あたま
DiaryINDEX|past|will
家にいる私は 机の上にある手帳に気づく
何とはなく中身をみると 私へのプロポーズの下書きが 書いてあるのをみる
生まれた時から 一緒にいました 中学の時も 一緒にいました …
几帳面な文字で その後も続いていき 確か カッターナイフ だとか そんな単語も目にしたような気がする
嘘だ 嘘だよね なんでそんな嘘をいって私を嬉しがらせるの と 気持ちをぐじゃぐじゃにして でもばれないように 手帳を元に戻して すごく悲しいのと嬉しいのが ちょうど半分づつになったところで夢が終わる
目を覚ました私は やっぱり嘘だったことに気がついて 夢だったことにも気がついて ありえない世界の解答を見せつけられて だらしなく涙を流し 悔しいような助けを求めるような気持ちを一緒にして 怖い夢をみた といって その肩をゆする
それは 結婚指輪が家に届く日のことでした
CQ
|