ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年03月30日(水) 風にふかれて

雪やなぎの花が咲いた。小さくて白い花がたくさん。ゆらゆらしている。
そのそばに真紅の椿が。まるでブーケみたいによりそっているのを見た。

ついこの前だったように思う。去年。その前もその前の春もその場所で。
同じ風景に出会っていることが。嬉しくて。涙ぐむほどありがたいこと。


かくじつに年を重ねている。何も変らないと思い込んでいるかもしれない。
そんな自分と。変らずにはいられないと観念している自分と。ふたりとも。
おなじ一本の蝋燭になって。来る日も来る日もその火を消すまいとしては。
いちにちが無事に終わればほっとして。また明くる日のために眠りにつく。

わからないことのために。苦しんでなどいられない。
わからないことのために。悲しんでなどいられない。

春を授かったいま。想うことは想うほどはかなくて。
これでよかったんだと。うなずくには。まだ少し時がひつよう。

だから。もすこし。だからもすこし。風にふかれていたいなと思う春。



2005年03月28日(月) はるがすみ

   どんなひもあるけれど。かすんだくうき。とおいそら。

   ぼんやりとおもうこと。かすんだこころ。きみのこえ。



馬酔木(あせび)の花が咲きました。
いにしえ人は。この花が咲くと。愛しいあのひとに見せてあげたいなあって。
思っても願っても。もうあのひとはこの世にいなかったのだそうだ・・・・。






2005年03月27日(日) 落ちる

うすぐもり。あめはまだ。まだだいじょうぶと。
あの白木蓮に会いに行く。ゆっくりと会いたい。

あくるひとあくるひをかさねて咲いてくれたのに。
つかのまとつかのまをかさねて咲いていたことを。

知った。はかなくてどうしようもなくさびしくて。
咲いて散れないで落ちる。重みはせつなさに似て。

痛い。だけどつよい。痛い。だけど確かに咲いた。






最近泣かない。なぜか涙が出なくなった。
はりつめていたはずのものが。こつぜんと。

消えた。

もしや落ちたのだろうか・・どこかに。




2005年03月25日(金) 好日

こゆきがちらちら。さくらのつぼみはおどろかず。あせらず。
かたくかたく。そうみえてもやわらかく。のほほんとかぜに。
ふかれては。つめたさもなんのその。ときをまっているただ。
ときをまっている。


わたくしはといえば。
今日はかなり好き日。
初対面のはずなのに。とても懐かしく思える人と出会った。

ながく生きていると。だから生きてるのが嬉しい。

ほんとうにこころから。長生きしたいなあって思った。



2005年03月23日(水) みあげる

春の嵐なのかと思った昨日と。やっと向こう岸へと踏み出したような今日。
雨で濁った川の上の空には。ぽっかりと白い月が雲と一緒に浮かんでいる。

みあげる。見上げると不思議と。自分の居場所が見えてくる。
ここにいていいのだと思う。迷っても迷ってもここにいたいと思う。


白木蓮がたくさん咲いた。ふっくらとふくらんだ蕾を見つけた日のこと。
たぶんあの日は心細く。どうすればいいのかとすごく不安だった気がする。
ふくらむ。咲くためにふくらむ。雨に打たれても。それは咲くことを選ぶ。

みあげる。どんな空だろうと。なんて清らかな白い花だろう。
明くる日と明くる日をそっと重ね合わせたように。咲く花が愛しい。


ふあんはおそれ。ひていされているようなきょぜつ。
いままでずっとつらぬいてきたことがゆらぐこわさ。

明くる日を知らない。明くる日はまだむこう。なのにどうして。
明くる日のことを思っては。こんなにこだわっているのだろう。

みあげる。今だから見えることがこんなにいっぱいあるのだから。

みあげる。今だから感じることがこんなにあふれているのだから。



2005年03月21日(月) あるくあるく

    あるくあるく。あてもなくではなくあるく。

    めざすめざす。せなかをおされるのではなく。

    あるく。まぶしいひざし。やさしいかぜのこえ。

    もっともっとと。もとめすぎていたかもしれない。

    うみのこと。なみのこと。ごめんなさいゆるして。






       あるくあるく。みつけたからあるく。

          いちめんのやさしさ

          いちめんのうれしさ



 



