夕焼け空がきれい。今日も穏やかに暮れて行く。
毎日いただいた穏やかさが天からの贈り物。
不安なことも心細いこともあったけれど
それがとても些細なことに思えて今年も終わろうとしている。
一歩いっぽ歩んできた日々、「あるこうあるこうわたしはげんき」
孫たちと歌えばこころもからだも元気いっぱいになれた。
道ばたの名も知らぬ花にも微笑みかけて
大空を舞う鳥を見あげて手をふってみたり
そのたびにほっこりほっこりとまあるくなったこころ。
生きているんだな。ここにいるんだなと思えた日々が愛しい。
きっと長生きをしてかわいらしいおばあちゃんになりたいなと思う。
いただいたありがたい日々を今年もそっと胸にしまって
また一歩、新しい年に向かって踏み出して行きたいものだ。
どうかどうかこの穏やかさがずっと続きますように。
そうしていつも笑顔で微笑んでいられますように。
ありがとうございました。わたしはしっかりと生きています。
※※ 今年最後の日記になりそうです。
ささやかな日々におつきあい下さった皆さまほんとにありがとうございます。
どうか穏やかな新年をお迎え下さいね。来年もどうかよろしくお願いします。
今朝は少し冷え込む。きりりっとした寒さが心地よく感じる。
山里は一面の霜だった。平野部よりもぐんと気温が低い。
朝の国道で赤いリュックのお遍路さん。
それから山里の道でまた逆打ちのお遍路さんに出会った。
帰り道の県道では男女二人連れのお遍路さん。
ご夫婦なのかなと思ったけれど二人ともとても若かった。
お遍路さんに会えた日はとても清々しい気持ちになる。
今年もそんなありがたさをかみしめるように終わろうとしている。
忙しかった仕事も今日は一段落、午後から暇になり早目に帰らせてもらった。
久しぶりに綾菜をお迎えに行く。今日で今年の保育は終了だった。
保育士さんたちと年末の挨拶を交わしているあいだ
綾菜は滑り台にまっしぐら。まだまだ遊び足りない様子。
四月に入園してからあっという間に八か月が過ぎた。
ずいぶんと成長した綾菜の姿がまぶしいほどに愛おしい。
今日も穏やかな夕暮れ。平穏な一日をいただいたのだと思う。
さずかった一日を抱きしめるようにたいせつに生きる。
これからもずっとずっとそんな自分でありたいと思う。
ありがとうございました。今夜もまったりとほろ酔ってこれを記す。
2015年12月27日(日) |
小春日和にほっこりと |
今年最後の日曜日。風もなく穏やかな小春日和となる。
午前中にお墓掃除に行く。すごい枯葉だった。
義妹とじいちゃんと三人でせっせと頑張る。
我が家のお墓は地区の墓地でいちばん古い納骨堂であった。
ちょぴりみすぼらしく見えて新しい納骨堂にしたいねと話す。
自分たちが生きているうちにそうできたらどんなに良いだろうか。
やがて息子の代になりそうして未来には圭人の代になるのだった。
午後は大掃除ならず小掃除。床の間のある和室を片付けていた。
和室は孫たちのジャングルジムと滑り台が占領していて所せまし。
なんとか床の間の掃除を済ませ少し早いけれど鏡餅もお供えする。
それなりにいい感じになり新年を迎える準備が出来てほっとした。
暖かさに誘われて玄関先の花も植え替える。パンジーとサイネリア。
綾菜が「あたらしいお花や」と喜んでくれて嬉しかった。
サイネリアはピンクのつぼみがいっぱい。咲くのがとても楽しみだ。
お大師堂ではミカンをお供えする。艶々としたオレンジ色にほっとする。
今日はお遍路さんを見つけられなかったけれど明日は会えると良いな。
穏やかなまま夕暮れ。今年も残り少なくなったけれど日々の穏やかさを
贈り物のように思って今日もぎゅっと抱きしめるような思い。
ありがとうございました。生きているってほんとに嬉しいこと。
朝は少し冷え込んだけれど日中は暖かくなる。
暖冬のせいか山茶花の花はほとんど散ってしまって
バトンタッチをしたかのように椿の花が咲き始める。
今日も山里の職場へ。娘がお休みだったので助かった。
仕事の忙しさもやっと峠を越えたように感じる。
30日が仕事納めになりそうだ。もうひとふんばりである。
朝の山道で逆打ちのお遍路さんに出会った。
クルマを停めて窓越しに少し話をする。
ただ声をかけるだけでもお接待なのだろうか。
「ありがとうございます」の声がとても嬉しかった。
今日は帰り道の県道でも逆打ちのお遍路さんを見つけた。
後姿ではなく正面から会釈が出来るのがなんだか嬉しい。
