テレニティの戯言
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2010年10月07日(木) |
公務員試験教養論文〜魅力的な都市づくりin東京part3〜 |
参考にするなりパクルなり笑うなり何なりと
日本の首都である東京は、イギリスの著名な都市専門誌「モノクル」で2年連続「世界の住みやすい都市ランキング」の3位となるなど、世界を代表する魅力ある都市として存在感を示している。世界的にも評価されている都市である東京が、今後よりその魅力を高めて地域を活性化させていくためには、今までとは違った角度から東京の魅力を伝えることが必要だろう。なぜなら、東京にはまだ数多くの手付かずの魅力ある資源があり、それらを国内はもちろん世界へ発信していくべきだからだ。また、近年東京に居住する外国人も増えているため、彼らが暮らしやすい街づくりを行うことも重要だと考える。そのため、私は東京都の魅力を高め活性化するために「アニメを通じた東京の魅力の発信」と「外国人も暮らしやすいまち東京の構築」を提案し、以下論ずる。
まず「アニメを通じた東京の魅力の発信」について述べる。ユーチューブやニコニコ動画などインターネットの動画投稿サイトの普及で、近年、多くの日本アニメ関連動画がネット上に流れている。これにあわせる形で日本のアニメ文化の海外での認知度も急速に上昇し、人気も高まっているのだ。例えばフランスで行われる日本アニメイベントの参加者が2000年は3200人だったのに対し、昨年は16万5500人と50倍にまで急増していることからも、日本のアニメがどれだけ世界的に評価されてきているかが分かるだろう。また、外国人観光客で訪日理由にアニメなどのポップカルチャーを挙げる人も多く、作品の舞台となった場所へ訪れる“聖地巡礼者”が国内外から押し寄せているのだ。東京都には日本のアニメ製作会社の8割が集中し、スタジオジブリの『耳をすませば』の舞台となった多摩市や『鉄コン筋クリート』の作品ロケ地である吉祥寺など、多くの魅力ある観光資源が埋もれている。このように都内でアニメの舞台となったまちをアピールし、また東京の実在の街がアニメの舞台となるように製作者と協力して積極的に取り組んでいけば、国内外から大勢の観光客を呼び込めるだろう。実際に東京都では作品となった舞台の“史跡化”を進め、「聖地巡礼ツアー」として国内外の観光客を呼び込もうと今年度予算案に調査費300万円を計上した。このような日本が世界に誇れる資源であるアニメ産業を活用し、しかもその中心地である東京の魅力をアニメを通じて発信すれば、東京都全域が活性化される大きな要因となるだろう。
次に「外国人も暮らしやすいまち東京の構築」について述べる。東京には様々な文化を持つ多数の外国人が居住・滞在し、年々その数は増えているものの、言語・文化・習慣などの相違から、さまざまな不自由を感じさせる都市になってしまっている。たとえば近年外国人労働者が日本でも増えているが、仕事を探している時に「外国人だから」という理由で断られたり、また住居を探している時に日本人とは異なる扱いを受けることもあるだろう。会話が出来ても日本語が読めない外国人も大勢居るし、地域住民と親しくしたい、日本の文化や習慣を教えてもらいたい、また自分たちの文化を紹介したいと思っていても、実行できない外国人も居る。そこで、行政や民間ボランティアが主体となって、地域住民と外国人を結びつける交流会を開くなどしてお互いの文化の理解を深め、日本人と外国人が共生できる社会作りを行うことが必要だ。また、まだ日本語に慣れていない外国人に対して地域住民が日本語講座などを開けばより交流も深まり、行政がそういった活動を支援するのも良いだろう。そうやって外国人と地域住民が相互に理解し合い、共に共存していけるまちは魅力があり、また外国人の地域行事などへの積極的な参加により地域も活性化していくだろう。
以上のように、「アニメを通じた東京の魅力の発信」と「外国人も暮らしやすいまち東京の構築」が、東京をより魅力的で活気のある街へとするために求められると考える。世界的に注目されている東京は、上述した取り組みにより、今後より一層注目されていくだろう。
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あかま
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