2005年03月19日(土) 時を知る

夕暮れ時。窓の外があまりにも紅く。どきどきしながら窓を。

あけると。誰かが一途にどうしても描きたかった絵のような。

空が見えた。乱れることなく絵筆を西へと一心に祈るように。

描かれた空。その紅い筋が炎のように燃えている。尽きるのか。

消えるのか。いったいどんな想いで。描いたというのだろうか。



一刻をあらそうように外に出る。
堤の石段を駆け上がっていると。つくしの坊や達が不思議そうに。
「どうしたの?何があったの?」と首をかしげているのだった。

ああ・・そうね。どうしてこんなに急いでいるのだろう。
立ち止まり大きく息をする。そうしてゆっくりと川べりまで歩く。

やはり空が落ちていた。ひたひたと水になりいちめんの紅になり。
空はゆっくりと流れていた。とめられない。すでにそうであるものを。

うずくまるようにすわる。かたわらには菜の花と。繋がれた川船。
ゆらりゆらり。夕風は少し冷たく。そっと何かを鎮めるかのよう。

尽きるのか。いや・・またはじまる。

思いのままに描けるのだろう。私だって空を。

そうして時を知っては。落としてみせよう空を水に。



2005年03月17日(木) さぼてんふたつ

やわらかでとろけてしまいそうな雨が。ちっぽけな憂鬱を濡らして。
それが流れたのかと確かめることもしないで。今日はずっと雨だった。


昨日買ったサボテンがふたつ。ガラスコップみたいなのに。
青いのと紫のと模様の入ったコップの中に。白い砂みたいなのが。
そこにちょこんとサボテンがふたつ。愛らしくてすごく気に入ったから。
素敵にラッピングしてもらって。リボンもつけてもらった。

そして今朝。オババの机の上にさりげなく置いておく。
オババが出勤して来ると。すごくどきどき胸がぱくぱくした。

よかったぁ。喜んでくれた。「ありがと・・ありがと」って。
その微笑が何よりも嬉しくて。すごく幸せな気持ちになれた朝。


ずっと昔。このひとをゆるせないと。どんなにか怨んだことだろう。
その時の傷ついた自分のことを。どうしても忘れられずにいた。
ゆるそうと何度も思ったけど。許してはまた反感を持ち続けていたのか。
事あるごとに。私は認めたくなかった。このひとが母だという事実を。
似ているとひとから言われるのが何よりも嫌だった。つい最近までそう。

ゆるすということは。その傷ついた頃の自分を許してあげること。
辛かったのは自分だけではなかったんだと認めてあげること。
過去というものは。重い。重いから圧し掛かる。逃れたい逃れられない。

母さん。あの時はああするしかなかったんだよね。
それが母さんの人生で。だから私も耐えて耐えて頑張って来たよ。
突き放されて。遠くなって。だからこんなに成長出来たんだと思う。
見捨てられたんじゃなかった。だからまた逢うことが出来たんだもん。


オババ。お誕生日おめでとう。もう駄目だなんて決して言わないで。
一緒に乗り越えて行こうね。きっときっと楽にしてあげるからね。



2005年03月16日(水) あくび

うららかで。たぶんもう春なんだろうなと思える一日。

あくびをしながら。かんがえる。それはちっとも深刻じゃないこと。
ふわりふわり。風船みたいに。手離せば色とりどりの鳥になって。
飛んで行くのだろうなと思う。大好きな空だもの。そうしてあげられたら。
どんなにいいだろうかと思う。勇気なんかじゃなくて。意志ひとつで。
決められることを。そう出来ないからと自分を責めることはしないから。

時を待つ。ちくたくと急がず。あくびしながら待っている。






2005年03月15日(火) なびく。なびく。

曇りのち雨の予報が。曇りのち晴れになった。
そうして昨日まであんなに冷たかった風が今日は。
ほんわかとして。なびきたくなる優しい風だった。


穏やかになってみる。ほんとは自然にそうなりたくて。
だけどなれない時がいっぱいあったから。もがいてばかり。
肩の力を抜けない。張り詰めている。いっぱいのなにかで。

