眠る金
コーヒー豆ずらり
●2011年11月18日(金)
金曜日は職場の先輩との外食ランチの日と決まっている。今日の店は確か2年ぶりくらいに訪れたカフェで、料理はおいしく量もたっぷりで良いのだが如何せんオペレーションがよろしくなく、オーダー、料理、食後のドリンクと、それぞれにえらく時間がかかる。
ホールスタッフがおらず、キッチンスタッフのひとりが時々慌ただしくホールを回っている。2年前も確かそうだったから、きっと今後も変わらないのだろう。
そんなわけで食後のドリンクを待つ頃には、なんとなくおしゃべりの話題も尽いてしまった。
先にやってきた私のアイスコーヒーを少しずつ飲みながら話題を探していた時、昨日の日記も手伝ってか、忘れかけていた大学時代の記憶が浮かび上がってきた。
「 そういえば、最近、コーヒーや紅茶の種類がたくさんある喫茶店って、みないですねえ 」
私の大学の周りには喫茶店、それも、珈琲や紅茶の銘柄がそれぞれ数ページにもわたって書き連ねられているような、「専門店」が当たり前にあった。本屋散策のあとにそういうコーヒー専門店で(安めのものを選んで)コーヒーを飲むのが楽しみだった。
中には、ちょいと遊び心、といった感じの「一杯9999円」のコーヒーを出す店もあった。
当時の家の近くには、コーヒー豆と紅茶葉と中国茶とスパイスの品揃え豊富な販売店があって、そこの店主に一番美味しいコーヒーの淹れ方を熱くレクチャーしてもらったものだ。
その店主はしばらくして亡くなられて、娘さんが後を継がれていたが、今はどうなっているのだろう。
そんなお店があるのは、ごく自然なことだと思っていた。
けれども、今気づくと、徒歩圏内にあるのは気軽さが魅力のコーヒーショップばかりで、メニューを繰ってコーヒーや紅茶の銘柄をひとつ選ぶにも時間がかかるようなそんな店は見当たらない。
(中国茶の専門店はあったな、そういえば……)
もちろん、行こうと思って探してみれば、きちんといくつも見つかるのだが、電車に乗り「わざわざいく」感が否めない。
私が今住む土地と、大学のある土地との違いによるものなのか、それとも時代的なものなのかは、判らないけれども。
びっくりしたのは、あのコーヒー専門店の分厚いメニューを、ずらりコーヒー豆や中国茶やスパイスの並ぶ店のことをすっかり今日まで忘れていたことだった。
大学生の頃は、そういう店を恐る恐る訪れることを、あれほど楽しみにしていたというのに。
記憶と記憶の間はなだらかに繋がるものではなくて、ところどころ高い壁が立っている。
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【サッポロ1番は何味が1番?】 http://togetter.com/li/215781
亡き父の影響だろうか、サッポロ一番は塩ラーメン以外食べたことがないし、「塩ラーメンとキャベツ・玉子・長葱が至高」と思っているが、ここを見ると他の味も食べてみたくなるな。
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この曲のPVあるのだね。