帰宅するとじいちゃんがいなかった。
近くで住宅火災があったとのこと、まだ現場にいると連絡がある。
鎮火しても後片付けなどに忙しくすぐには帰れないのだった。
消防団に入ってもうすぐ30年になるじいちゃんがとても頼もしい。
夕飯の支度までまだ時間があったので、娘と孫たちと散歩に出掛ける。
土手の道を綾菜が走る。芽奈もまるでチンパンジーのように走る。
「ほらほら危ないよ」と娘とばあちゃんは二人を追いかけていた。
ほんのりと夕焼け空。今日のおひさまもとても優しかった。
毎日こうして穏やかさを受け止めるように過ごしている。
ありがとうございました。今夜も手を合わせてぐっすりと眠ろう。
クリスマスの朝。孫たちは大はしゃぎであふれんばかりの笑顔。
サンタさんもきっと喜んでいる事だろう。サンタさんありがとう。
保育園から帰ったら一緒に遊ぶ約束をして綾菜を送り届ける。
その約束をしっかり覚えていて帰宅するなり病院ごっこをして遊ぶ。
お人形さんの熱を測ったり注射をしたり足に包帯を巻いたり。
ばあちゃんも童心に返ってほっこりほっこりと楽しかった。
今日も仕事がとても忙しく一時間の残業となる。
集金に行ったお宅でもらい泣きしそうになった。
複雑な事情がありとてもお金を払える状態ではないことを知る。
親身になればなるほど自分がとてもひどい仕打ちをしているように思えた。
心を鬼にすることなどどうしてできようかとつくづく思った。
今日はお遍路さんを1人も見つけられず、お大師堂にも行けなかった。
どんな日もあるもの。いつだって明日があるのだもの。
今夜も穏やかさの毛布にくるまってぐっすりと眠りたいと思う。
忙しい一日だったけれど今日もありがとうございました。
クリスマスイヴ。今日も気温が高くなりとても暖かだった。
「おとなにはサンタさん来んがぜ」と綾菜に言われてしまった朝。
それは得意そうにほこらしげな顔をしていた。
幼い心には夢がいっぱい。そんな夢を大切にしてあげたいとつくづく思う。
枕元にプレゼントをそっと置いて、明日の朝の満面の笑顔を楽しみしている。
私が子供の頃にはいつも絵本や学習雑誌が置いてあった。
リカちゃん人形が欲しいとサンタさんにお願いしても聞き入れてくれない。
最後にもらったプレゼントは「星の王子さま」の本だった。
10代の後半まで大切にしていたその本も今はどこに行ったのだろうか。
父がいて母がいて弟もいた懐かしい子供の頃。ずっといつまでも忘れられない。
今夜は家族そろってささやかにパーティーをする。
孫たちは保育園でもらったトナカイの帽子をかぶって
娘はサンタさんの赤い帽子をかぶってクリスマスの歌をうたったり。
じいちゃんもばあちゃんもワインを飲んで酔っぱらっていた。
楽しい夜をほんとにありがとう。こんなに幸せなことはない。
あのね、ほんとうはおとなにもサンタさんが来るがかもしれんよ。
しとしとと優しい雨。暖かくてまるで春の雨のようだった。
娘がお休みだったので孫たちの心配もなく山里の職場へ。
祝日に仕事をするのは初めてではないだろうか。
「おばあちゃんはトトロのお山に行くが?」と綾菜。
そうそう大きなトトロがおるの。一緒にお仕事するがぜ。
そうして今日も忙しさを楽しみながら嬉しい悲鳴をあげていた。
苛立って声を荒げる人もいない。みんな笑顔で頑張った一日。
帰りが少し遅くなったけれどお大師堂に寄ってから家に帰る。
お賽銭を回収して地区長さんに届けた。今年最後の回収となる。
明日、地区の監査があるのだそうで少し早目に年末支度をする。
家に帰ると茶の間から孫たちのはしゃぎ声が迎えてくれた。
「だっこ」って言えるようになった芽奈が手を差し出して来る。
ぎゅっと抱きしめるあたたかさ。なんとも愛しいものである。
じいちゃんは一日中孫たちの相手をしていたそうで
「おらあもう疲れた」と苦笑いをしていた。それも微笑ましいこと。
夕飯は孫たちの好きなハンバーグ。相変わらず芽奈のよく食べること。
そうして今日も穏やかに暮れて行った。
幸せすぎること恵まれすぎること。それが決してあたり前の事ではないこと。
いつもいつも感謝することしか出来なくて、これで良いのかとふと思う。
けれどもそれ以外に何をすれば良いのかわからないのだった。
今夜もありがとさんの焼酎を飲みつつほっこりとこれを記す。
追記、雨の一日だったけれど4人のお遍路さんに会えて嬉しかった。
冬至、例年なら寒さ厳しい頃だけれど今年はとても暖かい。
