そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
DiaryINDEX|今まで|これから
昨日昼間少しだけ「あの人」と逢っていた。
約束時間は11時。 たばこと甘いコーヒーを買っていつもの待ち合わせ場所に向かうと、すでに「あの人」の車が止まっていた。
助手席に乗り込もうとすると、「自分の車に戻れ」と手で合図する「あの人」。 ミラーで「あの人」の姿を確認すると、荷物を持ってどうやら私の車に移動しようとしている「あの人」。
慌てて助手席を片づけた。
すると、大きな荷物を抱えて「あの人」が私の車に乗り込んできた。 シンガポールに住むお客さんに荷物を急ぎ送らなければならないらしく、なぜか一緒に郵便局に行くことになった。 「あの人」の予想ではEMSで送料は「2000円くらい」と思っていたけど、実際郵便局の窓口で告げられた値段はおろ時の、
9600円
私はモロに驚いた顔してしまったけど、「あの人」は一応冷静を装っていたっけ。
一応中身は機械のヘッドとかだから
「割れ物注意のシール貼ってもらえますか?」
と郵便局の人に聞いたら、「そんなもの外国にはないし、通用しない」と軽く言われ、二人で驚いた。 「あの人」はシンガポールに3年、そして私はアメリカで5年くらしていたけど、もちろん「割れ物注意」のシールとかくらいはもちろんあった。
二人で
「あんなに堂々とありえへんこと言われてもなぁ」
と苦笑いしたっけ。
その後、「あの人」は家の壁を塗りなおさなければならず、早々に帰った。 今日逢えていた時間は2時間ほど。
本当は夜「逢おう」と言われていたけど、私に用事ができてしまい逢えなかった。
それ以来、メールをいれても返事が来ない。
ま、「あの人」にとっては私なんてそれだけの存在だし、私からのメールもしょせん迷惑なんだろう。 「あの人」が必要な時だけメールをくれて、それ以外の時に私からメールがきたら嫌なんだろう。
しょうがないよ。
うん、しょうがない。
Toっちゃん
|