三、秋月
喧騒な夕陽 斜めにして沈みゆき 暮色のなかに いつとはなしに 光り始めた月星(つきほし)
星は暗天空(あんてんくう)に 宝石のように 散在して 輝き 青青(せいせい)として 月色 清し
波は岸辺を裂き 打ち寄せる波は帰る 万古千秋 寂寞 離愁
一人遙かに思う 初秋 静寂にして 月色 清し
四、花時(はなどき)
晴日暖風 空に清光ありて 緑陰(りょくいん)に ひとり 存す
想いみる 水辺(すいへん)の先に 投石して 波紋の 広がり 消えゆくを見る
静寂なり
三月三日 季節新(あら)た いまこそ 花時なる
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