あたま
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予約した本 -------------------------------------------- 大地の子 友達が薦めていたので。 貧しい子供の成長も、歴史も戦争も中国残留孤児も興味がないけれども、 教養のためとおもって読む
ララピポ 町長選挙 奥田さんの「邪魔」が意外にも引き込まれてしまったので、 何冊か借りることにした。 気づかずに読んでいたみたい。ガールとか。 普通の生活の描写と、あくの強い変人の描写が上手いのを思い出した。
冬の蜃気楼 「邪魔」の巻頭で、似た本として紹介されていたから。 平凡な生活が暗転する話が大好きだ。 GOTH 失はれる物語 銃とチョコレート 七つの黒い夢 暗黒童話 失はれる物語 平面いぬ。 乙一さんの「GOTH夏僕」が面白かったので。
感想 --------------------------------------------
黒猫 アッシャー家の崩壊 あー。読んだことあるある。 奥さんと一緒に黒猫壁に塗りこめる話とか、もう少なくとも3度は読んでいるはず。 でもそのたびに忘れてしまうのは、「読者諸君、」から始まるような 読みづらく なじみのない ひねくれた語りかけの文体が頭に入ってこないせいか。 中世の舞踏会の描写などは、もっと煌びやかに書ける人がいるはず。 新訳だからかな。 訳した上で更にリライト(野ばらさんあたり?適切な人は誰かな)とか素敵だろうな。
邪魔 上下 面白い。上下一気に読ませる。 細かい描写(買い物籠の中身とか)が多くて、それが面白さを引き立てている点では 流行の雑誌や携帯小説の楽しさと通じるものがあると感じた。 上巻で犯人が99%明らかになっているのに、まだ下巻がある。 どう続くんだ、と気になってついつい読んでしまう。 あくの強い常識のない人間に、真人間が振り回される構図は「インザプール」と似ているな。 平凡な生活を送る主婦が、ある日トラブルに巻き込まれて 今までと違う人生を送らざるをえない、という構図は「魂萌え」「OUT」に通じる。 特に私が「OUT」が好きなせいもあって、引き込まれたんだと思う。 「OUT」は、冒頭がいきなり弁当を作るパートの描写で、 その薄暗い手垢のついた日常の描写に ―それに興味を覚える自分に恥ずかしさをおぼえつつ― 引き込まれて、ぐいぐい読み進めたことをいまでも覚えている。 懐かしいな。中学のときだな。 「OUT」大ヒットの要因は、あの、少し日の当たる所に出すのは恥ずかしいような 「日常」の描写ゆえだと当時から信じているんだけれども、 そうだよね、と聞いたことはない。 女性週刊誌って面白いよね、とは言い出しにくいのと同じ恥ずかしさがあると思う。
CQ
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