2004年06月14日(月)...引き摺られる

 最近、また、ゆるゆると落ちてゆくのが解る。全身が自棄に痛く、立ち上がっただけで視界が真っ白に染まって如何し様も無い。
 空調の効き過ぎた教室は夏に反して、酷く寒い。長袖のパーカーを羽織ながらだらんと机に寝そべる。エアコンの風を感じる度何処からともなく香る日焼け止めの匂いに、云いようも無い動悸がしてそっと手首を嗅いだ。慣れ親しんだmiracleの香りがすっと体内に融けて、少しの安定を運ぶ。

>どこもいかないで、ひとりにしないで

 誰かのウォークマンから洩れ聞こえたリズム。でも、本当にひとりになりたくないときに傍にいる他人は、何の意味も無い。

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