だから折れちゃう時もある。ぽきんって簡単に折れちゃう。
痛いし涙出るし。もうもとに戻れないって嘆く時もあるし。

だからといって柔らかすぎてもいけないでしょ?
ふにゃふにゃしてるの嫌だし。すくっと立っていたいもん。

穏やかにずっと微笑んでいられたらって思うけど。
人間だし。それが思い通りにいかないから。人間なんだもん。
いろんな顔しているのもいいかな。いろんなことと闘って。
最期にはきっと穏やかに微笑んで逝きたいなって思う。

しなやかになびいてみる。今日がそんな日でほんとによかったぁ。
明日は明日の風に。吹かれてみせよう。吹かれますから。



2005年03月14日(月) 笑顔がいちばん

今朝も少しだけ積雪。それは粉砂糖をまぶしたほどで。
それから誰かがふぅっと息を吹きかけたみたいに。雪が。
ひゅらひゅらと飛んで行く。あちらのほうかな向こうかな。

突っ切って走る。川沿いの道。大橋の真ん中あたりでお遍路さんに会った。
笠が冷たい横風に煽られている。白装束の裾が千切れてしまいそうなくらい。
だけど真っ直ぐ前を向いて歩いていた。きりりっとした横顔を垣間見る。

追い越す瞬間。左手を額につけるようにして手を合わす。
ほんの一瞬のこと。だけどそうして始められる朝はとてもありがたい。

お遍路さんの手。よかったぁ。暖かそうな手袋をしていた。
毛糸ではなくごっつい皮みたいな手袋。あれなら雪で凍えることはない。
一日中歩いて。今頃は宿で温かなお風呂に浸かっているといいな。


午後やっと雪がやみ。風は冷たくても陽射しが眩しく心地良い。
だけど仕事をしていると。やはりどうしても苛々や焦りが出てくる。
嫌な気分だなあって思うと。よけいに嫌になるから。駄目だなあって思う。

逃げるように帰り支度。していると同僚がチョコのクッキーをくれた。
一気に笑顔。朝からまったく笑っていなかったかもって。深く反省しつつ。

帰りながら。何度も空を仰いだ。おっきな雲が風に流されることもなく。
ど〜んとそんざいしている空。そのことがなんだかとても嬉しかった。



2005年03月13日(日) 雪の伝言

目覚めると。薄っすらと雪景色。綿のようにやわらかな雪が降っていた。
パジャマのまま飛び出して行く。畑の雑草さえも。かすみ草みたいに可愛い。
いちぶぶんの青空から朝陽がきらきら。雪は雪なんだもんと光の中を舞い踊る。

新鮮な朝だった。冷たさは感じず。なんてあたたかな雪なんだろうと思う。

     きみがいてぼくもいるよこの野原かた寄せ合って雪の伝言





2005年03月12日(土) 別れ岸

寒のもどりなのだろう。ちらちらと小雪が舞ういちにち。
お彼岸も近く。別れ岸という言葉もあって。なんだか感慨深く思う。

こちらは寒い。精一杯の冬の名残。あちらは暖かく優しい風が吹く。
その岸に立っている。それが『いま』の命あることに感謝しながら。

誓ったとうりにすくっと。今日は清々しく真っ直ぐな気持ち。
迷いながら。とうとうここまで来たかと。思えるから大丈夫。


道行けば。彼岸桜が咲いている。いつのまにかこんなにたくさん。
暖かな陽射しよりも冷たい風が似合うように思う。強くて華やか。
不思議と儚さが感じられない。散る時の姿が思い浮かばないのだ。

その八重の花びらにたくす想いは。少しだけ切羽詰まっているが。
別れ岸ならそのように。裂かれるよりも咲いて終りたいなと思う。

だから『いま』は咲いている。だから『いま』は生きている。



2005年03月11日(金) やすもうや

木の芽起こしの雨だろうか。やわらかで優しすぎる雨が降る。
ふと人をやめて木になりたいとか思う。濡れてふっくらと芽を出し。
空のことや風のことを。もっと好きになりたいなと思う。


このところまた。少しだけ囚われてしまったことがあり。
逃げるわけにはいかず。ただひたすら葛藤ばかりしていた。

悪い方へ悪い方へと考えこんでしまう癖が嫌だなと思う。
けっきょく自分に自信がないからかもしれないから。
もっと胸を張って。とにかく自分を信じてあげないとなって。
思いながら疑っている。ああ・・どうどうめぐりだな・・・。