山里で柚子をもらったので今夜は「柚子湯」を楽しむ。
孫たちが大喜び、芽奈は柚子をかじってしまったそうだ。
仕事は今日も忙しかったけれど、午後から休ませてもらって免許講習。
新しい免許証の写真を見て思わず笑ってしまった。
それなりに年をとる。それもまた愉快なことに思える。
警察署を出て今度は美容院へ。2センチほどの憂鬱をカットしてもらう。
さっぱりと気持ちよくなって「これでお正月が来るね」と言ったら
「髪を切らなくてもお正月は来ますよ」と美容師さんが笑っていた。
ほんとにその通り。けれどもやはり髪を切りたくなるのは不思議だ。
少し帰宅が遅くなったけれど今日もお大師堂へ。
お参りを済ませて例のごとくお菓子をご馳走になっていたら
保育園から帰ったばかりの娘と孫たちが来てくれてびっくりぽんだった。
みんなで輪になってそれぞれに好きなお菓子をご馳走になった。
綾菜が木魚を叩いて遊ぶ。芽奈はおせんべいに夢中になる。
「これはこれはにぎやかなことですな」お大師さんも笑っているようだった。
穏やかな夕暮れ。今日も夕焼け空がとても綺麗。おひさまありがとう。
追記、今朝は4人のお遍路さんに会えてとても嬉しかった。
今朝は静かに雨が降っていたけれど、午後から晴れてくる。
気温がぐんぐんと高くなり20℃の暖かさとなった。
暖冬の影響で海苔の生育がかなり遅れているようだ。
水温が高すぎるのだろう。どうしようも出来ないことだけれど
日に日に不安がつのってくるばかり。いったいどうなるのだろうか。
悪い事ばかり考えていたらきりがなく、とにかく希望をと胸に言い聞かす。
「いまから嘆いていてどうする」じいちゃんはいつも頼もしい。
山里の職場は今日も忙しく、そんな忙しさを楽しんでいた。
今週は車検の予約がいっぱいで23日の祭日も休めそうにない。
お客様は神様。ほんとにありがたいことである。
今年も残すところ10日。自分なりにあれこれと予定を組んでみたり
けれども思うようにいかないこともあって少し焦ってしまいそうになる。
それでも新しい年はやってくる。年末だからとこだわらないのが良いのかも。
今日もお大師堂のひだまりでお菓子をひとついただいて少しぼんやり。
そうそう、そんなに急いでどこに行くってふっと思ったりした。
出来ることを出来る日に。ひとつひとつクリアして行けば良いのだもの。
穏やかな夕暮れ時。夕焼け空にぽっかりと浮かぶふたつの雲が可愛かった。
追記、今日は1人もお遍路さんを見つけられなかった。
お天気は下り坂のよう。おひさまはかくれんぼしていたけれど
日中は暖かく過ごしやすい一日だった。
息子が久しぶりに圭人を連れて遊びに来てくれていた。
もうすぐ2歳、ずいぶんと背が伸びたように思う。
お昼ご飯を食べてから帰る予定だったけれど
圭人のご機嫌が悪くなってしまって早々に帰ってしまった。
息子は元旦も仕事とのこと、相変わらず忙しい毎日を送っているようだ。
あれこれと心配なこともあるけれど見守ることしか出来ない母であった。
夕方、お大師堂仲間のSさんとばったり会う。
お賽銭回収の件、やはり来年からはSさんが引き受けてくれるとのこと。
「ご苦労さんやったね」とねぎらいの言葉をもらって嬉しかった。
短い間だったけれど自分に出来ることをやらせてもらって感謝に尽きる。
今日のお大師堂はかすみ草の花と千両の紅い実。誰かが活けてくれていた。
一気にお正月準備が整いほっと嬉しく思う。
少し早いけれど鏡餅もお供えする。少なくなっていたお線香も買って来た。
どうかどうか穏やかな新年を。ずっとこれからも清々しい心でいられますように。
夕暮れて今日も家族そろって楽しい夕食。みんなの笑顔がいちばんのご馳走。
失いたくないといつもいつも願う。生きているだけでありがたい毎日。
きりりっと寒い朝。寒さも慣れてくると心地よく感じる。
今朝は綾菜と保育園に向かう道で自転車のお遍路さんを発見。
まだあどけない少年のような顔をした若者だった。
うん、今朝はいい感じ。今日はお遍路さんに会えそうだと
わくわくしていたけれど結局その後は1人も見つけられなかった。
土曜日はいつも仕事をお休みさせてもらっているけれど
あまりの忙しさが続いているため今日も出勤する。
綾菜は下田のおばあちゃんがお迎えに行ってくれて
午後もずっと預かってくれてとても助かった。
ついさっき帰って来たところ、夕飯もお風呂も入って
「ただいま〜」と元気に帰って来た。
芽奈は土曜日も延長保育が可能で娘と一緒に夕方帰って来た。
