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celeste blue



披露宴のこと

2010年07月04日(日)

7月3日午前11時半。
母が選んでくれた鶴の模様の入った赤い色打ち掛けにお色直しをしました。
これも、親孝行のひとつです。
新郎がこだわりにこだわり抜いて選んだ披露宴会場から、友人の司会者がしゃべっているのが障子越しに聞こえます。
司会者だけでなく、ピアノ奏者もカメラマンもすべて友人に頼みました。
人見知りの激しい私。
できるかぎりリラックスして披露宴のときを過ごしたかったからです。
司会の合図とともに、総勢36名ほどの小さな小さな披露宴会場へ入場しました。
軽く参列者のみなさんに挨拶した後、新郎が梅酒の瓶を手渡され、各テーブルを回って宮崎から送ってもらった梅と氷砂糖を集めていきます。
「おめでとう」「ありがとう」が何度も繰り返されて5つのテーブルをゆっくりゆっくり回りました。
みんなが笑顔でいてくれることがとてもうれしくて、でもちょっと照れくさくて、素直な笑顔をうまく返せなかったかもしれません。
すべてのテーブルをまわって最後に沖縄の泡盛「かりゆし」を注ぎ、結婚記念の梅酒造りが終わりました。
宮崎と沖縄にこだわった理由はあえて言いません。

お世話になったウェディングプランナーさんの誘導でいわゆる「雛壇(ひなだん)」につき、司会の合図で乾杯。
式が始まり次から次へと新郎へビールを注ぎに友人たちがやってきます。
私と違いお酒にあまり強くない新郎。あっという間に顔がまっかっかになっていきました。
友人たちのスピーチがあり、ギターやピアノの演奏があり、式はどんどん進行していきます。
外は雨まだやまず。
それでも、音楽と笑顔にあふれた楽しい楽しい時間でした。

ときどきふと考えます。

去年の今ごろって、何をしていたっけ?
こんな式を挙げるって誰が想像したっけ?
 それよりも何よりも、今、私の隣にいる人と私が結婚するって、誰が奇跡を起こしたんだろう?

披露宴も終わりに近づき、新郎がこの1週間、まさに寝る間も惜しんで練習した三線(さんしん)で弾き語りを披露しました。
練習の甲斐あり、静かに静かに披露宴会場に新郎の歌が響きました。
そして、いよいよ私の番です。

途中から式や披露宴については、もう何も口出しするまい、表に立つまいとしてきました。
最後に予定されていた私からの感謝の言葉を伝えるプログラムも途中でやめにしました。
それでも、式の直前になって思いました。

 この式も披露宴も、ほかの誰のためでもない。
 私の、私と新郎のためのものなんだ。
 
そうして、昨日の夜、書き上げた手紙をひとつ、読み上げました。
私から新郎へ向けて。
これまでの気持ちと今の気持ち、そしてこれからの気持ちと。
伝えておきたいことは、言葉にしないと伝わりません。
それに、私がここで何もしないなんて、私らしくもありません。

不思議と緊張はしていなかったけれど、途中、この会場にいるみんなに、私にかかわるすべての事象への感謝の気持ちで胸が詰まって言葉が出てきませんでした。

あぁ、ありがとう。
ありがとうありがとうありがとう。

今まで以上に、何かに誰かに感謝する気持ちを忘れずに。

ありがとう。

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celeste [MAIL] [アルバム「紺と碧」]

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