すくっと立つのは難しい。だからこそ何度でもそれを試みる。
意志とかえらそうなこと言ってるくせに。こんなにヘボなんだから。
てめえなにさまだしっかりせぇの気持ち。あいよわかっとるわい。
まかしとき。いまにみてろ。なめたらいかんぜよ。とかとか・・。

もうもう。じゅうぶん。もうなにも言いたくないから。やすもうや。

そう決めたとたん。あら不思議。すぅっとどこかから抜け出してしまう。
けっこういい気持ちだし。すごく嫌な夢から覚めたような気分。

また見るのかもしれない夢を。もう見ないでいようと決める。

明日はきっと。すくっと立っている。そうして空も風も大好きでいよう。










2005年03月08日(火) ひかり


春が大嫌いだと言うきみのことがとても悲しかった去年のことを思い出す。

こんなに新鮮な光が見えないのなら。見せてあげたいとおもったことを。

顔をあげて。空を見上げて。きらきらとまぶしく。あたたかくやさしく。

誰よりも恵まれているのがきみなら。どんなにいいだろうかと願い続ける。

光よ迷わず届け。光よ真っ直ぐに届け。祈り続けて一年が経ったのか・・。


時を待つ。それがいつの春だろうと。ずっと待っていてあげたいと思う。






2005年03月07日(月) はっけよいのこった

透明な空と風とこころと。まっすぐなきもちで清々しく月曜日。


私はよく『ひとり相撲』とかしてみるひとで。
このたびも負けることばかり考えていたのだが。

はっけよいのこったしているうちに。はっと考えた。
勝つって?それってどういうこと?どんなじょうたい?

そうしてしばし目を閉じて息をふかく。すったりはったり。
していたら。意識がぐぃんぐぃんと回っているのが見えた。

ためしにきみもやってみて?いまだよ。いまじゃないとだめ。
意識が見えるでしょ?どうかな?ふふ・・回っているかもね。

そうそう。そして「止まれ!」って心の中でつぶやいてみて。
どう?止まった?静かになった?ああ・・もしや無理かもね。

だからこんな時こそチャンス。まずつま先まで行ってみる。
それからだんだんと上へ。胸から口から頭のてっぺんまで。
どう?行けるでしょ?そしてそれを何度か繰り返してみる。
ゆっくりだよ。焦らずに。息をすって。はいて。すって。

実は私もこのことを忘れていた。それを今日思い出したんだから。
ああそうだ。これだったんだって。自然にそう出来たんだからね。

ずっと前に読んだ本に書いてあったことだった。
その時は何度も試してみて。これっていいなあって思ったのに。

忘れるんだ・・。忘れちゃうもんなんだね。

ひとり相撲。とりたければとるもよし。
相手はいつも自分。どんな時だって立ち向かって来る自分。

ひとりが勝てばひとりは負けるし。それがあたりまえで実はおっけいさ。








2005年03月06日(日) うごく

    北風に負けない陽射しと。穏やかでいて静止できないあたしと。日曜日。


        思い立つ。こんな日があるからありがたい。

        向かう。歩く。今日はそんな一日だった。

               風に会った。風の声を聞いた。

                 すこしだけないた。

                そして心から微笑んだ。 








2005年03月05日(土) いけてるし

菜の花と。雪になれない雨と。しろくじちゅう思い煩うことありし土曜日。

天気予報は雪だるまで。雷も鳴るかもしれないって言ったけど。
お昼前から思いがけない陽射しに恵まれ。ほっと空を仰いでいた。

あれこれ考えるのに少し疲れたなあって思う。
きちんときちんとしたいこともあるけれど・・
どうでもよくなくて。テキトウじゃいけないって。
すごく思ったりしていたんだけど。やっぱしんどい。
だから。だからやっぱ。こんな時こそ「まっ・・いいか」