帰るなり「まんま〜」である。ほんとに食いしん坊のめいちゃん。
少しずつ言葉を覚えていてお風呂は「ちゃあちゃ」であった。
お風呂から出て髪を乾かす時に「ボ〜しようかね」と言うと
自分でちゃんとドライヤーを提げて来る。
日々いろんなことを覚えてくれるのがほんとに嬉しかった。
今日も平穏無事。昼間のひだまりのようにほんわかとあたたかい。
ありがとさんの焼酎に今夜は豆大福のご褒美も。
「よはまんぞくであるぞ」などと微笑みながらこれを記す。
2015年12月18日(金) |
なんて平和なのだろう |
今朝はこの冬いちばんの冷え込みとなる。
午前8時の気温が2℃。山里に着くと0℃になっていた。
山里は一面の霜。朝陽を受けてきらきらときれい。
今日も仕事が忙しく1時間ほど残業となる。
毎日活気があって楽しい。忙しいのはとても好きだから。
何よりも忙しさにのみ込まれない穏やかさがあった。
みんなが笑顔で仕事が出来るのはほんとにありがたいこと。
娘がお休みだったので綾菜のお迎えの心配もなく帰宅。
洗濯物もきちんとたたんでくれていてほっと嬉しさが込み上げてくる。
お大師堂ではお賽銭箱に五百円玉が入っていてびっくり。
ありがたく回収させてもらったけれど誰だろうととても気になった。
時々、地区以外の人もお参りに来てくれていてその人かもしれない。
西日が射しこむあたたかなお堂でお供えのドーナツをひとついただく。
川面がきらきらとまぶしくてきれい。大きな銀杏の木も黄金色だった。
なんて平和なのだろうとなんだか時が止まっているようなひと時だった。
そうして今日も平穏に暮れて行く。
孫たちのはしゃぎ声に微笑みながら今夜もほろ酔ってこれを記す。
追記、今日はお遍路さんを1人も見つけられなかった。
朝から今にも雪に変わりそうな雨。なんとも寒い一日だった。
今日は保育園のお餅つきで綾菜が喜んで出掛けて行く。
師走に入ってからずっと仕事が忙しく今日もばたばた。
あらあらと言う間に一日が過ぎて行く。
ふっと何か大切な事を忘れているような気がする。
どんなに忙しくても心に余裕を持って過ごしたいものだ。
今日は帰り道に1人のお遍路さん。
もうすぐ国道に出るところで延光寺まで一時間足らずだろうか。
緑色の雨合羽が強い北風にあおられてとても寒そうに見えた。
今日も声をかけられずただただ会釈をして追い越して行くばかり。
帰宅してお大師堂へ。平穏無事に感謝して手を合わす。
ささやかな願い事も。願ってはいけないと思っても願ってしまう日々。
欲張りだなといつも思う。いつになったらそんな欲を手放せるのだろう。
綾菜と芽奈が保育園から帰って笑顔の花が咲く我が家。
ふたりのおかげでばあちゃんのこころはいつも春のようだった。
今日もありがとさん。今夜もほっこりと焼酎を飲みつつこれを記す。
ずっと暖かい日が続いていたけれど
とうとう冬将軍がお馬さんに乗ってやってきたようだ。
冷たい北風。明日はもっと寒くなる予報。
例年ならそろそろ初雪の降る頃でもあった。
今日も仕事が忙しく少し残業。
娘が遅番なので綾菜のお迎えがあったけれど
延長保育で時間を気にしなくてよくてとても助かった。
おかげでいつものようにお大師堂にお参りに行ける。
誰かが新しいお線香立てを持って来てくれていた。
ありがたいこと。みんなそれぞれ気にかけてくれているのだ。
私も少なくなっていたお菓子をお供えして手を合わす。
今夜はじいちゃんが消防団の忘年会で留守。
夕食後の芽奈の相手をしてくれる人がいなくてちょっと大変だった。
娘とふたりてんやわんやで食後の後片付けに追われる。
やっとこさお風呂の時間。綾菜と一緒にお風呂場へ走る芽奈。
そうしてお風呂から出るとはだかん坊で走り回るのだった。
ふうふうと忙しいばあちゃんだけれどそれも楽しいひと時である。
今日も平穏無事。ほのぼのとむかえる夜のありがたいこと。
今夜もお風呂上がりの焼酎でまったりさんとこれを記す。
追伸、今日もお遍路さんは少なく朝の国道で1人だけだった。
ぽつぽつと静かに雨が降った。優しい雨でほっとする。
少女時代、母代わりになってくれた伯母の命日。
ずっとずっと不義理を重ねては歳月が流れていた。
いまだお墓参りにも行けずにいてとても心苦しいけれど
優しかった伯母の事を思い出して空に向かって手を合わしていた。
今日の遍路道、帰り道の蛍湖のあたりで2人連れのお遍路さん。
ご夫婦だったのかもしれないけれど女性の方が少し若く見えた。
