ウィングのつぶやき
DiaryINDEXpastwill


2004年12月31日(金) 本年はありがとうございました。

12月に工場を千葉に移転すると共に、ホームページをリニューアルし、
新しい体制でスタートしたマスダゴルフですが、おかげさまでいままでと変わらぬ、いや、いままで以上の期待を感じています。特にパターB46にはオーダーが思いもかけず集中し、お待たせしてしまったお客様にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいました。

来年はコストダウンの努力をしていきます。質の高いクラブを、手の届きやすい値段で提供し、われわれの考えに賛同してくださるみなさんに使っていただきたい、それが2005年マスダゴルフスタッフ一同の誓いです。

おっと、来年のことを言うと、鬼が笑いますね。
とにかく今年一年、本当にお世話になりました。お客様、そして当プロジェクト(大げさですね)にかかわってくださったすべてのみなさまに厚く御礼申し上げます。

P.S
千葉工場は鷹の台カントリークラブのすぐ隣です。お近くに起こしの際は、ぜひ試打がてらお出かけください。お待ちしております。

2004年大晦日 ウイングより


2004年12月26日(日) 上達の極意?

 ウイングは一昨日とその前の日と、ちょっと用事があって、ティーチングプロの井上透さんとご飯食べながらいろいろ話してたんです。
 そのとき気になるひとことがあって、それは「アマチュアでも距離測定器を携帯して、正確に何ヤードかを把握してから毎ショット打たないと、レベルは上がらない」というものです。
 コースの表示杭とキャディさんが持っているピン位置のデータから計算して距離を測るのは、もちろんウイングもやっていますが、そうではなく、レーザー機器でボールとピンの空中距離を正確に測りなさいと井上コーチは言うのです。
「ゴルフは情報戦ですからね。プロはそうやって、一打一打厳密な情報を蓄積しているからピンに絡ませることができるんです。アバウトにやっていたら、アバウトな結果しか出ませんよ」
 来年こそは、本当にうまくなりたいと願うウイングにとって、年末に出会ったこの一言はけっこう重いような気がしています。
 さっそくニコンの測定器を買うぞ〜。


2004年12月20日(月) メモライズへのリシャフト大歓迎です!

 今日は業務連絡です。
 最近メモライズにリシャフトをご希望の方が増えてきました。近々クラフトワークのページをアップしますが、マスダゴルフでは、リシャフトも大歓迎です。ちなみにお値段は工賃込み、税込みで29400円です。メモライズの定価が36750円(本体35000円)で、その2割引ということです。
 また、千葉の工房ではマスダのヘッドに他のシャフトをつけたいというニーズにも対応しております。(個人的にはグラファイトデザインのツアーADI60が合うのではないか、などと思ってます。他社のシャフトの実勢価格については、メールか電話でお問い合わせください)

基本修理の料金表をお知らせしておきますね。

修理項目    金額(1本) 納期 備考
グリップ交換 500 2日   マスダ製品は工賃無料
シャフト交換 2000 3日 マスダ製品は工賃無料
ヘッド交換 2000 3日 マスダ製品は工賃無料
ロフトライ調整 500 2日 マスダ製品は工賃初回無料
バランス調整(再組み付け) 2500 3日
シャフトカット(バランス調整)2500 3日
バンス調整(研磨)  2000 2日
再メッキ  3000 3週間
アイアン化粧直し  1000 1週間

スルーボアのシャフト交換、ヘッド交換は1,000円UP
特記事項

●価格には消費税は含まれておりません。
●パーツの入荷状況により、さらに日数を要する時がございます。 
●特殊な商品は修理しかねる時がございます。
●特殊修理は内容により金額はご相談させていただきます。


2004年12月15日(水) あの超人気選手が・・・・。

 つい先日、国内でプレーする超人気野球選手がマスダのクラブを気に入っていただき、収めさせていただけることになったんです。その選手は手首をこねないバッティングが特徴で、スリムな体にもかかわらず、ホームランをたくさん打ちます。
 ウイングの見たところ、哲仁氏の理想とするゴルフスイングと共通点があり、それが気に入っていただけた理由なのではないかと想像しています。

 実は隠れマスダファンというのはけっこう多くて、特に財界人の方に多いんですよ。日本企業の代名詞にもなっている世界的企業のCEOや、国内航空会社の会長さん、そしてセキュリティ会社の会長さんなど、錚々たる方々が、センターバランスのコンセプトを理解してくださり、町の小さな工房を出発点に、あまり宣伝などのお金をかけずにコツコツ広げていこうという趣旨を面白がってくださり、愛用していただいてます。

 みなさんに共通するのは、古い考えを大事にしながらも、とらわれることなく、時代の流れをキャッチする感度の良いアンテナをお持ちだということでしょうか。

 これはマスダ愛用者に共通する資質なんでしょうね。


2004年12月14日(火) 安くなったらいいですよね〜。

 ウイングはマスダのクラブを使う人が一人でも増えればいいと思っています。なぜなら、もしみんなが当たり前のように使うようになったら、日本のゴルフレベルはもっと上がると思うからです。それぐらいこのクラブはスイングにいい影響を与えるし、なによりもプレーが楽しくなると思います。

 ウイングが個人的に薦めた友人はみな、スイングリズムが驚くほど良くなっていますよ。最初は戸惑うみたいですけど、使っていればそのうち、自然にリズム良く振れるようになるみたいですね。そしてリズムが良くなった頃、軌道もきれいな円になっているんです。

