舌の色はピンク
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2024年08月23日(金) 娘とトイレ、救急車

6時起床。晴れ。
早めに動け出せたから、先週の分までたまりにたまったダンボールとペットボトルを
どかどか捨てていった。
娘の目覚めも早く、6時半には泣き出してしまった。
 あたしもトイレ あたしもトイレ
と言って泣いていた。
ベビーベッドからおろしてやると、居間を経由した後トイレへ向かっていった。
僕は用を足し、娘はトイレットペーパーをちぎり、それで満足したようだった。
以後は大人しく、一緒に朝飯準備して、たらたらと支度を進めていった。
弁当のナシゴレンもつつがなくできた。
娘の体温は37.3と高め。
ここ数日いつもよりちょっと高めが続いている。
だがかかりつけ医は来週金曜まで夏休み。
もてばいいのだけど…
登園は問題なく済んだ。

出勤後、仕事は忙しめ。
かなり疲れたが今夜は妻が娘を迎えに行く時間が遅くなる予定で、
その都合から家に帰ってからも忙しい夜となる。
体力を残しておかないといけない。
でOKだけ寄って帰路を急いでいる間に妻から連絡。
娘が発熱。38.8度。
とりあえずよく今週もってくれた…。
帰宅して、発熱以外は変わったところはほとんどないことを確認。
ただ機嫌が悪く、いつもとは調子が違うとのこと。
たしかに僕が鉄板のあやしかたをしてみても反応が芳しくない。
ただとりあえず風呂には入れようと、従わせた。
シャワーを浴びながらあやしているうち少しずつ笑顔も見せるように。
ファンターネの歌を一緒に歌ったりもした。
湯舟に浸かる時間はいつもより短く、1分半ほどにしておいた。
風呂上りもいつもの調子で、元気よく絵本棚に向かってる間に保湿して、
どさくさにまぎれるように服を着せておいた。
妻には風呂に入っていていいと指示。
僕は娘が一人遊びに興じ始めたのを確認して夕飯調理を始めた。
…おそらく目を離していたのは3分ほどだったと思われるが、
19時半ごろ居間を覗いてみると娘が横になって、ぐったりとしていた。
半開きの口からは涎が垂れ流しになっていた。
呼びかけても応答がなく、手足はややぴくぴくと不規則な動きをしているように見えた。
浴室の妻に呼びかけ、とりあえずスマホで夜間診療への電話をしてもらうことに。
僕は娘を起こして呼びかけ続け、リンゴジュースを薄めたものを飲ませた。
口に含めば飲む。
意識がないわけではなく、目もうつろながら見えてはいるようだった。
妻にも見てもらったが、顔色の悪さと唇の紫っぽさを気にかけていた。
夜間診療は20分後あたりに行くこととなった。
どうやって行こうか、自転車がベストだがぐったりしているから
通常のシートに乗せると危ないだろうか、と僕は思案しつつ着替えて、
出る用意をしている間は妻に抱っこしてもらっていたが、その間に娘が嘔吐。
ほとんどが水分だったようで、深刻度が強く増したわけではなかったが、
これはもう自力では連れていけないと判断し、119に即電話した。
救急ですと伝えると住所を訊かれ、
あぁまず救急車を手配してくれるのだ…と安心でき、
その後の質問に対しては慌てることなくスムーズに答えていけた。
5分ほどでレスキュー隊員から折り返しの電話。
受け答えしているうちに娘はちょっとずつマシになっているようにも見えた。
というか眠そうで、それが病気によるぐったりなのかと区別がつかない。
19時50分あたりに消防隊員が到着。
僕らから話を聞き取り、落ち着いた調子で落ち着かせてくれた。
さらに5分後救急車到着。
僕は抱っこしたまま娘を外へ連れ出し、
着替えや保険証といった必要物は妻が持って出てくれた。
救急車で横になると娘はやや深いそうで、
いつもだったら泣くところだったが泣かず。
それが泣く体力もないように見えてすこし不安になった。
ただ意識はある。呼びかけにも応じはする。
目は合いにくいが普段とそこまで印象は変わらず、顔色の悪さも回復してきたようだった。
原因のわからなさは怖く、妻はかなり不安がっていた。
病院は荻窪の衛生病院へ。
妻は受付の方に促され、僕は娘を抱っこしたまま診察室へ。
医師がいうには、とりあえず発熱から時間が経ってないだけに原因は特定できない、
ただ今調子を取り戻していっているから様子見でいい、
解熱剤は出しておく、風呂で暑くなって気持ち悪くなったのかもね、
明日小児科にかかることを薦める…とのことだった。
とりあえずは安堵して、病院を出てすぐ隣の薬局へ。
解熱剤と吐き気止めを処方してもらっていたわけだが、
これがかなり時間がかかった。
時間がかかるのは仕方ない、その間抱っこしっぱなしなのも仕方ない、
ただ疲れ果てているだろう娘を早く返してやれないことだけふびんだった。
僕もずっと抱っこし続けていて体力が奪われいっていた。
21時を過ぎて、となりのトトロが放映され始めていた。
娘は僕が座るとぐずつくためずっと立っていたのだが、
トトロが始まってからはすこし落ち着き、僕もやや休めた。
20分近く待ってようやく用件が済み、3人で駅へ向かった。
タクシーは拾えず。
北口のタクシー乗り場は長蛇の列。
バスも検討したが、娘は発熱中であるのだしためらわれると妻が言う。
なるほどそれはそうだと同意し、南口へまわってみると、
こちらのタクシー乗り場はがら空きだった。
で乗り込んでみると運転手が初老の男性で、
こちらへの質問が何言っているかよくわからない。
あからさまに妻は不快そうだったが距離は短いしととりあえず発車してもらった。
家まであと2分かというところで娘が吐いた。
車で気持ち悪くなってしまったのか…
運転手に平謝りしながらタオルで拭き取っていくと、
どうやら車内にこぼれた様子はなかった。
運転手は落ち着いた様子で、後で拭いておきますから大丈夫ですよと言う。
一応感染とかありうるので、すいません、お気をつけて、すいません、
と謝る妻に対しても応対が柔らかく、申し訳なかった。
もうじき家であるからと車は走らせてもらい、なにはさておき家へ入って娘を横にさせた。
吐いて楽になったのか、見た目の調子は悪そうではなかった。
服を着替えさせ、身体を拭き、経口補水液を一口飲ませて、
眠たそうではあるからとそのまま居間で眠らせた。
ただ目は離せず、妻にしばらく横についてもらい、
僕は吐しゃの範囲を除菌したり、衣類をハイターに浸けたりした。
作りかけだった娘の夕飯のブリ大根は捨てた。
で自分らの飯も食おうと、予定していたカツ丼をつくることに。
だが玉ねぎがない。
これは失態だった。
仕方なくカツ定食風に。
なんの問題もなく美味かった。
何週間かぶりのブリティッシュベイクオフを見た。
ちょっと心に平安が。
観ている間も毎分娘の顔を覗き込んではいた。
娘の寝息は安らかで、少しずつ安心できた。
熱もやや下がっていて37度台。
僕らはいつもより遅れて寝支度をして、0時過ぎに娘と一緒に寝室へ。
やはり様子は悪そうでもない。
真夜中に目覚ましをかけて様子を見るかどうか悩んでいたが、
この分なら大丈夫だろうと、そのまま寝ることにした。
体力限界に近かったが民話は読み聞かせて1時就寝。


れどれ |MAIL