気になりながら声もかけられずに追い越して行くばかり。
今頃はどうか宿でゆっくりとくつろいでいますように。
帰宅してお大師堂でお参りを済ませてから
孫たちのインフルエンザの予防注射へ行っていた。
綾菜はさすがお姉ちゃんで泣かなかったけれど
芽奈は大声で泣きわめいてそれは大変だった。
小さな子供は二回接種しなければいけないそうで
芽奈は年明けにもう一度接種しなければいけない。
予防注射をしても絶対に大丈夫とはいえないインフルエンザ。
どうかどうか二人とも元気にこの冬を乗り越えて欲しいものだ。
いつもより少し遅い夕食。今夜は「煮込みラーメン」だった。
熱々のラーメンを私がふうふうして冷ましていると
芽奈が真似をしてふうふうするのがなんとも微笑ましかった。
そうして今日も穏やかに暮れて行く。
ありがとさんの焼酎も美味し、今夜もほろ酔ってこれを記す。
少し曇っていたけれど今日もやわらかな陽射し。
職場の庭の片隅に母が植えている千両の紅い実が可愛い。
綾菜とトトロのCDを聴きながら保育園へ。
ふたりで大声で歌うのが最近の日課であった。
ちびっ子パワー全開、ばあちゃんのパワーも全開なり。
今朝は国道の伊豆田トンネルの中でお遍路さんを発見。
なんとなく今日はお遍路さんに会える日のような気がしていた。
仕事を終えて職場を出るなり二人目のお遍路さんと会釈を交わす。
そうして蛍湖近くのトンネルを抜けた時、前方を歩くお遍路さんを発見。
おや?この後姿はとはっとする。なんだか見覚えのある背格好だった。
ゆっくりと近づいて横顔を見る。やっぱりそうだ間違いない。
追い抜いてすぐに車を停めて駆け寄って行った。
それはお大師堂の常連さんだった顔なじみのお遍路さんだった。
ほぼ一年ぶりの再会。なんとも懐かしく嬉しい笑顔であった。
この一年会えなかったのにはわけがあって
それはお大師堂のお賽銭泥棒の一件。そのことを耳にして心を痛めていた事を知る。
元をただせば私が大騒ぎしてしまったことが発端だった。
被害届など出すべきではなかったと今更ながら悔やまれる。
その時には良かれと思ってした行動が誰かを傷つける事もあるのだと
あらためて思い知った出来事になってしまった。
決してお遍路さんを疑ってなどいなかったのにこんな結果になるなんて。
深く深く心から謝罪する。うなずいて微笑んでくれてほんとうに救われる思い。
またの再会を約束して別れた。きっときっとまた会えることだろう。
今日も穏やかな小春日和。優しいおひさまにありがとう。
午前中は地区の年末総会があって出掛ける。
いつもはじいちゃんが出席するのだけれど
少し風邪気味なので代りに私が行く事になった。
区長さん、副区長さんの選挙があって
副区長さんにお大師堂仲間のSさんが選ばれる。
お大師堂の経理など任される役なのでほんとうに良かったなと思う。
お賽銭の管理のこともあって、私はお役御免になるかもしれない。
とりあえず近いうちに相談してみようと思う。
今まで通りで良いよと言ってくれたら喜んで引き受けたいと思っている。
暖かい一日だったけれど今夜も週末恒例の鍋を囲む。
先週「青空レストラン」で美味しそうだった車麩を試しに入れてみた。
そうしたらなんということでしょう。車麩がふやけて鍋にいっぱいになる。
家族には大不評で芽奈と一緒にせっせと片づけるありさま。
まだ文句も言えない芽奈が美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった。
それとカニ入りつみれ。それがどうやら腐っていたようでとても残念。
入れる前から何か変な匂いがするなと思っていたのだけれど
案の定、ひとくち食べたら吐き出しそうな味がしたのだった。
孫たちが食べたら大変と急いで取り出して捨ててしまった。
いつも利用しているお店にちょぴり不信感の沸き起こる出来事だった。
まあでもそれなりに美味しい夕食、〆のおうどんの美味しかったこと。
今日もそうして穏やかに暮れて行った。
今夜もありがとさんの焼酎でほろ酔ってこれを記す。
今日も穏やかな小春日和。洗濯物がよく乾く。
あちらこちらに水仙の花が咲き始めてほっこりと心が和む。
あんずの命日。早いものでもう二年が経った。
生きていれば芽奈がどんなにか喜んだろうと思う。
「わんわん」犬がとても好きな芽奈であった。
枯葉に埋もれそうになっていた小さなお墓を掃除。
花とお線香を供えて天国のあんずに声をかけた。