 でもやっぱり「メイド・イン・ジャパン」のこだわりのせいで値段が高いということがあって、買うのを躊躇されてしまう場合も多いですね。ウイングはそこが悲しい。というわけで、なんとか安くできないかと、雄二さんたちにお願いしているところです。

 特にジュニアにはぜひ、メモライズでゴルフを覚えて欲しいんです。ゴルフは最初が肝心ですからね。最初に良いリズムを覚えてしまえば、上達は早いし、ボールを弾くように打つ、ジュニア特有の癖、プロになったときにそこからの技術の伸びを阻害する悪い癖がつかなくて済みますから。

 そのためには、たとえばジュニアだけには安く提供できないか、などと考えているんです。(どうやって証明してもらうかなどの問題はありますが・・)
 また、試打で使ったクラブを半額ぐらいで提供するのもいいですよね。

 とにかく多くの方にマスダを体験して欲しい。それがウイングの願いです。
 



2004年12月09日(木) メモライズとダイナミックゴールドの共通点

ウイングはここ最近、アイアンのシャフトをダイナミックゴールド(S200)にしています。やっぱりスチールは狙い撃ちできますね。(もちろんできないときもありますけど・・・)ハマった時のラインの出方というのは、カーボンにはない魅力です。

どうしてこんなに楽にスチールが打てるようになったのかというと、やっぱりメモライズシャフトのおかげだと思うんです。手元からしならせ、先(ヘッド)を暴れさせないスイングが定着したために、同じく手元調子のダイナミックゴールドでも良いスイングができるようになったというわけです。

メモライズとダイナミックゴールドが似たしなり方をするというのは雄二さんに聞きました。ダイナミックゴールドはダウンでグリップのあたりがつぶれて、そこからしなりが起こるようなシャフトなんだそうです。ウイングのメモライズはフレックスXなんですが、ダイナミックゴールドのS200でちょうどいい感じですね。

でもいつまでスチールでできるかはわかりませんね。寒さが本番になってきたら、まだメモライズに戻そうかな〜なんて考えています。


2004年12月06日(月) あなたのブレーキは何ですか?

哲仁コーチがこんなことを言っていました。
「バランスディスクに乗ってバランス感覚を養うトレーニングがあるけれども、スイングのバランスというものは、不自然な状態を我慢することで作るものではないと私は思うんです。バランスというものは、体の中から自然に湧き上がってくるものでなければならないんじゃないかな」

ウイングまったく同感です。

そもそも、いま主流のスイングプレーンやフェースの向きを指標にスイングを作っていくと、スイングはどんどん小さくなってしまうのではないでしょうか? それは振り幅といった見た目の大きさではなく、動きのダイナミックさが失われるということです。

プロティーチングの現場では、スイングをシンプル化する作業が必要なのでしょう。しかし、アマチュアがそれを鵜呑みにすると、ボールを飛ばすために最低限必要なパワーに満たなくなってしまうと思うのです。

ウイングがプロゴルファーと付き合っていて思うのは、彼らは特別な筋力を持っているわけではないということです。一般の人と変わりません。ということはつまり、プロぐらい飛ばせる可能性は誰にでもあるのです。しかし振るコツを知らないために、ほとんどの人がプロの飛距離は特別だと考えてしまいます。

絶対にそんなことはありません。
自分と同じ年恰好のプロゴルファーの飛距離は飛ばせるはずなんです。体とヘッドの動きにブレーキをかける要素を取り除いてやれば。バランスディスクでのトレーニング、スイングプレーン重視のスイング作りは、ブレーキなんじゃないですかねえ。(もちろん効果がないといってるわけではありません。クラブは十分振れていて、体が暴れるために方向性が定まらない人にはとても効果的な練習だと思います)

哲仁コーチは言います。
「お年寄りだって、歩く体力さえあれば、ボールは思った以上に飛ばせるんです。ましてや普通の体力があれば、なおさら飛ばせます」

その人にとってもっとも心地よいスイングをすれば、自然にバランスはとれて、ボールは飛ばせる。それが哲仁コーチの考えであり、マスダのクラブの基本コンセプトです。

あなたの飛距離にブレーキをかけている要素は何ですか?


2004年12月04日(土) 思わせぶりでスイマセン

今日はさきほどまで哲仁コーチと打ち合わせをしていました。二人で話していると、いつも、かなりディープなゴルフ理論の話題になります。江連コーチと離れた伊沢プロについて、最近本調子ではない片山晋吾プロについて、そのほかいろいろ哲仁コーチの意見を聞くことができて、すごく勉強になりました。内容は差し障りがあるので書けませんが、いや〜やっぱり増田哲仁氏はすごいコーチですよ。伊沢プロと組んだら、それこそ本当に世界を狙えるのに、と思ってしまいます。

どうして日本のプロが世界レベルに行かないのか、アマチュアが伸び悩むのか、哲仁コーチはこれを見事に一刀両断してくれまして、その改善策も聞くことができました。これはいずれ、雑誌などで紹介できると思いますので、お楽しみに!(…な〜んて言うと、私の正体がバレそうですね。もうバレバレかもしれませんけど)

ちょっとだけお話しすると、「跳ね打ち」「弾き打ち」では調子の維持が難しいということなんです。それを改善する簡単なポイントが2つあるんですけど・・・残念ながらこれ以上は言えません。

なんか思わせぶりになってしまい申し訳ないんですが、あまりに興奮してしまったので、つい書いてしまいました。というわけで、さっそく練習場に行って今日仕入れたことを試してきます。ひっかかり気味だったロングアイアンが思い通りに打てそうな気がするんですよ! ではまた。


ゴルフライター小林一人

My追加