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■ 街角の三文劇場
いつの間にか来年になっていた。 というよりも去年、放置しっぱなしだった。
この日記サイトで私のを読んでくださる方はいないので、べつにいーや!
だいぶ日をあけて放置してると空き家みたいでよくない。
今、私の住む街の片隅に誰も住んでいない、朽ちた家がたまにある。
そこだけ空気が動いてないかんじで、あるのにないみたいな異様な空間。
今年は、おめでとうは言わない。 言えないのだ。
父が亡くなったから。 去年、11月末に。
別にさみしくないよ。しばらく寝たきりで、徐々に認知症が進んでずっと家族が介護していたから。
ただ最後を待っていただけ。
父が亡くなって逆に身近にいるみたいなんだと思う。
だんだん私の人生という舞台の登場人物が少なくなっていく。
暗転になって舞台の一幕は次に移る。
登場人物たちは衣装を替えちょっとだけメイクを老けた感じ。
「あー、お父さんは亡くなったね」
「そうね、亡くなったわね」
心なしかセリフが少なく、そういえば観客も少なくなったような気がする。
2018年01月12日(金)
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