そのあとお大師堂へ。テントを片づけていたお遍路さんと少し話す。
ほんとに物静かなお遍路さんでひとことふたことだった。
ちょっとひと巡りしてくるそうで三ヶ月もかかるのだそうだ。
大きな荷物のせいもあるだろうけれどきっとゆっくりの旅なのだろう。
午後は綾菜と芽奈と一緒にお散歩。
高台の神社までふうふう言いながら歩いて行った。
暖かいせいか足の痛みも薄れていてずいぶんと楽に感じる。
神社の石段にしいの実がたくさん落ちていて綾菜が喜んで拾っていた。
そうして今日も穏やかな夕暮れ。
夕焼け空を見ていると「あした」が空から舞い込んで来そう。
今日もありがとさん。みんな笑顔の穏やかな一日だった。
嵐が去って今日はとても良い天気になった。
最高気温が24℃、ほんとうに12月なのだろうかと思う。
朝の山道を行けばあちらこちらに折れた木や石が落ちていた。
作業員の人達が総出で道路の片づけに追われていて
台風並みの風だったことをあらためて知ることに。
暖冬、異常気象、なんだかひしひしと不安が襲ってくるこの頃である。
四万十川の水もかなり増水しており濁流が流れていた。
海苔は大丈夫だろうか。なんとしても生き延びて欲しいとひたすら祈る。
じいちゃんに言わせれば「大丈夫ちや」ほんとに頼もしい我が夫である。
そうね、なんとかなるよねってここは気楽に考えたほうが良さそうだ。
仕事を定時に終え帰宅。お大師堂に行くとまたテントが張ってあった。
前回会った時もそうだったように昨日のお遍路さんに間違いない。
やはり連泊を気にしているようで申し訳ないような気持ちになる。
おそらく明日は旅立つのだろう。いったいどこに向かうのだろうか。
いろんな事情を抱えているお遍路さんがいるけれどみんな「お遍路さん」
わけ隔てなく接することがいちばんのお接待だと私は思う。
今日も穏やかな夕暮れ。孫たちの笑顔と一緒に微笑んでいられる。
ありがとさんの焼酎も美味し。今夜もほろ酔ってこれを記す。
今朝からまるで嵐のように雨と風が吹き荒れている。
気温も高くなんだか春の嵐のような錯覚を覚える。
久しぶりに山里の職場。母も元気そうでほっとひと安心。
朝の国道ではお遍路さんもひとり見つけて嬉しかった。
鮮やかな黄色の雨合羽。悪天候の中ほんとうに頭が下がる思い。
帰宅してあまりの雨にお大師堂へ行くのを少しためらったけれど
なんとなく気になって足を向ける。やはり思った通りだった。
二週間ほど前に泊まっていたお遍路さんと再会することが出来た。
伊予路に向かわなかったのは何かわけがあるのだろうと思う。
無口で物静かなお遍路さん、そっとそっとあいさつをして別れた。
今夜は夕方から娘が仕事になり出掛けて行った。
綾菜は下田のおばあちゃんちに遊びに行く。
芽奈とじいちゃんと三人で夕食。母親がいなくてもぐずることなく食欲旺盛。
ばあちゃんとお風呂に入ってじいちゃんがパジャマを着せてくれる。
ほれほれほれと忙しい。それも楽しいひと時だった。
今夜は焼酎も諦めていたけれど、八時前に芽奈が寝てくれて大助かり。
おかげでいつものようにこうして焼酎を飲みつつこれを記す。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
やはり暖冬なのだろうか。今日も暖か過ぎるほど。
予定通りに川仕事を終えほっとひと息。
順調に生育してくれたら来年の二月には収穫が始まる。
不安はあるけれどなんとしてもと欲も出る。
すべてが自然まかせ。こればかりは天にまかすかしかない。
それにしてもこころの忙しいこと。
いつもいつも悪い事ばかり考えてしまってどうしようもない。
なんとかなるさ。もっともっと気楽に生きたいものだ。
今日もお遍路さんの姿はひとりも見つけられず。
お昼にコンビニに行ったのでもしかしたと思ったけれど
やはり姿はなかった。あしたがあるさと思うことにしよう。
ぐるぐるぐるといろんなことを考えているけれど
今日も孫たちのおかげでずいぶんと癒されていた。
お風呂上がりのはだかん坊を追いかけるのも楽しいひと時。
今夜も隣室から孫たちのはしゃぎ声。
ばあちゃんはにこにこしながら焼酎を飲んでます。
今日も12月とは思えないほどの暖かさ。
おひさまがとても優しい。まるで抱かれているように過ごす。
川仕事をしていたらバシャバシャと大きな水音。
水鳥が大きなボラを捕まえて空に舞い上がって行った。
「鳥さんも今日はおなかいっぱいになるね」とじいちゃんと微笑みあう。
