人との繋がりと道標のこと。 - 2014年12月21日(日) ご無沙汰でした。 今のこの無職の期間でアルバイトなどをして、少しは 家計の助けにしようと思っていましたが、いざ子供が 産まれるとどうにもそれにかかりっきりになりました。 妻も初めての子育てで苦労するところも多く、また、 自分自身も子供の寝顔が可愛く思って、気が付くと、 一日が終わっている、というのが正直なところです。 さて。思ったことなどをつらつらと、手短に。 *** 次の勤務先の忘年会にお招きいただきました。 なんとも情熱的というか熱い思いや話が、その飲みの 席で交わされていたのを見ました。 そしてトップの方も、しめるべき時でそういう話を して、業務の展望や志をはっきり述べてらっしゃった。 あまり昔の場所を悪く言うつもりはないけれども、 前の会社ではそういうことは無かったので新鮮でした。 社員も少ないし、これからは本当に実力主義というか、 売り上げを伸ばしていかなくては、あるいはコストを 上手く削減できなければ、組織が立ち行かなくなる。 これまでは、ただ与えられた仕事をこなしていれば それなりの評価を貰えてそこそこの給料を貰えたわけ ですが、これからは違う。そう実感しました。 自分がその組織のために何ができるか、そして、その 組織を通じて世の中にどういう価値を与えられるか。 きっと、これからはそういった面がより大きくなる。 また、それ以外にも、というか本当はこれが一番の 思いだったりするわけですが、組織や社会のことの 前に、まず自分が未来のために何を得られるか。 経験、知識、技能、そういったものもあるし、他には 人としての魅力、人間力とか、そういったものも、 これから大事にしていきたい。そう思いました。 商売をするには、人と人との繋がりを大事にしたい。 今までそう出来なかったから、切に思います。 また、転職先の方々は熱い思いはもちろんのこと、 他にも、話は面白くて人間的に魅力のある方が 多かったです。自分もそうなりたいなと思った。 恐らく、今までとは比にならないくらい大変なことが あると思いますが、自分で選んだ道として、何とか やっていきたい、そう思いました。 あと。少し防衛策というか逃げ道。 まずはやってみること。それでダメならまた考える。 でも、まずはきちんと、ちゃんと、やり抜きたい。 「ああもうこれ以上はダメ」そう言えるまで。 それと。やるからには、楽しみたいなと思いました。 *** 人との繋がりのことでもう一つ。 前の会社に居たときに知り合った方で、今は別の 会社に転職してしまった方と飲む機会がありました。 というかもう二年くらい疎遠になっていたのですが、 近況報告も兼ねて久々に連絡し自分でお誘いしました。 彼は今もその同じ会社で頑張ってらっしゃるようで。 でも彼の気持ちというか思いは、二年前に話した頃と まったく変わっていなかったので安心しました。 思えば、彼に影響を受けたこともあって転職を決めた。 もちろん、これほど激動な変化は予定も予期もして いなかったけれど、「いずれは自分も」という変化を 心のどこかに持っていた。 今回、これからやって自分で行きたい道に進めそう。 それもきっと人の繋がりのおかげなんだと思いました。 *** そういえば。「好きな本は何ですか」という質問。 自分にとっては何だろうなと思い返していました。 今まであまり多く本は読んできた方ではないですが それでも気に入った本は今でも書棚にとっておいて、 たまに読み返したりもします。 でも、「これだ」と一冊あるいは一つの作品を挙げろ と言われると、はて何を選んだらいいかと悩みました。 たくさんあってどれにすればいいか迷う、というより どれを「本当に好きな本」と言っていいのか迷う。 好きだという定義は人それぞれだと思いますが、私は 出来れば自分の人生に影響を与えて、節々で何度でも 読み返したくなる本、そういうものを指すのだと思う。 それを今年中に見つけたいなと思います。 今までに読んだ中からでもいい、これから出会う本の 中からでもいい。あと十日ほどで今年も終わる。 でも、そういう探す作業は楽しい。 *** 本の話によく似ているけれど。 古典というか諺というのを、頭に置いておきたい。 そういったことを、この頃よく思います。 昔の人が残した軌跡は、きっと今も役に立つ。 どんな役に立つかは分からないけれど、今の人たちが 悩んでいる根本的なところは、きっと昔の人も、同じ 内容で悩んでいたのだろうと思います。 それは悩んだ内容もそうですが、喜んだり楽しんだり した内容だって同じで、役に立った情報や考え方や、 支えられた状況や言葉も同じなんだと思ってます。 だから、そういう昔の古典と呼ばれるものや、名著、 そういった本には今の自分の人生にとても、きっと たくさん大事なことが含まれている気がします。 また、諺も、それと同じような面があるはず。 諺は人々が時代を超えて共有してきたことを考えると もしかしたら、一番身近に役立つ武器であって、 本質的な事象を捉えているのかなとも思います。 意識して、そういった話を頭に置いておくことで、 何か困難な場面にぶつかった際や、日々の行き先の 道標として役立てたいなという思いがあります。 *** 2014/12/22 08:46 ...
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