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うたかた
sakurako

2008年03月27日(木)
オリゼー恋敵

「存在の耐えられない軽さ」という小説があります。映画化された当時から自分の中でポイントの高い物語で、こないだはじめて小説のほうを読みました。主人公の脳外科医が、(医者なので)愛犬(カレーニンという素敵な名前)を安楽死させるシーンがあって。映画でも印象的なシーンでした。もうひとりの主人公の女性がその直前、その犬と散歩に出ていて近所のおばさんに「癌なの、もう見込ないの」と言うとき、ものすごく悲しいのを悟られるのはいけないことのように感じるところとかも。
よしもとさんのブログから「無理のない流れで自分に責任をもってむだな感情に踊らされずに淡々と受け止めては流さないと 」
むだな感情に踊らされずに、というのは冷たいというのとは違うところが、私には難しくて、難しい故になるほどと思ったり。
いやなんということもないんだが、暗示や示唆や、抗えない流れ、のようなものが世界にはあるよなあ、と時々思う。
で、明太子スパの日です。バターを入れないとぽそぽそしやすいから、ゆで汁を多めに入れて和えなくちゃダメだったと反省。橘への道は遠い。シロさんへの道も険しい。シロさんは魚もちゃんとさばくもんなあ。アジフライとか、いわしの梅煮とか、丸の魚からちゃっとやれるようになりたい。しかしそんなパスタ、明太子が高級品だったので 結局おいしかったです。