海苔網を張る作業も残りわずか、予定通り明日は終われそうだ。
どうかどうか順調に生育してくれますようにと今日も祈る。
帰宅して早めに昼食を済ませお大師堂へ。
今日は座布団を新しくした。少しずつ新年を迎える準備。
お遍路さんが泊まっていたような形跡はなし。やはり寂しいものだ。
ひだまりでお供えのおせんべいをいただく。ポリポリといい音がする。
午後は買い物に行ってからじいちゃんとお昼寝をしていた。
おやもう三時。ずいぶんと寝たものだと笑い合った。
娘と孫たちが帰って来てまたどんちゃんとにぎやかな我が家。
お腹の空いた芽奈がイスからテーブルによじ登って
残り物のかまぼこをつまんでいたのにはびっくりぽんだった。
今日も楽しい我が家。穏やかさはまるでひだまりのようにあたたかい。
ありがとさんを何度でも言いたいくらい幸せな日々が続いている。
今夜もお風呂上がりの焼酎が美味し。またほろ酔ってこれを記す。
今朝は少し暖かく感じた。風もなく穏やかな小春日和。
綾菜と保育園に向かっていたら久しぶりにお遍路さんを発見。
思わず歓声をあげるほど嬉しかった。
まだ20代かなと思われる若い青年だった。
綾菜がクルマの中から「おへんろさ〜ん」と大声で呼んだけれど
残念ながら聞こえなかったようだ。交通量の多い交差点付近だった。
保育園でタッチを何回もして綾菜を送り届ける。
月曜日で山里の職場も気になったけれど今日もお休み。
川仕事がもう少しで終わるのでじいちゃんと二人で頑張る。
母はどうしているだろうか。からだがふたつあればとつくづく思う。
今日の川仕事は少しハードでくたくたになって帰ってきた。
足が痛む。いつになったら治るのだろうかと情けない気持ち。
夕方、娘と孫たちが帰って来てからみんなで土手を散歩する。
「リハビリやね」と娘に笑われながら孫たちを追いかけて歩いた。
夕陽がまぶしくて孫たちのシルエットが花弁のように映る。
ああいい日だったなあって思った。この穏やかさは言葉にできないほど。
今日もありがとさん。こころからそう言える自分が好きだ。
さあ飲みましょう。今夜もまったりと焼酎を飲みつつこれを記す。
どんよりとした曇り日。今日はおひさまかくれんぼ。
今日も早朝より川仕事。ひんやりとした朝の川風が心地よい。
程よく疲れて帰宅。足が少しずきずきと痛む。
せっかく干していた洗濯物を諦めてコインランドリーへ。
乾かしている間に買物を済ます。夕食のメインはナポリタンにした。
ダイソーにも寄って綾菜と約束していたトランプを買う。
まだ三歳児には早すぎるかなと思ったのだけれど
興味を持っている時に教えるのも良いかなと思った。
思った通りすぐに覚える。ババ抜きを5回ほどつき合わされて
ばあちゃんはもうくたくた。「もういっかい、もういっかい」と綾菜。
ちょっとお昼寝しようかねと諦めさせて一緒にごろりんと横になる。
いつもはなかなか寝てくれない綾菜が今日はすぐに寝息を立て始めた。
可愛い寝顔。目に入れても痛くないとはよく言ったものだ。
そうして今日も穏やかなままに暮れて行く。
夕食後の流しいっぱいの食器を洗いながらこれも幸せと思う。
からだもこころも忙しいけれどそんな忙しさを楽しんでいる自分だった。
今日もありがとさんの焼酎が美味し。またまたほろ酔ってこれを記す。
追伸、今日もお遍路さんの姿を見つけられなかった。
吹き荒れていた北風が静かになって穏やかによく晴れる。
早朝より川仕事。綾菜を保育園に送り届けてから大急ぎで行く。
海苔網を漁場に張る作業だけれど、今年はじいちゃんが大奮闘。
私の足を気遣ってくれてもう殆どの網を一人で張り終えてくれている。
あと少しで終わるので私も少しは手伝いたくて今日は頑張ってみた。
まだ少し足が痛むけれどやってやれないことはない。
リハビリだと思って少しずつ慣らして行こうと思っている。
海苔の生育は今のところ順調である。どうかどうかと祈りつつの作業だった。
お昼前、綾菜を迎えに行って「おへんろさんおらんね」って二人でさがす。
コンビニのベンチにもその姿はなかった。大橋のあたりにも見つからない。
やはりこの時期は極端に少ないのだろうと思う。昨日も見つけられなかった。
昼下がりぽかぽかと暖かい。まったりとまどろみながらお昼寝をする。
なんだかふにゃふにゃと崩れ落ちてしまいそうな感じが心地よい。
晩御飯はみんなで鍋を囲む。綾菜も芽奈もたくさん食べてくれて嬉しかった。
今日も穏やかな一日をありがとさん。焼酎美味しほろ酔ってこれを記す。
