かたほうだけのパンプス
敦子



 子を産み捨てた母親に言った言葉

昨日というか、夜明け前に目が覚め、一回トイレに行った。それで寝ようとしたら、もう眠れない。

そのまま起きてしまった。朝5時の時計を見た。

トイレに頻繁に行った。出る。何度も行ってもチョロチョロと出る。というか、出続ける小水が。

今日は、きっと切替の日で、身体の中を巡る老廃物が飛雪される日なのかもしれない、きっと。

昨日、やろうと決めたシナリオの仕事。

とりあえずやるわ!

テーマとか注文がうざい!

今更ながら、テーマが古い。

いいんだと、読む人はおっさんだから。

私、やっぱテーマが女性の修羅場系か、本業が占いスピリチュアルだから、都市伝説とか、そっち系になろうかなぁとちょっと思う。

占いのお客さんで、10代の時に妊娠出産。子供は施設にあげてしまった。

その後、大人になって普通に結婚。

子供が欲しいができない!

というご相談者がお客できた。似たような方何人かいた。

このほか、不倫の慰謝料で借金を作り、風俗で働くなど、多くの女性の不遇に接してきた。

子供を産んで施設へあげた人。要するにていのいい捨て子をしたわけだ。そして今は不妊の悩み。なんとも身勝手なこと。

占い師の私はこう言った。

人がこの世に生まれてくるのは、体験のため。
その子は、親のいないことを体験したくて、親がいなくなることになるところを選んで生まれてきたのです。

あなたは、そのままでいい。
よく頑張りましたね。

今、ご主人との間にまだ子供ができないのは、二人の時間を楽しむ時間なのですよ。子供が生まれてきたら、とっても忙しくて余裕ないですよ。

今、二人っきりの時を楽しむ時間なのですよきっと。
二人の時間を十分過ごした頃に赤ちゃんがやってきますよ。

というふうに伝えた。
ま、お客さんは、安心したと思う。

仮に子供ができなくても、彼女の肩の荷が下りただろう。

捨て子する方もされる方も、中絶、不倫も人生のシナリオにしっかり組み込んで生まれてきたクセに何を言うって占い師は思うのだ。

という私が書けるジャンルのシナリオの方の変わるか?今の仕事のテーマを修行だと思ってやるべきなのか?悩むダンテ、いやロダン。


2022年10月19日(水)
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