帰宅するなり。お風呂に入りたくてたまらない。
『いい湯旅立ち』とかいう入浴剤を買ったから。
別府温泉とか。道後温泉とか。身も心もどっぷり浸かりたい。

いつかテレビで見た。雪国の温泉に行きたいなあ・・。
雪見酒や。一度でいいからそうしてお酒を飲んでみたい。
温もってぬくぬくになって。ほろ酔ってよいよいになって。

あんなこともこんなこともみんな。夢だったかもしれないって。
そしてすごく素直な気持ちで。「まっ・・いいか」って。
思えるような気がするんだ。いい夢みさせてもらったなあって。
だからここまで歩けたし。これからも歩いてみせるし。いけてるし。

うん。夢があるから。かなりだいじょうぶに思う人生じゃんか。

おかげさまで。のほほんと夜更け。まったりとくつろいで。
いつものように酔いつつ。頬杖ついて。きみの名を呼ぶのも。

まっ・・いいか。



2005年03月04日(金) かんじょう

ふりきれたかもしれない。

またせいちょうしたかもしれない。今日は晴れ。

かんじょうよりも意志よ。

意志をつよくしっかりとゆるがせないでいたい。


かんじょうはくせものかもね。

でも。かんじょうなくしちゃ。

にんげんってつまらないよね。

だからかんじょうはありがたい。


感情の渦のなか。泳ぎきる勇気。

泳ぎたいって思うのじゃなくて。

泳ぐぞって意志。それさえあれば。


いつだって飛び込んでいけるんだ。





2005年03月03日(木) ちちんぷいぷい

ふっきってふっきっていまだぬけきれないきもちのまま。今日は雨。
絹のような雨って。よくあたしはいうけど。だってすごくやわらか。

たぶん月いちだと思う。求めたりするのは。女だからしょうがない。
いつもと違うなにか。とんでもないなにかに囚われてしまうじぶん。

きらいなんだけど。すき。女々しくて可哀相になるくらいのじぶん。
おとしまえとかはつけない。みとめてぎゅっとして抱いてあげたい。

じぶんって。こんな時。やつあたりしたりもするけど。かべは痛い。
ちょっとへこむ。かなりへこむ時もあるけど。泣くときもあるけど。

それから暴れそうになって。何もかも捨てちゃえって思ったりする。
こんらんしてる。情緒とか理性とか。すごく不確かで難しいなって。

くじけそうになる。逃げ出したくなる。現実ってこのままじゃいや。
だけど。よしよし。抱っこして頬ずりして。キスだってしてあげる。

くるってるこころ。だけどきっとそれがほんね。がまんしてずっと。
だからこんなふうで。だから止められなくて。どうしようもなくて。

いたいのいたいのとんでいけ。ちちんぷいぷいおりこうさんになあれ。



2005年03月02日(水) これがいいにゃ

陽だまりをさがしている猫みたいに。少し求めてみたいいちにち。
だけど。にゃにゃんと首を振って。尻尾をたててすましてみれば。
冷たい風も心地良く。これでいいにゃ。これがいいにゃと思える。

不思議。おんなって。あたしには猫なで声なんて似合わないから。


ふっきって。ふっきって。どこまでもふっきってみせる。


今夜は大いにはしゃいでみた。きゃっきゃきゃっきゃとお猿さんみたいに。
からだを思い切り動かしていると。心も一緒に動いてくれるから。すてき。

涙よりもウツクシイ汗のこと。あなたは知っているのかしら?



2005年03月01日(火) 夕暮れ時は優しくて

弥生つめたい風と。ほのぼのと懐かしく思うあの頃と。
おんしんふつうのきみと。ただここにぽつんといたいあたしと。


仕事。なんだかとうとう大変な事態に陥ってしまったように思う。
かといって。それが面白いじゃないか。やるもんだなって感じで。
あっけらかんとタイムカードを押して。また明日ねと帰って来た。

「明日はあしたの風に吹かれようぜ」そう言って手を振る。
ため息と焦りと。どうしようもない不安と。そんなもんへのかっぱ。


家が近くなる。ああ・・今日も夕陽が目にしみるぜ。
きらきらと川面が。流れて流れて辿り着く海のことや。
ここはどこだろうと思うくらい。遠いところから帰って来たように。

思う。懐かしき我が家なり。愛犬が飛び出して来て「くぃ〜ん」と鳴く。
よしよしの笑顔になる。張り詰めていたものがやんわりとくつろいで。

お疲れさんの熱燗を飲みながら。優しく陽気なお母さんになれる夕暮れ。



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