強い北風が吹き荒れてなんとも寒い一日だった。
もう46年も昔の朝のことをふっと思い出す。
あの日もとても寒かったこと。そして途方に暮れていたこと。
もう忘れようと思いつつ今年も思い出してしまう自分が嫌い。
今朝は元気に保育園に向かった綾菜が
「おばあちゃん、あやちゃんのちょきんでケーキをこうちゃるけん」って。
その一言で昔の事を思い出していた自分がとても恥ずかしく思えた。
いまがある。ちゃんとある。それがどれほどありがたいことだろう。
お父ちゃんありがとう。お母ちゃんありがとう。
ふたりのおかげでさずかった命もここまで辿り着くことが出来た。
どうかどうか許される限り長生きをさせて下さいと祈った日。
寒い一日だったけれどこころにはほっこりとおひさまの光。
生きているってほんとに嬉しいことだなってあらためて思った日。
雨はあがり晴れたけれどものすごく風の強い一日だった。
いつものように綾菜と保育園に向かおうとしていたけれど
突然クルマの中で綾菜が嘔吐してしてしまって大変なことに。
数日前から風邪気味で咳がひどかったので急きょ病院へ連れて行くことに。
仕事の事も気になりつつ今日はお休みをさせてもらっていた。
病院で咳止めの薬を処方してもらって一日中家の中で元気に遊ぶ。
熱もないのでちびっ子パワーをもてあましていたような感じだった。
「おばあちゃんとお大師さんへ行こうか」と誘っても嫌だと言う。
仕方なく今日は諦める。そしてお遍路さんの姿も見つけられない一日だった。
どんな日もあってよしといつも思う。
今日もそうして「いただいた日」と感謝しながら過ごしていた。
明日はあしたの風が吹くだろう。どうか穏やかな風でありますように。
今夜もまったりと焼酎を飲みつつこれを記す。
隣室から孫たちのはしゃぎ声、それはまるで今日のご褒美のようだ。
今日も12月とは思えないほどの暖かさ。
夕方から雨が降り始めて今夜も雨の歌を聴いている。
今朝もお遍路さんの姿が見つけられない。
もうあきらめかけて山道から峠を越えて山里に差し掛かったところ
前方を歩くお遍路さんの後姿を発見。
思わず「おお!」と歓声をあげてしまった。
ゆっくりとその後姿に近づきクルマを停めて声をかけた。
なんと清々しい笑顔、身体中から精気がみなぎっているように見えた。
そうして関西弁がとても耳に心地よくひびく。
60歳代かなと見えるとても凛々しい男性だった。
うん、今日はいい感じ。とてもとても爽やかな朝だった。
仕事は少し忙しかったけれど母の様子も見ながらぼちぼちと頑張る。
しっかりしているかなと思えば時々おかしな言動もあったり。
体調は日に日に快復しているようでそれにはひたすら安堵だった。
とにかく無理をさせないこと。これからも見守っていきたい。
今日は娘が遅番だったので久しぶりに綾菜のお迎えに行く。
満面の笑顔で保育室から飛び出してくる姿はとても嬉しかった。
そうしてひっきりなしによくしゃべる。そんな会話がとても楽しい。
今日も穏やかな一日をありがとさん。
いつもいつもどんなに感謝してもしきれないほどのありがたさ。
今夜もまったりと焼酎を飲みつつ微笑みながらこれを記す。
今日も穏やかな小春日和。職場でつかの間の日向ぼっこ。
早いものでもう師走。走りたくはないけれど
なんだか背中を押されているように時が経つ。
今日もお遍路さんを1人も見つけられずさびしい。
やはりそんな季節なのだろうかと思う。
なんだか「おへんろさ〜ん」と叫びたい気持ちになった。
帰宅してお大師堂へ。今日は花枝を新しくした。
そうしてお札入れの中にそっと納め札が入っているのを見つける。
昨夜泊まっていたお遍路さんが残してくれていたのだ。
岐阜の住所と名前、68歳と記されてあった。
会えなかったのは残念だけれど、お札を残してくれていたのが嬉しい。
日が暮れて辿り着くお遍路さんもいるのだなと思う。
電気ストーブやお水の準備を怠ってはいけないと肝に命じる。
今日も穏やかな夕暮れ。家族そろっての夕食の楽しいこと。
パスタのサラダを作っていたのだけれど綾菜も芽奈もたくさん食べてくれた。
孫たちの笑顔を見ていると一日の疲れも忘れてほっこりと癒される。
今日もありがとさん。なんだか毎日が「いただきもの」のようだ。
お風呂上がりにまったりと焼酎を飲みつつこれを記す。
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