏やかな一日をありがとうございました。
ほっこりほっこり生きています。今夜の焼酎も美味しい。
昨夜からの雪が今朝は薄っすらと積もっていた。
幸い道路は凍結しておらずほっと山里の職場に向かう。
雪化粧をした木々に朝陽があたってなんとも綺麗だった。
弥生三月の雪。ふっと冬の後姿を見たような気がする。
ラジオから卒業式の話題が流れていた。
高知県下の公立高校は今日が卒業式だったようだ。
もう40年以上も昔の事を鮮明に思い出す。
自分にとってはとてもとても特別な日であった。
卒業と同時に決心し行動したことがもしなかったら
今の自分は存在しない。まったく別の人生を送っていたことになる。
わたしはもうゆるされているのだろうか。
そのこたえをきくのがいまでもこわい。
多忙だった仕事を終えて帰宅。
今日はひとりもお遍路さんを見かけなかった日だった。
お大師堂のひだまりでいつものように手を合わす。
そう、いつものように。それが何よりも平穏だった。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
あたえられた人生をどうかまっとうできますように。
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