そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


DiaryINDEX今までこれから


2007年12月21日(金) この世に存在しないもの

今日は朝、「あの人」の車を見かけることもなく、すんなり仕事場に到着。

  「今日は逢えないもんなぁ〜」

と思いながら、会社のパソコンを立ち上げ、会社宛にきたメールを確認しつつyahooをチェック。
そしてこっそりyahoo messengerを立ち上げた。

すると、「あの人」はすでにログインしていた。

  「あ、会社に今日は来てるんだ・・・」

月末に一切身動きが出来ないから、今日は会社を休んで立ち回るのかと思っていたから。

すると、「あの人」から「おはよう」ってメッセージが届いた。

仕事をこなしつつ、もちろん「おはよう」って返した。

  「お金拾う夢見てん」 −「あの人」

  「へーいくら拾ったの?」  −私

  「30円」  ー「あの人」

  「へ?それずいぶん小額じゃない?」  −私

  「いいねん。その夢には続きがあるから」  ー「あの人」


そして。

  「明日俺お金拾うねん、30円」  ー「あの人」

  「ふーん、誰がどこで落したお金を拾うの?」  −私

  「30円。で、落とし主はお前。さりげなく俺の前に落とせ」  ー私


30円ならお任せあれ!と思っていた。10円×3枚をさりげなく落とせば、「あの人」が拾うのか〜なんて思っていたけど、10円×3枚じゃなくて、










私はこのメッセージを見た瞬間から、どうやってその「30円玉」を作るかその材料や方法を考え続けた。

今日の私の脳内を占めた割合は・・・

   30円玉--●-------仕事
         ↑
脳内では、いかにして作るかと言うことが頭の中の大半を占めていた。

「30円玉」に頭を支配されつつも仕事していた。合間をぬって某SNSを見ると「あの人」からコメントが入っていた。

そして「あの人」は日記を2つも書いていた。
もちろん一番最初にコメントを入れた。 嬉しかったなぁ。


作るにあたって、材料は0.1mm程の銅板をピックアップ。
そして10円玉の厚みと円周を測り、そのとおりに型を取り金属用のボンドで接着→完了というもの。

仕事からの帰りにホームセンターへより、銅板とボンドを買って急いで自宅へ戻った。

そして奮闘すること約30分。なんとか制作完了。



絵を描くのは得意だけど、工作は苦手。
だけど一生懸命作ってみた。

後はサインペンで「30円玉」と書いて、できる限り10円玉に描かれている模様に忠実にそって絵を描くだけ。
でも、よくよく見てみると形がイビツ・・・。

気に入ってもらえるだろうか?

さりげなく落さなきゃ。





明日電話来るかな?

明日逢ったら今度は29日まで逢えないから、しっかり顔を目に焼き付けなきゃ。






Toっちゃん
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